8月16日、北方領土・歯舞群島の貝殻島付近海域で、北海道根室市の根室湾中部漁協所属かにかご漁船「第31吉進丸」が、ロシア国境警備庁警備艇に銃撃され、拿捕。乗組員1名がロシア警備艇に銃撃されて亡くなるという痛ましい事件が起きました。他3名の乗組員は無事ですが、ロシア極東・ウラジオストク軍事検察当局の取り調べに対し、密漁目的でロシア領海を侵犯したことを認める供述をしていると語っているとのこと。
人命が犠牲になったことはなんとも痛ましく、武力行使以外の方法をとることはできなかったのかと思います。
16日にこの一報が流れたときには、日本側はこのことが事実とすれば、日本漁船がわが国固有の領土である北方4島の領海内で、ロシア側により銃撃を受け、拿捕されたとして、抗議するという主旨の発表をしました。しかしながら、ロシア側はサハリン沿岸国境警備局は吉進丸を停船させるため特殊信号弾を発射、ロシア語と英語による無線の呼び掛けを行ったが、吉進丸が逃走を続けたため、船の進行方向へ自動小銃で警告発砲したとしています。
日本政府は駐日ロシア大使を呼んで厳重に抗議したものの、ロシア政府は「責任は日本側にある」として謝罪を拒否しています。

なんとも言いがたい悲劇の原因は、北方領土問題にあるといえるでしょう。
日本側は漁の現場を日本国領海内と主張。そしてロシアも怯まずに同じ主張をしています。領土問題が解決しない限り、それぞれが同じ主張を繰り返すだけでしょう。
貝殻島は北方領土の歯舞諸島にあり、周辺はロシア側に入漁料を支払って操業するコンブ漁が盛んなところとのこと。しかし、現場付近のロシアが主張する領海内ではカニ漁は禁止されているため、「第31吉進丸」が違法操業していた疑いも浮上しています。北方領土は日本の領土であり、ロシアの不法占拠下にあるだけなんですけどね。

小樽の第1管区海上保安本部によると、北海道周辺で日本船がロシアの警備艇に銃撃されて死者が出たのは56年10月以来とのこと。ロシア側は波の揺れ具合で威嚇発砲したことが銃撃となったとの主張もあるようですが、人命を脅かすような威嚇はあってはならないことであり、決して許されないことだと思います。

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