ウルトラマンメビウス、第3話は「ひとつきりの命」
火山怪鳥バードンの登場です。
プールで泳ぐマリナの傍らでコノミがタイムを計っている。マリナとコノミはGUYSのクルーとしての道を歩み始めていた。マリナはレーサーとしての道をあきらめ、保育コノミは保育園に残した子どもたちにGUYSが休みの日には会いに来ると言い残しての決断だ。ジョージはサッカー選手を引退、そして医学生のテッペイは学校から戻らないままだ。
GUYSの司令室にはミライとリョウ、そしてマリナ、コノミ、ジョージ、テッペイの姿があった。ミライとテッペイは朝からモニターでウルトラマンと怪獣グドンが戦っているビデオをずっと見ている。テッペイはウルトラマンのカラータイマーのことが気になって仕方がないようだ。そんな折、司令室にけたたましくサイレンが鳴った。
GUYSスペイシーが予兆なく噴火した大熊山の山頂に60メートル台の大きな影を捉えたため総本部から調査に出動するように要請がかかった。調査にはミライとマリナ、リョウとジョージが向かった。
爆発する火山の近くで「来た」と呟く謎の女。
火山の火口近くの森では、立ち枯れにしては奇妙なごく一帯の植物が枯れるという現象が起こっていた。調査するミライとマリナがいるところで突然地響が鳴り地面が割れ、そこから土砂を巻き上げて怪獣が現れた。
コノミの解析では、その怪獣はバードンだという。その名を聞き怪獣に博識なテッペイは、バードンはウルトラマンの命を奪ったことのある怪獣だと説明する。コノミは「ウルトラマンって死んだことがあるんですか?」と驚いた。
「マジかよ」と、現場ではリョウがウルトラマンを死なせた怪獣に驚いていた。しかしリョウは「俺たちが倒すだけだ」と意気込んでいる。マリナに連絡を取ったリョウはミライがいないことを告げられた。
そんな折、ウルトラマンメビウスが現れた。バードンと対峙するウルトラマンメビウスだが大きな翼のようなもので砂埃を立たせるバードンに抵抗がそれに立ち向か攻撃を仕掛けた。しかしウルトラマンメビウスは、バードンの嘴でのタックルを受けてしまう。その途端に点滅を始めるカラータイマー。テッペイはバードンのくちばしの横にある袋が毒袋であることを察した。山頂一体の樹木が立ち枯れたのもその毒のせいであり、バードンの毒がウルトラマンの体にも注入されたのだという。そして、ウルトラマンが毒に苦しむ姿からウルトラマンも生物であると説得した。
サコミズ隊長は、ウルトラマンには命があるのだと悟った。
リョウとジョージが「メビウスが怪獣を仕留められなかった・・・」そう悟ったとき、ミライが倒れている姿をみつけた。ミライはバードンの毒を受けていたのだ。
一旦は日本から離れていくバードンを確認し、GUYSクルーは仮眠をとることにした。
テッペイの家では母が一夜明けても帰らない息子を心配していた。その頃テッペイは、GUYSの司令室で徹夜で総本部のアーカイブから過去のドキュメントを確認していたのだ。テッペイの話ではウルトラマンは不死身ではなく、ウルトラマンは過去に複数件、地球でウルトラマンが死んだ例が確認できたが、死亡が確認されたウルトラマンが再び確認された件も複数件あるという。「じゃあウルトラマンはいくつも命を持っているわけ?」というマリナ、そしてジョージも「だったら不死身なのとおんなじじゃねえか」という。そこミライが司令室に入ってきて、「たしかにウルトラマンは新たな命を得て生き返ることもありますが、絶対と言う保証はないんです」という。隊長も奇跡的なことであることをフォローした。
そこへサイレンが鳴り、太平洋上でバードンが進路変更をし、再び日本へ向かっていと警告した。バードンを迎え撃つの任務をGUYSジャパンが受けることになった。
毒で倒れたミライの代わりにテッペイが出動することになった。どうやら、テッペイには秘策があるようだ。
スペシウム弾道弾をバードンへ撃つ様にというテッペイだが、リュウはその毒が地球上に撒き散らされるのではと懸念する。しかしテッペイは「毒袋の脇にある静脈を狙ってください」という。そうすれば自分の毒が流れ込むのだという。ミツバチが自分の毒で死ぬのと同じように、自分の毒で命を絶たせようという考えのようだ。リュウはメテオールを依頼した。しかし、攻撃の最中、リュウの機体は時間切れとなった。仕方なくリュウとテッペイは至近距離から銃による攻撃を始めた。そんな折、バードンは両翼で風を起し、攻撃を開始した。
危機を感じたミライはケガが直らないまま、戦えるだろうかと疑念を持ちながらもウルトラマンメビウスに変身した。
再びバードンの前にウルトラマンメビウスが登場、しかしその時すでにカラータイマーは点滅を始めていた。「もしあれが消えたら」と不安に思うGUYSのクルーたち。しかし、あの輝きこそがウルトラマンが生きている証・・・たった一つしかない3分間の限られた命を削りながらもウルトラマンは戦っているのだ。そこでGUYSのクルーはメテオールを使った。キャプチャーキューブにより攻撃を免れたウルトラマンメビウスを見て、リュウは叫んだ「おい、ウルトラマン、俺はな、たった一つしかねぇ自分の命を粗末にするようなやつに、この星を守ってもらおうなんて思っちゃいねえ!」と。
そして、ウルトラマンメビウスはGUYSとの連携でバードンを倒すことができた。
GUYSの司令室に戻ったクルーたち
テッペイは「なんとなく、ウルトラマンにカラータイマーがある理由が分かったような気がして」という。カラータイマーがなければウルトラマンが命を削って戦っているのだということを気付いたテッペイにミライは「ウルトラマンも自分一人では戦えません。一緒に戦う誰かに自分の状態を知ってもらえるのって心強いですよね」という。「なんだ、まるでお前がウルトラマみたいだな」とリュウとジョージに突っ込まれるミライは「ウルトラマンメビウスもそう考えてるんじゃないかなって」という。レジストコードがそう決まったのかと問われるミライは暇だから考えたのだととっさにいった。
GUYSのクルーとしての使命とウルトラマンへの恩返しのために頑張りたいという新たな仲間たちにミライは“いいえ、お礼を言わないといけないのは僕のほうです”とは心の中で呟いた。

【感想】
今回は、ミライと共にGUYSのクルーとなった4人がウルトラマンが3分という短い時間に命をかけて戦っていること、そして、それは死を伴うものであるかもしれない「ひとつきりの命」であることを物語った一話でした。GUYSのクルーたちがひとつの命を守るために一丸となるところがよかったです。
ミライが最後に呟いた言葉を聞くと、「ミライは地球人の姿をした宇宙人なんだな」と感じます。それとともにリュウが叫ぶウルトラマンメビウスへの言葉はぶっきらぼうだけれどどこか人情味を感じます。
ウルトラマンメビウスが人間との関わり、人間としての心を育んでいくと共に、新たにGUYSのクルーとなった4人と先輩のリュウがどのように変わって行くのか、それとも変わらず新たな成長を見せるのか、今後に期待感がおけますね。
シリアスな描き方をする中で、テッペイの家庭でのお手伝いさんが「もえ」さんと言うのが面白かったです。しかも超ミニスカートのメイド風と言うのが今の世の中のトレンドを取り入れていますね。コノミがメガネっ娘っというのもそれに通じるものを感じます。
ミライが「ウルトラマンメビウスもそう考えてるんじゃないかなって」と言う言葉から、25年ぶりに現れたウルトラマンのレジストコードも決まったようですね。

*最後まで読んでくださってありがとうございます*
人気blogランキング←よろしければ、クリックいただけるとありがたいです