河口容子の「世界」日記

私は運動がてらほとんど毎日散歩に行きます。たくさん歩く日は2万歩、時間のあまりない日は5000-6000歩という感じです。自宅の周辺は公園、河川、遊歩道と環境も良く、四季の移り変わりを感じ取ることができ、新しいお店の発見などストレス解消にも多いに役だっています。月末はハロウィンですが自宅にハロウィンの飾りつけをしているお宅もだんだんふえてきました。

ところが立派なお宅でハロウィン飾りまでしているのに玄関まわりは段ボールに入った日用品がごろごろと外から丸見えのごみ屋敷さながらの状態。せっかくの美邸なのに残念です。片付けの最中だったのかも知れませんが、取りあえずにしても敷地も広いだけに他に方法がありそうです。

その他、新築の豪邸なのに玄関まわりに自転車や三輪車を雨ざらしにして放置しているお宅など住んでいる人のセンスや心の貧しさが露呈していることも多いです。有職主婦がふえ家事が行き届かない、自分の敷地内なのだから汚かろうが勝手だろうという発想、近所づきあいも希薄で汚いところを見られて恥ずかしいという感情も今は薄れてしまったからかも知れません。

家やオフィスのきれいさは余裕の表われです。火の車の家庭や会社はどんどん汚くなります。雑然としているから大切なものがなくなったり、すぐに見つからないので、ますます損をする。あるいは不衛生さゆえに病気になる、モノにぶつかったり、モノが落下してきて怪我をすることもあるでしょう。

部屋(家)が汚い人の10の特徴という記事を見ました。
1.先延ばしにする性格
2.物をすぐためる
3. 捨てるのが苦手
4. 片付けられない理由を作っては逃避する
5. 一気に片付けようとする
6. どこに何があるか理解していない
7. 安い・限定に弱く買い込む
8. 収納スペースをふやそうとする
9. 捨てることがもったいないと思っている
10.  手当たりしだいにしまいこむ

心当たりはないでしょうか。 そこで対処方法です。
1.ご褒美を設定する
これは私はよくやります。特に季節ものの片づけなど何日もかかる場合は、これが終わったらクローゼットもスペースができるので○○を買おう、とか疲れたから焼肉を食べに高級店に行こう、などです。
2.便利な掃除アイテムを用意する
ちょっとした便利グッズでもいいし、エプロンに凝ってみるとか、モチベーションを上げる工夫をします。
3.物を置く場所を決める
「取りあえず」と空いているスペースにつっこむ習性があるとものが体系的に整理整頓できず、どこにしまったか覚えていない、あちこち探してまたいろいろなものを引っ張り出すはめになります。
4.物をすてる
断捨離ブームですが、何でも捨てれば良いというものではないと思います。必要なものと不要なものを見分け、潔く不要なものを捨てる技術を身に着けることでしょう。ほんとうに大切なものは生涯大事にしたら良いと思います。
5.後回しにしない
6.1日で終わらせない
毎日少しずつやれば苦になりません。我が家には各部屋に雑巾など掃除用具を置いてあります。気になればすぐ掃除ができるようにです。掃除機も3台あります。
7.収納をふやさない
8.定期的に人を家に呼ぶ
我が家は来客が多く、毎日掃除は必須です。
9.ライフスタイルを見直す
10.ゴミ箱の数をふやしてみる

昔から掃除をすると金運があがる、とか美人になる、とか言われます。私はこれは理にかなっていると思います。まず、衛生的で健康を維持できること、すっきり片付いていれば無駄な動きがなく、合理的にものごとを運べるからです。顔つきも健康そうですっきり見える、したがって美人に見えるというわけです。

Facebookの友達が下記のような記事をUPしてくれました。

ユニクロはいつまで下請工場の労働者の「訴え」を門前払いするのか
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%81%A7%E4%B8%8B%E8%AB%8B%E3%81%91%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%A8%B4%E3%81%88%E3%80%8D%E3%82%92%E9%96%80%E5%89%8D%E6%89%95%E3%81%84%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-BBOrM8V?ocid=sf#page=2

詳細はこの記事をお読みいただくとして、ユニクロの下請を行っていたインドネシアの工場から2人の労働者が来日し抗議活動を行ったという内容です。この工場の製品の45%はユニクロのもので、ユニクロの仕事を請ける前までは定時に帰れたのが、ユニクロを受注してからノルマは2倍になり残業手当も未払い分があった、ユニクロが2年で契約を打ち切ったため工場は倒産、退職金も当然もらえていない、未払分の45%分はユニクロに補償してほしいというものです。ブランド企業対契約工場の労働者の戦いという構図です。

私自身は総合商社勤務時代に米国のスポーツブランドZ社の担当を4-5年経験しました。主力製品はシューズとアパレルですが、売り上げ規模はユニクロよりはるかに大きく、契約工場も全世界に400-500社はあったと記憶します。その経験からこの問題について少し考えてみます。

まず、この記事のタイトルの「下請工場」という表現ですが、私が担当していた20数前でもアパレル産業などでは「下請」という失礼な言葉を使う業界人はいませんでした。外注先、契約工場、人によっては提携工場と呼んでいたりします。

契約工場とは何か?契約社員という言葉があるように自社工場ではないが、契約によって製品を製造する機能を提供している工場のことです。従ってブランド企業と工場の間には個々の契約書が存在します。ユニクロの場合は契約を見たことがないので何とも言えませんが、Z社の場合は工場とは資本関係も人的関係(役員や職員として出向するなど)は一切ありません。従って契約の中味はZ社のブランドがついた製品の売買契約です。工場をどう運営するかは工場の経営者の権利と責任です。

ユニクロの上記インドネシアの工場の製品の45%がユニクロブランドという記述にあるように契約工場はユニクロの製品ばかりを製造しているわけではありません。契約工場によりこのパーセンテージは当然異なります。ブランド側としては優良な工場であればあるほど自社製品の製造比率を増やしてほしいと言い、パフォーマンスが不確定な工場の場合はリスクを避けるために大量の発注はしません。

一方、工場としてはブランド商品を請け負うということは価格も品質基準もブランド企業のお眼鏡にかなったというレッテルを貼ってもらったようなものです。かつ自社ブランドを製造して売れなければ在庫になりますが、OEMならば検品に合格したものは全部引き取ってもらえるわけです。利益が多少薄くても名誉も含めて喜んで引き受けるのが普通です。それにたとえ割安であっても大量に発注がもらえる、支払の保証もあるという点では経営者にとっては麻薬のようなものでやめられないでしょう。

米国のZ社は米国の本社の製造部門の担当者が全世界を行脚して工場を探していました。工場との契約も彼らが行います。ある日、Z社の日本法人のCFOが「新しい工場と契約ができました」と契約書のコピーをひらひらさせたので、だめもとで「参考までに見せていただけるでしょうか」と聞いてみました。「いいですよ、会社に持って帰って読んでください。後で返してくれればいいです。僕はもう読みましたから。」と言われ、唖然としたことがあります。この契約書は機密中の機密で私の会社の人はほとんど誰も見たことがなかったからです。

見せてもらった契約の工場は世界的に有名な大企業でしたが契約は2年です。Z社とは長いつきあいでずるずるべったりと誰もが思っていただけに「2年しか契約はないのですか?」と思わず聞き返しました。「うちの方針では2年です。新しい工場で小さい所は1年契約もあります。」だからユニクロの上記インドネシア工場も2年で契約が打ち切られたのも不思議ではないです。最初からそういう契約だったのでしょう。もちろん優良な工場であれば再契約は普通にありますし、価格的にきついと工場側が継続を拒否する場合もあります。工場が常に奴隷のような立場ではありません。

要領の良い工場ならば最初我慢してビッグネームの仕事を請け負い、契約が切れたら実績を売り物としてもう少し楽なブランドに乗り換えるということをやっています。経営手腕いかんです。ユニクロの上記インドネシア工場の経営者の責任がどうなのかについては記事で追求がないのが片手落ちですが、ユニクロの仕事を請け負い生産量がふえた、納期が厳しいのならどうして人員を増強しなかったのか?コストが厳しいのならどうして請け負ったのか?そもそもは経営者の判断ミスではないのか?あるいは経営者が労働者から搾取していたのではないのか?インドネシアなら二重帳簿などは不思議でも何でもないです。

記事中に「ユニクロが監査権があるにもかかわらず」監督不行き届きであるかのように書いてありますが、通常契約の中には「疑義が生じた場合は帳簿を閲覧できる」と書いてあります。これは一種の脅しのような文言で、内政干渉にあたりますから裁判沙汰にでもならない限り、相手の帳簿を見せてもらうという事態にはならないです。

ブランド企業と経営工場の労働者問題は過去からたびたび起きており、低賃金による長時間の過酷な労働や子どもの労働、体罰などが問題視されて来ました。そのたびにブランド企業に対するブーイングや不買運動がおき、ブランドイメージの低下につながります。従ってZ社の場合は契約書の中には「法令順守」だの「年齢、性別、人種による差別を行わない」「人権の尊重」などといった文言が織り込まれていましたが、罰則規定は書いていない(最悪は契約解除になるのは自明の理です)のでまずは「工場は基本精神として認識せよ」というレベルのものと思います。

今はどの業界もファブレス(工場を持たない)が主流となってきていますが、特にアパレルの縫製のような労働集約型、かつ技術的にもレベルの低い産業はミシンさえあればできるので低賃金の国へと製造がどんどん移動して行きます。ある情報誌を見ていたらインドネシアの国内市場だけでもアパレルは7割が中国、ベトナム、バングラデシュなどからの輸入品だそうです。ユニクロのこの事件はインドネシアの人件費高騰による縫製業の没落の象徴でもあるように思えます。

途上国の人々をこきつかってまで安い製品を買いたいと思わない、つい安いからと衝動買いをしてしまい資源の無駄になる、という方も多いです。それはそれで正論だと思いますが、一方、貧しい国に仕事を提供しているのも事実です。縫製業は特に女性の社会進出を促します。ほとんどどの国もそうやって経済発展をしてきました。いろいろな立場から考えれば考えるほど根が深い問題のように思えてなりません。

昨日のブログ「東アジアの経済統合に向けて」
http://blog.livedoor.jp/ysworth2000/archives/51985042.html
でアセアンの話が出ましたので、アセアン市場での注目分野をご紹介します。

どこの国も同様ですが、経済発展とともに栄養状態も良くなり、食生活に変化が起きます。医療の進歩や普及で長生きもできるようになりますが、生活習慣病などもふえます。かつてアセアンの人々と言えばほっそりしているというイメージが、今や中間層あたりまで「ダイエット」「健康志向」。

そこでこの分野の先進国であり、現地での信頼性も抜群の日本企業の可能性が大と言えます。この動画ではキットを使い指先からの採血で簡単に血液検査が行えるサービスをタイで普及させようとしている企業と体のゆがみを計測しリハビリやトレーニングに役立てる機械をマレーシアで販売している企業の様子が紹介されています。

ASEANを健康で長寿に!~ヘルスケアで市場を拓く~ (11分7ページ秒)
https://www.jetro.go.jp/tv/internet/2018/09/98207587c891ac08.html


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