2005年03月17日

日本の構造

極東ブログの「釜山港、そして津軽海峡春景色」というエントリを読んで考えた。
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こうした物流の釜山港へのシフトは阪神大震災による神戸港への打撃の影響もあったらしい。震災前世界ランキングで4位くらいだったのが、最新データでは29位。余談だが、アテネでツヤのいい年寄りから自分は神戸のことはよく知っているぞとかよく話かけられた。昔は神戸港が栄えていたのだからね。
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神戸への震災の打撃はそんなにも深かったのか。で終わる話ではない。震災の打撃によって、神戸に集まっていたコンテナは釜山や高雄に流れ、その後旧に復さない。それはなぜかというと、finalventさんが言うように
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曰く、日本国内メーカーが日本国内向けに作った製品の配送のために、いったん釜山港に運び、そこから日本の地方港に運んでいるというのだ。つまり、日本国内を陸路でトラック便を使うよりも安いらしい。実態がよくわからないが、それもありなんだろうなと思う。宅配のような急ぎでなければ、海路のほうが安くなる。それにしても、国内配送を迂回するために韓国の釜山港を使うのも、ちょっと奇妙な話ではある。
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ということもあるだろう。なぜ国内配送を迂回するのかというと、こういう事情が神戸新聞に書いてあった。
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 「今や物流は継ぎ目なしが当たり前の時代。しかし、アジア・欧米なら円滑に流れる貨物が、日本の港では途切れる。陸と海とを結ぶ港が、継ぎ目そのものになりかねない」。指摘するのは商船三井会長の生田正治(65)。出入港時に同一書類を複数官庁に提出しなければならない複雑さ、アジア諸港に比べて二、三倍も高い港湾諸料金…。理由は複雑に絡み合っている。
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なるほどやっぱりそういうことか。その「複雑な事情」には、極東ブログさんのエントリのコメント欄に寄せられている事情なんかも含まれる。相変わらず日本は特殊なのだ。あらゆる世界でこのことがある。一国社会主義の古ぼけた構造がガタピシ音を立てて軋んでいる。


で、ここから流行の話題に強引に転回する(^^;。

こういう構造を変えないで、海外からの資本流入やらなんやらの構造ばかり先に変えるとどういうことになるのか。いやそこを変えれば全部が結局大きく変わるよと言うのだろうが本当か。ぼくは別に海外の資本が入ってくること自体に反対などはしない。ただやすやすとやられてしまうのが勝負として面白くないのだ。

たとえば地方競馬の構造改革に、ほりえもんがすばらしいアイデアを連発してくれたりしていたら、彼のやる改革路線とやらも大いに支持していたはずだ。ニッポン放送の問題も、要するにコンテンツやらその回りの商売をどういうふうにするのか、明解で面白いネタを出してくるなり手広く募集するなりしてくれるなら状況は面白くなると思う。

しかしたいがい話はそこに行かずに終わる。
本当は話はそこから始まらなくてはいけないのに。

話しを極東ブログさんの内容に戻すと、釜山と高雄の港としての重要性の指摘は面白かった。諸事勉強しよう。

ytsuki999 at 13:40│Comments(0)TrackBack(0) ツキモトユタカの癇癪日記 

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エロコト
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ツキモトユタカ
紙媒体電波媒体などでモノカキとして仕事中。
歌舞伎・落語・演劇・音楽・競馬・サッカー・野球・美術品などを生で見るのが楽しみ。映画は生じゃないけど好き。著書数冊は下で紹介。
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