後期高齢者平野悠(81歳)〜老後の我が道を往く その35」
白内障の手術をする!!...友が倒れる。
80歳代の90%は白内障にかかっていると医者は言う。
私の周りの年寄りどもの多くはこの手術を受けている。
「平野、白内障の手術を受けると、人生感が変わるぞ」と言われて気楽に街の白内障をやっている眼科に行った。
なんとも、気軽ではなかったな。手術の前後も 結構めんどくさかった。やはり手術は手術なのだと納得した。
手術の費用が10万(両目)以上もかかるとも知らず、1週間は入浴禁止、スポーツもダメ。保護メガネをかけ、寝る時も外すなと来た。
やっと昨日入浴の許可が降りた。1週間ぶりの風呂だ。だがサウナはは禁止。
さて、手術をして「人生観」が変わったかと言われると、確かに世の中が明るく見える。
全く、今まで70年余りをメガネで過ごしてきたが、なんとメガネがいらないと言うことになりそうだ。
素晴らしい。
長年の親友Mさんが脳内出血で倒れた。
彼は私と同年代で50年にわたるロフト構築の内装部門の責任者だった。
ロフトの役員でもある。
私にとっては返す返すも大事な人だ。
ロフト社長の梅造さんと病院に見舞いに行った。
歩けず喋れずオムツまでしていて、私のことも認識できないでいた。
友の有り様を見て、その時思ったのは「次は俺の番だろう」と覚悟する。
80歳を過ぎると何があっても不思議ではない。私の周りの友達たちも次々と倒れてゆく。
妻も介護施設から家に戻れないでいる。
なんてことだ。
言葉を失った小説家のようにうろたえている。
私はゆっくり振り返る。
終日白っぽい往来を眺めながら次第に年老いてゆく人生を眺めている。
思わず随分不思議な流れの中にいた。
「次はお前の番だ、覚悟しろ!という囁きがどこからか聞こえる。
81歳。
私の最後は、今度新しくできる「シェアハウス、ロフト&カフェ」に身を任せることにしよう。
私は濃密に生きていることを感じる。そして残された時間の中で友情を深め、愛する人とちと別れを告げ、体力が許せが旅をし、同居人たちと酒を飲み、音楽を聴き、おしゃべりをして過ごすのが私の最後の夢かもしれない。
シェアハウスの管理人藤野順子がホームページを作成した。まだまだ未完成ですが見てやってくだされ。







