みなさんこんにちはー。
中野サンプラザで開催されましたFUJIYAエービックさん主催の
ポータブルオーディオ研究会、「ポタ研2018冬」に参加してきました!

メインの目的はfinalさんのクラウドファンディング企画のMakeシリーズの試聴ですね。
この前のショールームでは外観しか見られずオアズケ状態だったのでwkwkしてました。
その他、1Moreさんのイヤホンや、カスタムIEM用のケーブルを探したりと、
今回は15階の1フロアだけでのコンパクトなイベントでしたが楽しく回れました。
アフターとして、翌日Eイヤホンでも数機種聴いてこられたし、いい休日でした。
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では早速書いていこうと思います。

試聴したイヤホン、ケーブルは以下の通り。
1MORE
E1017 / E1008 / E1003 / E1010

final
Make2 / Make3 / Make1

The (c)able Master
Explore Hybridケーブル /参考出品 8芯ケーブル / 
参考出品 4芯ケーブル / ハンダ吸い取り線ケーブル

finalは試聴順が選べませんでしたので、私の聴いた順番で感想を書きますね。
では、簡単な感想になりますが、ポタ研2018冬の試聴レビューです。

試聴環境はQuestyle QP1R、Cayin N6の直差しで、
試聴曲は田村ゆかりとpetit milady、TrySailを主に聴いていました。
周りが今回は結構うるさかったのと、時間も短時間なので参考程度にお願いします。

1MORE
聴いてみたかったのですが、聴く機会がなかったメーカーだったので試聴してみました。
ブースの方、気さくだけど鬱陶しくなくて良かったです。
https://usa.1more.com

■E1017
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ダイナミックドライバとBAドライバ1基ずつのハイブリッド型。
ダイナミックドライバにはグラフェンの素材を使用しているとの事。
最新の機種とのことで、最初に勧められた。

低音が重く、ドーンと来る。
高域はキラキラして線が細く鳴らしてる。
わかりやすいドンシャリ。
低域はスピードの速い音源だと追いきれない感じ。
締まりよりは量感と響きが優ってる低音って感じ。
ボーカルは少し細いけど、変な癖とか硬さみたいな不自然さは無い。
これは良いかも。
音場が上方向にもっとスーっと抜けると言うことないな。
価格は7,980円くらい(もう少し安くするかも)との事なので、わかりやすい音で相当お買い得だと思う。
これくらいの価格帯は何か刺激を持っている機種が多くて好きですね。


■E1008
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ブースの方の次のおすすめとの事で、インナーイヤーを試聴。
ダイナミックドライバを同軸に2基積んでいるパターン。

これも良い感じだな。
やや中音域が優しすぎる感じはあるが、低域はしっかり出るし、高音もそこそこ出る。
ただし、私はイナーイヤーは(特に左が)耳に収められないのもあってですが、
ぜんぜん装着感がしっかり出来ませんでした。
さらに、隣のブースでエヴァとか君の名はとかの曲が大音量で流れていて、
ちゃんとした音で聴けたか不明なので本当に参考程度にしてください。
価格は11.800円との事。
インナーイヤーではかなり強気な価格設定ですが、しっかり聴いてみても良いかも。


■E1003
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ダイナミック1発のシンプルな構成。
元はXiaomiという中華スマホメーカーが売っていたPiston 2というイヤホンとの事。
そこがイヤホンブランドとして独立したのが、この1MOREだと教えて頂きました。
Amazonで馬鹿売れした最強コスパモデルだと言ってました。

低音番長ですね。
でも高音はシャキッと出るのでストレスは少ないかも。
私には低音多すぎですが。
音が全部近い位置から鳴ってるので、聴き疲れはする。
全体的にゴーーーっと来るけど、モヤモヤした感じは無かったので、楽しく割り切るなら良い選択肢ですね。
価格は3,000円以下とのこと。
音場の広さや解像度感など、過度な期待はしないほうが良いですが、
3.000円で買えるなら良いかもな、って思いました。
低音好きーなイヤホン入門者にはウケるんじゃないかな?


■E1010
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1MOREのフラグシップモデル。
Dドライバ1基+BAドライバ3基の豪華なハイブリッド型。
DドライバにはDiamond-like Carbonコーティング振動板を使用しているとの事。

低域は低い位置から鳴る。
高音域はかなり軽快に、軽めの音を鳴らす。
帯域バランスは低音の多いピラミッド型。
低域のアタック感は必要な分はある感じ。
ボーカルの鳴らし方は自然な感じ。ちょっとだけ硬さはあるが。
中音域がどこか小じんまりまとまって、スケール感が小さくなってしまうように感じるのだけは残念。

中域が全体的に近い位置から鳴らすメーカーだという事がフラグシップを聞いてもよくわかる。
硬さもあって良い高音だし、この中域含めた音の近さが気にならない人にはかなり良いイヤホンだと思う。
価格は19.800円なら激戦区だけど戦えるモデルだと思う。

コスパコスパって言われて宣伝されているので、正直胡散臭いなって思っていましたが、
ちゃんと聴いてみると良い音作ってるメーカーじゃんってびっくりしました。
うるさくない環境で、解像度感や音の細部までしっかり聴いてみたいイヤホンでした。
ざらつきがあった部分もあるので、多分、少し粗が出てくるかもしれません。


final
ようやく聴けた、Makeシリーズですね。
1機種3分と短い時間ではありましたが聴くことが出来ました。
http://snext-final.com
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最初にも書きましたが、試聴の順番が選べなかったので、
聴いた順番に書かせてもらいますね。
(写真はMake1、前日に試作機が出来上がったばっかりとのこと)

■Make2
ダイナミックドライバ1基+BA1基のハイブリッド型。
ファーストインプレッションとしては結構無難な音って感じ。
もう少し高域強くて、刺激のある音の方が好きですね。
ダイナミックドライバの支配感がややあり、中域にかかる部分がある。
ボーカルの鳴らし方は自然で良い。
finalのBA型って感じではあるが、hevenシリーズではなく、Fシリーズの音。
聴いていてハッとしたのがハーモニーの鳴らし方が
横からスッとハーモニー隊が入って来るような印象を受けた所。
音場がすごく広いとは思わなかったのだが、これにはびっくりした。
突飛な部分や、突き抜けた良さは短時間では見つけられなかった。
聴き込めなかったので、ちゃんと聴いてみたいなぁ。
価格は32,800円

■Make3
ダイナミックドライバ1基のシンプルなモデル。
一聴して感じたのは、中域がややモヤってるなぁって感じ。
低音の沈み込みもいまひとつ。
トランペット等の金管は割と良いかな。
ボーカルはあったかい。
と言うか、全体的にウォームな音ですね。
Make2と比べて少し能率低くなるので、ボリュームを上げなければならない。
んーー、ちょと個人的には無いな。
価格は16,800円

■Make1
BAドライバ3基のマルチドライバ構成。
ケーブルについてもF7200とかと一緒なのかな?シルバーコートケーブルでした。
これはMake2、Make3と比べて一段抜けてる完成度。3つの中では抜群に良かった。
よく出来た3BA多ドラのイヤホンだなぁと。
高音はF7200の残響感やスピード感があり、多ドラになる事で低音も量感も増えた。
曇り感は感じず、ストレスが無い。
解像度感は価格なりと感じ、音場はすごく広くは無いが、艶やかでシャープで好きな音。
艶やかでシャープってのが今のfinalのBAドライバのキーコンセプトなんだろうなと、
個人的にはF7200も所持しているので強く感じました。
良い音だなぁってニッコリしていて、細かく聴けなかったので←、
ちゃんと製品で聴いてみたいなぁって思いました。
価格は59,800円
安くはありませんが、不満も無いかなーってファーストインプレです。

ハウジングは全機種共通でステンレス削りだしとの事。
持った瞬間ズシッと重たい。
手持ちのPinacle P1と比べて2倍くらいずっしり感じたw
写真取れなかったので申し訳ないのですが、ダイナミックドライバ積んでいる
Make2,Make3はハウジング内側(耳に接する側)に空気抜きのベントがありました。
和紙?かなんかで塞いでいるので、完全に穴ではありませんでしたが。
D8000みたいに、めちゃくちゃ良かった!!(相対的に見て)抜群!!って感じではありませんでしたが、Make1は結構良い感じでした。

試聴順番待ちの整理券を受け取って、所定の時間から聴けるっていう回し方は、
今回はじめて体験しましたが、人数裁かなきゃならないイベントでは良い判断だったと思います。
焦りましたが、少しでも聴けて嬉しかったです。


The (c)able Master
今回はじめてブースに立ち寄らせて頂きました。
V6 Stage用の取り回しが良くて、納得の行く音質のケーブルを求めて放浪してて辿り着きましたwhttp://kousuke-audio.blog.jp

■Explore Hybridケーブル
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銅線と銀メッキ銅線を組み合わせの4芯ケーブル。
結構太さはあるのですが、柔らかくて取り回しは良かったです。
ケーブルを変えると全体的なスケール感が増す感じ。
低域は横方向の広がりが良くなり、そこが豊かさに繋がるのかも。
沈み込みはすこし良くなるが、横方向の変化のほうが断然大きい。
中高音も音の一つ一つが濃く?太くなったのかな?
銀メッキ線は音が不自然に硬くなってしまうものを沢山聴いてきましたが、
このExplore Hybridはそういったことが皆無でした。
解像度感は上がるけど、中高音が自然なキレを持っていました。
気になった点はやや中音域、女性ボーカルの付帯音が増えて、
不自然な膨らみ(残像みたいな)をもった音になるのをアニソンでは感じた。
BA多ドラだとケーブルが太くなるとこういった傾向になりやすい事を、
他のケーブルでも感じていたので、このケーブルが特別そう、というわけではありません。
全体的にはイヤホンの良さをそのままグレードアップしてくれる、
素直なケーブルだなぁって感じました。
価格は20,000円。え、安いw


■オヤイデのとある線材 8芯ケーブル (参考出展)
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こちらは線材違いのケーブル。
銅線の8芯ですが、上記のExplore Hybridケーブルと太さは変わらないか少し細いくらい。
取り回しはExplore Hybridよりちょっっとだけ硬いか?くらいで、すごく取り回し良いです。
音質ですが…惚れ込みました。
低域の沈み込みががっつり増えてくれて、下方向の音場がぐっと広がります。
横の広がりはExplore Hybridケーブルと似ていて、しっかり横に広がって豊かですが、
重心が下がるのでキャラクター性はちょっと変わります。
低域の解像度感も、アタックの付け方も上品ですがシッカリしています。
高音はキラキラ感は残しつつ、艷やかで解像度感が高いです。
中音域とボーカルの不自然な膨らみの部分が全くありませんでした。
これが決め手ですね。初めてめぐり逢いました。
全体的に贅沢な音に変化したなぁっていうのを強く感じられるケーブルでした。
価格も発売時期も未定との事。


■オヤイデのとある線材 4芯ケーブル (参考出展)
こちらは8芯のケーブルと同じ銅線の4芯ケーブル。写真撮り忘れた!
非常に細くてしなやか。コンシューマーメーカーの標準ケーブルくらいの細さ。
取り回しは当たり前ですが一番いいです。
音の傾向は8芯と似ているのだが、情報量が減ってスッキリしている。
濃密ってよりは軽めの音で、音の色はどっちかって良いとExplore Hybridに印象が近い。
これはこれですごく好きな音。
ただ、濃い音と情報量が多い方が好きな私は8芯が好き。
ドライバー数が少なめだったり、何をモニターするかではこちらの方が好みの人も多いと思います。
こちらも同じく価格も発売時期も未定との事。

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ちなみに…8芯の方は、あまりに私の探している音にドンピシャだったので、
2回ほど他のサークルさんを含めExplore Hybridとも聴き比べて、
やっぱ好きだわーーってブースの方とお話をしていましたら、
「この現物でよろしければ…」と言って頂き、その場で購入させて頂きました!
僥倖!!

線材については私の方からはヒ・ミ・ツという事にしておきます。
(c)able Masterさんは線材に加えてハンダの材質にもこだわって製品を作ってくれますので、
より追い込んだ良い物が製品として出てくるんじゃないかな?と思います。
楽しみにお待ち下さい^^
(2018/02/14更新)

■ハンダ吸い取り線ケーブル (ネタ枠との事)
最後に聴いたのはネタ枠とサークルさんが仰っていましたが、
なんかきし麺編んだみたいなケーブルだなーって見てたらハンダ吸い取り線との事。
「!?(ポルナレフ)」って気分でしたが、聴いてみたら意外と行けるw
音場は上下には狭めになってしまうが、横の狭さは感じなかった。
シャキシャキした元気な音で、他のどのケーブルとも傾向が違う。
高音域の最高音、ハイハットやシンバルの鳴らし方が独特で、
硬い音がすごく斜め上方向でカチッと鳴る、ここに目がずっと奪われてた。
変な音を想像していたら、予想以上に面白くて「ん?本当はネタじゃないのでは??」と思ってしまった。
結構好評だったらしいのですが、高音がカチッとしている音が好きな人は好きなんじゃないかな。
まぁ、粗はありますし、過度な期待はアレですけどねw
発売は…しないと思いますw


最近はリケーブルメーカーで5万とかそれくらいするケーブルがゴロゴロしているので、
私はずっと避けてたんですよね、ケーブルメーカーの試聴って。。
正直めっちゃ高いんだろうなぁって思って、記念受験みたいな気持ちで聴きに行ったのですが←、
値段を聞いて超良心的な価格でびっくり!その場でも譲ってもらえて大感謝でした。
ポタ研ではこういた個人ブースが面白いという事を初めて体感できました(即物的って言わない)
参考出展の例のケーブルが発売されたら皆さん聴いてみてください!!(アンバサダー感)


■最後に
こんな感じのポタ研2018冬でした。
短い時間でしたが非常に濃密な時間を過ごさせて頂きました(定時退社日みたいな)。
やっぱり知らないメーカーやジャンルに飛び込むと面白い経験できるものですね。
(毎回当たりというわけではありませんが。)
イヤホンやヘッドホン買う時に、レビューを私も読みはしますが、
やっぱり自分で聴いてみるのが一番だなと、つくづく感じますので、
みなさんもこういった機会があれば、雰囲気味わうだけでも良いので、是非!

P.S.
ケーブルを買って、箱がないのはあんまりなので…と、わざわざ別の製品の箱に入れてもらったのですが、
帰りの電車で箱に書いてある「Grace IEM Cable」と見覚えのある文字列…。。
ケーブル作る人すげーって一方的にフォローしていましたが、
フォロアーさんのブースだった事に後から気づきました\(^o^)/
この業界狭いので、いろんなことあるよね!!

ではではノシ