9d8fa406.jpg人材派遣大手のパソナグループが運営する「地下農場」が閉鎖へ…。
1月22日、東京駅に程近い都心のオフィス街、大手町のビル内で運営する地下農場「パソナ・オーツー」を4月をめどに閉鎖することを明らかにしました。都心の地下を農場とするというユニークで斬新な発想から生まれた派遣会社の就農促進の試みは、ビル側との交渉で賃料増に応じることができず、コスト高から開設から4年で終了することとなりました。
NIKKEINETの記事によると
 パソナグループは子会社のパソナ(東京・千代田)の本社ビル地階に設置していた就農支援施設「パソナオーツー」を閉鎖する。閉鎖時期は4月ごろを予定している。来年1月をメドに同区内のビルに移転するが、同様の施設を設置する計画はないという。

 パソナオーツーは2005年2月に銀行の金庫室だった地下2階部分に開設した。約1000平方メートルの広さに発光ダイオード(LED)などの人工照明を備え、野菜や花などを栽培。農業に関する情報発信として農作業体験や就農講座なども使用していた。
地価の高い東京のオフィス街、しかも中心地の地下を利用して就農施設を開設するとは面白い試みだなぁと思ったと同時に、費用対効果を無視してこのような取り組みをするとは、よほど企業体力があるのだと思っていました。
しかしながら、賃料との折り合いがつかず閉園ということになったようですね。パソナが入居している大手町野村ビルは屋上にヘリポートなどを設置しており、東京駅からも程近いことから賃料も結構高めだったんじゃないでしょうか。

昨年9月のリーマンショック以降、様々な産業が煽りを受けています。
企業側もタイトな経営状況である中、人材派遣に頼らずに社員で対応するという動きとなっています。人材派遣の需要も減っているということから、人材派遣会社が引き受ける仕事も少なくなっているとのこと。派遣業界も厳しい状況におかれ、話題を呼ぶことはあっても利益に直接つながらないことから、就農施設のショールームからの撤退を余儀なくされたことは否めないでしょう。
複合的な不況から、企業が思い切ったことができない世の中になったのだなぁと感じた次第です。

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