ロフト席亭、平野悠の何でも見てやろう

ロフトプロジェクト代表、平野悠のBlog

無題1〜2

「無題」
もう老いがどんどん近くなっている。
老人は老人の切実な夢を見ている。
このままなんとなく歳をとって・・・そしてある日思わぬ心が震えるような恋の体験をする。
私は海を見てコーヒーを飲んでいる。
目の前にやはり同じ年代の婦人がいる。
彼女は楽譜を読んでいる。
「少しやましい気持ちもするけど何もないんだから隠す必要はない」と私は彼女の気を休める為にそう言った。
いわゆる男と女の関係には絶対ならないと我慢している。
私は彼女に問う。
「不倫はしたいけど、あなたに危ない橋は渡らせたくない。家族を悲しませるかもしれない。お互い傷つけあってドロドロになるかもしれない。」
「私は友達でいたい。こんなおばあさんが友達だななんてやはり図々しい?」
愛よ、愛こそが二つの魂を融合させるものなのだ。

「無題=2」
海の音はますます激しくなっていく。舟は大海をさまよっている。
私は真っ暗な闇の中にいる。
遠くに漁火の明かりが木漏れ日のように波間にさまよっている。
そうそれは夜の光だけが私の味方なような気がした。
それから私は夜の光が好きになった。
私は思い切って闇に声をあげそして大きく息を吐いた。
意味なく辺りを見渡した。
「あたしゃもう70歳。やりきれんよ」
闇の声に呼び出された
闇は私の為に椅子を引いてくれた。
「結構飲むんだよね」
「いつも飲むけど今日は更に飲んでいる」
「結婚しているから、寂しくないかと言えば、決してそんな事はなく…。」
無造作に森田童子がかかっている。
70歳にならんとする0が言う。
「男はいい加減でずるいんだ」
「男は優しくすると図に乗るつけあがる」
「裏で絶対に悪さをしているのだから」
「疑ってかかれ」「結局女が損」
・・・だから結婚しないことに決めた・・・
と投げやりに
暗い海にむかって言った。
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ありもしないことを事実のように書いてしまった。

「おいらの信用丸つぶれ!」〜前回の記事について

いやはやなんとも、先日もある失敗をやらかして、牧村さんに「ユウさんはパンクだから仕方がない」って言われてしまった。

土曜日の気だるい午後、なんかメランコリー気味で文章が描きたくなったんだ。

適度に気持ちよく半年前のピースボートでの波乱な生活を思い出していたんだ。

あれから「70歳の恋」と言うのにはまっている。

70になってもすごい身も心もとろけるような恋ができるんだと言うことを恥ずかしげもなく言い出している。

ちょっとグロテスクだけどさ。

そんな時私の船での体験が蘇って来て、多分今はご主人とうまくやっているだろう彼女を、空想から抹殺してみたくなった。

だからありもしないことを事実のように書いてしまった。

後から「これはやばい!」と思った。



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