2006年05月11日

第二夜  悪魔的な便利さ 〜ディスカウントレート〜

昨日の利子率に引き続いて
今日はディスカウントレートについて


昨日の利子率とディスカウントレートさえ
マスターすれば素人脱却ですww
明日から胸張ってファイナンスを語りましょう



前回は
今日の100万円と1年後の100万円は価値が異なる
ということを学びました。

具体的な例で考えると、利子率1%で運用する場合
今日の100万円は1年後には101万円になります。


では考え方を逆にします
利子率1%の時、1年後の100万円は今日いくらの価値があるでしょうか?

簡単ですね。

現在価値PV × (1+0.01) =100万円 になれば良いわけなので

現在価値PV = 100万円 ÷ (1+0.01)
       = 99.01万円

この場合の利子率0.01をディスカウントレートといいます

このディスカウントレートを使うことによって
将来のキャッシュフローを現在の価値と比べることができるようになるわけです

このジョン・ウィリアムズが考案した、
ディスカウントレートによって将来の価値を現在価値に直すことを
「割り引く」といいます。


ではこのディスカウントレートを応用して
ある投資案件の魅力を考えて見ましょう。


例題
あなたはとある会社Aの経営者です。
A社には10年後に確実に1000万円の利益が出るプロジェクトがあります。
しかし、その利益を出すためには現在800万円の設備投資が必要です。
この投資は行うべきでしょうか?どうでしょうか?
ただし、10年間の金利は3%とします。



キーポイントは将来キャッシュフローである1000万円を「割り引いて」
現在価値に直してやることです。
(注意しなければいけないのは金利は複利で計算するということ)


では割り引いて見ましょう。

現在価値PV = 1000万円 ÷ (1+0.03)^10
       = 1000万円 ÷ 約1.344
       = 約744万円

という結果になりました。


つまり、10年後に1000万円の利益が欲しかったら
800万円の設備投資などせず、
おとなしく744万円ほど銀行に預けておいた方がいいということです。
黙っていても1000万円になります。


こうして投資判断をする方法をNPV法(net present value)といいます。

実際の企業もこうしてプロジェクトのよしあしを考えています。
覚えておいて損はないですよ☆


今日はディスカウントレートの概念を学びました。
これによって将来のキャッシュフローを現在価値に直すことができます

次回は具体的な金融商品(株、債券)を見ていきましょう

休息には↓

金持ち父さんの投資ガイド 入門編 ― 投資力をつける16のレッスン


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この記事へのコメント
フフフ今のところ間違いはないな。
しかしこれからはどうかな

と言いつつ専門が違うのでツッコめませぬ
ま、キミのブログ見て勉強させてもらうよ
Posted by かめ at 2006年05月12日 12:28
いやー、まじでそろそろ限界かもww

いやいや専門は違えど
学歴の壁がありますからなww
頼りにしてますぜぃ
Posted by とかみ。 at 2006年05月13日 01:14