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福岡×横浜(Jリーグ.jp)

ただただ寒かった!こんな中最後まで走りきった選手たちと、後押しし続けたサポーター、頑張ったね!

試合開始直前、ちょっとお腹を壊してトイレに行っている隙にスタジアムの近くで雷が落ちたと言うことで、まずは落雷の危険性があるため試合開始が一旦延期、その後試合は30分遅れで開始されましたが、後半開始間もなく大粒の雹が降り始めて今度は中断、20分後に再開されましたが、結局晴れたり曇ったり雨が降ったりの難しいコンディションとなってしまいました。

よくよく調べると、雷は雹の予兆だった様ですね。

雹は積乱雲の中で作られるらしく、雷が来ると、その中に生成された雹も降ってくるとか。

また、雷、雹と来ると、最悪の場合竜巻なんかも来る可能性があったみたいで、とにかく天候としてはかなり危険な中での試合だったようです。

ホントに事故も怪我人もなく無事に終わってよかった。

結果はスコアレスドローでしたが、それが何より一番と言う試合になってしまいました。

こういう中でも仕事をしなきゃいけないサッカー選手って大変ですね。

私もこの日詰めかけた1万人の中の多くの人と同じように、カズのプレーも楽しみの一つとしてスタジアムに来ましたが、色んなことが起こりすぎて何が何だか。
カズの写真も撮り忘れるし、ただただ慌ただしく過ぎた一日でした。

しかも試合が長引いたおかげで家に帰り着いたらもう夜になってましたので、とにかく疲労困憊。
試合の振り返りも程々に、当日は早めに就寝しました。

さて、ブログ更新が遅れたことの言い訳はこの辺で、早速試合を振り返っていきましょう!


井原監督の当初の狙いと、システム変更の成果は?


この日は、前の試合に引き続き3バックで試合に臨んだアビスパ。

メンバーだけを見てみると、4バックで入ると言うのが大方の予想でしたが、実際はそれを裏切る3バック。

センターに岩下が故障から復帰し、右に實藤、左にドイツ帰りの冨安と言う3バック。
ボランチには前節と同じ山瀬、三門が入り、松田が欠場したトップにはポッピが初のスタメン出場でウェリとコンビを組みます。

井原監督は、前節0で抑えたと言う結果を評価してそのまま同じ布陣を敷いて来ましたが、岩下、冨安の復帰もあって前節スタメン出場した濱田がベンチ、堤がベンチ外となりました。
前節の結果は結果として評価しましたが、濱田、堤に関してはまだ1軍半と言う立ち位置に留まっていますので、彼らがスタメンで出続けるために何が足りないのかを、岩下、冨安のプレーから見つけていかないといけないんでしょうね。

そして、KING対決と銘打った今節の試合にも関わらず、またまたアビスパのKINGはベンチスタート。
結果的に途中出場は果たしましたが、城後についても松田、ポッピ、山瀬らと争っているスタメン枠にはまだまだ手が届いていない現状です。

さて、この試合の3バックを選択してきた理由に、前節の結果を評価すると言う部分と、もう一つイバ対策と言うところもあったと思います。

多少攻撃のところの枚数は減らしたとしても、イバに起点を作らせたくないと言うことで、高いボールに対しては岩下を中心として實藤、冨安の誰かがカバーに入ることでセカンドボールを拾うことと、イバが低い位置に下がってボールを受けに行く動きに対しても、一人のDFがしっかり付いて行って自由にボールに触らせないと同時に、後ろは2枚を残しているのでそこから展開されても慌てずに対処できると言うところで、中央からの崩しに対しての対策を考えていたように思います。

ですが、実際に試合が始まってみると、横浜は素早くサイドに開いて、外から崩すと言うことを選択してきました。

また、アビスパの3-4-1-2(3-5-2)は、守備の時には5-4-1に可変するシステムです。
WBが最終ラインまで下がるか下がらないかと言うのは相手によって変動するみたいなので、仮に今まで通り下がってくるとして、サイドの守備は、2トップのうちのどちらか、それは役割的には主にポッピが、守備時にはサイドハーフとしてWBと共にサイドの守備に参加しなければなりません。

ところが、この試合の開始数分で、この可変システムがうまく機能せず、ポッピのサイドから数回相手に崩される形を作ってしまいました。

横浜も、もちろんアビスパもそうですが、最前線にこれだけ強いFWを持っているチームは、同時にそこを一番ケアされます。
ですので、いかにそこを経由せずに、最後のところでうまくそこを使う作戦を考えなければならず、その上で横浜はサイドの攻撃に活路を見出したと思いますが、思いの外アビスパがサイドを強固にしてこなかったため、簡単に裏を取れる状態にしてしまっていました。

このままやられ放題にしていたら、何点取られるんだと危惧していたところ、井原監督が素早い決断でシステムを4バックに戻してきます。

3バックに入っていた冨安をボランチに上げ、ボランチに入っていた山瀬を右のサイドハーフにスライドさせ、相手のサイド攻撃に予め2枚をサイドに配することで蓋をするとともに、冨安を守備の時にイバにマンマーク気味につかせることで、まずはそこで自由にやらせないことと、足元での起点を作らせないことで、相手の攻撃をロングボール一辺倒にさせると言う2つのことに成功しましたね。

これは、システムに応じて特徴を使い分けられる冨安、山瀬がいるから出来たことではありますが、試合後のコメントによれば試合前からこのシステム変更は井原監督から示唆されていた様なので、試合に向けたあらゆる準備が奏功した結果と言うことですね。

冨安は昨年中盤から既に欠かすことの出来ない戦力になっていましたし、高いレベルでCBとボランチをこなすと言う異次元の18歳ですので、彼の出現を喜ぶばかりですが、昨季終盤に契約非更新が伝えられ、年が明けても所属チームが決まっていなかった山瀬をギリギリで獲得した強化部の英断が素晴らしいですね。

今季未だ6試合が経過しただけで、その内の1試合は休んでいましたが、この時点で既に山瀬がいなかったらどうなっていたかと思うと恐ろしいです。

ボランチにおいては、自分を抑えて相手のストロングポイントを無効化することに腐心でき、繋ぎの中で効果的にポジショニングしながらボール回しを円滑に行う役割も担ってくれますし、サイドハーフにおいては、左の石津とのバランスを重視しながら、駒野が攻め上がるスペースを作る動きを繰り返して積極的にシュートが打てるポジションを常に取っていると言う、円熟味溢れるプレーぶりは、流石に城後を差し置いて先発を続けることにも納得のクオリティです。

この試合、膠着状態を打破するために何をしなければならないかを分かっている山瀬は、終盤に幾度かドリブルでの崩しを試みていましたので、そういうプレーの質も上がっていけば、当分、このポジションは誰にも渡さないでしょうね。
年齢的な衰えもあると思いますし、中々一試合フルでというわけにはいきませんが、スタメンでここまでやってくれれば、貢献度はかなり高いですね。

ポッピに関しては、4バック移行後のプレーはらしさを出していましたし、まだまだコンビネーションが深まっていけば面白い存在だと思いますが、こと守備に関しては、ほとんど最初の印象から上がってきていないです。
松田との交代で出場することが多かったので、トップの位置での起用であればあまり気になりませんが、サイドハーフとして出るのであれば、もう少し守備を頑張ってくれないと難しいですね。


井原監督の決断により4バックに移行したことで、チームも落ち着き、徐々に攻勢を取り戻していったアビスパは、シュートを打てるチャンスも作り出していましたし、カウンターの機会も増えてきていましたので、試合の中でシステムを変えて、それが奏功するという、ちょっと何年か前のアビスパでは考えられない様な知的なサッカーを披露してくれました。


どうやって点をもぎ取ればよかったのか?


前半は、惜しい場面を作りながらもゴールを割ることはできず、特に最大のチャンスになった駒野のFKも、そのシーンだけを見れば相手がギリギリで弾き出した様に見えましたが、実際は周到に用意された罠に駒野がハマったと言うだけだったシーンでした。

当該シーンを振り返ってもらえばよく分かるのですが、弾き出した田所は、駒野が助走に入った段階でマークについていた選手を放置して後ろに下がり始めていて、おそらくGKも向かって左寄りに立つことで、そこに蹴るように仕向けたんだと思いますね。
試合後の田所のコメントでも練習していたプレーという話がありましたので、相手の術中にハマったと言うことだったと思います。
ただ、まんまとその誘いに乗って蹴り込んだ駒野でしたが、弾道自体は悪いものではなく、枠にもしっかり飛んでいましたので、高低のコースさえ良ければ田所も止められなかったかもしれませんけどね。

アビスパとしては、守備は立て直せたので問題ない、後はどうやって点を取るかと言うところでは、簡単にウェリントンを使うと言うことは考えていなくて、いかに相手のDFラインの裏のスペースを突いて、優位を取るかと言うことを考えていたと思います。

その中で、相手の中盤でのボール回しにミスもあり、カウンターの機会が非常に多かったですね。
途中、相手のクリアボールをひろって岩下が持ち上がり、中央に相手のマークを寄せてからサイドに展開し、フリーの亀川を使うと言うシーンがありましたが、人数をかけて攻撃を行うと言うことでの厚みのある攻撃を行うことが出来ていました。

また、アビスパはこの試合に限らずシュートの意識が高く、前が見えたらシュートと言うシーンが多かったので、その分相手のカウンターを受ける機会も少なく、CKを取ると言うチャンスも多かったと思います。
ただ、シュートが枠に行かなかったので得点には至りませんでした。

それに対して横浜は、最後のパスの精度が低かったのと、シュートを打てるチャンスがあっても確実性を優先すると言う意識が垣間見えて、シュートで終われないと言うシーンが多かったので、アビスパにカウンターを受けるシーンも自ずと増えたと思います。

言ってみれば、シュートは打っても枠に飛ばせないアビスパと、シュートで終われない横浜の競演で決定機を作れないまま試合が経過するという感じでしたね。

結果的にはこのままスコアレスドローで終わったわけですが、どうすれば得点が取れたかと言うところでは、2点あったと思います。

まず1つは、シュートに至る時点で、アビスパはラストパスの選択肢が1つしかないことが多かったですね。
それがウェリントンなんですが、どうしてもポッピがサイドに開いてボールを受けると、ゴール前の人数はウェリントン一人になります。
そうなれば、クロスを上げるのはウェリントンに向けてと言うことになりますので、相手もしっかり体を寄せてウェリントンに自由に飛ばせない様な対応が出来ますよね。

これが、仮にニアとファーに誰かが走り込んで来ていたら、相手もどこに上げてくるか分かりませんので、ウェリントンへのマークが薄くなるというもの。
どうしてもカウンターのシーンでクロスに至ることが多かったので、いかに攻守の切替が早くても中々複数の選手がゴール前に入っていくことが難しかったと思いますが、ここに後ろの選手がしっかり入ってくる時間が作れて、ゴール前の人数を増やせれば、得点が生まれると思います。

途中で下坂が体勢が悪い中でしっかりクロスを上げたシーンがありましたが、ウェリの他に城後、石津とPAの中に入っていて、ウェリの落としから城後と言うところで惜しいシーンになりました。
こういう形を増やしたいですね。

もう1つは、CKの精度ですね。

この試合、前後半合わせて9本のCKを獲得しましたが得点は奪えず。
ここまでのリーグ戦で奪った得点のほとんどをセットプレーで挙げているアビスパですから、これだけCKのチャンスがありながら1点も奪えなかったのはかなりの痛手です。

特にこの試合で目についたのが、高さに強いヨンアピンがマークについているウェリにこだわって上げ続けたことですね。
結果的にウェリのファールになることが多く、その時点でプレーが切れますので、こぼれ球を押し込むと言うことも出来ないまま相手ボールになって終わると言うことが多かったと思います。
これは、主審のジャッジの傾向もあると思いますし、相手との力関係もあるので、それでうまく行かないのであれば目先を代えると言うこともしてよかったのかなと思います。

そもそもそういう練習をしていなければダメですが、今季は開幕から様々なパターンでCKを蹴っているのですから、おそらくスカウティングの中でそのやり方が良いとなったんだと思いますけど、ちょっと固執しすぎたかなと言う気もします。

ここの精度を上げなければ、せっかくCKやセットプレーを多く取ると言うサッカーの仕方をしているだけに、勿体なかったなと思いましたね。


チームとしての成長が感じられた?


正直、この試合はホントに難しかったと思います。

これは両チームに言えることですが、これだけ目まぐるしく天候が変わり、試合開始も遅れるなら、中断もすると、せっかくアップで体を作ったのに待たされて、試合の中では雨も降ってくるわ、強風も吹き荒れる、その上でまた中断で待たされてまた体を作らなければならないと、コンディションの調整だけでも試合の中で何度もアップを要求された訳ですから厳しかったでしょう。

中途半端に冷やされた後にまたトップ・ギアで走らされるなどとなれば、素人目にも怪我しそうなコンディションだったにもかかわらず、天候での影響はもちろん、筋肉系のトラブルを訴えた選手もいなかったと言うことから、いかに両チームの選手たちが集中して試合に臨んでいたかが分かります。

私は、後半に試合が中断してから再開する時に、今までのアビスパだったらちょっと集中が途切れて簡単に失点するのではと危惧していましたが、ピッチに散らばった横浜を横目にチーム全員で円陣を組みましたよね。

あのシーンで、あぁ、今年のアビスパは良いチームになったなぁと感じ入ってしまいました。

そうです、我々はチームで戦っているんですから、何かあったらまた全員で確認して、勝点3を絶対に獲るんだという気持ちを1つにして入り直せば良いんです。
得点を取れれば全員で喜んで、失点すれば誰かのせいではなくチームとしてやり直して取り返せるように、下を向かずに切り替えれば良いんです。

そういう団結心を感じますし、チームの中の大人がしっかり導けているな、と言う気がしました。

思えばこの試合、サイドをズタズタにされたところから始まっているんですが、試合中のシステム変更でこれを乗り切り、完全に試合のペースを握るところまで持っていったわけですし、これだけ予測不能なアクシデントが起こっても集中を切らすことなく90分間戦い抜いたわけで、そう言う大人な試合運びが出来たことが、大いに自信になったと思います。

そして、個人に目を移して見ると、岩下らのベテランはもちろんのこと、冨安も最後までイバとの空中戦を争い続け、相手に起点を作らせない様にプレーし続けました。

更には駒野との途中交代で出場した下坂も、非常に軽快な動きでサイドを上下動し、攻撃でチャンスを演出しました。
どうしても攻守においての安定感やクロスの精度、セットプレーのキッカーとしての役割があるので駒野に取って代わると言うのはもう少しかかるとは思いますが、下坂がこの上下動の推進力やスピードなどを持って駒野以上のクオリティをだせるようになり、駒野とのポジション争いに勝てるようになれば、駒野で交代枠を1つ使うと言うこともありませんし、攻撃での更なる選択肢も増やせると思いますので、この途中出場で経験を得ながら、先発の座を今季中に奪うぐらいのつもりでやってほしいですね。

開幕して6試合で早くもメンバーが固定されつつある状況で、ベンチメンバーやベンチ外の選手からの突き上げがなければチームの層が厚くなりませんので、こういう個々の選手の成長も必要ですね。

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この引き分けは良しとしよう!


これで開幕戦に敗れて以降5試合敗け無しとなりました。

もちろん、ホームでの引き分け、内容としては押していた時間が多かっただけに勝点3が欲しかったところですが、これだけ難しい状況でしっかり集中して戦えたと言うことは、プラスに取っても良いと思いますね。

横浜は田所のセットプレーの守備の様に、この試合にしっかり準備してきて、しかもそれを実践すると言う素晴らしい内容のサッカーをしてきました。
当然力のあるチームで、その力のあるチームと1対1の局面でも双方合わせて43個ものFKを計上したわけですから、それだけファールを含んだ激しい戦いを繰り広げたと言うこと。
その1つ1つに後れを取ることなく渡り合ったわけですので、チームとしてはもちろん、個々の選手たちにとっても、得たものは大きかった試合だったと思います。

2試合連続で相手を抑えた守備は、守備陣だけで得られたものではなく、前からの激しいプレッシャーが相手をロングボール一辺倒にさせたことで、守備陣を支えたと思います。

その意味では、このホームでの勝点1も上々で、これを次に繋げていくことが重要です。


ただ、この横浜をしても勝てなかった徳島、そしてその徳島をしても勝てなかった松本など、強敵は、まだまだ山ほどいます。

横浜と力の限り戦って引き分けたと言うことは、まだまだ我々はその程度のレベルと言うことで、優勝を公言するチームとしてはとてもそこに足りる力量ではないということを自覚しておかなければなりません。

この日はウェリントンの頭に頼るシーンもありながら、安易にそれだけに走らず、いかにして攻撃を成立させるかを考えていたことは伺えましたので、そうやって少しずつ上げていくしかありません。
この試合の支配率も横浜を圧倒していたことを考えれば、相手が割り切ってイバの頭を使おうとしてきたこともあるとは思いますが、やりたいことは徐々に出来てきたこともあったと思います。

まだ、試合に完全に入れていない選手もいますので、そういう部分も含めて成長していきたいですね。


そうは言っても、そろそろ勝点3が欲しい!

次、よろしくお願いします。
この直近5試合で敗けがないの東京Vとアビスパだけですから、流れは来てるよ!
自信持っていこう!

ゆう

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