8059b429.jpg業務に関係のない物品が私的流用にも!
千葉県の元職員による公金詐取事件の発覚をきっかけに千葉県が全庁を対象にして不正経理の有無を調べたところ、すべての部局で不正が見つかったことが明らかになりました。
2003年から2007年の5年間でその総額はで約30億円、このうち、個人による着服が疑われる使途不明金は約1億1000万円にも上るとのこと。
県は、私的流用など県が受けた損害約7億円を管理職以上の職員に返還させる方針を明らかにしましたが、物品を購入したように見せかけて業者の口座にプールされていた県費は現時点で約4億1800万円に上るようです。
毎日新聞によると
 調査対象は消耗品購入費の約65億円で、その半分近くで不正な会計処理がまかり通っていたことになる。知事部局や県警本部など5部局の全401部署(課や室)のうち、96%に当たる383部署で不正経理が行われていた。

 手口は文房具や事務機器を納入する業者に架空請求書を出させ、県費を振り込む「預け」が最も多かった。約4億1800万円が計39業者の口座にプールされていたほか、県庁内の86部署でも計4400万円が保管されていた。

 また県が損害と認定した7億円は、使途不明で私的流用が疑われる1億1000万円のほか、将棋盤や職場の冷蔵庫などの購入費も含まれていた。県が返還を求めるのは管理職(副課長・主幹級)以上の職員で、現職3400人、退職者2000人の計5400人に上る見通し。

 県の内部調査は元職員3人による公金詐取事件をきっかけに始まったが、同事件以外にも詐取が疑われるケースがあり、刑事告発も検討するという。

 記者会見した森田健作知事は「本当に本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。さらに「何に使ったか分からないでは県民に示しがつかない。『おまえたち何やっているんだ』と怒鳴られても仕方ない」と声を荒らげ、「毅然(きぜん)と対処していく」と険しい表情を見せた。
千葉県民の一人として、これは許しがたい問題ですね。

公開された不正経理29億7914万円の内訳は
【費目別】
事実と異なる納期で経理処理された事務用品など消耗品
                   3億3089万円
支出伝票と異なる事務用品などの消耗品
                  17億489万円
支出伝票と異なる内容でパソコンなど確認できる備品
                   7億3727万円
支出伝票と異なる内容で所在のわからない備品
                     6808万円
業務と関係ない物品(将棋盤など現物確認できるもの)
                    652万円
業務と関係ない物品(飲食費など確認できないもの)
                     1978万円
私的流用が疑われる金券など
                   1億1168万円

そして、部局別の不正経理額は
総合企画部        6008万円
総務部        2億3603万円
健康福祉部      2億9219万円
環境生活部        7370万円
商工労働部        6786万円
農林水産部      7億4053万円
県土整備部      9億4721万円
教育庁        2億7332万円
行政委員会など     416万円
水道局          3348万円
企業庁          1693万円
病院局          9312万円
警察本部       1億4048万円
(千円以下切り捨て。金額は推定値を加えた県独自の算出法)
巨額の不正経理問題が表面化した千葉県ですが、どの部門でも行われ、そして個人の物品として消えているというこの事実。本当に許しがたいですね。
この春、新しく森田健作知事が千葉の県政をリードしていくことになったわけですが、調べていくうちに使途不明金が10億単位で出てくるとは驚いたことでしょう。
千葉県としては返還を求めていくようですが、一部は業者の破産などで回収できなくなっているとのこと。
きちんと予算化して、その中で営んでいくのが県の勤めだと思うのですが、このようなお金流れを知ると、余分な税金を払っていたのではないか?と思ってしまいます。
今後は、このようなことが二度と起きないように、厳しい処罰を課すべきだと思います。何のための税金だ?と思う次第です。

【関連記事】
・毎日新聞『千葉県不正経理:管理職で7億円返還へ 森田知事が謝罪
・朝日新聞『県不正経理 慣例化、職員が黙認

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