カブトのベルトを見て「お前だ、お前が僕の両親を殺したんだ」というひより。
そして、加賀美は内通者なのか?
仮面ライダーカブト、第14話の展開は・・・。
「お前は、まさか・・・お前が内通者?」と驚く一人の男。目の前にいる男は白いワームと化し、またも元シャドウのメンバーを襲った。
田所は「俺には信じられないな、あの加賀美が内通者とは」と不可思議な面持ちだ。しかし、シャドウの新たなリーダーとなった影山「人間なんてわかんないもんですよ」と答える。確かめさせてもらうという田所に、影山は「加賀美は既に泳がせてあります。余計なことはしないでほしいな。後のことも全て私に任せてもらいます」と加賀美の内通者説を絶対とし、完全に主導権を握っている。

川縁のカフェテラスで加賀美が大介を待っていた。「なんであいつが?」といぶかしい表情をする大介に、ゴンも女性からの電話だったのにと不思議そうにしている。

天道家にひよりが尋ねてきた。
ひよりは天道に言った。「昨日、変なヤツを見たんだ」と、7年前に隕石が落下した直後に顔の分からない少年がつけていたベルトとカブトのベルトが同じことであることを告げた。たぶんベルトをつけた少年がひよりの両親を殺したのだと言う。カブトのベルトに触れたことで、心の奥にずっとしまっておいた嫌な思い出が甦ったという。「じゃあ、忘れることだな、嫌な思い出なんて百害あって一利なしだ」と言う天童に、「あのベルト、お前のなのか?」と詰め寄るひよりだが、しらをきる天道。話を反らされ、「二度と僕の前には現れないでくれと」いって、去っていった。

加賀美が大介を呼んだのは、ZECTに協力して欲しいと交渉が目的だった。しかし、大介には全くその気がない。ゴンにいたっては「ここはビジネスライクに、こんなんでどう?」と金銭交渉を始めた。そんな2人の態度に加賀美は苛立ち、席を蹴って出て行く。岬にバトンタッチしたとたん、大介は「私は花から花へと移るきまぐれな風、美しい花の囁きには耳を傾けます」と態度を一変。そんな姿を遠くから見る加賀美の前に、どこからか影山が現れ、「充電が切れちまったんだ、ちょっと携帯を貸してくれないか」と近寄ってきた。あっさりと携帯を貸す加賀美だった。

ビストロ・サルに天道がやってきた。
「いつもの」とひよりに告げるが、ひよりは「来るなって言っただろ」と冷たくあしらう。しかし天道は「俺の往く道は俺が決める」と言うだけだ。ひよりが元気がないことを気にする店長に、安心しろと言う天童。しかし、ひよりが作ったまかないを口にしたとたん、「まずい!」と言い。「これまでのツケの分だ」と言い、もう二度と来ない、と1万円をテーブルに叩きつけ、天道は店を去っていった。そんな天道の言葉に傷つくひよりだった。

白いワームに倒されたシャドーのメンバーのもとに影山と岬が到着した。「なんでシャドーのメンバーばかりが・・・」という影山に、「内通者がいるらしいわ」という岬。殺されたメンバーの傍らにある携帯電話を見て「この携帯を調べれば、何かが分かるかも知れない」という影山。岬がふと携帯をみると加賀美からの着信があることを発見。岬は携帯のデータを詳しく調べるといい、影山に加賀美を見張るようにと伝えた。

「こんな日はそばだな」という天道がやってきたそば屋はあいにくの臨時休業だった。ふとバイクで通りかかった青年も張り紙をみて「なんだ休みか」といい、靴の脱げた天道をみて「かわいそうに」とつぶやいた。
そんな折、靴を履きなおす天道は、加賀美を尾行する影山の姿を偶然目にした。自らの顔を知られないように背後から影山を締め上げる。「このへんに上手いそば屋はないか?」といい、加賀美を尾行する理由を尋ねた。すると影山は「加賀美は内通者だ」告げた。その瞬間、すでに天道の姿は消えてしまっていた。

天道家の玄関口にて。
「わぁ〜、ひよりさんだ、遊びに来てくれたの?どうぞ、どうぞ」とひよりを招く樹花に「違う、違うんだ、これ天道に渡してくれ」とお金を返す用件だけ済まそうとするひより。しかし、半ば無理やり樹花に誘われ、一緒に昼食を食べることに。
「きんぴらごぼう、卯の花、ほうれん草の白和え、卵焼き、釜炊きのご飯と味噌汁・・・これ、全部あいつが?」というひよりに、樹花は「もちろん!」と上機嫌だ。「病は飯から、食べるという字は人が良くなるって書く」という天道の言葉をふと思い出し、味噌汁を口にしたひよりは、「おいしい?」と尋ねる樹花に「うん、すごくおいしい」と手作りの料理のあたたかさに触れ笑顔になった。

陸橋で。
加賀美は岬と対面。岬に銃口を突きつけられた加賀美は「あなたを拘束します」と言われ驚く。「どういうことですか?」とうろたえる加賀美だが、岬に自分が内通者であることを知らされる。そして、殺されたシャドウの隊員の携帯に加賀美からの着信履歴があり、そこには隊員のデータが添付されていたという。岬に加賀美は反論。「携帯ならさっき影山さんに」とポケットに手をやると携帯電話はジャケットのポケットにあった。「違う」と言って逃げる加賀美はその場を逃げ去った。その姿を背後から見つめる影山だった。

逃げた加賀美は、ふと天道と出会う。天道が行く先々でそば屋は休業日。「このへんにうまいそば屋はないか?」と尋ねる天道に、加賀美は「それよりも聞いてくれ!」と必死で自分が窮地にあることを説明しようとする。しかし天道は、たまには自分で解決してみろと冷たくあしらうばかりだった。

加賀美の行方を追う岬は大介と出会う。
逃げる加賀美とすれ違った大介は、加賀美の行く方向だけを伝えた。

空腹の天道は、またもビストロ・サルにやってきた。
「もうこないんじゃなかったのか?」というひよりに「いつもの」という天道。そしてひよりが運んできたロールキャベツを口にすると「うまい」と笑みを浮かべた。おいしそうに食べる天道を見て、ひよりは「天道があんなことするはずない。絶対に・・・ない」と確信した。そのときカブトゼクターが窓ガラスをつついた。「お出迎えか、人気者は辛いな」と言う天道だった。

ほっとする間もなく、加賀美は逃げ込んだ先でシャドウに囲まれる。「お前ら、シャドウじゃないか」と驚く加賀美の前に岬と影山も現れた。「影山さん、なんでシャドウがいるんですか」という加賀美に、「おいおい、影山隊長と呼べ」という影山。岬はシャドウが解散したふりをしたのは内通者をあぶりだすためだったと加賀美に言う。銃を渡せという影山。そして加賀美が銃を影山に渡そうとした瞬間、シャドウのメンバーの一人が加賀美に向かって引き金を引いた。倒れる加賀美に駆け寄る岬。そしてシャドウの一人が「隊長が撃たれるかと思ってつい」と影山に言ったとたん、影山は「これで本当の内通者が分かった・・・お前だったんだ」と狙撃したシャドウに言った。影山は、加賀美はおとりで本当の内通者は加賀美に罪に着せたまま口を封じるようとするのを待っていたというはずだと言い、「見習いの一人ぐらいいいじゃないですか。あなたなら完全調和の為です」と影山は加賀美の命を犠牲に真の内通者をあぶりだそうとしていたのだった。怒った岬が詰め寄ろうとすると、カブトが現れた。
撃たれた瞬間、クロックアップしたカブトは加賀美を突き飛ばし、加賀美を救出したのだった。そのクロックアップしたカブトの動きを見切ったシャドウのメンバーをワームだと指摘。そのシャドウの一人が白ワームへ変身。さらに次々とグリーンのワームも現れた。その姿を見て影山もザビーに変身。ワームに対峙するカブトとザビー。クロックアップし白ワームを追い詰めたカブトはライダーキックで止めを刺そうとしたが、その瞬間、後ろから何者かが白ワームを狙撃。それはドレイクだった。
カブト、ザビー、ドレイク・・・3人のライダーが互いに近寄っていった。

【感想】
加賀美を内通者にしたてあげ、さらに真の内通者を探し出す為に加賀美に罪を着せようとした者を探し出そうとした影山・・・ずいぶん遠周りをしたような展開のように感じました。影山に対する怪しさもあえて見せるなど、遠周りをした展開の中で、影山のしたたかさや腹黒さ、そして近くにワームがいながら見抜けない脇の甘さを描いた一話だったように感じます。
加賀美も内通者に仕立て上げられ、窮地に陥った中でばったりと出会った天道に助けを求めますが、天道が「たまには自分で解決してみろ」と冷たくあしらう言葉は、加賀美のヘタレさとそれに対する天道の配慮であるところも些細な場面でうまく描けていたと思います。
天道はひよりのつくったまかない料理に対して「まずい!」といい、ひよりを傷つけましたが、それは料理の本質ではなく、「おもてなしの心」の欠如であることをあらわしていました。ひよりの天道に対する疑い深さと態度について、給仕する際の配慮のなさで「まずい!」と言った天道に、ひよりは樹花のもてなしで料理をおいしく感じ、次に天道に給仕したときに認められましたね。
登場人物のキャラクターと些細な演出がうまく表現できた第14話だったと思います。そして、カブトゼクターの「お出迎え」もなかなかかわいかったです。
しかしながら、休業のそば屋の前ですれ違ったバイクに乗った青年は、今後どのような役割を果たすでしょう。
3人の仮面ライダーが対峙したシーンが今後どのようにつながるでしょう。
では、また次回。

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