2006年05月25日

久しぶりに更新しました

3月。
私たちの2年目は企業との年間契約獲得という
赤木の快挙(!)であけました。

「とりあえず1年間やってみよう」
昨春書き始めたブログの方も満了期はむかえたものの、
企業研修準備のばたばたで、
〆のことばを書くタイミングをすっかりハズしてしまいました。

仰ぎ合ってどこまでも昇れるポジティブ思考だけでなく、
「まあ、どうにでもなるか」という詰めの甘いいいかげんさも
妙に似ている赤木と私。

「当初の予定通り、
ブログはこれで閉じようね」
最近、結論を出した途端に、
なぜか何人もの知人から
「ブログの更新をしてください」
「最近ブログはどうしたの?」と
相次いで声がかかりました。

誰に言ったわけでもないのに
このタイミングは何なのでしょうね。

「へえ??」と思って
久しぶりに訪問者数を調べてみました。
メールを更新していなかった2か月の間も
コンスタントに来てくださっている方が大勢いて、びっくり。

何十人(何百人?)もの方が
このページをのぞきに来ては
「まだ更新していない」
とがっかりしてくださっていたのだとすると、
申し訳ないような
ありがたいような・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1年間で仕事はずいぶん増えました。

その中で
私たちもさまざまなことを感じ、学んでいます。

ブログに書いてシェアしたいなと感じることも多々ありますが、
仕事が増えるということは
「守秘義務」が増えるということなのですね。

本当に書きたいことがのど元につかえていると、
それ以外の軽い話がなかなか出てこないのが辛いところです。







yu_com2005 at 21:40|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年03月18日

友人の話から

山内です。

佐東公民館での2回講座が終わりました。
取り扱ったのは「聴くスキル」と「承認のスキル」
公民館が実施してくださった事後アンケートでは
私自身にもたっぷりと承認をいただきました。
お世話になった土井さん、参加してくださった皆さま、
どうもありがとうございました。
(・・・と言いながら、参加者の皆様にはこのブログの話はしていませんでした。。)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりの友人と会いました。
なんだかいつもと違う雰囲気。
華やいだぴちぴちした空気が彼女の周りに漂っています。

????

じきにその理由がわかりました。
若い子たちに混ざってヘルパーの勉強をしているんだそうです。


「勉強してみてどう?」と尋ねたひとことめに、
今までの自分の「勘違い」がよくわかったと彼女が答えたのは印象的でした。

彼女と私には共通の友人がいます。
その友人は目が不自由です。

介護する側される側に分かれてするロールプレイで
介護される役に回ってみて、
その友人に対する傲慢にはじめて気がついたと彼女は言います。

どこか“してあげている”という気持ちがあったけど、
実際にしてもらっていたのは自分の方だった。
目の不自由な友人がどれだけ我慢して自分の「親切」を受け取ってくれていたのか、
よくわかったんだそうです。

ヘルパーの仕事は
こちらの方が感謝してお世話をさせて頂く、
それが本当の姿なのだとか。


家の中に他人が入ることを好ましく思う人はごくわずか。
ヘルパーの仕事は“警戒”と“ありがた迷惑”の中で始まります。
どうして欲しいのか、
どうして欲しくないのか
利用者の思いを聞き出し、それに沿う行動をとる。
そこで、はじめて心が通い合って
仕事ができる環境が作れるそう。

コーチングの力はここでも必要とされるのですね。




2006年03月07日

ゆうコミ講座

山内です。

大下さんの講座の宣伝をしていて
ふっと気がつきました。

私たちの講座のお知らせって
このブログではあまりしていませんでしたね。

「公開もの」があまりなかったということもあるのですが。

実はあした8日(水)
佐東公民館http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/sato-k/で
コーチング講座を開きます。

担当の土井さんが
「人間関係を豊かにするコーチング」というすてきな講座名を
付けてくださいました。

参加してくださった方たちに
タイトル通りの収穫を持って帰ってもらえるように
ただ今奮闘中です。

公民館便りの2月号で募集をかけたら
ほぼ定員になったので、
3月号ではお知らせをしなかったそうですが、
尋ねてみたら、
ちょうど昨日現在定員人数ぴったりの申し込みがあるそうです。

今日は公民館はお休み。
しかし、
当日欠席者を見込んで
当日朝でも受け付けてくれるそうですので、
興味のある方はぜひ来てくださいね!

2回シリーズで、
第2回目は15日(水)です。
2回目だけの参加も可。
公民館にお問い合わせ下さい。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前からブログを読んでくださっている方はご存知だと思います。
ゆうコミを一緒にやっている赤木はプロのアナウンサーです。

プロジェクトを立ち上げるとき、
活動内容を二人で話し合いました。

私自身は
自分と思考回路・行動様式が違う息子たちに
どう接していいのか彼らをどうしつけていいのか、
迷っているクセに考えの足りない対応をして
いつも「シマッタ!」と思う子育てをしました。

こんな反省を活かし、
お母さんたちが
未来に広がる大きな視野で子どもを育てていくために
「どんな親であり続けたいのか」
じっくりと考え行動するサポートを個人対応でしたいと考えていました。

コーチングは実は
閉ざされた部屋to部屋で、
電話でやりとりをするとっても地味な仕事。

まさか私が人前で話すことになるなんて
そのときには考えてもいませんでした。


一方、
赤木は不特定多数に顔を見せ声を売ってきた職業だけあって
はじめから「講演会」や「講座・研修」を視野に入れていました。

「へえ〜!
大勢の前で話す仕事は赤木さんに任すからね」

大船に乗った気分で
私はパンフレットの活動内容に「講演会」の文字をポンと加えました。


ところが
人生はうまくできているのですね。

ゆうコミ初の「講演会」は
よりによって赤木のラジオ生放送の当日。

「山内さん、やっておいでよ」という赤木の言葉に私は覚悟を決めました。


しかし、
やってみたら、あら意外。
楽しいのです、これが!

一生懸命考えたプログラムに
生の反応が返ってくるのはワクワクします。

初っぱなの有無を言わせぬその経験で
「赤木さんに任せるからね」の言葉は取り消し。


とはいえ、
交互に担当するシリーズものなどで
プロアナと同じ土俵に立つのは
今でも私にとっては大きなチャレンジです。

この道二十数年の話し手は
声つやも発音も眼力も違うし、
簡単なレジュメを文章として
いくらでもふくらませて話します。

すごい。

彼女と自分とを比べてしまうと
どこまでもしんどいけれど、
自分の講師デビューを「しゃべりのプロ」がそばで
応援しいつも支えてくれていると思うと
私はどこまでもラッキー。

ものは考えようです。

















yu_com2005 at 23:41|この記事のURLComments(7)TrackBack(0)

2006年03月02日

講座のお知らせ

コーチ仲間の大下貴子さん(クリエイトコミュニケーション)が
下記の通り子育てコーチング講座を開かれます。
彼女とコンビを組んで講座を開かれる吉永陽介さんは
九州在住のコーチで
ちょっと特異な経歴の持ち主のようです。

いただいたチラシを見ると、
こんなことが書いてあります。

小学生の頃、虐待・苛め・苛めっ子を体験。その後暴走族〜暴力団の事務所へ出入 りするようになる。
高校卒業後、サービス業、製造業を経験(その間社長賞等も獲得)一部上場企業へ 入社。最短の2年でマネジメント職となり、部下の育成に取り掛かる。指導した部下 が1500名を越す社員の中から次々と出世する事となる。

コーチングを子育てに取り入れ、中学校で総合学習の一環としてコミュニケーショ ン講座を実施。メールマガジン【極パパ?が子ども力を引き出す痛快!子育てコー チング】が新着1位となり、わずか5ヶ月で読者1万人となる(05・12)自らの体験と 子育てにこそコーチングを取り入れることを伝える為、精力的に講演活動を行い、 自宅に居ながら学べる子育てコーチング ネット講座を06年4月に開校予定。


「中学校で総合学習の一環としてコミュニケーション講座を実施」ですって!

まさに私の“夢”もここにあります。

円滑なコミュニケーションを学ぶことは
人を理解しようという気持ちに繋がり、
それがお互いの個性を尊重し、
他人のことも自分のことも
「そのままでOKなんだ」という気付きに繋がっていく・・・。

私はそのように考えています。

だから、
中学とは言わず、なるべく早いうちから子どもたちには
コミュニケーションを交わすことの楽しさを知って欲しいし、
まず、
「コミュニケーション」というジャンルがあることに気がついて欲しいのです。

そのために、
PTCや総合学習に入って行きたいなあと
漠然と考えていましたが、
九州ではもうやっている人もいるんだ〜〜!


開催日:3月18日(土)
13:30〜15:30 (13:15受付)
会 場:広島市西区民文化センター大会議室A
(広島市西区横川新町6-1 電話082-234-1960 横川駅から徒歩5分)
講 師:吉永陽介 大下貴子
財団法人 生涯学習開発財団 認定コーチ

【内容】 なぜ、子育てにコーチングなのか?!
体感!実践コーチング 安心と信頼感を生むきき方とは?


定員:先着40名(要予約) 前売り:2,000円 当日:2,500円
 ■お問い合わせ・お申し込み先
主催:クリエイトコミュニケーション 広島市中区幟町11-4-601
       tel/fax:082-227-9714  mail: info@create-c.jp
 
           
私は当日はあいにく安佐公民館でCAPをやっています。
参加される方、ぜひ様子を教えてくださいね。

   
yu_com2005 at 20:26|この記事のURLComments(5)TrackBack(0)

2006年02月26日

頑張れ考

親の思い通りにならない子どもたち

新聞の折り込みチラシに
こんなタイトルの講演会が載っていました。
会場は近くの公民館。

タイトルを見た途端に
赤木と顔を見合わせて
「行こうか!」

臨床心理士という立場から
親と子の係わりや
不登校、子どものストレスの問題
それらにどのように対応していくか
ということを話されたのですが、
カウンセリングの世界とコーチングの世界、
“業界用語”こそ違うものの
言われることは私たちが目指しているものと同じ。

たくさんの臨床例を
持っている先生の言われることなので、
説得力があります。

コーチングでは
クライアントさんが求めているもの、現状、問題点、とるべき行動など、
できる限り具体的にしていくことで、実際の行動を引き出そうとしますが、
カウンセリングの立場から話すと
「一番ストレスが高い状態というのは
なんだかわからないけれど手がつかない暗い見通しの状態なのだ」ということになります。

「具体性は行動を生み、抽象性はストレスを生む」

このストレスに拍車をかけるのが「頑張れ」ということば。

こんな話をしているとき、
一人の受講者が言われました。
学校の先生だったかな?

「確かに頑張れという言葉がストレスになる子どももいるけれど
頑張れというとイキイキしている子もいるんです」

そうそう、私も確かに感じていたんです、この現象。

講師の先生は言われました。

 「頑張れ」ということばが+に働くときと−に働くときは確かにあります。
 具体的にするべきことがわかっているときには+に働くし、
 行動のレパートリー(選択肢)が少ない人に言うと−に働きます。

いきなりこんな質問が出てきてもちょっともあわてないで、
なるほどと思える答えを返されるところがさすがです。

この話を聞いて私の中で何か氷解したものがありました。
たまたま最近のブログのテーマになっていますが、
昔から私はどこか「一生懸命」ってことばの響きが好きだったんです。
まっすぐでひたむきな感じがして。

でも、「一生懸命」って「頑張る」と双子の兄弟のようにくっつけられてるでしょ。
「同じことなのかしら。なんだかなあ・・」って感じでした。


このたび、先生の話を聴いてぴんと来るものがありました。
やることも定まらないのに、一生懸命にはなれないんだ。。。
「一生懸命」って具体的にすることがあってはじめて可能になることですよね。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は大脳生理学を勉強されているある方と話をしたのですが、
「頑張っています!」
「頑張ります!」
っていっている人で行動を起こしている人はだれもいないよって。

ふ〜ん、鋭い!


2006年02月22日

わが子の枠組み

前回からの続きです。

「やめるのはキャンプが終わってからにしたら?」
息子はいきなりアドバイスを返して来ました。

このワークでは、
ロールプレイヤーから反応を返してもらったあとで、
“山内さん”側の事情を説明します。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は山内さんのお父さんは体が弱くて長い間入院していたのですが、
今度はお母さんまで体調を崩して入院してしまいました。
小学生の妹はそのことにショックを受けて、
学校にもなかなか行けず、夜になるたびにしくしく泣いています。
山内さんはそんな妹を一人残して夕方遅くまでミーティングに出たり、
キャンプに行ったりすることはできないと感じています。
しかし、体験学習の会も
今一人でも欠けたらほかの人にどんな迷惑がかかるか
ということもわかっているだけに
辞めることを言い出す勇気が湧いて来ません。
それに自分の家の状況をみんなに話すのも、
惨めな気持ちがします。
早く言わないと・・・
と思いながら、
とうとうみんなの前では言い出せず、
あなたと二人っきりになったときに、
勇気を振り絞って話そうとしたのでした。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういう状況の中で、
話を切り出した途端に
「やめるのはキャンプが終わってからにしたら?」
とアドバイスをされたら、
“山内さん”はどんな気持ちになるでしょう?

息子にはそこのところを考えて欲しかったのですが、
そういうと、
いきなり彼は怒り始めたのでした。。。

「そういう事情があるんなら、ちゃんと話せよ!
話さにゃわからんだろ。」

「え?私に向かって怒らないでよ〜。
これはロールプレイなんだから」(汗)

なんたって、
息子はばりばりの自己開示型なんです。
こういう“山内さん”のあり方自体が
気にくわないようです。

大人なら、何気なくアドバイスしたものの
相手の事情がわかった途端に
「あら、心ない反応だったわ。
相手の話は先ず、
判断せずに受けとめなくちゃね」
なんて納得してくれてきれいにまとまるのですが、
彼の場合
出題者?が親と言うこともあって、
熱い議論をしかけてきます。

相手をそのまま受けとめることって
とても大切なことなのだけれど、
息子の反応を見る限り、
高校生向けのロールプレイに使うのは
難しいのかなあ。

とりあえずこのロールプレイはなかったことに。


この話を後日
学生たちの活動のお世話をしている友人に話したところ、
高校生たちの仲違いの構図の多くは
「足りない言葉」対「情報不足のままで相手の善し悪しを決めつけこと」だそうです。

いちいち善し悪しを裁かなくても生きていけるのにねえ。。。。。





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2006年02月20日

幻のネタ

山内です。

突然ですが
今日は皆さんに「高校生」になってもらいます。


あなたは、小学生向けの野外体験活動グループの高校生ボランティアスタッフです。

高校生スタッフは何度もミーティングを繰り返しながら
体験学習のプログラムの企画・進行を練り、
当日の子どもたちの世話もほとんど自分たちの力でやっています。

かつてはたくさんいたスタッフも
クラブやアルバイトのためにだんだん減り、
グループを運営していくためには今がギリギリの人数。

野外学習の1デイキャンプを来月に控えて今は大忙しですが、
「5月に新入生スタッフを迎えるまでは
どうにかみんなで頑張っていこうね」
今日のミーティングでは心をひとつに誓い合ったばかりでした。

それなのに!

ミーティングの帰り道、ほかのスタッフと別れて2人になったとき、
メンバーの山内さんはあなたにいいました。
「実は、今月かぎりでこの活動を辞めようと思っているんだ」。


さあ、あなたは山内さんになんと言いますか。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、
知り合いに学生向けのコミュにケーションワークショップを依頼され、
ロールプレイに使おうと思ってつくったストーリーです。

いつも試験台になるのはわが息子。
正真正銘の高校2年生。

彼にこの状況設定と山内さんのセリフを投げつけてみると
おもしろいことが起きました。

話は次回に続きます。
皆さんだったら、どんな反応を返しますか?






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2006年02月17日

一生懸命

山内です。

岡山チャプターの講演会のあと、
義理の兄の家で夕食をよばれました。

だいぶん遅れて行ってみると、
少しお酒が入った義兄が
おもしろそうな話をしていました。

「圭子さん、
秀吉はバカだと思う?賢いと思う?」
「ええっ?・・・・・」

コーチングから秀吉に頭が切り替わらず絶句する私。

(『超・バカの壁』の話をしていたので、
この本に載っている話なのかもしれません)


秀吉が信長の履き物を暖めて歓心をかった話は有名ですが、
野心があってのことなら
聡い信長がそれを見抜けなかったはずがなく、
却って警戒され、明智光秀のような目にあっていたのではないか。
じゃあ、秀吉は信長にさえ見破れないほど賢かったのか、
それとも、信長に警戒心を起こさせないバカだったのか。
「どっちなの?」
というのが質問の趣旨です。

義兄が言うには
秀吉は野心があったわけではなく、
いつも目の前にあることを
どうしたらもっと良くできるのか
ただただ一生懸命やっていた、
だから信長の信頼を得たのだそう。

「へえ〜!」


「圭子さん、
松下電器が最近どんなコマーシャルをしているか知っているか?」
(話題はいきなり「松下電器」に飛びました)

私はあまりテレビは見ませんが、これなら知っています。
20年から14年前に販売した暖房機の回収を呼びかけています。
コマーシャルだけでなく、
ダイレクトメールも来ました。
あれって全国全世帯に来ているんですね。

「今、松下は他の製品のコマーシャルを一切やめて、
製品回収のためだけに呼びかけている。
回収のためのコマーシャル、ダイレクトメールに
どれくらいの費用をかけていると思う?」

数字は覚えていませんが、
義兄の口からは莫大な金額が出てきました。

「死亡事故も出して
しょっちゅうあんなコマーシャルも流して
それで、松下の売り上げは落ちたと思う?」

答えは想像できます。

「いいえ」

それは松下電器が目の前に起きていることに対して、
一生懸命対処しているから。
それがみんなにちゃんと伝わっているから。

「日本人は“一生懸命”を理解する民族なんよ」と義兄。

秀吉のこと、松下電器のこと
義兄は「完全主義」という言葉も用いて説明しましたが、
私の中では「一生懸命」がピタッとはまりました。

一生懸命!

自分自身の過去を振り返ってみると、
一生懸命にやっているときって、
人に応援してもらえるだけではなく、
もっと大きなところから良い流れがやってきて、
12の力で、20くらい進めてしまうことがあるような気がします。












2006年02月14日

私の決断

山内です。

前回の続きを書きますね。

私の口がわれ知らず語り始めていたのは
結果的にコーチングとの出逢いをもたらした
私のある決断についてでした。

ボランティアでしていた広報紙の企画会議で、
「今度、広島市にはじめてアサーティブネスのプログラムが入るのだけど、
山内さん行ってみない?」
担当者に声をかけてもらったのがそもそもの始まりでした。

普通はたくさんある取材ネタの中から
自分がやりたいものをとっていくというやり方が主流なのですが、
そのときはなぜか名指し。

アサーティブネスがスポーツなのか、手芸なのかもわからないクセに
「うん、やる」と答えているいつも通りの私がいました。

私  「ところで、“アサーティブネス”って何?」
担当者「さあ? ようわからんけど。。。」

あとでわかったところによると、
アサーティブネスとは
「伝える」ことに軸足をおいたコミュニケーションの方法のひとつ。
イギリスでアサーテイブネスを学び
日本で普及活動を続けている団体(現在はNPO法人)が、
はじめて広島市で2日がかりのプログラムをすることになっており、
その様子を取材して記事にするのが私の役目だったのです。


ところが、
何日か経って
「困ったことがある」と担当者から連絡がはいりました。

先方の規定で取材には入れないと言うのです。
2日のうち20分くらいなら特別に見学させてもいいけれど、
それ以上は無理。
取材したいなら、
研修費を払って受講生として取材して欲しい、と。

2日間の研修ですから、
費用もそれなりの金額。
しかし、
ボランティアを雇っているような広報紙に
そんな予算が付くわけもありません。

20分の見学で記事を書いてと
言われても、
対面のインタビューでさえ、
1000字の原稿を書くために1時間くらいは
(雑談も多いですが)話をしてもらうのが私の中の基準でした。
「そんなの無理よ」

自分なりに考えて、
選んだ道は
自腹を切ってセミナーにはいることでした。

子どももまだ小さかったし、
自分にそんなにお金をかけたのは初めてでした。

セーターや靴を買うときには
すご〜く迷う方なのに、
何でそんなに思い切れたのかなと不思議に思えます。

アサーティブがどうしても勉強したかった訳ではありません。
例えボランティアでも、
自分が納得して記事を書きたかった
・・それが理由だったような気がします。

う〜ん、愚かと言えば愚か。。。。


しかし、
その選択は思わぬものを私にもたらしました。

「出逢い」です。

20数名も受講生がいたのに、
野口(妻)さんと親しくなり、
彼女の誘いで、
野口(夫)さんに心理学を教えて頂くことになり、
コーチングを教えて頂くことになり、
クライアントになり、
・・・コーチになりました。


「自腹を切って取材に入ることを選んだ」
ことが私の成功体験だと思ってこの記事を書き始めましたが、
書き進めてみるとやっぱりよくわからないなあ。

はじめからこういう流れの中にあったような気もするし、
今日までの間には「何も考えない決断」が無数にあって、
それが「吉」と出続けている気もします。

あれあれ???
こんな話ってコーチらしくないですか?














2006年02月12日

日本コーチ協会岡山チャプター設立おめでとうございます!

山内です。

コーチの大下さんに声をかけて頂き、
日本コーチ協会岡山支部(岡山チャプター)の創立記念講演会に出かけました。
講演者は協会理事の本間正人さん。
もちろんコーチで、著書もたくさん出しておられる方です。

本間さんの話を聴くのははじめてだったのですが、
間違えて“吉本”に来てしまったんではないかと不安になるほど
おもしろい!

どうにかコミュニケーションをとろうとする妻と
話を聴かない夫とを
ステージの上で声色を変えて演じ分ける。
〜笑・笑・笑・笑・拍手!

会場から希望者を募って行ったコーチングのデモンストレーションでは
コーチ役と解説とを同時進行でやってのける。
〜尊敬・笑・尊敬・笑・拍手!

きらりと光る言葉や
新しい視点を
持って帰ろうという野心を持って私は岡山まで行っているわけですが、
笑いながらメモできない、
メモしながら笑えない。
あたふたと笑っている自分がまた笑えました。


「ヒーローインタビュー」というロールプレイをしました。
過去の自分を振り返って
強みを発揮した場面や
いわゆる「成功体験」と言われるものを
二人一組になっている相手に
ビジュアル的に語るという内容です。

その人の中に眠っている「可能性」を
意識上に引き揚げる目的を持ちます。

実は私、
このワークが苦手。
10数年前にあるセミナーで1回、
コーチングの勉強中にも1回したことがあるのですが、
「これこれ!」
確信を持ってピンポイントで語れるネタを思いつけないのです。

以前自分たちのプログラムを作っている時に
この「ヒーローインタビュー」が二人の話題に上がったことがあります。

赤木は、
大学時代にスペイン語劇を成功させた話をして、
自分にはとてもフィットしたと言います。
そう語る姿自体がすでにきらめいていました。

「そんな大きなことでなくてもいいのよ。
生活の中に小さな成功体験はいっぱいあるでしょ」
「そうよね。忘れてるんよね〜」

忘れられることが強みとなる場面も多いのですがね。。。。。


で、昨日。
レジュメにこのワークがあるのを見て「わっ!」っと思った私。
自分の番になって「ハイ始めて下さい」と言われたその瞬間まで
何も浮かんでこなかったのですが、
そこからあとが昨日の私は違っていました。

真っ白な頭と裏腹に、
意外にも私の口は
コーチングとの出逢いを結果的につくった自分のある選択について
語り始めていました。

語りながら
「ふ〜ん、そういうことだったのか・・」
感心しながら聴いているもう一人の私がいます。

どういう話だったかというと・・・・。
 
・・・長くなったので、ここからは次回に回しますね。




2006年02月10日

何が問題?

山内です。

最近更新が滞っています。
たびたび見に来てくださる皆様ごめんなさい。


小学校に入ったときの担任のことを
下の息子は今でも大好きです。

「この教室は失敗道場なんだから、
どんどん失敗していいんだよ。
失敗を恐れるな!」

今でも試練に出逢うたび、
先生から繰り返しきいたその言葉は
彼に力を与えてくれます。

今年のお正月そんな話を
先生への年賀状に書いたら、
返事が来ました。

「子どもに繰り返し言っていた言葉を
久しぶりに“逆輸入”してはっとさせられました。
今、一番失敗を恐れて、
動けなくなっているのは自分かもしれません」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近
教師・保育士、保護者それぞれの思いを聞く偶然が何度かありました。
みんな「なるほどね」と思えることばかりですが、
いろんな立場の話をまとめてみると、
それぞれの違和感やとまどいがどうして生まれてくるかも
わかるような気がします。

その1:中学生の保護者の話。
友達同士のトラブルで、
子どもが傷ついて帰ってきた。
わが子側からの話だけでは客観的な事実が掴めないので、
先生から事情を聞こうと思って
学校に行ったのに、
端から「すみません」の連続で、
話が聞けなかった。

その2:高校3年生の保護者の話。
椅子に座っている後ろから
友達にちょっとしたいたずらをされたことが原因で、
子どもに軽いむち打ちかなと思える症状が出た。
すぐさま担任から電話がかかってきたのだけれど、
自分の監督不行き届きを
平謝りに何度も何度も何度も謝られ、
高3にもなった子どものこの手の「事故」が
先生の監督不行届としてそこまで謝らなくてはいけないものなのか
却って腑に落ちなかった。

その3:保育園の先生の話。
親の質が変わってきている。
子どもを長時間預けっぱなしで、
レジャーを楽しみ、
お迎えの時間を過ぎて迎えに来たと思ったら、
子どもの体中をチェックして、
こんなひっかき傷は朝はなかったと保育士を責める。
(子ども自身がつめでひっかいたのか、
もちろん保育士が付けた傷ではない)
蚊に刺されても
子どもが蚊に刺されないようにしてくれと注文を付ける。
一方では、
親がそこにいても、
「子どものおむつが汚れたから替えてやってくれ」と
当たり前のように自分は座っている。
感謝も人同士の繋がり感もなく、
払ったお金の分だけは元を取ろうという気持ちが感じられて、
イヤになる。

その4:保育園の先生。
保育園で子どもが泣くと
しょっちゅう虐待ではないかと
通報される。
そのたびに
役職が上の人から順番に呼び出しを受け、
最後は園長が保育士を叱って行き止まり。
小さい子は
泣くのが仕事。
少し大きくなっても、
プールの水に慣れたり
新しいことをするたびに
ひどく怖がって泣く子はいる。
泣きながらでも少しずつ
チャレンジして子どもなりに自信を付けていくものなのに。


その5:公立小学校の先生。
クラスでちょっとした問題が起きるたびに、
保護者から電話などで「指導」が入る。
自分には自分の考えもあるし、
この時間とエネルギーをもっと子どものために使いたいのに。
保護者から電話が入るたびに身構えてしまう自分がいる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どんなことを感じましたか?






2006年01月30日

スタンダードを手放そう

山内です。

「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」
たいへんな売れ行きだそうですね。

本もすごいけれど、
本のタイトルを裏付ける作者の「幸せ成功力」は見事です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨年の暮れに、ある紙面企画で座談会の進行役をやりました。

「進行役をやりました」といっても、
進行できたのは最初の15分くらいだったかなあ。
あとはみんなが口々に話し始め盛り上がって
程なく運転不能状態。。。。

もちろん進行役の力不足ということが一番大きな理由であるものの、
人数(11人)が座談会をするには多すぎたこと、
お酒を飲みながらの会だったこと、
全員女性だったこと、、、、、
はじめから“座談会”の枠に納められる企画ではなかったのかも
という気がしないでもありません。

私は途中で帰りましたが(進行役が途中で帰るなんて!)、
あとで聞いたところによると、
日付が変わってもまだ夕方と同じテーマで“座談会”は続いていたそうです。

ここまで人を(女性を?)
「語らずにはいられない」気持ちにしてしまうテーマって
一体何だと思います?


そう!
座談会のテーマは
「夫婦とは?」

企画の趣旨は
「憲法24条改変の動きを受けて
家族を考え直す」という
至極まじめなものです。


ところで、
みんなの話を聞いていると
本当に結婚生活は十人十色。

しかも
当然のことながら
十人十色の結婚生活の背景には
十人十色の生い立ちがあります。

幸せな結婚をかぎ分ける嗅覚を高めてくれたのが
子どもの時からの親子関係の「試練」だったり。

親に自己肯定感をしっかり育ててもらったおかげで
結婚後の「試練」を切り抜けて行けていたり・・。

親(や周囲)の結婚生活を見て
今の婚姻制度に疑問を感じ、
それを社会に問いかけていくことが
ライフワークになった人もいました。

「子どもって親の人生まで反省しながら
自分の生き方を決めているんだなあ」
やるせない思いが少々。

反省も行きすぎれば
それはそれで対極の壁に突き当たる羽目になったり、
中年になった“子どもたち”の体験談は強烈です。

しかし
どんなネガティブな体験も
ある程度時が過ぎればまた肥やしとなって
その人の生き方に役立てていけるのだとも感じました。


「子育てが夫婦関係に及ぼす影響」についても人それぞれ。

子どもを育てなくてはならなかったから
夫婦が繋がったという人。

子どもを育てていく中で
夫婦の問題が浮上してきたという人。

子育てが終わったから
夫婦の価値観のズレに差しで向き合わなくてはならなくなった
・・・これは複数の声。

その声は
自分のパラダイムを見直すことで楽になろうとする人と
婚姻関係を見直すことで楽になろうとする人とにわかれました。



「結婚生活にスタンダードはない」

幸せな夫婦のあり方を「これ!」と決めるところから
夫婦の不幸が始まるような気がします。













2006年01月14日

広島在住の人気コーチ野口嘉則さんの本が出ます!

山内です。

下の子どもが小学校2年生の時、PTAの役員をやりました。
1学年に5組ありクラス役員は各2人ずつ出るのですが、
計10人の中から更に2人がクラス役員のまとめ役(学年代表)になるというシステム。

私はそのまとめ役のひとりでした。

役員になることが決まって、
何をすればいいのか不安に思うよりも早く、
「引き継ぎをするから良かったらお茶でも飲みに来て」
誘ってくれたのは、
前年度役員のTさん、Wさんでした。

Tさんの自宅で手づくりのスウィーツを呼ばれながら、
しゃべるのはもっぱらWさん。
仕事の引き継ぎだけでなく、
先生方とうまくコミュニケーションをとり
自分たちのやりたいことに巻き込んでいく秘訣や
役員10人をうまくまとめる方法などを
教えてもらったのですが、
彼女の考え方のポジティブなこと!
思慮深く戦略的なこと!
真理を突いて崇高なこと!

私は
走りきったあとで考えるタイプの人間でしたので、
「同じ学年のお母さんの中にはこんな人もいるんだ。。。」
心の底から彼女のことを尊敬しました。

彼女の教えを受けて過ごした1年間はとても和気藹々として楽しく、
役員だけでなく、私たちの学年全体に楽しいムードが行き渡ったと思っています。

コミュニケーションっておもしろいなと思いました。

その後、
私は折々の出逢いの中で
アサーティブネスを勉強したり、
心理学や親業をかじったり、
コーチングをはじめたり・・。


コーチングを始めるきっかけになったのは
今や人気ブログの作者である野口嘉則さんとそのパートナーさんです。

「山なし谷なし」の私の子ども時代と違って、
二人は私には考えられないような経験を青春期にされたと聞いています。
きっと、
そういうところでも人間を磨かれたのでしょうね。

思慮の深さは湖のごとし
心の広さは海のごとし
志の高さは山のごとし

この二人も私にとっては心から尊敬し信頼できる友人であり「師匠」です。


ところで、
まだ私がコーチングの勉強を始めたばかりの頃、
参画していたコミュニケーションサークルでセミナーを開くことになりました。

チラシをつくり、県や市の教育委員会の後援をとってやる
参加費一人数百円のセミナーでです。
ほとんどボランティアに近い状態でしたが、
野口さんが講師を引き受けてくださることになりました。

「きっとWさんもこういうの好きだろうな」

そんな気がして彼女にチラシを渡したら、
彼女のただでも大きな目がますます大きくなって
「ど・う・し・て 野口さんを知っているの〜!?」

聞けば彼女はずいぶん昔からの野口ファンで、
講演会に通い詰めた時期もあったとか。
ものの見方・考え方とか行動の仕方とか
野口さんからは大きな影響を受けているというのです。

私と比べものにならないほど昔に
野口さんの考え方を知り、実践していたのでした。

な〜〜〜んだ!
聞いてしまえば彼女からは明らかに野口さんと同じ匂いがしていました。。。。


野口さんと出逢う前に
Wさんを通して
野口さんの考え方に出逢い、
何かに導かれて
“本家本元”と出逢ったのだなと思うと、
不思議な感じがします。


その野口嘉則さんが本を出します。
「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」日本実業出版社 1260円(税込み)
1月26日(木)発売です。
発売日0時から24時まではキャンペーン期間で
この期間にアマゾンから本を注文すると、
特典があるそうです。

(詳しくは http://coaching-m.co.jp/amazon.htmをご覧下さい)。


ゆうコミ立ち上げのきっかけをつくってくれたのも野口さんでした。
パートナーの赤木とは野口邸ではじめて出逢いました。

そんなこともあって、
私たちゆうコミは総力を挙げて
野口さんの作家デビューの応援をしたいと思っています。

この記事を読まれたみなさん!
1月26日には
ぜひ「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」をアマゾンで取り寄せて読んでくださいね。

内容については
野口さんの素顔を知っている私たちが保障しますよ!














2006年01月11日

子どもと家

山内です。
昨日の話の続きです。

話を聞いていて、家をたてたいなあと一瞬夢がふくらみました。
確かに環境って大切ですよね。

実は私は長男をアメリカで生んでいます。

当然の事ながら空の家に引っ越し
日本人の感覚で住んでいたので、
“スタディルーム”なんて
そんなものがあるとも知らないままでした。

日本ではとても住めないような“豪邸”でしたが、
洗濯物を干したり、
服を出し入れしたり、
トイレに行ったりするだけでも
姿が遠くに見えなくなるので、
子どもが不安がって泣き、
その鳴き声が空耳となっていつも頭の中で響いていました。

日本に帰ってワンフロアのマンションに引っ越したときには、
妙にホッとしたものです。


その息子は先に生まれた者の特権で
いつからか玄関脇の個室を自分の部屋として使うようになりました。
下の子はもう一つ孤立した部屋をタンスに取られ、
二面開放の和室をねじろにしています。

中学生にもなると文句が出ることもあるものの、
続いているリビングも実は自分の部屋のようなもの。

友達が来ると当たり前のようにリビングで遊びます。
すぐ近くに私がいるのに
親の目を気にしないで遊んでいる彼らを見ていると、
幼いなあと思ったり、
健全だなあと安心したり。

おやつやご飯を一緒に食べながら、
私も彼らの会話に極力加わるようにしています。
この年頃のよその子はもう大人の会話ができて、
話をしていて楽しいし、
よその子が一人いるだけで
息子からも普段は引き出せないような話が出てきたりします。

狭いマンションも捨てたものではありません。

一方では、
「家を建てて社宅の狭い家から引っ越した途端に夫婦仲が良くなった」
と言っていた友人もいたっけ。

夫婦でもある程度大きくなった子どもでも
お互いのオーラを侵し合わない程度の空間というのは必要ですね。





2006年01月10日

子ども部屋が危ない

山内です。
昨日は先輩コーチで、作家デビュー間近の野口さんのお宅にお呼ばれしました。

野口さんが「今話題の・・・」と紹介してくださった方がいました。
一級建築士の男性でした。
(アネハさんではありません)

最近しきりに感じるのは、
考えていることや主体的経験の蓄積如何で
10才、20才の違いなんて何も関係ないんだなあということ。
書いてしまえば
当たり前のことなのですけどね。

野口さんも年下ですし、
建築士の男性は数えきれないくらい(うそうそ)ずっと下。

その彼の話が本当に深くておもしろかったのです。

話を聞きながら、「その話ブログに書かせて下さい!」と言ったのを
許しを得たと解釈して少し紹介すると、

例えば・・・

夫婦別々の寝室を設計するお客さんの場合、
彼は図面を見て「ハイ、わかりました」とそのままにはせず、
必ず理由をたずねるそうです。

「夫のいびきがうるさいから」

さらにコミュニケーションを交わしていると、
最近ご主人のお酒の量が増えているとか、健康状態のこととか
根本的な問題がその家族にわかってくる。
そういうものにも取り組んでもらいながら、
家の新築と同時に家族が良い方向に向かって進み始められる形を
つくり出すのだそうです。


彼は「妻の希望通りに建ててください」というご主人にも隣に座ってもらって
話を進めていくといいます。
そうすれば、必ず男性の口からもさまざまな要望が出てくる。
そうやって二人の希望を出してもらってすり合わせていかないと、
妻の気に入る家は建っても、
夫にとっては何とはなしに居心地の良くない家になってしまうのだとか。

話を聞いていた赤木のパートナーさんが
「じゃあ、うちは僕が全部決めたから、
妻にとっては居心地の良くない家なのかな・・」
心配そうに赤木の顔をちらり。
「ううん、台所は全部任せてもらえたから大丈夫よ!」
彼女はキッパリ答えていました。

一般的に家について男性は全体的なところに目が向き、
女性は部分的なところにこだわりを持つのだそうです。

な〜るほどね。

話を聞いていると、まさに彼のやっていることは「夫婦コーチング」です。


また、
親子のコミュニケーションを考える私たちにとって
興味深かったのはこんな話。

「アメリカから輸入した“子ども部屋”が
日本の子どもたちのさまざまな問題にかかわっている」

アメリカでの“子ども部屋”とは“子供用寝室”のこと。
家族みんなが読書したり勉強したりする“スタディルーム”
と呼ばれる部屋がリビングの近くにあって、
親の目が届くところで子どもたちは宿題をします。

日本人はどこでどう間違ったか、
“スタディルーム”を知らないまま“子ども部屋”をつくり、
そこで生活の全てをするように子どもに言います。

「会社に置き換えて考えてみてくださいよ。
新入社員に個室で仕事をさせますか?」

(ほ・ほんとだ。恐ろしい〜!!)

不登校、引きこもり、ニート、リストカット、シンナー・・・。

子どもたちが抱えている問題の多くは
親たちが子どもを子ども部屋に追いやったことに起因していると言われれば、
返す言葉はありません。

「できれば家は建っているものを買うのではなく、
自分たちでよく考えてつくって欲しい。
その家の設計によって家族のあり方や未来がつくられていくのだから」

急に家が建てたくなりました。
                      〜明日に続く〜

2006年01月04日

初詣から

あけましておめでとうございます!

皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたか。

うちでは新年を夫の実家で迎え、
元旦は地域の神社と宮島と若いときから縁のあるお寺と3カ所に初詣。
その夜からは私の実家へというのが毎年のパターンです。

恒例の初詣先は真言宗のお寺です。
門前には「宗派を問わぬ、自己修養の場です」という趣旨のことが書かれています。
(ちなみに実家は浄土真宗、婚家は日蓮宗)。
私の独身時代の親友が
「とても不思議な住職さんのおられるお寺だから」
と私を連れて行ってくれたことが縁になって、
代がかわった今でも折に触れ訪れています。

毎年元旦の朝に護摩が焚かれ、その後住職様の法話があります。
修行を積んだお坊様には護摩の火からいろんなことが読み取れるらしく、
年頭にあたってその年がどんな一年になるのか、
何を心がければよいのかという話も出てきます。

これが毎年よく当たるんです。

メモをとらずに聴きましたので、
うろ覚えの部分も多いと思いますが、
今年は「不要な枝葉を取り払う時」だと言われたのが印象的でした。

物質的な部分では
古くなったものを捨て余分なものを整理して
簡素な美に徹する。
または不必要なお金の使い方を見直す。

これは節約しろと言うのではなくて、
必要なところへ豊かにお金を流せということだそうです。

「家族コミュニケーションの潤滑油である食べ物にかける費用を
決してケチってはいけない」

〜お寺の法話で“コミュニケーション”なんていう言葉が出てきたことに
私はどきっとさせられました。

 木々は自ら太陽を求めて伸びるが、
 不要な枝葉を取り払ってやることで、
 伸びようとする力が強くなる。

 子どもも本来どこに向かって伸びていけばよいのか
 その答えを自分の中に持っている。
 あれもこれもと親が指示を与えることで、
 本来の答えに向かって伸びる力が萎えてしまう。

 子どもがたとえ親の価値観と違った選択をしたとしても
 親はそれを支持しなさい。
 選択してそこに向かおうとする子どもであることを喜んで、
 よいスポンサーになりなさい。

どこかで聞いたような話でしょう?

隣に座っていた息子がにんまりこちらを向いて、
「オレっていい息子じゃん。
良いスポンサーになってね」
とささやきました。

「・・・・・」


ここ2年ぐらいで今までの価値観は大きく変わっていくそうです。
それに向けて親子のコミュニケーションは
ますます大切になっていくだろうとのこと。

さあ、今年もコミュニケーション、実践しましょうね!




2005年12月24日

愛されていますか

メリークリスマス!

山内です。
うるとらまんさんのコメントに励まされ、
イヴの夜にPCに向かっています。

今日は昼間に講演会がありました。
演題は「キーワードで読み解く人権」

私もくくりとしては主催者側で、
チラシを手がけたのは私、
チケットをつくったのは私に泣きつかれた上の息子。

しかし、実は最近まで私はこの講師がどんな人なのだか知りませんでした。

「クリスマスイヴにこんな堅い話は誰も聞かないだろうな」
マイパラダイムのもと
誰にも話をしていなかったのですが、
どこから情報を得たのか
友人たちに「チケットちょうだい」と頼まれることが多く、
気がついたら10枚以上のチケットをさばいていました。

「いったい何者なの?」

辛淑玉(しんすご)さんという方、
皆さんはご存知ですか。


彼女のさまざまな角度から人権を語る話はどれも有意義でしたが、
ここでは受講者の質問者に答えて最後に話した「愛されているかどうか知る方法」を
紹介したいと思います。

「妻の好きなところを10個挙げてください」辛さんは
会場にいたひとりの男性に向かって言いました。

(さあ、皆さんもパートナーさんの好きなところを10個挙げてみてくださいね。
できましたか?
できたら次を読んでください。)

辛さんに指名された男性は私の知人の配偶者でした。
隣の席には妻である知人も座っています。
会場には100人を遙かに超える受講者たち。
私だったら逃げ出したくなるところですが、
彼女は表情ひとつ変えることなくそこに座っていました。

そして彼は何と答えたと思いますか?

妻の好きなところは、
1.不確かなところ
2.批判的なところ
3.頑張っているところ
4.料理が僕より上手なところ
5.僕と違うところ

考え考え5つまであげたとき、辛さんは
「そこまでで許しましょう」と言いました。
あてた相手が悪かった(良かった)と思ったかも知れませんね。

この質問をして
よく出てくるのは
やさしいところ
可愛い(きれいだったかな)ところ
などなどだそうです。

「親から譲り受けたもの(財産など)や
自分にとって都合の良いことを
好きなところとしてあげられたら
あなたは愛されていませんよ」というのが辛さんの言いたいことでしたが、
先ほどの彼と彼女はさすがですよね。

この様子を見てみんな
「帰ったら私も相手にたずねてみよう」といいながら帰っていきました。

はて、クリスマスイヴの今宵。
今頃彼女(彼)らは
愛を確認して幸せな夜を過ごしているのか、
修羅場を演じているのか、
どうなのでしょうね。

人ごとのように
ワインを飲みながらPCに向かっている私。
私にも夫はいるのですが。


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yu_com2005 at 21:23|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2005年12月08日

感動の熟年結婚式

赤木です。

悲しいとか腹が立つなんて言葉では収まらない悲惨な事件が相次いでいますね。
私に出来ることは何なのだろうと、改めて考えています。

そんな中、久しぶりに幸せな出来事がありました。

私の同級生、幼稚園から高校まで一緒だった男の子(おじさんという方が正しい)の結婚披露宴に出席してきました。

私は、ばらしてしまいますが、48歳です。ということは新郎も同い年!新婦は50歳。まさに熟年結婚です。

ちなみに新郎は初婚で、新婦は再婚。成人した子どもが2人いるということです。

熟年同士の結婚はありますが、大々的な披露宴がとりおこなわれ、そこに出席するのは、初めての経験です。

出席した同級生もなんだか嬉しさの中に少々の恥ずかしさ、そして驚きがあったように感じました。

宴は、神楽、ギターの弾き語り、民謡、カラオケなど、それはそれはにぎやかでした。

お色直し、キャンドルサービス、花束贈呈と一通りの流れのあと、親族代表でお父さんの
ごあいさつ。そこからが感動的でした。

「私はこの日を待ち望んでいました。人生最良の日です。こんなに嬉しいことはない。結婚のお世話をしてくださった方に心から感謝している。・・・・」

かなりお酒も入っているようでしたが、お父さん同じ事を4〜5回繰り返し、もしかしたら終わることができないかも?!なんて出席者もハラハラしていました。

でも、そのあいさつはお父さんの思いが溢れていました。子どもの幸せを願う親心は、子どもがいくつになろうとも変わらない。子どもの幸せは親にとって何にも変えがたい幸せなのですね。

お父さんのあいさつは、参加者の笑いと声援の中で何とか終わりました。
そして最後に新郎のことば。し〜んとした中で彼がゆっくりと話し始めました。

「こんなにええもんじゃとは思いませんでした。結婚してよかった。私はホンマにしあわせです。・・・」

私は感動しました。この場面で、今の自分の気持ちをこんなに素直に正直に表現できるなんて!!

ましてや48歳という年を考えるなら、皆さんへの感謝の言葉を述べ、体裁よく締めようとしても不思議ではありません。(これは私のパラダイム・思い込みだと思いますが・・・)

でも彼は違いました。

新郎とは田舎に帰るたびに家族ぐるみでご飯を食べる仲です。私の夫とも仲良しで、娘達もまるで友達のように話をします。

彼はどんな人なのか、改めて分析してみると・・・。

まず『わからないこと、疑問に思ったことは正直に伝える』相手が子どもでも平気でたずね、教えてもらい、分かったら「ありがとう」と感謝する。

I(私)メッセージが多い。「わしは〜思うんよ」「今日は楽しかった!」「助かるわ!」
子どもに対して「〜しなければならない」的な話はきいたことがありません。

好奇心が旺盛で、興味がわいたことは即やってみる。
わが道を行くけど、人に干渉しない。

色々挙げましたが、子どもの目線に近いような気もします。

世間の常識といわれるものさしでは計りにくい人なので、誤解を受けることもあったでしょうし、女性からは友人以上になれない存在だったかもしれません。

でも彼は50歳を目前にして、世間のパラダイムをものともせず、素敵なパートナーをゲットしました。

そして最後まで、自分のことばで私達にメッセージを贈ってくれました。

いつの間にか、体裁や常識といわれる衣をまとい、着膨れしていることに気づかない自分がいたかもしれません。

自分の気持ちを正直に語れば、それは人の心にストレートに届くのですね!

今頃になって気づいたの?言われそうですが、そうなんです。再認識しました。

今週末にも親戚の結婚式があり、今度は披露宴の司会をすることになっています。

年を重ねるごとに涙もろくなっているので、ちょっと心配ですが、また沢山の感動を味わいたいと思います。

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究極の癒しの手

山内です。

末期医療の最前線を職場にする友人がいます。

その友人と話していると、
人にはいろんな役割があるんだなあということ。
その役割に行き着くための人生がそれぞれに用意されているんだなあ
ということを感じます。

私は個性的なわが子の育児の中で、
問題意識が育ち、
結果的にこんな仕事を始めました。

彼女はご両親を早くに亡くされました。
その終焉に向かう病院でさまざまな試練を体験され、
死にゆく人たちに癒しと安らぎを提供できる仕事を選びました。


その彼女から聞いた話です。

引いた風邪をひいた直後
しつこい咳だけが何日も彼女を悩ませていたある日のことです。
余命幾ばくもない患者さんのベッド脇でひどく咳き込んでいたら、
ベッドの中からそっと手が伸びてきて、
彼女の背中をさすり始めたのだそうです。

年の頃は(もし生きていたら)お母さんと同じくらい。
あとわずかで見送らなくてはならない命なのに、
洋服越しにその手の確かなぬくもりが伝わってきて、
涙がこぼれたそうです。

「究極の癒しの手」だったと彼女は言います。

涙する彼女を見て、
「こんな体になってしまったけれど、
そんな風に喜んでもらえることができて嬉しい」
患者さんは静かに言いました。


自分のことに置き換えて考えてみても、
何かをしてあげるつもりでやっていて、
相手から受け取っているものはいつも計りしれません。

優しさ、思いやり・・。
どちらがどの立場というのではなく、
かかわる人たちの間で温かなものを循環させながら生きていきたいですね。

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2005年12月04日

「いい子」の枠組み

山内です。

バラダイムについてはこのブログでも何度か取り上げました。
私たちが知らないあいだに陥っている枠組みのことですね。

小学校に行って子どもたちと話をしていると、
子どもたちのいろんなパラダイムが見えてきます。

例えば「よい子」の枠組み。
危害を加えようとする大人から身を守るときにも「よい子」から抜け出せない・・・。

護身術を教えると
「相手にけがをさせてしまったらどうするんですか」
と心配する子がいます。

「車においで」といわれたら、
大人の言うことだから聞かなくてはいけないと思っている子どももいます。

悪い人に追いかけられているときに子ども110番の家があっても
ピンポンをならしているうちにきっと私は捕まってしまうだろうと
不安を持っている子どももいます。

幼い子どもにとって大人は絶対的な存在です。
大人に保護され、愛情を注いでもらわなければ子どもは生きていけないから。

大人の言うことを聞きなさい。
礼儀を守りなさい。
大人から教わった枠組みの中に疑いなく入ります。


「自分が危ないと思ったら何をしてもいいんだよ」
パ〜ン!と勢いよく「よい子」の枠組みをたたき壊してあげる大人のひとことが必要です。

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コーチになろう!
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コーチとは

「話にゆったりと耳を傾け、
 相手のことを心からわかろうとする人。
 存在をしっかり認め、受け止める人。
 愛に溢れ、それを伝えきる人」

私たちの中のコーチはそんなイメージ。
私たちもそれを目指しています。


あなたの家族にそんな人がいたら、
あなたの家庭はどのように変わりますか?

子どもたちの未来はどのように変わると思いますか?


ところで、
あなたの家庭で
コーチの役を務めるのは誰ですか?
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ゆうコミュニケーション
 子どもたちが本来持っている力を発揮して、自分らしくのびのびと生きていけるようにという願いを持って結成した、(財)生涯学習開発財団認定コーチによるプロジェクトです。私たちは子どもに接する大人たちに、より良いコミュニケーションの方法を伝え、共に学び、子育てを支援していきます。

赤木淳子
 (財)生涯学習開発財団認定コーチ。フリーアナウンサー。二人の子どもを育てる中で、コミュニケーションの重要性を痛感。コーチングやファシリテーションを学ぶことで、自分自身の変化を実感し、これを広めて行くことに使命を感じる。テレビ、ラジオに出演しながらパーソナルコーチや講演活動を行っている。

山内圭子
 (財)生涯学習開発財団認定コーチ。子どもへの暴力防止活動、女性教育施設でのボランティアなどを通して、個人が力を付け変わっていくことのすばらしさを知る。専業主婦歴20年を目前に「女性のライフデザイン」をテーマに、パーソナルコーチを開業。自ら自己実現モデルとなることを目指す。思春期の男の子2人と共に奮闘育自中。
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「いつでも、どこでも、誰とでも」。少人数でも気軽にできるコミュニケーションの講座です。保護者、子どもと係わる全ての人たち対象です。

講演会
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