想定外のスピード逮捕にホリエモンのこれまでの栄光の日々が失墜していく・・・。
ライブドアグループの証券取引法違反問題で、東京地検特捜部は1月23日、ライブドアの堀江社長に対し夕方から事情聴取を実施した結果、関連会社の企業買収を巡り虚偽情報を開示したなどとして、証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)容疑で逮捕。また、ライブドアの「ナンバー2」の宮内亮治取締役、同じく取締役でライブドアマーケティング社の岡本文人社長、ライブドアファイナンスの中村長也社長も逮捕されました。
午後7時40分の逮捕以降、今日のテレビ番組は堀江社長の逮捕劇とこれまでの経緯についてをまとめた特番に切り替わりましたね。中でも10時から放送された日本テレビの「アンテナ22」が特番に切り替わりましたが、衆議院選挙の頃から堀江社長を追い続けてきたプロデューサーとの電話のやり取りを公開するなど、臨場感があり興味深く見ていました。フジテレビは特番を組まなかったようですね。

一昨年のプロ野球・近鉄バファローズ買収、そして昨年のニッポン放送株の大量取得問題に始まる「フジテレビVSライブドア」の買収劇、さらに9月の衆議院選の出馬など、時代の寵児としてこれまでは前向きさと話題性でマスコミと世間をにぎわせてきたライブドアの堀江社長ですが、今回に至っては投資家を欺き、虚偽の決算を行うなど、自ら社会的評価を落す結果となりましたね。
東京証券取引所は明日1月24日からライブドアを管理ポストへと移管する措置をとるとのこと。ことの成り行きによっては上場廃止も免れないようです。

今回の証券取引法違反内容は、
・偽計
2004年10月、関連会社であるバリュークリックジャパン(現ライブドアマーケット)が出版業のマネーライフ社買収に伴い、株式交換を利用してバリュークリックジャパンの株を売り抜け、利益をライブドアに還流させる目的を隠し、投資家を欺く発表をした疑い
・風説の流布
2004年11月、バリュークリックジャパンの1〜9月決算について、売上高や利益を水増し、赤字を黒字に粉飾した上で虚偽の決算発表をした疑い。
東京地検特捜部は、明日以降の取調べで堀江社長を粉飾や偽計の指示系統について追及し、事件の内容をが明らかにしていくようです。

さて、ライブドア本社についても、2004年9月期決算で実際は10億円の赤字のところ、架空取引によって14億円の黒字に粉飾した容疑についても追求していくようですね。
この2004年9月期の決算については、専門家にとっては本当に胡散臭い内容だったようです。
島根県の税理士・山根治さんが螢侫レスト・コンサルタンツのサイトの「山根治Blog」というコンテンツの中で、ちょうどライブドアとがフジテレビとM&Aの攻防戦が繰り広げられる中で、「ホリエモンの錬金術」というシリーズを連載されていました。堀江社長が近鉄バッファローズの買収に名乗りをあげたときに、支配しているライブドアという会社は一体何者だろうと興味を持たれ、調査をされた際に、山根さんは、ライブドアの決算書をのぞき、余りのオソマツさに呆れてしまい、会社の分析を途中でやめてしまいましたそうです。しかしながらフジテレビとの株の争奪戦で800億円という巨額の資金を持つライブドアに再び関心を持ち、調査を始め、その実態を掴むまでを「ホリエモンの錬金術」で昨年の3月15日から7月26日までの間、その企業体質について鋭く切り込んでいます。山根さんは連載を始めた昨年の3月15日の時点で、ライブドアが公表している第8期と第9期の有報を独自の方法で分析した限りでは、粉飾の疑いが極めて濃厚であると指摘しています。専門家から見ると明らかにおかしいと感じる内容だったということでしょう。「ホリエモンの錬金術」については、山根さんのブログに非常にわかりやすく書かれているので必見です(詳細はコチラ)。
東京地検特捜部も昨年の時間外取引の問題から、証拠が出るまでずっと調査を続けていたということですね。

IT企業のリーディングカンパニーとして、そしてベンチャー企業として、これまで堀江社長は斬新な切り口でヒーローとしてもてはやされてきましたが、今ではもう「容疑者」です。堀江社長の「新しい発想」や生き方に共感した人々も多かったことから、株は買われ企業は成長したわけですが、「出る杭は打たれる」と何かと政界や財界からも叩かれてきました。想定外の不正が明らかになると、ライブドアの不祥事に関して新聞やテレビなどマスコミが大きく取り上げています。それほど影響力のある人だったんですね。ライブドアよりも大きくて歴史のあるカネボウの粉飾決算のときにはこれほど大きくマスコミが注目していたでしょうか。
プロ野球進出で失敗、フジテレビとの株の攻防戦も敗退、衆議院選挙も落選・・・これまでチャレンジしたことで日の目を見ることのなかった堀江社長ですが、今回の逮捕劇後は再び日の目を見ることができるのか?それとも・・・。

社長や取締役が不在のライブドアには、企業解体の話なども出ています。ちなみにこのブログはライブドアの無料版。有料ではないだけに容赦なく消えたりしないかと心配になってきました(苦笑)
今後の流れも注目していきたいと思います。

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