富山県高岡南高校の世界史未履修問題に端を発し、高校必修科目の履修漏れ問題が全国に波紋を広げていますが、そんな中、茨城県立佐竹高校の校長が首をつって自殺を図っていたことが明らかになりました。
このことについて思うことを少し。
茨城県立佐竹高校も未履修が発覚した高校の一つ。
10月29日から行方不明になっていた校長の高久裕一郎さんは遺書を残し、自宅から2キロ離れた茨城県大子町左貫の山林で首をつって自殺を図りました。発見されたのは10月30日の夕方4時でした。佐竹高校では必修科目の未履修について、27日に生徒に、30日には保護者に説明を済ませていたようです。高久校長はまじめな人と評判だったようです。
このことを受けて、10月31日には茨城県の教育長による記者会見が行われました。遺書のうち公表された1通の内容は、「調査書、成績表で生徒に瑕疵はない。生徒に不利益にならない処置をお願いする」とし、未履修があった3年生に対しては「迷惑を掛けるが、学校から出される補習日程に従って補習を受けるようお願いする」と書かれていたとのこと。そして文末には「右、願い、一命を添えてお願いする」とあり、高久校長の名前が記されていたそうです。

文面から察するところ、とても真面目で、ある意味責任感の強い方だったと思われます。しかし、「一命を添えてお願いする」と、自らの命を絶って責任を取るというのはいかがなものでしょう。責任を感じているのであれば、今後の学校運営や教育方針について改善することを考えていくというのが本筋だと思います。校長に対する風当たりは強いかもしれませんが、それを乗り切って今後はどうすればよいのかを真摯に取り組んでいくべきだったのではないでしょうか。
ここ最近は学生の自殺が社会問題として表面化していますが、命の大切さをともに考えていく立場の学校・教師が窮地に至り自らの命を絶ったということは残念でなりません。あえて死を選ぶことはなかったと思います。
高校の必修科目の未履修問題を抱える公立高校はわかっているだけで全体の10%近くあるようです。佐竹高校の校長と同じように窮地に立っている校長も少なくはないでしょう。
この高校での必修科目の履修問題については、今後改善できる問題だと思います。また改善されなければならないものだと思います。文科省と教育委員会と学校側がそれぞれを責任論争に持ち込むのではなく、高校生がきちんと履修し、受験にも臨める体制をくみたてることができるように考えていってほしいと思います。

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