ワームの巣と化した工場を包囲するシャドウたち。しかし、作戦は中止となった。
加賀美はガタックへの変身を試みたが、ガタックゼクターに選ばれることなく強いダメージを受け失敗し、病院に運ばれてしまった。
そして、加賀美は意識を取り戻した。
仮面ライダーカブト、第22話の展開は・・・。
「ガタックになれなかったんですね」という加賀美は、カダックへ変身する思いを捨て切れなかった。思い切りぶつかれば何でも克服できる、だからガタックにもなれると思っていたと岬に告げる加賀美。
しかし岬は、「なれないならなれないなりに頑張ればいいじゃない」と加賀美を慰めた。しかし無常にも、工場の中にいるのは全てワームであり、工場の殲滅を決定したと加賀美に告げた。

ビストロ・ラ・サルにて。
天道とひよりが神代の誕生日会の食事を作ることになった。
店を飾りつけるじいやに、ひよりは「いくら店を貸し切ったからって、あんなこと。それに何でボクまでこんな格好しなければならないんだ」とメイド姿に不満の様子。
しかし天道は「俺が世界の宝なら、あの人は人類の宝」と、天道はじいやに敬意を表しているため、文句は言えないという。
パーティーの準備が整い、神代が店内に入ってきた。じいやに「昨日の味付けのがわかりました。味見してもらってもいいですか」という天道に「いいだろう」と言う神代だが、「おまえじゃない」とじいやに味見を願う天道。

ZECTの本部。
「なぜ、殲滅作戦を止めたんですか」と三島に食って掛かる影山。しかし三島は「サソードを味方につけろ、お前ならできる」と言うだけだった。

ビストロ・ラ・サルで、全ての料理に感動する神代。肉じゃがの肉を尋ねる神代にひよりは「スーパーで買った細切れの肉」だという。しかし神代は「コマギレ」とフランス語風に発音し、「細切れ」を肉の種類と勘違いした。またスーパーをすごい店だと解釈をして世間知らずさを露呈する。
食事の代償に「これはイギリスの名門、ディスカビル家に伝わる純銀製のスプーンでございます」というじいや。どうやら、じいやはスプーン1本を料理代に考えているようだ。そこへ突然影山がビストロ・ラ・サルに現れた。「お前は天道寺総司郎」と天道を見て驚く影山だった。

病院にて。
マコト少年の望遠鏡を眺めていた加賀美は突然点滴を引き抜いた。「何をするの!」と驚く岬に「今からでも間に合います」と、マコト少年を救出すると決心する。
加賀美は「たとえ1%でもマコト君が人間でという可能性が残っているなら、俺はそれに賭けたいんです」という。もみあう加賀美と岬の前に「おい、いかせてやれ」と田所が車椅子で入ってきた。「加賀美、確かにお前はバカだ、だが俺はそんなバカが嫌いじゃない。正しいと思えばひたすら前へ突っ走れ。それが加賀美新だ」と加賀美を励ました。

パーティーの席で、「おい、仕事だ」と神代にいう影山。しかし神代はまだ歌を聴いていないという。歌を聴くまではいうことを聞かないという神代にじいやは影山を説得した。影山は嫌々歌を披露することに。
顔をこわばらせて歌う影山に「なんか「なんかつまんなそうだな」という神代。「もっと笑顔でどうかひとつ」というじいやにあわせる影山だが、またもや神代に「気持ち悪い」といわれる。じいやに「もっとマイルドに」と注文をつけられどんどんと最悪の事態になっていく影山。
「余計辛そうだな」というひよりに「中間管理職はつらいな」と呆然とする天道だった。

現場に復帰した影山と神代。そこには命からがら加賀美もマコト少年を救出するため工場に探しに来ていた。
マコト少年と対面した加賀美だが、そこで多数のワームの卵の在り処を発見する。そしてその場にワームも現れた。
危機に瀕した加賀美とマコト少年の前に天道が現れた。そして仮面ライダーカブトに変身した。影山はザビーに変身し、そして神代もサソードに変身してワームに立ち向かった。一旦、変身解除した神代だが、「感じる、ヤツの力を」ともだえながら、またワームと化してしまった。
ワームから逃げる加賀美とマコト少年の前に一人の男が現れた。「誰かと思ったら俺か」と加賀美に擬態したワームが現れた。「マコト君、逃げて」とワームに戦いに挑む加賀美だったがマコト少年は「もういい」といい「お兄ちゃんを逃がしたら殲滅作戦を中止してくれるかと思ったけど、もう用済みさ」とマコト少年もワームと化した。加賀美は2体のワームから刺され倒れてしまう。

1人チェロを奏でる加賀美の父。
「今生の希望・・・それは全て打ち砕かねばならない。絶望の側に落ちたとき、人は真の希望で己を救うことができる」とチェロを弾きながら語る加賀美の父。
倒れた加賀美の傍らに誰かがやってきた。そして動かない加賀美にベルトをつけた。

「人と人との信頼をも利用するワーム、俺は絶対に許さない!」そういうと、加賀美の前にカダックゼクターが現れ加賀美は仮面ライダーカダックに変身した。
「やめて、お兄ちゃん。ボクを消したりしないで。ボクを消したらマコト君の記憶も消えてしまうんだよ」というワームに心が揺れるカダック。
そこへカブトが現れ止めを刺すという。「やめろ天道!」そういう加賀美は心を鬼にして「ここは俺に任せてくれ」とワームは自分が止めを刺すという行動に出た。
ワームに立ち向かう加賀美は急に飛び上がり天井を壊した。「どうしても君にこれを見せてあげたかった」というカダックは天を指した。そこにはマコト少年が望んでた虹があった。
望遠鏡を差し出すがタックに「お人よしなんだね、おにいちゃん」とマコト少年の心は救われた。そしてワームの姿から幻影は消えた。ガタックは意を決してワームに臨みライダーキックを浴びせる。ちょうどそのとき、工場の爆破が決行される。襲う火の中でマコト少年に化していたワームがガタックの盾となった。「マコト君!」と叫ぶガタックだったが、ワームは火の中で溶けていった。

「ご子息がカダックになられました。しかし本当にこれでよかろしかったのですか」という三島に。
「モーツアルトだったね。主のためにミサ曲を作りながら、彼は死んだ。だがその曲が彼を殺したのか、それともその曲への執念が彼を生かしたのか」
「つまり、ガタックは諸刃の刃、ご子息の命を奪いもすれば、救いもすると・・・」という三島だった。
戦いの終わったカブトとガダック。工場の中で望遠鏡を拾うガタックに「甘いな、あいからわず」というカブト。「俺は俺にしかなれない・・・でも、これが俺なんだ」とカブトに告げるカダックだった。
燃える工場の前に一台のバイクが止まった。

【感想】
今回は、大怪我をした加賀美が意を決してマコト少年を救いにいくという話の中で、大きな展開を迎えました。
自らの意思でガタックへと変身を試みる加賀美に、父は思いを託したのか2体のワームに絶命に追い込まれた加賀美のもとへ何者かが現れて倒れている加賀美にベルトをつけました。そして、ついに加賀美がガタックへと変身しました。マコト少年が人間であるかもしれないという一縷の望みを託し、死を覚悟してワームに立ち向かい、今生の希望を打ち砕いたとき、加賀美はガタックの資格者となりました。
今までヘタレだった加賀美がマコト少年の幻影に惑わされながらも、ワームである現実を受け止めてとどめを刺そうと決意する流れの中で、「どうしても君にこれを見せてあげたかった」というムーンボウの願いを叶えたあとで、ワームを一撃するという展開はなかなか良かったと思います。
「お人よしなんだね、お兄ちゃん」という言葉を残すマコト少年。そして爆破された工場の中でガタックの盾となるワーム。擬態したワームにも、心は残っているというところにエンディングの切なさを感じました。
今回は影山が神代に仕事の指令でビストロ・ラ・サルに現れましたが、誕生日会であることと、仕事へ出るまでの条件に歌を歌うことになったシーンでの影山と神代とじいやの掛け合いが良かったと思います。ギャグに走りながらもそれぞれのキャラクターの持ち味を生かした流れと影山がこわばる顔で歌う姿がどんどん気持ち悪くなっていくという展開は、天道がいう「中間管理職は辛いな」というシュールさを大げさすぎずに展開できた点ではよかったと思います。
さて、今回も加賀美の父が哲学的なセリフを残していますね。今回は、モーツアルトを引用しています。折りしも今年はモーツアルト生誕250周年ですね。
ゾンビやエイリアンのテイストを盛り込んだ展開でしたが、次回以降は、「諸刃の剣(三島のセリフでは「諸刃の刃」)」であるガタックの資格者となった加賀美がであるどのような働きをするのか、今後の展開が気になるところです。
では、また、次回。

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