大は小を兼ねる。

座右の銘である、「大は小を兼ねる。」の視点で、世の中が適材適所な配置に収まっていくような提言を・・・ というのは関係なくあくまで、アビスパやサッカーについて語ります。

20170319a

福岡×熊本(Jリーグ.jp)

勝ちゃあ良いんだよ、勝ちゃあ。ってわけには行かんよねー。


花粉が徐々に収束していると言われていますが、試合観戦の翌日にはもう目がショボショボ、鼻がフン詰まりとアレルギー症状に苦しめられています。

花粉症持ちのこの時期のスタジアム観戦はキツいですよね。

3月はこれで4試合のうち3試合で勝利。
次週の山形戦に勝てば4連勝とともに、この3月は全勝と言うことになります。

あまりシーズン開幕当初から連勝を重ねるアビスパを見たことがないですが、ここまでの相手で昇格を争う直接のライバルとなりそうなチームは京都ぐらいですので、むしろ大分に苦杯をなめることになった結果が痛かった、4連勝でもおかしくなかったと言っても良いと思います。

アビスパとしてはまだ強豪と呼べるチームと当たっていないだけなので、ここで勝点を稼いでおいて、強豪とのアウェーで引き分けOKと言う試合が出来るようにしておきたいですね。

相変わらずアビスパに対しての期待値は高いと思います。
この日も熊本から多くの方が来てはくれましたが、連休の中日で9000人台の集客とはJ2にしてはまずまず。

その中で観客に勝利を届けられたのは良かったですし、最後まで集中してハードワークした選手たちから受けた印象はポジティブなものが多かったはずですので、もっともっと注目度を上げて、多くのサポートを得たいところです。


熊本に主導権を握られた前半は不出来だった?それともよく耐えた?


この日は山瀬をスタメンから外してきたアビスパ。

それ以外は前節と同じメンバーで試合に入りましたが、山瀬はターンオーバーだったのかベンチにも入らず、右のサイドハーフには今季初めて城後が入りました。

熊本は、この日のためにいろんな準備をする中で、自分たちは巻の高さと強さを活かしたロングボール中心でこぼれ球を拾って二次攻撃に繋げていこうと言うところ、そして守備ではハイプレスでアビスパの時間と場所を奪い、ポゼッションを諦めさせることで、確率性の低いウェリントン頼みの攻撃に終始させると言うことを狙いにしてきたと思います。
熊本の準備と、試合にかける集中力は徹底されていて、コイントスでも風上と試合時間を考慮し、試合終盤に相手が太陽が眩しくて不利になると言うことからエンドの変更を実施するなど、特に前半に勝負を賭けていた様な印象がありましたね。

その熊本に対して、アビスパは自分たちのやりたいサッカーを封じられてしまい、前半はほとんどバタバタしたまま終えると言うことになってしまいました。

アビスパは、岩下、冨安、三門、ダニルソンを中心としたビルドアップのところから、なるべく早く石津の足元に付けて、そこから展開したいと言うところだと思いますが、熊本側がアビスパビルドアップ隊への寄せの早さ、石津に入ったときのプレッシャーの強さ、と言うものを立ち上がりから徹底してきましたので、中々ポゼッションから良い形の崩しは見せられません。
岩下がハーフウェイライン辺りでボールを受けた時に、前の動き出しが遅いのと引いて受けに来る選手がいないことでパスを出せなくてかなり感情的に声を荒げていましたが、相手がDFラインを高く設定していることで、前線が裏抜け一辺倒の動きだったことも拙攻の原因の一つだったと思います。

チャンスと言えば、簡単にウェリントンの高さを狙ったロングボールか、相手のパス回しを奪ってからの左サイドを中心にしたカウンターのみで、それもセカンドボールを熊本に拾われることが多かったので単発で終えると言う形でした。

今季、これは継続していることですが、アビスパはシュートで終わると言うことがかなり意識付けられていて、この日もしっかりシュートは打てていたので、カウンターを受ける機会と言うのは少なかったと思います。

熊本としては、ハイプレスと巻を起点とした崩しで先制点を狙っていたと思いますが、そこは最後のところの精度が低く、形になりません。
どちらかと言えば前半は試合を支配していたのが熊本で、シュートで終わっているのはアビスパと言う形。

アビスパは相手の早い寄せと徹底した巻狙いのロングボールに四苦八苦し、自分たちの形は作れないものの、ウェリントンが前線でほとんど競り勝ってくれるので、そこのこぼれ球を狙うことでシュートは出来ると、攻め立てられてはいたものの、やっている選手もそこまで圧されている印象はなかったんじゃないでしょうか。

熊本の攻勢を助長していたのは、アビスパの右サイドの守備。
元来、熊本のSBは攻撃的に高い位置を取ってくることを信条としていますが、それもこれも前線である程度時間が作れなければ、押し込まれていては攻め上がれません。

ですが、この日は巻のところで起点が出来て、そこからの展開でサイドに開きたい時に、片山が高い位置でフリーになっていることが多かったので、ここから更に精度の高いクロスや、サイドチェンジのパスがバンバン通っていましたね。

この片山をどう捕まえるのかと言うところでは、主には城後の責任範囲だと思いますが、城後自身が攻撃においては裏に抜ける動きを中心に行っていて、ポジションも中寄りに構えていました。
ここから戻る時に、マークの受け渡しで駒野、ボランチの三門、ダニルソンらとカバーしあえれば良かったと思いますが、同サイドの嶋田が引いてきてボールを受ける隙に片山が左サイドを駆け上がるなどのコンビネーションの前に後手を踏んでしまった格好だと思います。
城後の戻りも若干遅かったですが、駒野が見るのか、城後が見るのかのところが前半ずっと曖昧になってましたね。

ここが締まらないので相手の攻勢が収まらないと言うことで、アビスパとしては相手の勢いに飲まれてしまった前半だったと思います。

この大事なところが抑えられているのに、シュートに行く形が作れたのもウェリントンがいたから、相手のミスにも助けられたから、と言うのが大いにあると思いますが、冨安のヘディングでのクリアに象徴される様に、最後の最後のところで体を張った守備というのも出来ていたと思います。


失点は必然だった?


前半の課題を修正したいと言うことで、城後のポジションを若干サイド寄りに戻した後半、得意のセットプレーから先制します。

後半開始からペースを取り返したいアビスパでしたが、後半も熊本の出足は止まらず、前半と同じような展開の中、チャンスと言えばカウンターの形からのみ。
おそらくこれが熊本が攻めきると言うサッカーを展開していたら訪れなかったチャンスだと思いますので、このシュートで終わらせると言うことや、ボールを切ると言う様なことがしっかり出来るJ1のチーム相手ではこういうチャンスは来なかったでしょう。

得点に繋がったCKの場面も、アビスパゴールまで熊本がつなぎながらシュートまで行けずに、アビスパに奪われて速攻と言う形から得たCKでした。

この日、前半から大事な場面でちょくちょく存在感を見せていた冨安ですが、そういう選手のところにはプレゼントボールがこぼれてくるもの。
駒野のCKからウェリントンが頭で折り返し、その折り返しを冨安が頭でゴールに流し込みました。

先制された熊本は選手交代で前線を活性化し、より巻の強さを活かそうとします。

アビスパもすぐに松田をポッピに替えて、前線からのプレスを強めることと、相手の裏を狙った動き出しを強めることで、相手の出足の良さを奪いたい狙いがありました。

そして、追いついたのが熊本。
アビスパは、先制して一番危惧していたのがDFラインを下げてしまうこと。
ですが、この失点のシーンでは、熊本のボール回しの前にじわじわとDFラインを下げてしまい、熊本のCBである光永のところに誰もプレッシャーに行けない状態を作ってしまいました。

光永は、CBでありながら1点ビハインドの状態を受けて前に攻め上がり、時間がある中で冷静に片山の駆け上がりを見てスルーパスを通し、そのスルーパスを受けた片山が精度の高いクロスを中に送って、待ち構えた巻が体を捻って頭で叩き込みました。

ここまで、前半から再三に渡って片山にクロスを上げられながら失点を防いできたアビスパでしたが、ついにこの時間に同点弾を許してしまいます。

これまで防げていたのは、片山にボールが集まりながら、駒野がうまくゴール前までは行かせていなかったので、遠くからのクロスになってしまっていましたが、このシーンは、光永からのスルーパスと言うことで、アビスパの右サイドでは数的不利の状態が起こっていましたね。
駒野は光永にパスが出る前まで嶋田に付いており、城後はその片山についていました。
光永にパスが出たことで、駒野は嶋田を捨てて光永に付きに行きますが間に合わず、城後がそのパスコースに反応するのか、片山に最後まで付いていくのかが曖昧になったところで片山に裏を取られると言う場面でした。

ビハインドの状態でリスクを冒して前に出た熊本に対して、DFラインを下げてしまい及び腰になってしまったアビスパが結局前半から止めきれなかった片山に決定的なラストパスを入れられてしまうと言う状況で、失点は必然だったと言えると思います。


実際、城後はどうだったの?


この日、今季初めてスタメン出場した城後。

ここまで、ボランチ、右サイドハーフ、FWと様々な起用法を途中出場でこなしてきた城後ですが、この日は右サイドハーフでスタメン出場しながら、失点後はダニルソンに替わってボランチにスライドします。

坂田を右サイドに配することで、今一度守備から相手のサイドの攻撃を止め、更に前に出る時にはサイドに開いて欲しいと言うこと、そして、ボランチからの攻め上がりと言うところで、ゴール前まで入っていける城後の強さを使いたいと言うところだったと思います。

ただ、その後にすぐ黒木が退場し数的優位になったことと、そのシーンの勢いのままFK→CK→CKと立て続けに攻め立てて、その2本目のCKのこぼれ球を拾って繋いだ石津からのクロスをウェリントンがゴールと言う形になりました。

相手が混乱しているところを生かしてゴールにつなげるなど、試合運びや決めきるところに関しても、熊本をアビスパが上回ったと言うことだと思いますが、アビスパとしてはこれだけの力技で試合を決めきることが出来ましたので、J2ならではと言うことだったと思いますね。

この後、時間の経過と共に守備固めで疲れが見える駒野から實藤にスイッチするなど、この点差のまま試合を終わらせると言うことに徹して、試合を終わらせることが出来たと言うことは収穫点だったと思いますが、この決勝弾が決まった後から断続的に続く井原監督の「下がるな、城後、下がるな」の指示。
点は取れているものの、点も取られていると言う課題に対しての終盤の戦い方で、井原監督が執拗にDFラインの高さについて苦慮しているのが分かりますし、その中で、ボランチの人選が開幕戦はダニ、末吉と他に選択肢があったにも関わらず城後、この熊本戦もベンチに他に末吉もいたにもかかわらず、城後をスライドさせたと言うところでは、純粋なボランチと言うポジションの適正以外にも城後に期待している部分があるんだと思います。

結局このままの点差で試合を終わらせることが出来て勝利しましたが、この日の城後は、右サイドハーフとして出場した時間帯では、山瀬を超える評価と言うのは難しいと思いますし、ボランチでの時間帯では、ダニ、末吉らの純粋なボランチの選手では難しかったであろうチーム全体のライン取りのところで、下がらずに前から守備をすると言うところには貢献できたと言うことだったと思います。

個人的には、城後の今季の起用法と言うところでは、やはりFWで勝負して欲しいと思いますし、ウェリントンは今のところアンタッチャブルな存在ですので、松田とポジションを争うと言うところになるのかなぁと思いますね。

右サイドハーフとしては、現状の一番手は山瀬。
山瀬では90分は計算出来ませんので、その交代枠として城後、ポッピが争うと言うところでしょうかね。

試合開始からのセットした状態で、三門、ダニの牙城は崩せず、試合展開の中で攻撃的に戦いたい時のボランチと言うところの選択肢には今後も城後が入ってくるでしょうから、今のところのパフォーマンスではベンチに置いての交代のファーストチョイスと言うところになってしまうのかなぁ、と思います。

城後が活躍してチームの雰囲気が上がっていくということはありますので、城後にはこのまま終わってほしくないところですし、そもそも今の左サイドに傾倒しているアビスパの戦い方の中で、右サイドがどう違いを生み出すのかは、山瀬ですら苦労しているところですので、この城後のみならず、ジウシーニョ、勇太などもポジション争いに加わって、厚みを形成してほしいと思います。


課題を克服できたのか?


ここまで3試合での課題は、ポゼッションサッカーを標榜しながら、中々ポゼッションから得点が出来ないことと、終盤にDFラインが下がりすぎて自分たちから試合を苦しくしてしまっていること。

ポゼッションに関しては、とても改善できているとは言えません。

この日の試合でも散々熊本の早い寄せに苦しめられ、石津に渡しても石津がキープする間に寄せられて逆にカウンターを受ける始末ですし、開幕戦こそ岩下から質の高いボールがサイドに供給されていましたが、ここ2戦ではその岩下が前線の選手に声を荒げて動き方を非難するシーンも増えていますので、個々の展開力はまだしも、チームの共通理解としてどうビルドアップしていくかは、まだまだ深堀が必要と言うことでしょう。

DFラインが下がりすぎると言う悪癖に対しても、必ずリードして終盤を迎えているわけではないので何とも言えませんが、この2試合では5バックにしながら、全体を下がらないようにケアさせた京都戦、城後をボランチに置いて前から守備をさせることでDFラインのケアをしようとした熊本戦と、手を変え品を変え、相手のシステムに応じてあの手この手を繰り出して何とかごまかしている様な状態です。

確かに、そんな中でも勝点3が取れていることが全て、相手に助けられた面も大いにありながらでも前に進むしか無いので、結果が出ていることは評価しますが、こういう状態からどう良くなっていくのかは、引き続き取り組んでいくべき課題です。

この日も、結局リードしてから試合が終了するまで、相手ボールになった途端井原監督の「下がるな!」と言う声がマイクで拾われていました。

それだけ、意識していても下がってしまうものなんだと思いますし、岩下、三門、坂田、駒野と歴戦の選手を揃えても、未だこの意識付けは習慣にはなっていかないんだと思います。

まだまだ完全な課題克服には時間がかかる様ですし、今後も大いに苦戦すると思いますが、その中でも一つひとつ、勝っていくと言うことで積み重ねていくしかないと言うことでしょうね。


20170319b

内容にこだわって上げていきたい


これで3連勝と、4試合消化した時点で首位との勝点差1と言う良い位置にいます。

ただ、まだ当たっている相手に恵まれているところは大いにありますし、戦っている試合の内容を見ても、これは冷静に考えて今のアビスパでは太刀打ちできそうにないな、と言うチームもあります。

次は山形と当たるわけですが、この試合で大活躍した冨安を代表で欠く試合になりますし、既に4試合戦ってイエローカードを2枚もらっている選手が2名で、その2名が石津、岩下と欠くことの出来ない二人であることがまた不安の種でもあります。

岩下は、この試合のプレーが槍玉に上げられていますが、今のアビスパのDFラインに岩下を欠いてしまった場合、とてもJ2でも戦えないクオリティになりそうで怖いです。

この試合のあの巻へのプレーは、結局主審がカードを提示しなかったことが全てで、だからと言って褒められたプレーかと言えばそうではないと思っています。

個人的には、岩下がアビスパに在籍する前には、岩下という選手はプレーが荒く、暴力的な選手と言うイメージでいましたし、どちらかと言えば嫌いな選手だったと記憶しています。
そんな先入観に影響されて、岩下がこれだけチームのことを思っていることや、ファン、サポーターに対しても真摯に向き合う選手であること、熱い姿勢だけでなく、非常に冷静に状況判断が出来る選手であること、そういうリーダー的な資質だけでなく、基本的な守備の技術の高さ、パスの精度の高さ、綺麗なフォームでボールを蹴ることなど、個人のスキルも非常に高い選手であることを、見ないで来ました。

アビスパの選手になって初めてじっくりと彼のプレーを見ましたし、普段はテレビカメラに映らないところでファンを大事にしてくれていることを目の当たりにして、一瞬で自らの先入観が間違いであったことを理解しました。

余計なカードをもらう選手ですし、感情に左右されるシーンもなくはない選手ですので、誤解を生むことも多いですが、アビスパファミリーとなった以上、私は全力で彼を応援したいと思っています。
もちろん、ウェリが巻と同じ様に相手選手との接触プレーで傷つけられたらと考えると、痛ましいと思いますし、巻には早く傷が癒えてまた全力でプレーしてくれることをお祈りしますが、今後も変わらずアビスパのために岩下が全力を尽くしてくれるであろう姿勢に、私も応援で応えたいと思いますね。

一部の怒れる人たちには、こんなブログで私が何を言ったところで伝わらないでしょうし、そういう方々の怒りを鎮められるとも思っていません。
岩下に対しての評価が誤解だとも思いませんし、岩下をネット上で口汚く罵る書き込みには胸を痛めますが、何らそこに対して争う気はありません。
また、試合から何日か経ってようやくその怒りが収束し始めているところに、燃料を再投下するつもりでの記述ではありませんので、ご容赦ください。

ただ、アビスパファンとして、岩下ファンとして、これからも変わらず応援していくし、今季のスローガンである「子どもたちに夢と感動を!」の精神に恥じないプレーを見せてほしいと願うばかりです。



まだJ2リーグは始まったばかりです。

試合を4試合経過し、やっているサッカーの内容としてはあまり芳しくないですが、結果は出ています。
選手は自信を持って、戦ってほしいですね。

J2はどうしても相手のミスに助けられることも多いリーグですし、自らのミスが大事にならないことも多いリーグです。
ですが、そこに厳しさを持ってプレーできるか、互いを律することができるか、短い期間で改善できるかが、上のカテゴリーに上がった時には大事になります。


ここまではたまたま。必然の勝利を見たい!
勝って兜の緒を締めよ、を地で行くチームになりたいですね。

まだまだ成熟していかないとJ2は勝ち抜けません。
更に気を引き締めて、内容にこだわって行きましょう!

ゆう

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福岡×熊本(Jリーグ.jp)

見せかけだけの好調か、地力か、この試合でわかる!

さて、4節。

東北のクラブが雪で開催できないと言う事情があるため、九州のクラブが自然とこの時期のホーム戦が増えてしまうと言う事情が見え隠れしますが、4節にして早くもホーム3試合目と言うことで、ホームでの開催をこんなにバンバンやられてしまうと移動がない分コンディション的には楽ではあるものの、この先が怖いですね。

何せ開幕してからホーム→山口→ホームと、ここまで福岡と山口でしか試合をしていません。
まぁ、今回の対戦相手である熊本も、ホーム→岡山→ホーム→福岡なので、似たようなもんですけどね。

こと集客に関して言えば、開幕してから4試合中3試合がホームってことで、どれかに行きゃ良いか、とライト層はなりそうなので、心配です。

実際、前節の京都戦は7500人ですから、影響が全くなかったとも言い切れない数字ですね。

J2なのに7000人越えたことを喜ぶべきなのかもしれないけど、その内の一体何枚がタダ券なのかとか考えると複雑です。
タダ券で来てくれた人もスタジアムでお金を落としてくれさえすればマイナスではないわけで、そういう人が次回有料で来てくれればってことも含めてクラブはタダ券を撒いてるんでしょうから、タダ券がすなわち悪とは全く思いませんが、それを撒いてもこの数字ってところを、アパマン体制3年目の経営陣がどう評価するのかってことですね。

これは個人的な感覚ですけど、スタジアムイベントも徐々にJ2感漂うものになってますし、J1にいないから豪華に出来ないんだってことであれば、やはり結論は是が非でも今季1年で上に上がりましょう、ってことなのかもしれないです。

アパマン様が灯してくれた存続の火を絶対に消してはいけないってことを考えれば、チームはもちろん、関係者もファン・サポーターも、今季が正念場ですね。



上里に良い形でボールを持たさずに、最後の最後まで集中が必要


さて、今節の対戦相手である熊本ですが、今季未だ敗けがありません。

前節、スポーツニュースでの話題をさらったGKによるロスタイムの同点弾で追いついて勝点1を奪ったわけですが、その前の試合でもロスタイムのゴールで追いついているわけで、この終盤の粘り、諦めない気持ちと言うのは本物だと思います。

ちなみに、同じく話題をさらった松本山雅は急遽3rdユニを用意してこの窮地を乗り切りました。

岐阜方面への謝罪も済ませ、この問題の解決法としてはベストの選択だったと思いますし、監督のコメントを聞いた時にはちょっと耳を疑いましたが、クラブはまとも、いや、素晴らしい対応だったんじゃないかな、と思います。

こうなったらアビスパとの対戦まで3rdユニを温存してもらっておいて、41節で初お目見えってのに期待したいですね。

話が逸れましたね。

今季の熊本は、昨季までの攻撃の柱である清武功暉を放出し、守備に重点を置いて守り勝つサッカーを強いられるシーズンになりそうです。

また、ここ最近の怪我人の頻発でベストメンバーを組むことが難しくなっていますので、複数ポジションをこなせる選手のスクランブル出場と、スタメン当落線上の選手で試合に臨むと言うこともハンデとして抱えながらの4試合目と言うことですね。

怪我人に関しては、今週の練習から安柄俊、齋藤、植田らが戻ってきている様ですから、徐々に揃いつつあると言うことでしょうか。
前節また小谷と三鬼が離脱しましたので、まだまだ完全にとは行きませんが、まぁ、どのチームも怪我人を抱えながらのリーグ戦は当たり前ですので、手駒の中でどう選択してくるか、と言うところですね。

熊本のサッカーの特徴としては、基本的には状況を見ながらですが前からのプレッシャーを強めて、なるべく高い位置で奪うと言うことと、奪ったら素早くゴールに向かうと言うところ、遅攻に関してはしっかり後ろから繋いでと言うところが挙げられると思います。

キープレイヤーはボランチのコンビである上里と村上でしょうか。

前節、村上が負傷で途中交代しましたのでもしかしたらボランチのところは上村か上原になるかもしれませんが、このボランチのところが、いかに前でボールが奪えるかと言うところが鍵になると思われます。

前節でも、山形がちょっとボールを下げると、ボランチがFWを追い越してプレスに行っているシーンがありましたので、一旦行ったら行ききる、というのを約束事にしているのかもしれません。

そのボランチが前に出たことで空いたスペースは、サイドハーフが絞って埋める様になっていると思われますが、そのサイドハーフがスライドしたことで空いたサイドのスペースを山形に使われてシュートまで行ったシーンがありましたので、アビスパとしては、敢えて食いつかせてスペースを空けて、そこを使うと言うことも視野にいれると良いかもしれません。

もちろん、相手の前からのプレスをしっかり交わさなければそのチャンスは生まれませんけどね。

攻撃においては、このボランチのところの上里がどれだけ高い位置を取れるか、と言うのが熊本は鍵になってきますね。
上里が前を向いてFWに出すスルーパスはかなり精度が高いですし、そのスルーパスを受けられる選手も熊本にはいますので、この選手をゴール前でフリーにしてはいけません。

アビスパとしては、ここ何試合かの失点の形では決まってバイタルを使われていますので、ここを空けないで、ゴールまではしっかり寄せていくことが大事です。

また、熊本の期待の星である嶋田も要注意人物の一人ですね。

山形戦ではあまり持ち味を出せませんでしたが、彼の左サイドからの仕掛けは脅威ですので、しっかり二人がかりで対応すること。
熊本とはシステム的にかち合いますので、サイドハーフとボランチ、ボランチとSBなど、チャレンジ&カバーが成り立っていれば、そう難しい局面は迎えないとは思うものの、相手のSBも攻撃には積極的に上がってくるタイプですので、人数をかけられる攻撃に対応できるかが重要になります。

熊本はアビスパと同じく前線の顔ぶれが多彩で、FWに誰を起用してくるかで攻撃の仕方も変わってくるとは思いますが、安柄俊が出てくると怖いなと言うのはあります。

開幕戦で2ゴールしましたが、その後は怪我でプレーを見せられなかったものの、今週の練習には出ているようなので、アビスパとの試合には先発してくる可能性は高いと思われます。

とにかく怪我が多くて、プロのキャリアも怪我との戦いになっているのがかわいそうですが、怪我さえなければあの川崎でも多くのゴールを決めていたかもしれない逸材です。
熊本でも早速ゴールを決めていますし、怪我にも悩まされています。

印象としては泥臭いゴールが多い選手ですが、身体能力が高くてヘディングも強いと言うところでしょうか。
決して体が強いわけではないので、ポストプレーヤーと言うことではなく、ゴールまで体を張ってゴールを決められる選手ではあります。

熊本もセットプレーでの得点が多いですが、キッカーの上里も良いキックを持っていますし、中で合わせる選手も空中戦に強い選手が多いので、セットプレーの守備が弱点のアビスパも要注意ですね。

前節は巻が先発しましたが、相変わらず前線で起点になっていましたので、スタメンの可能性もあるかもしれません。
巻が出ると、若干長いボールでの攻撃が増える印象ですね。

前節は出場しませんでしたが、ベンチには平繁も控えていますし、誰が出ても違った形で高いクオリティの攻撃が成立するチームです。


また、先述の様に2試合続けてロスタイムのゴールで追いつくというサッカーをしている通り、もしアビスパがリードしている状態だったとしても試合終了の笛がなるまで気が抜けない相手と言うことで、いかに集中を切らさずに90分戦い抜けるかが重要と言うことが分かります。



ハイプレスをかいくぐってサイドを攻略!


守備は、ブロックを作っての守備と言うものがベースにあると思いますが、状況に応じて前からもプレスをかけますので、90分の中でバランスを取って来ると言う感じですね。

前から行くときは、前述の様にボランチまでがDFラインのボール回しに関与してきますので、そこを外せれば大きなチャンスになります。

熊本にとっての懸念としてはこちらも怪我人を多く抱えているということで、小谷が前節負傷交代、三鬼も離脱ということですので、DFラインは黒木、園田、植田、片山と言うメンバーになるでしょうかね。

前節は急遽光永がCBで出場し及第点のプレーを見せていましたので、スタメンはないと思いますが、ベンチに入る可能性は高いと思います。

もし出場すれば、2014年5月31日以来のレベスタでのプレーと言うことになります。

ユースケにしろ、惇にしろ、ユース出身でトップに昇格し、その後他チームに移ってレベスタに帰ってくる選手と言うのは感慨深いものがあります。
もちろん、過去所属選手は全てレベスタで見れれば嬉しいんですが、ユースの選手は福岡出身の選手が多いですから、余計に思い入れがありますよね。

個人的に和樹の後を継いで福岡市出身の選手としてアビスパの左サイドを疾走してくれる選手だと思っていただけに、武者修行の中で結果が出ずに今季完全移籍した熊本の地で出番を得たと言うのは少々複雑ですが、いつかまた一緒にプレー出来る選手に育って欲しいと言う意味でも、試合に出てくれるとうれしいですね。


熊本のハイプレスをかいくぐればチャンスがあると書きましたが、熊本が集中している時間帯は、ハイプレスに合わせてDFラインも上げてくるので、単純に放り込んでも跳ね返されるのがオチです。

井原アビスパが今季取り組んでいる、相手のプレスを交わしてサイドにつけて、そこから中との崩しでペナルティエリアの角を使うと言う考え方で行けば、大きなチャンスを作れると思いますので、安易に蹴り出さないことが大事ですね。

その意味では、岩下からの効果的なロングボールが左右にしっかり散らせれば、チャンスは作れると思います。

ここでは、亀川に期待したいですね。

山口戦でも京都戦でも惜しいシーンがありましたが、今季の亀川は例年になくゴールに近づいてきていると思います。
左サイドに石津が入り、石津が周りを効果的に使える選手であるため、左サイドでのパス交換の中から、亀川がゴール前に顔を出せる機会が増えています。

昨季までの金森とのコンビでは、結局ゴール前で金森にボールを出す役しか回ってこなかったため、ゴールを狙おうと思えばカットインしてシュートと言う形しかありませんでした。

しかし、今季は石津に一回当てて、自分自身がペナルティエリアに入っていくと言う動きも出来るようになってきているので、シュートを打つシーン、相手のゴール前の最深部からマイナスに折り返すシーンなど、得点というところにより近いプレーが増えましたよね。

この試合でも、相手のDFラインは高いですので、抜け出せば一気にチャンスになる可能性が高いです。

そこから得点を決めて、アビスパでリーグ戦68試合で縁のなかったゴールと言うものを掴んでほしいですね。


これは、アビスパも含めてJ2のチームに多く言えることですが、結局良い形は作るものの、最後のところの詰めや細かいところまでの気配りが足りないことで、得点に繋がらなかったり、思わぬカウンターを受けたりと言うことがあります。

J1チームにももちろんミスはありますが、一つ一つのプレーの正確性や判断のスピードの早さが違っていて、J2の中でもそのレベルにある選手を多く抱えるチームが、戦術や連携を越えた部分での力技で勝点を奪っているのを改めて実感しています。

そうやって上がったとて、J1で定着できるわけではなく、やはりチームとして成熟していく過程が必要なんだとは思いますが、それでもやはり、この力技で得点出来る部分があるチームであれば、最後の最後まで諦めるべきではないし、逆に相手にもそういうミスが必ず起きると思って試合をして行くことも大事なのかもしれないですね。

特にここまでの3試合、そういうミスに大いに助けられた部分がありましたし、これからもそういうことがあるかもしれないと思っておくことが、1点に繋がるかもしれません。



地力に勝るチームになれるか


早くもホームでの九州ダービー2試合目。

九州は、もうあと長崎しかいませんので、ホームには長崎が来るのみです。

個人的には九州ダービーと言っても、確かにお客さんは多く来ますが、あまりピンときません。
もう何年も一緒にやってきてますけど、熊本も長崎も大分も、あまり他のJ2クラブとの差は私の中ではなくて、決して九州ダービーを否定しているわけではないんですけど、そう気負いすることなく戦ってほしいなぁ、と言う程度ですね。

それよりも、旧知の選手が来てレベスタでプレーすることの方が、いろんな感情が湧き上がります。

特にアビスパ在籍時に好きだった選手は複雑な気分になりますし、出て行き方が悪かった選手なんかは、可愛さ余って憎さ百倍的なところもあるし、それはそれで試合を盛り上げる要素の一つとして楽しんでますけどね。

アビスパはJ2が長いってこともありますし、アビスパから移籍する選手はどちらかと言うと下位カテゴリーや格下チームに移籍する選手が多いので、J2だと頻繁にそういう選手との邂逅があるわけですが、そういう意味だとこの熊本戦、光永とともに、久藤コーチ、財前ヘッドコーチの凱旋も楽しみですね。

久藤コーチは育成年代の指導から熊本のトップチームのコーチに就任したわけですが、いずれはアビスパのベンチに戻ってきて欲しい人の一人ですよね。


チームはこの熊本戦に3連勝を賭けます。

J1の優勝戦線に残り続けるためには、3連勝以上の連勝を何回か経験しないといけません。
2015年の様な終盤の奇跡もありますが、そういうものは想定して出来るものではありませんし、確実に勝点を伸ばしていくためにも、ホームでいかに勝てるかが大事です。

2017年型のアビスパもまだ固まってるとは言えませんが、熊本も未だ前線を中心に骨子が固まっっていないとも言えるかもしれません。

そんな中でも、熊本、アビスパともに勝点をじわじわと積み上げており、一見すると好調の様に思えるわけですが、実態はどうなのか。
勝点的に好調同士の対戦となる今節で、どちらが化けの皮が剥がれるのか、決してアビスパが本調子ではないと言うことがポジティブな意味もあるとは言え、熊本に後れを取るわけにはいきませんよね。

地力があるチームは、苦境に立たされても何とかそれをひっくり返すチーム。
イーブンな展開でも、少しの綻びを見つけて相手のゴールを陥れることが出来るチームです。

そういう地力を付けていくことが、今季のアビスパのテーマの一つでもあると思いますので、この熊本との難しい試合の中でも、どうやって選手たちがそれを乗り越えていくのかが見たいですね。


だからって、城後のGKみたいな死闘は勘弁よ!

3試合連続のウェリントン砲と、亀川の初ゴールですっきり勝ちましょう!

ゆう

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20170312a
福岡×京都(Jリーグ.jp)

2連勝やー!まだまだ満足せんよー!

3月も半ばになりましたが、未だ花粉が猛威をふるっております。

今年もこの3月中旬ごろで一旦スギの飛散が終わるようですが、それと入れ替わるようにヒノキの飛散が始まります。
そうこうする内に桜が咲いて、お花見となるんでしょうから、もう春って感じですね。
この日も日陰だとだいぶ寒かったですが、日なただとうっすら汗ばむ様な陽気でした。

さて、世間ではカズの50歳ゴールやら、ロスタイムでのGKによるゴールやら、何かと騒がしかった今節のJ2ですから、アビスパの連勝など見向きもされませんが、我々はしっかり地に足を着けて戦ってまいりましょう。
連勝はしたものの、良くなかった部分もいっぱいありましたので、そういう部分の改善はしながら、チームの雰囲気は落としてほしくないというところで、次節以降にも期待したいですね。

何やら、ユニフォームが似通っているということで、ホームである対戦相手に前後半でユニフォームを着替えさせるという珍事を起こしたチームの監督さんが、アビスパと対戦する時も心配と何故かウチのチームだけ名指しで仰ったそうなので、そういうよく分からない熱視線も含めて注目度をもっと上げていけるような結果を残し続けていかなければなりません。



アビスパの狙い、京都の狙いは?


この日は、前節の殊勲の決勝点を叩き出した闘莉王と、2戦とも途中出場で結果を出しているケヴィン・オリスが共に怪我のために欠場と、スタメン、ベンチのメンバーの入れ替えを余儀なくされた京都でしたが、当初の予想通り3バックで試合に入りましたね。

アビスパとしては、この日はようやく神山がベンチに戻ってきましたが、スタメンは前節と同じ形。

京都は3バックなので、WBの裏のスペースが空いてくるとの読みから、そのスペースをどうやって使うかというところがこの日のアビスパのテーマだったと思います。
また、シーズン始めには「いかに自分たちがボールを動かして試合の主導権を握るか」というところを今季の戦い方としていたと思いますが、早くも3節目から「ある程度相手に持たせて奪ったら出来るだけ早くスペースに出してカウンター」という戦い方を選択してきました。

どちらかと言えば、京都の方がボールをこねくり回している時間は長く、現時点で支配率などの正確なデータはわからないのですが、恐らく京都の方が高かったんじゃないかと思います。
京都としては、DFラインとボランチでボールを回しながら、大黒の動き出しに合わせてのスルーパスと、エスクデロ、小屋松のキープ力、クイックネスなどを活かしたゴール前の仕掛けでうまくバイタルを使っていくという様なことを考えていたと思います。

本来ならボランチが出来るだけ前線に近い位置で前を向いてボールを受けられるような形であれば、もっとアビスパのDFラインを脅かす攻撃は出来たと思いますが、前半はアビスパの切替が早くてプレッシャーがキツかったことと、セカンドボールをアビスパに取られることが多かったために、エスクデロ、小屋松の単発の突破でチャンスを作り出すというところが精一杯でしたね。

後半はアビスパのペースが落ちたこともあって、若干ボールを良い形で動かすことが出来るようにはなりましたが、前半からこの状態であれば、今季の京都も苦しむかもしれませんね。

ここ2戦とも闘莉王からのロングボールという武器もあったんですが、これを失った替わりにDFラインを押し上げることが出来て、全体をコンパクトに出来ていたということで、闘莉王の起用も一長一短あるなと言うところですね。

アビスパは、先述の様に狙いをWBの裏のスペースに置いていたので、早速前半開始早々にそこを使ってチャンスが訪れます。

この日の2トップの一角である松田が試合中再三に渡ってこのスペースに侵入し、ここでボールを受けてくれたんですが、最初のプレーでWBの裏のスペースに抜け出した松田が相手陣内深くでスローインを得ます。
このスローインから、ウェリントン→山瀬と繋いで先制点が生まれました。

ウェリントンを使うと言うのは単純な放り込みサッカーに終始すると言うことにならなければOKなわけで、この日の先制点の様な連携からの攻撃は、最もウェリントンを効果的に使う方法の一つだと思いますし、あれだけゴールに近い位置で相手を背負ってボールをキープしてくれて、走り込んでくる山瀬に落としてくれるようなFWは、J2でも、むしろJ1でも中々いないと思います。

この日も確かに相手を背負ってプレーすることが多かったウェリントンですが、ボールを持たないプレーでもチームを助けていて、前線からのプレスバックでボールを奪うシーン、相手を引き連れてサイドに流れることで石津が侵入するスペースを空ける動き、こういうところで非常に効いていました。
もちろん、決勝点となった後半のゴールも秀逸ですが、それら全ての動きがハイクオリティーで、日本人の一試合を通しての献身性とはまた違った形での貢献をチームにしてくれていると思いますね。


また、今季のアビスパはセットプレーからの得点が多いと言いますが、セットプレーの回数が多いと言うのが得点数を上げている要因だと思います。

この日の松田もそうでしたが、出来るだけ相手陣内深いところで受けて、最悪CKかスローインで終わろうと言う意識が非常に高いですね。
基本的にはどのチームの選手もこういうことは狙っていると思いますが、無理に突破するよりも相手に当ててCKにした方がチャンスが広がると言う考え方が透けて見えますので、無理にキープや突破をせずに、簡単にクロスをあげると言うシーンが多いと思います。

この日はその跳ね返りが自分に当たって出ると言うシーンが多くて、うまくCKは取れませんでしたが、3試合終わって平均4本程度のCKが取れていますし、実際にここから点も取っていますので、確実にプラスにはなっていますね。
もちろん、ウェリントン込みでの考え方だと思いますけどね。

それと同時に上がったのがシュートの意識ですね。

結局、セットプレーを取りに行くというのもそうですが、シュートも打っているのでセットプレーになると言うこともあると思います。
この日も開始早々ダニルソンがロングシュートに行きましたし、外れはしましたが石津も枠内シュートを何本も放ちましたしね。


京都はこの開始早々の失点で浮足立ったのか、その後バタバタする時間を迎えます。
アビスパも、この機に乗じて追加点を奪おうと京都ゴールを急襲しますが、菅野を前に追加点が奪えません。
いくつか決定機も迎えましたが、京都DF陣も体を張って守っていたので点になることはありませんでした。

そうこうする内に膠着状態を迎えて前半を終えますが、追加点は奪えなかったものの、前半京都に何もさせなかったアビスパの集中力の高さ、寄せの早さ、切替の早さは見事でした。

これが90分続けば何も問題はないわけですが、中々そうはうまく行かないのがアビスパ。
ただ、大黒をどう生かすか、エスクデロ、小屋松を有機的に連携させて攻撃を構築したいと考える京都の狙いは全く機能せず、京都のWBの裏のスペースを使ってそこを起点として攻め込みたいとの狙いを的中させて先制点を挙げたアビスパの、完成度の違いが見えた前半でした。


前節までの課題はクリアできたか?


予想外だったのが、京都が動いてこなかったこと。

あれだけやりたいことがやれなかった前半を、確かに早々に失点してもその後は拮抗を守っていたので良しとしたのかもしれませんが、何の活路を見出して後半に入ったのかは分かりませんでした。

山口にしても、大分にしても、後半からアビスパの急所を突くべく戦い方を変えてきましたし、アビスパがその変化について行けず戦い方が後手を踏んでしまったことで、調子を狂わせてしまったと言うことはありましたので、後半の京都の戦い方はちょっと驚きでした。
個人的には、あれだけフィットしていなかった大黒を変えてみても良いのかなと思いましたが、大黒と言うキャラクターを考えると難しかったのかもしれませんね。

結局その後10分ぐらいを京都は無益に過ごし、ようやく残り35分のところでその大黒に代えて岩崎の投入と言う最初の交代を行います。
この交代から若干京都が息を吹き返してきた印象がありましたね。

アビスパとしては、前半に1点を先制したものの、山口戦のことを考えれば1点はセイフティリードではありませんので、当然もう1点を狙いに行きます。

ただ、この2戦の課題としてあったのが、後半足が止まってしまうと言うところ、それによってDFラインを下げてしまい、全体が間延びしてしまってプレスがかからなくなり、バイタルが空いてしまうと言うところが挙げられます。
ボールを奪って繋いでいこうとしてもサポートがないため、石津のところで潰されてまたカウンターを受けると言うこともありますし、間延びしてからの攻撃が成り立たないのは、ウェリントンを目掛けたロングボールのみになってしまうからですね。

この日は、後半に入っても集中力高く、出足の良さでの早い寄せ、ダニ、三門を中心とした幅広いカバーで中盤の自由を与えませんでしたので、京都の攻勢に対してアビスパのチャンスこそ多くは作り出せませんでしたが、一方的に押し込まれることもなく、拮抗した展開を続けます。

井原監督としては、このままではいつか崩れるという危機感もあったと思いますので、次の手を打つタイミングを考えたと思いますが、今日の山瀬は疲れてはいるものの、カウンターにおいては効果的な配球で効いていましたしので、受け手である松田を代えることで、より前への推進力を高めたいと言うところだったかもしれません。

松田に代えて2トップの一角にポッピが入ると、そこから待望の追加点が生まれます。

徐々に京都がWBを中心にワイドにピッチを使って攻撃をしてくることでアビスパのゴール前に迫りつつありましたので、その出鼻をくじくゴールになりました。

ただ、残念なのがせっかくの追加点の後にすぐ京都に1点を与えてしまったことでしょうか。

DFラインとボランチの間のボール回しの中で、相手のプレッシャーが早く慌てたところをダニルソンがファール気味に高い位置で奪われてしまいます。

その切替のところが遅く、周りも一瞬ファールかな?と言うセルフジャッジもあったとは思いますが、奪った吉野からエスクデロに展開、そのエスクデロが簡単に中に折り返すと、それに対して全く準備が出来ていなかったアビスパDF陣は後ろから走り込んできた仙頭をフリーにしてしまいました。

この日のダニルソンは、攻守に非常に効いていて、セカンドボールへの反応、読みも的確、前に出て奪う体の強さ、寄せの早さなどを見ても非常にコンディションが良いのが分かりましたし、アビスパに来てこの1年ちょっとの中ではベストと言えるパフォーマンスだったと思いますが、この失点シーンに限らずボールを失う機会が非常に多かったですね。

これは、名古屋時代もそういう選手でしたので、今日の試合だけのことではありません。
何ならダニルソンがそういう選手だと分かった上で周りのサポートを早くして行かなければならないと言うことだと思いますが、あのタイミングでダニルソンに狙われやすいパスを出した亀川にも責任があると言うことかもしれませんね。

あとは、ファールっぽい取られ方だったので、不運な部分もあると思いますが、そういうシーンでいかに早く切り替えるか、と言うところでは、この試合のそれ以外のシーンではほとんど集中を切らすことがなかったアビスパが唯一集中を切らしたシーンで失点したと言う、サッカーの厳しさを改めて思い知らされる1点だったと言えると思います。


その後、井原監督は、城後、實藤と交代カードを切り、相手の3バックに対してミラー的に5バックにしてリードを守りきりました。

大分戦の時は、相手のワイドの選手の対応に苦労し、マークの受け渡しが曖昧になったことでバイタルエリアを使われるという場面がありましたので、相手の攻勢に対してシステムを揃えることでマークの相手を明確にし、守備を強固にすると言う采配は、事前に準備されていたこととは言えさすがだったと思います。

城後が準備していた時はまだ2-0だったため、ポッピとの2トップで考えていたと思いますが、しっかり前から追って欲しいと言うところでトップの位置に、その後は山瀬と實藤との交代で5バックになってからはシャドーの位置で走り回りました。

後半に失点はしてしまったものの、システム変更と先を見据えた選手交代で足が止まると言うこともなく2-1でゲームを終わらせることが出来ましたので、過去2試合の反省が行きたゲームだったと思いますね。


ポッピ使える?


この日、ウェリントンのゴールをアシストしたポッピ。

山口戦に続いての2試合連続途中出場で、アシストと言う結果を残しましたが、ファンが期待するのは彼のゴールでしょうね。

この日も、石津のクロスからどフリーのヘディングをバーの上にふかしてしまいましたが、徐々にその時は近づいていると思いますね。

井原監督はこの日、交代のファーストチョイスとしてポッピを選択。
状況としては1-0でリードしている段階でしたが、このまま逃げ切るのは難しく、追加点がどうしても欲しいと言うことで、疲れの見える松田との交代でウェリントンと2トップにしました。

前節の山口戦でも途中出場しましたが、この時は一方的に押される展開を何とか押し上げたい、チーム全体を前に向かせてくれる推進力としての投入も、うまくボールに絡むことが出来ずに貢献したとは言い難い出来でした。

ですが、この日は、若干オープンな展開になりかけていたことと、京都がリスクを冒して前にシフトしていたためDFラインの裏にスペースがあったと言うことで、ポッピの良さが生きやすい状況だったとも言えますね。

カウンター気味に奪ったボールを山瀬がスペースに流し込み、そこに走り込んで受けたポッピがゆっくり中央を伺って、ウェリントンに緩いクロス。
ウェリントンは相手DFの視界から逃れる動きでマークを外し、フリーになったところにドンピシャのクロスが来ましたので、DFの寄せを気にすることなくゴール。

中をしっかり見ながらプレーする時間がありましたので、ウェリントンの動きと特性を理解してのクロスだったと思いますが、こういうアシストと、カットインしてのシュートと、良さをもっともっと出して行ってほしいですね。

ただ、後半30分ぐらいプレー時間があった中で見せ場はこことどフリーのシュートを外したところぐらいで、後はアビスパが守備をする時間が長かったのもあって、そこまで良さを出すシーンは見られませんでした。

何しろ、彼にはまだまだ時間が必要でしょうね。

ウェリントンは日本の笛の基準を分かっていますが、ポッピがまだそれが分かりませんので、ファールをもらいに行って吹いてもらえずカウンター、みたいなシーンを作ってしまいました。
また、守備においては、頑張って戻ってくる方ではありますが、約束事を完全に理解しているとは思えず、サイドの守備に入った時には簡単にフリーにさせてしまったりと言うシーンが目立ちましたので、この状態でスタメンから使うのはちょっと怖いな、と言う印象ですね。

終盤は5バックになりましたので、5-4-1の1トップを務めましたが、このポジションの選手は体を張ってボールをキープしてくれないと守備が終わらないので周りがキツいんですが、ロングボールにも競ってくれないシーンもありましたので、ウェリントンの代役みたいな使い方は無理ですしね。

ここらへんがクリアになるまでは、当分ベンチスタートが続くんじゃないかなぁと思います。

ですが、攻撃におけるプレーの正確性や、ゴール前でのアイデアみたいなものは豊富ですので、逆にポッピがウェリントンの相方として定着できるときがきたら、かなり強力な2トップになることは間違いないと思います。

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嬉しい連勝


ホームで久々の勝利です。

しかもその相手が苦手京都と言うのは更にうれしい。
これで昨年7月のFC東京戦以来のホームでの勝利です。

何か久しぶりすぎて逆にそんなに久しぶりの感覚がなかったですね。

ですが、まだまだ始まったばかりですし、他のカードを見れば、遥かにアビスパよりも完成度が高いチームはいくつもあります。

この勝利で得たものは勝点3だけではないはず。

この試合、2得点ともにウェリントンが絡んだ形でしたが、どちらもロングボールからの攻撃と言うわけではありませんでした。
もちろん、試合の中でそういう形は何度もありましたが、それ一辺倒と言うことでもありませんし、試合を通してチーム全体が切替を早く、出足の良さで相手に早く寄せる、1対1の局面で負けないと言うことを徹底できていたと思います。

少なくとも、個人能力に長ける選手は揃っているんですから、そういう選手が切替を早くして集中して試合をこなすことが出来れば、そうそう点は取られないし、得点機は必ずやってくると言うことだと思います。

アビスパに一番大切なのは、自信を持って試合に臨むことと、点を取られても下を向かないで一つ一つ返していくことでしょうかね。

この京都戦は、それを思い出した一戦だったと思います。


去年はJ1で戦ってたんよ!

驕ることはいけませんが、その自信まで捨てることはありません。
ひたむきですが、卑屈にならずに、堂々と戦っていきましょう!

一つ、一つ。

ゆう

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福岡×京都(Jリーグ.jp)

ホームで久々の勝利が見たいなぁ〜

J2は早くも第3節。

ここまで2連勝しているのは湘南のみ、無敗は湘南を含めると8チーム、2連敗のチームが金沢と群馬だけ、と、やはり拮抗していると言っても良いと思います。

おそらく10試合ぐらい経過すると、今とは各チームの表情もだいぶ変わっていて、今年の色が出てきているとは思いますが、まだ、2/42が終わっただけ。
順位などは語る状況ではないですが、最初の団子状態の時に出来るだけ上にいたいですね。

ただ、この2試合を見ただけでも、湘南、徳島、岐阜辺りが良いサッカーをしているのが分かりますし、アビスパ、名古屋、そして今回の対戦相手である京都などがチームづくりに苦戦しているな、と言う印象を受けます。
アビスパは現在10位と、開幕からいきなり躓きましたが、ここから上げていきましょう。


オリスがスタメンで出てきたらヤバい!


今節は苦手な京都をホームに迎えます。

ここ最近、J2では京都と早めにホーム、夏にアウェーで当たる確率が高いですね。
向こうもそう思ってるでしょうけど。

2015年は開幕戦のホームで惨敗しまして、そこから最悪の3連敗が始まりましたが、7/22の25節にアウェーで鬼門を突破し、勢いに乗れました。
2014年は2節のホーム開幕戦で辛勝しましたが、7/26の23節アウェーで完敗。まぁ、この年はこの段階で既にチームが崩壊していた印象ですけどね。
2013年も3節にホーム、7/27の26節でアウェーを戦っていますが、この年は連敗しています。

今季も3節と言う早い段階でホームで京都と対戦しますが、京都も今季ここまで2試合とも反省点が多い試合をしていますね。

今季から監督が交代し、元アビスパの布部さんが監督になりました。

布部監督は、昨季まで柏でコーチをしていましたが、井原監督と同じくネルシーニョの門下生。
今季から初めて監督として京都に来ましたが、志向するサッカーは「縦に早いサッカー」と言うことですので、本来は大黒の動き出しの早さを生かして、少ないタッチ数で相手のDFラインの裏を狙うと言うのがやりたいことなんだろうと思います。

ですが、ここまではチームが全く噛み合っていないと言っても良いような状況。
この2戦を見ただけでは早計だとは思いますが、もしかしたら布部監督はもしかするかもしれません。


システム的には3-4-3か3-6-1と言う形。

大黒をトップに、本来はシャドーの形でイ・ヨンジェとエスクデロを起用していると思いますが、チーム全体が押し込まれる展開が多く、どうしてもこの2シャドーがボランチに近い位置まで下がってしまうので、中盤の6と大黒との距離が非常に空いてしまっている印象です。
ここのフォローがないまま、大黒もどちらかと言えば引いてきてボールを受けるようなことはしませんので、ひたすら遠くにいる大黒めがけてアバウトなボールが後方から供給されると言う攻撃を展開しています。

タイプ的にはイ・ヨンジェはシャドーの選手ではありませんので、出来れば大黒との2トップ、トップ下にエスクデロと言う形の方が攻撃ではそれぞれの個性を活かせそうですが、2試合とも同じ形にこだわっています。

仮に、エスクデロと大黒が近い位置関係にあれば、エスクデロからのスルーパスで大黒の得点チャンスは増えそうですが、これだけ距離があるとそこを埋めるのも大変ですし、大黒の動き出しは早いものの、大黒も後ろからの長いボールで生きるタイプではないですからね。

かと言って守備のことを考えれば、恐らく布部監督はシャドーの選手にサイドの守備に降りてきてもらう井原監督が使っていた形をやらせたいんだと思うので、シャドーのポジションは外せないし、と言うジレンマを抱えていそうです。
その点で言えばイ・ヨンジェは割りと守備を頑張ってくれる選手なので、シャドーの選手としての守備は頑張ってくれるでしょうけど、そうなると以前のアビスパと同じ課題である、相手の後ろの枚数に対して、こちらの前の枚数が足りずに、自在のビルドアップから精度の高い縦パスを通されてしまうということで、縦パスから中を崩してくるレベルの高い相手と対峙した時には後手後手に回って守備に疲弊してしまう現象が起こるでしょうね。

徳島との試合に関して言えば、前半はボールを回して攻撃していくというより、奪ったらすぐに縦に長いボールを入れると言う攻撃を繰り返していましたので、立ち上がりからこの攻撃を選択してくれれば、跳ね返すのは難しくなさそうです。

回したい意志はあったと思いますが、徳島の寄せが早かったのもあって、ビルドアップが奏功せずに、そうなってしまったと言う形だったと思います。
アビスパは前節も山口のロングボール中心の攻撃に対しては、最終ラインでしっかり岸田を離さないで捕まえておくことで対応していましたし、中盤からは相手のパスの出処に対してのプレッシャーも効いてきていたので、ロングボールの精度が落ちてきてチャンスを奪っていましたので、そういう守備が出来れば、例え前線に構えるのが大黒だろうと、徳島戦と同じ形の京都なら対応できそうです。
京都の3バックも闘莉王を中心に、フィードの精度は高い選手がいるんですが、全体が間延びしているため、ロングボールの精度も下がっていましたしね。

京都の攻撃が蘇ったのが、ケヴィン・オリス、内田、岩崎の交代後ですね。

前線で孤立気味だった大黒に対して、オリスはそもそもロングボールに競りに行くのがプレースタイルの選手ですからこの戦い方にマッチしますし、岩崎がその周りを縦横無尽に動き回りますのでこぼれ球を拾えます。

特に、闘莉王が怪我をして前線に残る形になった後は、オリスが2列目に落ちて守備にも貢献していましたし、競ってくれるオリスの近くに岩崎、闘莉王の2枚が構えることで前に起点を作れるようになってくるということで、結果論的に状況が良くなったと言うことだと思います。


この2試合を見ても、京都の攻撃陣で一番動きが良いのが新加入のケヴィン・オリスです。
布部監督がなぜこのオリスを最初から使ってこないのかが分かりませんが、このオリスを最前線において、その相方に大黒を使う方が相手としては怖い気がしますけどね。

オリスは、昨季はKリーグ1部の仁川で9得点の実績を引っさげて今季から京都に加入したFWで、192cmの長身を武器に、前線でターゲットになれる選手。
片や、アビスパに新加入したポッピはKリーグ2部で18得点なので、どっちが優秀なFWなんでしょうね。

オリスは早速この2試合で1ゴール、1アシストと結果を残していますし、徳島との試合でも空中戦での存在感を遺憾なく発揮してましたからね。
仮に試合に出場するようなことがあれば、アビスパのDFラインは岩下、冨安とサイズはあるものの、このオリスには苦戦しそうです。

また、空中戦だけでなく、足元のワンタッチプレーでも前節チャンスを演出していましたので、高い位置でオリスが良い形で攻撃に絡むことが出来れば、京都としては良い時間帯が来そうですが、アビスパとしてはオリスを出来るだけゴールから遠い位置でプレーさせたいということと、オリスの頭狙いの攻撃に終始するように、しっかり前線からプレスを続けたいというところですね。

特に、足元の縦パスを通させるとリズムが相手に生まれてしまうので、パスが出てくるところはしっかりケアしたいですね。

前節怪我をした影響で練習に参加していなかった日があったようなので、今回も試合に絡んでくるかどうかは分かりませんが、出てきたら要注意です。



サイドの攻防に勝利し、得点を狙いたい


京都の前節の徳島との試合では、立ち上がりから受けに回ってしまい、相手から押されるままDFラインを下げてしまったことが、前半の試合運びに大きく影響しましたが、後半は前から行くようになって若干盛り返しました。

アビスパとは逆で、試合の入り方に問題があり、それを中々ゲームの中で立て直せないという状況。
後半の入りと、選手交代を経て徐々に立て直しますが、もしこの徳島との試合でも前半で失点していたら、結果が全く違っていたかもしれません。

その意味では、アビスパは絶対に前半に先制点を取らなければなりません。

京都が、おそらくこの試合闘莉王の欠場が濃厚と言われている中で、DFラインに若干の混乱を抱えながら試合に入ると思います。
その間隙を縫って前半のうちに得点したいですね。

前節京都は、前半押し込まれていた時間帯は、石櫃、湯澤を高い位置に配することが出来ませんでしたが、その中でも石櫃はいくつかのチャンスを作り、後半攻勢に出た時にはかなり高い位置を得て、そのままチャンスを多く作り出していましたので、サイドの攻防のところで、どれだけこの両WBを押し込めるかも大事です。

アビスパも、サイドハーフが守備に追われると、下手したらDFラインに吸収されるまでポジションを下げてしまうことがありますし、その中でマークの受け渡しに失敗して真ん中を使われるというシーンも出てしまいます。

サイドの主導権を握り相手を押し込むこと、また、攻撃に転じる時は、相手のWBの裏のスペースをしっかり狙っていくことが大事です。

この狙いで行くとしたら、ウェリントンの相方で起用されるであろう松田の動きが非常に重要になります。

山口戦はウェリが前線でターゲットになってくれましたし、セットプレーやその流れで得点が出来ましたのであまり目立ちませんでしたが、サイドのスペースでキープしてくれる選手と言うのは必要で、その役割を松田には期待したいですね。

松田がサイドに開いてボールを受けて、空いたスペースに入ってくる山瀬や石津、ボランチの選手が真ん中でボールを受けられるようになると、ウェリ以外の攻撃の形が出来ると思います。

最近はウェリも真ん中ではなく若干サイドに流れることが多いので、これはもしかしたら狙いでやっているかもしれませんが、その時は中でクロスを受けられる位置にいればいいですし、流動的で良いと思いますが、ここ2試合で本人が満足するほどのパフォーマンスを見せられていないと思いますので、そろそろインパクトを与えてほしいですね。

調子は良いんだと思います。
献身的に守備も頑張っていますし、レベル的に劣っているとは思えません。
あとは、チームを勝たせることが出来れば、自身のゴールという結果が出れば、どんどん認められていくと思います。

このポジションは争っているチームメイトも多いポジションですし、本人の動きは良くても、チームの結果が伴わなければ、ゴールを挙げていなければ、変えられる可能性があるポジションです。
本人が一番望んでいると思いますが、やはり分かりやすい結果が早くほしいところですね。


あとは、前節の徳島の攻撃で効果的だったのが、相手のバイタルでDFとボランチの間で受けるということですかね。
サイドの攻防もそうですが、この間で受けることで、周りの選手がしっかりサポートして次の選択が出来ていたシーンは、シュートまで行っていたと思いますので、こういうプレーを出来る石津、山瀬には期待したいですね。

特に山瀬は、昨季在籍したチームですので、DFラインなどはどういうプレーが効果的かわかっていると思います。
今季既に、京都は山瀬の不在の穴を感じているようなので、その辺りの後悔をもっとさせてやりたいところですね。


第1クールに貯金を残すためにも必勝で


井原式勝点皮算用によれば、勝点目標「84」のうち、7試合1クールで全体を6クールに分け、1クールあたりの勝点「14」が必要とのこと。

第1クールの7節は、ここまで大分、山口と戦って勝点3ですので、残り5試合で勝点11が必要となります。

残り5試合の顔ぶれは、当節の京都、熊本、山形、横浜、町田。
もちろん、手強い相手ばかりですが、自動昇格を狙うのであればどのチームからも勝点3をもぎ取るつもりでやらなければならない相手です。

また、第2クールのことを考えれば、攻撃陣が好調の長崎、京都といい試合をしていた徳島、大の苦手である松本山雅、昇格のライバル岡山、湘南などが控えますので、先を見据えても出来るだけ第1クールで貯金を作っておきたいところ。

仮に最低でも14という勝点を設定するなら少なくともあと5試合で3勝2分以上じゃないとダメで、4勝すれば貯金が見えてきます。

そう考えれば、ホームで戦えるこの京都戦は、必ず勝利しないといけないということですね。

残り5試合で唯一のアウェーである山形あたりは、もしかしたら引き分けでもOKという形で臨むかもしれませんが、残りは全てホームですし、一つの勝点も落としたくないですね。

仮に残り4勝1分で行ければ勝点も7試合で16まで積み上げられるので、スタートダッシュには十分でしょう。

ただ、そのためにはチームの約束事として整理しなければならない部分はたくさんあると思います。
今のままではとても勝ち抜いてはいけません。

この試合、その辺りの課題への解決策をどう付けていくのかの触りでも見られればいいですけどね。


苦手だなんだと言ってる場合じゃない!勝て!

それだけ。

恐れることはない、強気で行きましょう!
京都を叩くなら今。
立て直した後の京都は絶対に手強いはず。
今の内に勝点3をもぎ取りましょう!

ゆう

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山口×福岡(Jリーグ.jp)

勝った気がしねぇ〜。

リーグ戦での初対戦となった隣県山口との第2節、辛くも2点を先取したアビスパが逃げ切りまして、初日が出ました。

この日は隣県ながらアウェイ遠征は叶わずDAZNでの観戦となりましたが、中々見慣れない相手との対戦で、J2を実感しましたね。
もちろん、ここ何年かの山口の快進撃や、開幕早々J3から帰還したばかりの大分に足元を掬われましたので、油断や舐めてかかると言う気持ちは毛頭ありませんでしたが、こういう試合展開でも勝ててしまうと言うのは、ある意味J2だからこそと言うことだと思います。

山口は結果が出ないなりに、良い内容の試合をしていたと思いますので、この2試合の結果を踏まえても焦る必要はないでしょう。
それよりも、毎試合前半良くて、後半ボロボロと言うアビスパの状況を、いつどうやって立て直していくのかが気になります。

ただ、この勝利、昨年9/17の湘南戦以来のもの。
試合にして7試合ぶり、期間では約5ヵ月ぶりの勝利と言うことで、途中にシーズンオフも挟んではいるものの、そんなに長い間勝ってなかったのか、いやいやもっと長く感じたけどね、と複雑な気分になりますね。

ホームに限って言えば天皇杯の鹿児島戦で8/28以来、リーグ戦ではFC東京戦の7/13以来勝ちに見放されていますので、次の京都戦は是非とも勝利したいところ。

まずは、その京都戦の前に、山口戦を振り返っていきましょう。


なぜ前半は良かったの?


この試合、前節が敗れたとは言え、良かった時間もあったと言うことで大まかなところはイジらず、實藤を外してダニをスタメンに、と言う変更で試合に臨みました。

その分、前節はボランチでスタメン出場した冨安がCBで出場。
ベンチには今季初めてポッピが入ります。
この日も城後はベンチスタート。

山口は昨季、自陣から細かいショートパスで相手を揺さぶり、鋭い縦パスをスイッチに一気に攻勢を強める魅力的なサッカーをしていましたが、今季の開幕戦ではどちらかと言えば縦に長いボールを多用し、裏を狙うことを優先にゲームを進めましたので、今季からの狙いだったのか、まだまだ新しく入れ替わった選手たちの間で連携が強められず、そうなってしまったのか、それによってどちらの対応もしなければならない難しい相手となりました。

実際には、試合開始から山口は岸田をDFラインの裏に走らせて、そこに長いボールを送り込むと言うサッカーを選択してきました。

アビスパとしては、DFラインは高く保ちつつも、前からのプレッシャーを強めて精度の高いパスを出させない、と言う守備を敷いてきましたので、立ち上がりから何度か危ない場面は作られるものの、岩下、冨安を中心に何とか跳ね返すことが出来ました。

今季の山口は、昨季の戦術構築上重要なキャラクターを持っていた選手を何人か放出してしまいました。
その分、新加入の選手がいかに早くフィットするかがこの前半戦の焦点になると思われますが、その意味で、自分たちのベースであるパスを繋いでいくサッカーと、どちらかと言えば岸田の動き出しの早さ、三幸や小塚のパスセンスと言う個の力に依存する裏を狙うと言う戦い方も織り交ぜて来たのかもしれません。

この試合も、再三良い動き出しから岸田が抜け出そうとするシーンを作りましたが、どうしてもアビスパのプレッシャーがキツい中で、ボールを前に運ぶと言うことが難しく、下がった位置から入れる長いボールの精度が低く、うまく得点機を演出するまでには至りませんでした。

一方、アビスパはビルドアップから出来るだけ早くサイドに配球し、ボランチ、SB、サイドハーフとのかかわり合いの中から、前を向いた良い状態でハーフスペースと呼ばれるペナルティエリアの角の部分を使うことを狙いとしていたと思われます。
それと同時に、そこに固執するわけではなく、現実的に長いボールも使っていって、ウェリントンに簡単に競らせる形も併用し、そのこぼれ球を狙っていくと言うこともやっていましたね。

序盤は、裏を狙う山口のパスの精度が低いのに対して、サイドにつける岩下からのロングパスの精度が非常に高く、チャンスを多く作り出していたのはアビスパでした。

その中で、アビスパがCKから立て続けにチャンスを得ます。
冨安のヘディングは惜しくも山田に止められるものの、そのこぼれ球を拾った駒野が放り込んだクロスをウェリントンが頭で折り返し、石津へ。
石津はトラップしてボレーを放ちますが、これも再び山田に止められ、そのプレーでまたもやCKを取ります。
このCKから、ウェリントンがドンピシャで合わせて先制。

このプレーの後でもそうですが、この日のウェリントンは規格外の強さでしたね。
山口のCB二人も頑張って競り合っていたと思いますが、CKでは頭2つ分ぐらい競り勝っていましたし、後半はそれこそもう手立てがウェリントンしかないと言う状態になっていましたので、もっとフォローが早くて的確なら、これだけ競り勝っていたウェリがいたわけですから、もっと楽に試合が出来ていたと思います。

山口も失点した後は、中盤での構成力を高めるべくボールを回そうとするものの、一人あたりのボールタッチ数が多くてアビスパの選手に寄せられて苦しくなる展開が多く、前に運べません。

これは、出しどころを探してしまって持ってしまう形で、それはアビスパのブロックが高い位置で機能していたからに他ならず、そのボール回しの中でミスが出て、アビスパにボールを渡してしまうという形になっていました。
ただ、山口はそこからの切替も早いため、アビスパも奪っても簡単には繋げないと言う状態。

その中で、徐々に前に出られるアビスパが、ウェリントンをターゲットにしながら、その後も再三CKからチャンスを作ります。
山口はウェリントンに3人つけるも、止められず。
ただ、アビスパも最後の精度が悪く点にはならない。

前半は、狙った形であるサイドの攻略では、岩下、ダニルソンから良いボールが入っており、ここから駒野の精度の高いクロスがチャンスを演出しましたし、亀川の抜け出しからいい流れを作ってもいました。

アビスパは、サイドを崩すと言う選択肢と、ウェリントンに合わせると言う選択肢を持っていたのに対して、山口は中々ボールを前に運べない、高い位置においてミスも多くてキープできないと言う中で、スローインの流れからアビスパに追加点が入ります。

ウェリの頭をめがけて亀川からのロングスローが流れて三門の足元に。
それを三門がキープしながら走り込んできた石津に落とし、それをダイレクトに右足を振り抜いて素晴らしいシュートが決まりました。

山口はどちらかと言えば裏抜け一辺倒で、その裏抜けを狙っているのが岸田のみと言うことで、このパターンで来るのが分かっているのでアビスパは守りやすかったと思います。
ここの守備が奏功してアビスパにリズムを作り、前線で無敵を誇るウェリントンが相手のマークを引きつけ、良い形でサポート出来た時に松田、石津、山瀬にシュートチャンスが生まれると言うのが前半の良い流れとなりました。


では、なぜ後半もそれを続けられなかったのか?


山口は、後半開始と同時に選手交代を敢行し、2点を取り返す策を講じてきました。

山口の生命線は、トライアングルが有機的に機能して、縦に当ててるパスを出す選手、縦パスを落とす選手、落とした縦パスを前向きに受ける選手で形を構成した後、第4の動きでその前向きにボールをもらった選手からスルーパスを受ける選手が絡むことで、シュートシーンを作り出します。

この日の前半の山口は、アビスパの攻勢にDFラインが受けに下がってしまったことと、岸田を生かすために長いボールを多用しすぎて、周りの押し上げが間に合わなかったことで、単発の攻撃が続いていました。

これでもいつか点は取れたかもしれませんが、2点は厳しいとの判断で、ベースの戦い方に戻すことと、ボランチとトップを繋ぐリンクマンの役割を担う選手のプレー位置をもっと上げたい、その上でもっとボール回しに絡んでほしいと言うことで、高柳と佐藤を交代し、小塚をトップ下に。
また、左右のワイドの選手がアビスパの駒野、亀川の対応ためにポジションが下がっていたため、そこを押し戻すと言うところで、鳥養に代えて米澤だったのかな、と思いました。

この交代が功を奏し、山口は後半立ち上がりから息を吹き返します。

ハーフタイムで修正されたと言うことだと思いますが、後半から山口はSBも果敢にオーバーラップを試みるなど、明らかに攻撃に人数をかけると言う戦い方にスライドして来ました。
これを可能にしたのが、交代で入った佐藤と三幸がボランチの位置で縦に近い形のポジショニングになり、トップ下の小塚と合わせて縦のポジションチェンジを頻繁に行い、DFラインからのビルドアップのパスを受けながら、トライアングルの形を作ったこと、そして、それによって少ないタッチ数でボールが回せるようになったことだったと思います。

アビスパは、前半と同じ様なリズムで入ってしまったので、いきなり激しくなってしまった山口のテンションに戸惑い、受けに回ってしまいました。

その中で、後半早々に山口に追撃の一点が入ります。

山口のスローインから、一旦はウェリントンがボールを足元に収めますが、アビスパが全体を押し上げようとしたところで山口の素早い切替からのチェックにあい、アビスパゴール前でボールをロストしてしまうと、その切替のところがうまく行かず、三幸に高い位置で前を向かれました。

この段階で、ダニルソンが素早く寄せていきますが、この形がいつものアビスパの失点の形。
ボランチがサイドに釣り出された時に、バイタルを空けてしまう悪癖がここでも表れ、そのポッカリ空いたバイタルエリアで小塚に前を向いた状態でボールを受けられ、そのまま小塚のロングシュート。
このシュート自体はポストに当たりますが、跳ね返ったボールが杉山の背中に当たり、そのままゴール。

この時、ダニルソンの空けたスペースを使われた形でしたが、このスペースを三門がスライドして埋めるのか、冨安が前に出て埋めるのかをはっきりしなければいけませんでしたし、どちらにしてもボールを持った選手をあの位置でフリーにしてしまえば当然そうなるだろうという失点でしたので、アビスパの選手たちも落胆が大きかったと思います。

それでも失点してすぐはセカンドボールを拾えていましたし、ダニルソンから左の亀川に長いサイドチェンジのパスが入ったりもしていましたが、ミスが増えて中々繋がりません。
そうなってくると、未だリードしているにもかかわらず、徐々に焦りが生まれ、落ち着きを失っていきます。

山口はこの1点で勇気を得たのか、全体の出足も早くなってきますし、徐々に縦方向のパスが通り始めます。

そうなるとアビスパは、1点を守りたいのでDFラインが徐々に下がってくる状態になり、ボランチもそこに吸収されるようなシーンも見られるようになってきます。
ですが、前の選手は早く1点を取って楽になりたいので、それに合わせてポジションを下げることをしなければ、全体が間延びしてますます山口はパスを通しやすい状況になりますよね。

DFラインが下がると、仮にボールを奪っても低い位置から攻撃を始めなければならないため、前に運ぶのが困難に。
その上、山口は奪われた後の切替が早く、すぐに守備を始めてきますので、時間がない中では中々繋げて前にと言うプレーができなくなります。

そうなると、前線のウェリントンめがけてのロングボールが主体になってきましたね。

ウェリは競り勝てますが、そこへのフォローが遅いので、こぼれ球を拾われてチャンスには繋がらず。

アビスパとしても攻勢を取り返したいので、ウェリ以外に前にポイントを作ると言うことで、疲れが見えた山瀬に代えて城後、松田に代えてポッピをトップに起用しますが、全体が間延びしたままでは、役割を果たすことも出来ず。

ただ、山口も攻勢は掴んだものの、そこからの崩しの部分では、ラストパスの精度やシュートを枠に飛ばすと言う様な細部のところでミスが多く、決定打を打てないまま時間が経過してしまいます。

ここが、昨季嫌というほど味わわされたJ1とJ2の差のところ。

この状態になったら相手がJ1のチームであれば、恐らく2点か3点は取られていたと思います。

アビスパも、最初はかなり焦らされましたが、相手のミスに助けられて徐々に冷静さを取り戻して行きました。
ここで、本来ならもう1点取りに行く姿勢を打ち出してほしいところですが、後半残り10分になった段階でこの1点を守り抜くと言う戦い方にシフトしましたね。

DFラインも無理に上げず、全体を後ろに下げて、とにかくダニ、三門のダブルボランチがバイタルを空けないことを優先に守備を考えるようになりました。
右サイドで城後が相手のチェックに行き、相手がサイドに人を増やした時にダニがそこのケアに向かうと、バイタルにポッピが降りてきてスペースを埋めると言うことをやっていましたね。

そうなるともう後は時間を経過させていくのみ。
ウェリの体力的な問題で坂田と交代させましたが、役割的には守備をまず第一に考えると言うことを坂田は言われていたと思いますし、それもあって何とかこの1点を守りきり、試合を終わらせることが出来ました。

前後半で相手が戦い方を変えてくるのは当然考えられることですが、アビスパはその相手の変化への対応力が弱い気がしますね。

この試合では後半開始とともに山口は2人メンバーを変え、違う戦い方を選択してきたのは明白だったにもかかわらず、そこへの対応が遅れ、失点後にチームがバタバタしてしまった。
ここは、井原監督の手腕も試されるところではありますが、ピッチにベテランが何人もいるわけですから、選手たちの方でもしっかり切り替えてほしいところですね。

その上で、ここは守るところ、攻めるところと言う判断を監督の指示がなければ誰が出すのか。
この日は、おそらく岩下の判断でDFラインを下げたと思われますが、その意志が前の選手にも伝わっていたのか。

試合後に三門と岩下が厳しい表情で話し合っていたとのことでしたので、その辺りを突き詰めて話してもらえれば良いなと思いますね。
この日は、相手のミスや拙攻もあって2点目は取られませんでしたが、仮に後半どこかで同点に追いつかれていたら、そのままひっくり返されていたかもしれません。


なぜウェリントンサッカーから脱却出来ないのか?


個人的にはウェリントンサッカーは全然OKなんですよね。

昨季の川崎戦の得点シーンの様に、ウェリの個の力で繋いで周りがそれに反応して簡単に1点を取ってしまうみたいな省エネのサッカーは、弱者にとっては非常に効率の良い点のとり方ですし、それもサッカーですからね。

ただ、それ一辺倒ではダメよ、と言う話で、J1で定着すると言うことを考えた時に、自分たちの時間帯を長く作って、自分たちでボールを動かして行くようにしないといずれ息切れしてしまうと分かった以上、そういうサッカーを目指さなければならないわけです。
この試合でも、明らかにウェリに長いボールを入れた時より、自分たちでボールを動かしてサイドを攻略した時の方が、得点に近いチャンスになっていました。

その時に必要なのは、選手同士のサポートの距離感と、連携が深まっていなければ、細かいパスを少ないタッチ数で交換していくことは難しいですし、J2と言っても非常に寄せが早いチームは多々ありますので、その中でボールを確実に前に運んで行くと言うのは難しいと思います。

この試合では、後半山口の攻勢を受けてDFラインを下げてしまったので、ビルドアップへのプレッシャーがキツくて空いたサイドへの配球や、前半見せたようなサイドへの長いボールでの展開が見られなくなりました。
そうなると、視野も狭くなると思いますし、よりセーフティーにと考えると簡単に前に蹴り出した方が無難ですから、そういう選択肢が増えたのかもしれません。

こういう展開からウェリントン以外の選択肢を使うようにするためには、相手より長く、早く走ってフリーになる選手を増やすしかありません。

その体力が、残されていたかどうか、誰がそうすべきだったかなどは、明らかにしていかなければならない問題かもしれませんね。

まぁ、J2ではこの日の試合の様に、どんだけ苦しくてもCKなどで簡単にウェリが点を取ってくれると言う試合はあるでしょうから、そういうものも勝点を重ねていくには大事なことなんですけどね。



まずは1勝!


とは言え、勝ちは勝ち。

とりあえず、今季初めて勝点3を積み上げることが出来ました。
まだまだ目標には程遠いですが、その最初の一歩が大事なわけです。

この試合は、再三言いますが、J2だから勝利を得られた様なものです。
それは、山口が劣っていてアビスパが勝っていると言う話ではなく、セットプレーから得点出来たのも規格外のFWであるウェリがいたからですし、相手の得点が1点に終わったのも、最後の詰めのところがまだまだだったと言うだけで、我々がJ2を勝ち抜いてJ1で定着すると言う目標を掲げている以上、勝利したとしても反省して改善していかなければならない部分です。

ただ、この日のアビスパを見ていると、改善には時間がかかりそうな気もしますね。

松田、山瀬はまだまだフィットしていると言いづらいですし、DFラインもまだ岩下の意図を汲み取れていないし、この状態で岩下が抜けるようなことがあれば、守備は厳しくなると思います。

まぁ、これだけ選手が入れ替わった中で、簡単に連携を深めていくのも難しいでしょうし、井原監督も開幕にピークを持ってくるとは思っていないでしょうから、そこは焦らずやっていかなければなりません。
山口にしてもそうですが、他も似たようなところはありますからね。

そうなった時に大事になるのが、まだ試合に絡めていない選手。

特に、攻撃のところは今季多数の選手が加入し、既存選手とも合わせればかなりのポジション争いがあるはず。
まだベンチにも入っていない為田や勇太の出番もきっとあると思いますし、一日でも早く貴之には試合に戻ってきてほしいし、その他の選手も試合を目指して切磋琢磨してほしい。

何より、城後が2試合連続でベンチスタートと言う状態には黙っていないでしょうから、同い年の三門、岩下がスタメンで出ている以上、まだまだ老け込むには早いですので、スタートから出ると言うことを目指して練習からアピールしてほしいですね。

さて、とりあえず1勝は出来ました。


こっから連勝行きますか!

一つ一つ確実に、そして全体でハードワークして、勝利をもぎ取っていきましょう!

ゆう


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