2006年05月13日

第四夜 それをやっちゃーおしめいよ!伝家の宝刀 DCF方式

少し整理して見ましょう

前回までで学んだこと
〕子の概念
⇒子に伴うディスカウントレート
リスクを考慮したディスカウントレートの設定。


さて、ここまでの学習で
すでに皆さんは企業価値算定が可能です。
いわゆるバリュエーションというやつです。

最近M&Aなどがはやっているので
企業価値を算出することは必須能力といえますね☆

さらに
企業価値を発行済株総数で割ったものが株の理論価格となるので
このバリュエーションはファイナンスの一つの山場といえるでしょう。



では早速バリュエーションをやってみましょう


ここでは割引く回数が1回ではなく無限回あるので、
等比級数の和の公式を用います


まず、一つ目の式は会社の出す利益を一定として考える場合の式です
(PV‥‥企業価値、C‥‥利益、r‥‥ディスカウントレート)


PV = C/(1+r) + C/(1+r)^2 + C/(1+r)^3 + ‥‥ + C/(1+r)^n
   =C/r     ‥‥‥



しかし、実際問題として利益が一定の会社なんてないですよね。
基本的に会社の出す利益というのは上昇していくものです。
ですから上記のー阿茲蠅癶の方をよく使いますね
(g‥‥成長率)

PV = C/(1+r)+C(1+g)/(1+r)^2+C(1+g)^2/(1+r)^3‥C(1+g)^(n-1)/(1+r)^n
  =C/(r-g)    ‥‥‥

(´⊆阿脇販ではない。⊆阿g=0の時、ー亜甅⊆阿箸覆襪里聾世Δ泙任發覆ぁ



この2つの公式はめっちゃめちゃ大事です。
MBAホルダーや企業経営者の必須アイテムでもあります

さぁ、早速実際にやってみましょう!!


例題
大手のA社は今年10億円の利益(キャッシュフロー)をあげています。
この会社の企業価値はいくらでしょうか?
ちなみに金利は3%として、この会社に対するリスクプレミアムは5%とします。



まず、公式,謀てはめてみましょう。
つまり、この会社はこれ以上成長しないと踏んでいる場合です



A社価値 = 10/(1+0,08) + 10/(1+0,08)^2 + 10/(1+0,08)^3 + ‥10/(1+0,08)^n
      =10/0.08
      =125億円

そうです。この時、企業価値は125億円になるんですね。




では、この企業が毎年3%ずつ成長する場合はどうでしょう。
公式△療仂譴任后

A社価値 = 10/(1+0.08)+10(1+0.03)/(1+0.08)^2+10(1+0.03)^2/(1+0.08)^3‥
      =10/(0.08-0.03) 
      =200億

はい、3%の成長を見越すと200億円になりますね


 
また、この場合、A社が1億ほどの株式を発行している場合、
200億円 ÷ 1億株 =200円

となり、200円が理論上の株価となります。
(ファンダメンタリストが「買い」ですと言う時は、
 この価格が市場価格より高い場合である)




どうですか?ここまでたどり着きましたか??


最後におさらいです
この↓公式は何を意味しているのでしょうか?

PV = C/(r-g)    (公式◆

 
分かりますか?
企業価値(株価)を高める条件は

〕益が大きいこと
▲妊スカウントレートが低い(信用力が高い)
成長性が大きいこと

の3つがあげられるということです。

なんとなく直感で分かりますよね?




ちなみにこのような方法で企業価値(及び株価)を算定する方法を
DCF法といいます(Discount Cash Flow)

この方法は理論的には完璧です。
しかし、正確なディスカウントレートや成長率を推定することが
困難という弱点も持っています


DCF法を極めたらあなたも投資銀行で働けるはずです!!(多分)


では今日はこの辺で




今日の復習はこれで決定!!

MBAバリュエーション


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この記事へのコメント
ふむふむ。
このシリーズわかりやすくて好きかも。
はよ続きをくれぃ。
Posted by なお at 2006年05月15日 00:26
ありが邸
間違ってないかいつもヒヤヒヤだけどねww

今日からは株について☆(・ω・)ノ
Posted by とかみ。 at 2006年05月15日 22:42