October 2014
October 05, 2014
ネパール旅行 with LEAVES 後編
ネパール旅行の後編!
前編を未読の人は、まずは前編を確認。
ネパール旅行 with LEAVES 前編
■9/24(水)
『手で食べるダルバート』
昨晩の多幸感から一転し、スッキリとした目覚め。朝のタメルの街並みを窓から眺めつつ、旅の支度を始める。
まずは朝食ということで、昨日に訪れたカレー屋へ。バックパッカーズ・ロッジから徒歩1分で行ける素晴らしい立地。今回もダルバートを注文。そして、何事も挑戦という意味を込めて、スプーンやフォークを使わずに素手で食べてみた。スプーンやフォークの偉大さを改めて思い知らされた瞬間である。
朝のタメル地区。夜中に雨が振り続けていたため路面状況が悪くなっている。
ダルバート2回目。手で食べることに集中しすぎてカレーの味が何だったか忘れた。
『マイクロバス』
昨晩出会った日本人旅人と別れを告げ、次なる目的地であるパタンを目指す。ここへはマイクロバスなるものを使用。昨日利用したテンプーより少し大きめバス。とにかく詰め込めるだけ人を入れまくるので酷い満員状態に。場合によっては、かなり窮屈な体勢が長時間続くため、テンプーと同様に二度目はお断りしたい乗り物である。
昨晩夜中の豪雨により天気が少し心配されたが太陽が出てきて良い天気に。
マイクロバス。各バスの行き先は、少年が身を乗り出しながら大声で叫んでいるので、それで区別する。
最初はこの程度の乗車率だったが、出発する頃には身体を動かす隙間が無いほどに。
『パタン』
窮屈なバスから解放され、少しフラフラになりながらパタンの街に到着。パタンのダルバール広場を目指して歩き始める。ここは入場料500Rsが必要なのだが、知らないうちに裏側から入っており何も払わずに済んだ。正直かなりガバガバなセキュリティである。
ダルバール広場に向かうまでは道中の趣のある路地風景を堪能する。地元住人が集まって談笑していたりと、日常風景も垣間見える。また、ここにはゴールデン・テンプルなるものが存在し、ネパール版の金閣寺といったところ。
ダルバール広場では、ヒンズー教信者しか立ち入れない(後でそうだと知る)エリアに普通に入れてしまうという事態が発生。なんとなくノリで額に赤いやつ付けてたのが原因か。他、建物の階段でボーっとするなど、ノンビリとした時間を過ごした。
パタン入り口(裏側)。
井戸。水は貴重である。
こういう路地好きすぎて死ぬ。
この掛け軸的なもの良いな。
ゴールデン・テンプル入り口。太陽光の影響もあって凄く光り輝いてるように見える。
中はこんな感じ。中の至るところに設置されている鐘を鳴らしまくっていた。
ダルバール広場。建物の階段のところに座ってゆっくりしている人が多い。
『バクタプル』
次なる目的であるバクタプルまではタクシーを利用。ハイウェイを使って一気に移動。バクタプル到着後、ますばホテルへチェックイン。500Rs値切ることに成功し、一人あたり1000Rsに。少し高いが、この程度ならまだ許されるだろう。
バクタプルは1500Rsというとんでもない入場料が取られるのだが、横の小さい路地から回り込んで侵入すれば払わずに済むという。これは地図を見ればひと目で分かる。ということで、バクタプルの趣のある街並を楽しみながら、バクタプルのダルバール広場へと向かった。
ダルバール広場では地元の幼女達にいろいろ質問されたりと絡まれるが、その子も最終的にはお金を要求してきた。誰がこのような世界にしたのだろうか。
暗くなるまで街を歩いていたのだが、暗くなると本気で迷うので注意が必要。街の明かりが皆無なので、道を覚えていないと本当に詰む。
シヴァ・ゲストハウス2という宿。
新館の部屋なのでかなり綺麗。備え付けのミネラルウォーターも置いてある。
趣のある路地を進む。
ニャタポラ寺院。五重の塔。
ニャタポラ寺院の上からの景色。ここで座ってゆっくりと。
街の外まで移動すると田園風景が広がる。
『ナマステレストラン』
夕食はニャタポラ寺院近くにあるレストランでチョウメンとカレーモモをいただく。安価でそして美味。しかも、ミネラルウォーターが冷え冷えのが出てきた(これ重要)。食べ物が出てくるまでの時間が少し長いが、そんなのはテラス席からバクタプルの街並みを眺めながら待っておけば問題ない。
ナマステレストランという店。ネパールは「ナマステ〜」という店が多い。
チョウメン。ネパールの焼きそばのようなもの。
モモ。ここのソースはカレー味。
『暗闇のバクタプル』
夕食後、ホテルまで戻るのだが、街は完全な暗闇となっていた。美しい街並も迷宮と化してしまうのが恐ろしいところ。地元住人も懐中電灯を持って歩いている。我々も準備していたライトを使いホテルへと戻った。帰りに商店でネパールビールを購入し、部屋で乾杯。3日目もほろ酔い気分で幕を閉じた。
蝋燭の火が綺麗。何をしているのだろうか。
■9/25(木)
『雨の朝ごはん』
朝食は昨晩と同じくナマステレストランへ。雨が降っており少し萎えていたのだが、食べているうちに止んでくれた。Bossがチョウメンを頼んでいたのだが、自分が昨日頼んだよりもはるかに量が多かった。やはりこの辺はけっこう適当なのだろうか。
テラス席からは広場の様子が見えるのだが、観光客の集団に勇猛果敢に突入していく物売りのオバサンはやはり流石だなと思った。まあ誰も買っていないのだが。
レストランのテラス席から見える景色。雨が降っているのが分かる。
ホットチョコレート。ココアという認識でいい。
サンドイッチ。ボリューム満点でお腹いっぱいになった。
『突発ダンスパーティー』
朝食後、ニャタポラ寺院前の広場で女学生達がダンスをしていたので、謎のノリで混じって一緒にダンス。陽気な黒人が自分にダンスをレクチャーしてくれた。女学生達にもすごい歓迎され、最後はハイタッチでフィニッシュ。言葉が通じなくても、心を通わすことができた瞬間である。すごく楽しかった。朝から良い汗かけたし、何よりすごく心が洗われた。
ダンスパーティー会場。いい感じのステージがある。
ダルバール広場を抜けてホテルへ。ダンスの興奮が収まらず、この時もハイテンション。
『ナガルコット』
素敵な思い出ばかりのバクタプルを名残惜しみながらも、次なる目的地であるナガルコットを目指す。ここでは、マイクロバスより大きいローカルバスを利用。クネクネとした山道を走るため、それなりに壮絶な運転だったが、それでも一番乗り心地はマシだった。意外と乗り物酔いにならなかったので、徐々に耐性がついてきていると思われる。これは非常に良いこと。
ナガルコット到着後、その広大な自然と空気に圧倒される。空気が本当に綺麗。宿泊予定である雲海リゾートへと向かって山道を登り始めた。
宿にいるサイババ様にも別れを告げる。
ローカルバス発着所を目指してバクタプルの街を進む。
ヤギさんを発見。
ボードゲームで遊ぶ地元の人達。
というわけでバスに乗車。普通に椅子に座れるので窮屈にはならない。
到着!思えば一番快適なバスだったかもしれない・・・。
宿を目指して進む。霧が出ている。
『ノリさんとの出会い』
「ナガルコットは憲武カフェなる店があるらしい」と旅人の間で噂になっている。タメルで出会った大阪のおっさんに教えてもらったのだが、誰が言い出したのか分からないが、店主の顔が木梨憲武に似ているとのこと。宿への道中で件のカフェを発見し、店主と遭遇。確かに似ていた。ノリさんはかなりフレンドリーに接してくれる。店のノートに来訪コメントを記入し、オススメメニューであるチーズオムライスをいただいた。大変美味。
憲武カフェ。
ノリさん。
チーズオムライス。
デザートでいただいたカスタードプリン。アツアツで濃厚。
日本人が置いていったと思われる地球の歩き方(※明治大学図書館の蔵書)
なお返却期限は余裕で切れているもよう。
『山梨の公務員』
ノリさんとは別れ、再び宿を目指して歩く。15分程度歩いたところで宿である雲海リゾートに到着。一番安いドミにチェックインし、部屋に入ると既に一人チェックイン済であることを確認。地球の歩き方がベッドに置いてあったため、日本人と断定。部屋でくつろいでいると、予想通り日本人男性が帰ってきた。これも何かの縁なのでお互いに自己紹介し、一緒に夕食を食べることとなった。
雲海リゾート。絶壁にそそり立っている。
ドミトリーだが二段ベッドではなくベッドが4つ置いてあるという形式。珍しい。
部屋のドアを開ければすぐにテラスへ出ることができる。
テラスからの眺め。この日は残念ながら霧がかなりかかっている。
『ノリさん再び』
夕食は再び憲武カフェへ。暗闇のナガルコットの山道は完全に闇なので灯りが無いと詰む。光を照らしながら道を進んだ。カフェではネパールの焼酎であるロキシーで乾杯。ノリさんがどんどんついでくれる。それなのにたった75Rsとは驚き。ご飯は今度はカレーをいただく。カレーも美味しい。ドミの相部屋者と旅の話や世間話をして話が弾んだ。
部屋に戻るとロキシーによる酔いのせいで瞬時に爆睡。ここ毎日お酒を飲んで、そのまますぐに寝ている。素晴らしい生活。
ノリさん自家製のロキシー。アルコール15%。
カレー。具として入っている卵が美味しい。
■9/26(金)
『雲海』
この日は日の出を見るために朝5時頃に早起き。恐ろしいほど寒い。持ってきていたポータブルダウンジャケットを即座に取り出すほど。テラスに出ると、そこには壮大な雲海が広がっていた。それだけで感動。これで日の出の光も拝めたら最高だったのだが、完全な日の出を見ることは叶わなかった。まだ乾期に入っていないから仕方ないといえる。しかし、壮大な山々と雲海を肌で感じることができて非常に満足。
朝起きてすぐにテラスへ。しかし、まだ外は暗い。
目の前には壮大な雲海が広がる。
雲があるというのも趣があって良いと思う。
雲の向こう側には朝日が。今回は断念。
『あらゆる人達との別れ』
朝食も憲武カフェへ。これで三度目。ノリさんの過去話で多いに盛り上がる。ネパールの人達は本当に自分語りが大好きだなと感じた。しかし、今日でナガルコットを離れるため、そんなノリさんともお別れ。最後に握手を交わし、ノリさんと別れを告げた。宿で出会った旅人とも最後に握手。彼も旅立っていった。
朝食後、宿へと戻り旅の支度をすすめる。ナガルコットを離れタメル地区へと戻るためである。バス発着所への道中で様々な人達と挨拶を交わす。ここの人達はみんな温かい。バスを乗り継ぎ、ナガルコット→バクタプル→カトマンドゥと来た道を一気に戻る。総額70Rsと驚きの金額だが、長時間のバス移動は流石にちょっと疲れた。タメル地区に戻ったところでBossともお別れ。自分は夜にネパールを発ち、Bossはまだネパールに滞在する。したがって、ここで現地解散である。Bossとも最後に握手を交わし別れを告げた。
霧の山道。すごい雰囲気を醸し出している。
ホットチョコレート。バクタプルでいただいたものよりも濃厚だった。
ガーリックオニオンサンド。玉ねぎ満載でこんなに玉ねぎを食べたのは久しぶり。
かなり良い天気になってきた。
テラスから見える景色も抜群。
名残惜しみながらもバス発着所へ。
また騒がしい場所へ帰ってきた。
『お土産タイム』
Bossと別れた後はタメル地区を散策。客引きを適当にやり過ごしつつ、日本食レストランで腹ごしらえ。その後、タメル地区の様々なお土産スポットを回っていく。
東京居酒屋という店。
親子丼。若干高めだが美味。
アムリタクラフトショップ。ここは値札があるのでぼったくりされる心配はない(ついてない商品もある)。
アムリタクラフトショップの店内。
特に何も買ってないが、ガイドブックに載っている本屋。
すごい細い通路を抜けた先にTシャツ屋を発見。
『夢の庭園』
少し時間が余ったので、ガーデン・オブ・ドリームズというスポットを訪れる。200Rsの入場料はかかるが、タメルの喧騒を忘れられるほどの別世界で、すごく癒やされた。しばらく横になってボーっとしていた。野生のリスも生息しており、リスの姿を確認することもできた。どこかへ行ってしまったので写真には収められなかったが。
タメル地区を適当に放浪していたが、あまりにも空気が濁っている場所に来てしまったため引き返す。
ガーデン・オブ・ドリームズ。各人好き勝手にくつろいでいる。
空を眺めてボーっとしていた。
『さよならネパール』
タメル地区からタクシーでトリブヴァン国際空港へ戻る。1000Rs渡したら何故かお釣りをUSDで返された。最後まで意味の分からない国であった。チェックインを済まし、これでネパールともお別れ。クアラルンプールへと向かった。
いざ飛行機へと乗り込む。何か感慨深い。
■9/27(土)
『暇』
朝4時頃にクアラルンプール国際空港に到着。こんなに早朝に到着されても明らかに暇にしかならない。仕方なく空港内の適当な飲食店で軽食をいただきつつ、旅のレポートをまとめていた。
『予約瞬殺』
今日は土曜日なのでペトロナスツインタワーを登れるはず、そう信じて満を持してペトロナスツインタワーへ。と思いきや、まさかのリベンジならず・・・。朝9時に行っても13時以降の時間帯しかチケットが残っていなかったのだ。これでは飛行機に間に合わないため断念。午前中に登るためには本当に早い時間からチケット売り場に並ばないとダメらしい。次こそは絶対に登ると決意しながらタワーを後にした。
チケット購入用紙。これで買えると思いきや・・・。
『中華街』
気を取り直してパサール・セニ駅近辺の中華街を散策。チキンライスが美味しいらしいので有名店に行ってみた。店のおばちゃんは、すぐに「チキンライスね」と確認してくるし、会計も日本語でやってくるしでかなり手馴れている様子。
中華街の門。
チキンライスをいただいた店。
チキンライス。濃厚な味の米にあっさりめな味付けの鶏肉が絶妙にマッチしている。
『帰国』
昼食後、KLIAエクスプレスで空港へと戻りチェックイン。長かった旅もこれで終わり。旅の思い出に浸りながら日本へと帰国した。
■総評
海外での現地集合・現地解散スタイルは思い切った試みだったが、やってみると意外と何とかなった。今後のLEAVES旅行でも積極的に取り入れていきたいところ。一人旅の力も身につくためオススメである。
ネパールは最初は何があるのかすら分からない国だったが、実際に行ってみると凄く良い国であった。リピートしたい国と言える。次行くとすれば、今回は行っていないポカラで大自然に触れたり、ドゥリケルやパナウティといった田舎町で現地住人との交流を行いたい。そして、何よりナガルコットで日の出を拝み、そこからチャングナラヤンへとトレッキングも行いたい。まだやりたいことが満載なネパール。インドも行きたいため、インドから西ネパールへ入るルートの旅も計画している。
前編を未読の人は、まずは前編を確認。
ネパール旅行 with LEAVES 前編
■9/24(水)
『手で食べるダルバート』
昨晩の多幸感から一転し、スッキリとした目覚め。朝のタメルの街並みを窓から眺めつつ、旅の支度を始める。
まずは朝食ということで、昨日に訪れたカレー屋へ。バックパッカーズ・ロッジから徒歩1分で行ける素晴らしい立地。今回もダルバートを注文。そして、何事も挑戦という意味を込めて、スプーンやフォークを使わずに素手で食べてみた。スプーンやフォークの偉大さを改めて思い知らされた瞬間である。
朝のタメル地区。夜中に雨が振り続けていたため路面状況が悪くなっている。
ダルバート2回目。手で食べることに集中しすぎてカレーの味が何だったか忘れた。
『マイクロバス』
昨晩出会った日本人旅人と別れを告げ、次なる目的地であるパタンを目指す。ここへはマイクロバスなるものを使用。昨日利用したテンプーより少し大きめバス。とにかく詰め込めるだけ人を入れまくるので酷い満員状態に。場合によっては、かなり窮屈な体勢が長時間続くため、テンプーと同様に二度目はお断りしたい乗り物である。
昨晩夜中の豪雨により天気が少し心配されたが太陽が出てきて良い天気に。
マイクロバス。各バスの行き先は、少年が身を乗り出しながら大声で叫んでいるので、それで区別する。
最初はこの程度の乗車率だったが、出発する頃には身体を動かす隙間が無いほどに。
『パタン』
窮屈なバスから解放され、少しフラフラになりながらパタンの街に到着。パタンのダルバール広場を目指して歩き始める。ここは入場料500Rsが必要なのだが、知らないうちに裏側から入っており何も払わずに済んだ。正直かなりガバガバなセキュリティである。
ダルバール広場に向かうまでは道中の趣のある路地風景を堪能する。地元住人が集まって談笑していたりと、日常風景も垣間見える。また、ここにはゴールデン・テンプルなるものが存在し、ネパール版の金閣寺といったところ。
ダルバール広場では、ヒンズー教信者しか立ち入れない(後でそうだと知る)エリアに普通に入れてしまうという事態が発生。なんとなくノリで額に赤いやつ付けてたのが原因か。他、建物の階段でボーっとするなど、ノンビリとした時間を過ごした。
パタン入り口(裏側)。
井戸。水は貴重である。
こういう路地好きすぎて死ぬ。
この掛け軸的なもの良いな。
ゴールデン・テンプル入り口。太陽光の影響もあって凄く光り輝いてるように見える。
中はこんな感じ。中の至るところに設置されている鐘を鳴らしまくっていた。
ダルバール広場。建物の階段のところに座ってゆっくりしている人が多い。
『バクタプル』
次なる目的であるバクタプルまではタクシーを利用。ハイウェイを使って一気に移動。バクタプル到着後、ますばホテルへチェックイン。500Rs値切ることに成功し、一人あたり1000Rsに。少し高いが、この程度ならまだ許されるだろう。
バクタプルは1500Rsというとんでもない入場料が取られるのだが、横の小さい路地から回り込んで侵入すれば払わずに済むという。これは地図を見ればひと目で分かる。ということで、バクタプルの趣のある街並を楽しみながら、バクタプルのダルバール広場へと向かった。
ダルバール広場では地元の幼女達にいろいろ質問されたりと絡まれるが、その子も最終的にはお金を要求してきた。誰がこのような世界にしたのだろうか。
暗くなるまで街を歩いていたのだが、暗くなると本気で迷うので注意が必要。街の明かりが皆無なので、道を覚えていないと本当に詰む。
シヴァ・ゲストハウス2という宿。
新館の部屋なのでかなり綺麗。備え付けのミネラルウォーターも置いてある。
趣のある路地を進む。
ニャタポラ寺院。五重の塔。
ニャタポラ寺院の上からの景色。ここで座ってゆっくりと。
街の外まで移動すると田園風景が広がる。
『ナマステレストラン』
夕食はニャタポラ寺院近くにあるレストランでチョウメンとカレーモモをいただく。安価でそして美味。しかも、ミネラルウォーターが冷え冷えのが出てきた(これ重要)。食べ物が出てくるまでの時間が少し長いが、そんなのはテラス席からバクタプルの街並みを眺めながら待っておけば問題ない。
ナマステレストランという店。ネパールは「ナマステ〜」という店が多い。
チョウメン。ネパールの焼きそばのようなもの。
モモ。ここのソースはカレー味。
『暗闇のバクタプル』
夕食後、ホテルまで戻るのだが、街は完全な暗闇となっていた。美しい街並も迷宮と化してしまうのが恐ろしいところ。地元住人も懐中電灯を持って歩いている。我々も準備していたライトを使いホテルへと戻った。帰りに商店でネパールビールを購入し、部屋で乾杯。3日目もほろ酔い気分で幕を閉じた。
蝋燭の火が綺麗。何をしているのだろうか。
■9/25(木)
『雨の朝ごはん』
朝食は昨晩と同じくナマステレストランへ。雨が降っており少し萎えていたのだが、食べているうちに止んでくれた。Bossがチョウメンを頼んでいたのだが、自分が昨日頼んだよりもはるかに量が多かった。やはりこの辺はけっこう適当なのだろうか。
テラス席からは広場の様子が見えるのだが、観光客の集団に勇猛果敢に突入していく物売りのオバサンはやはり流石だなと思った。まあ誰も買っていないのだが。
レストランのテラス席から見える景色。雨が降っているのが分かる。
ホットチョコレート。ココアという認識でいい。
サンドイッチ。ボリューム満点でお腹いっぱいになった。
『突発ダンスパーティー』
朝食後、ニャタポラ寺院前の広場で女学生達がダンスをしていたので、謎のノリで混じって一緒にダンス。陽気な黒人が自分にダンスをレクチャーしてくれた。女学生達にもすごい歓迎され、最後はハイタッチでフィニッシュ。言葉が通じなくても、心を通わすことができた瞬間である。すごく楽しかった。朝から良い汗かけたし、何よりすごく心が洗われた。
ダンスパーティー会場。いい感じのステージがある。
ダルバール広場を抜けてホテルへ。ダンスの興奮が収まらず、この時もハイテンション。
『ナガルコット』
素敵な思い出ばかりのバクタプルを名残惜しみながらも、次なる目的地であるナガルコットを目指す。ここでは、マイクロバスより大きいローカルバスを利用。クネクネとした山道を走るため、それなりに壮絶な運転だったが、それでも一番乗り心地はマシだった。意外と乗り物酔いにならなかったので、徐々に耐性がついてきていると思われる。これは非常に良いこと。
ナガルコット到着後、その広大な自然と空気に圧倒される。空気が本当に綺麗。宿泊予定である雲海リゾートへと向かって山道を登り始めた。
宿にいるサイババ様にも別れを告げる。
ローカルバス発着所を目指してバクタプルの街を進む。
ヤギさんを発見。
ボードゲームで遊ぶ地元の人達。
というわけでバスに乗車。普通に椅子に座れるので窮屈にはならない。
到着!思えば一番快適なバスだったかもしれない・・・。
宿を目指して進む。霧が出ている。
『ノリさんとの出会い』
「ナガルコットは憲武カフェなる店があるらしい」と旅人の間で噂になっている。タメルで出会った大阪のおっさんに教えてもらったのだが、誰が言い出したのか分からないが、店主の顔が木梨憲武に似ているとのこと。宿への道中で件のカフェを発見し、店主と遭遇。確かに似ていた。ノリさんはかなりフレンドリーに接してくれる。店のノートに来訪コメントを記入し、オススメメニューであるチーズオムライスをいただいた。大変美味。
憲武カフェ。
ノリさん。
チーズオムライス。
デザートでいただいたカスタードプリン。アツアツで濃厚。
日本人が置いていったと思われる地球の歩き方(※明治大学図書館の蔵書)
なお返却期限は余裕で切れているもよう。
『山梨の公務員』
ノリさんとは別れ、再び宿を目指して歩く。15分程度歩いたところで宿である雲海リゾートに到着。一番安いドミにチェックインし、部屋に入ると既に一人チェックイン済であることを確認。地球の歩き方がベッドに置いてあったため、日本人と断定。部屋でくつろいでいると、予想通り日本人男性が帰ってきた。これも何かの縁なのでお互いに自己紹介し、一緒に夕食を食べることとなった。
雲海リゾート。絶壁にそそり立っている。
ドミトリーだが二段ベッドではなくベッドが4つ置いてあるという形式。珍しい。
部屋のドアを開ければすぐにテラスへ出ることができる。
テラスからの眺め。この日は残念ながら霧がかなりかかっている。
『ノリさん再び』
夕食は再び憲武カフェへ。暗闇のナガルコットの山道は完全に闇なので灯りが無いと詰む。光を照らしながら道を進んだ。カフェではネパールの焼酎であるロキシーで乾杯。ノリさんがどんどんついでくれる。それなのにたった75Rsとは驚き。ご飯は今度はカレーをいただく。カレーも美味しい。ドミの相部屋者と旅の話や世間話をして話が弾んだ。
部屋に戻るとロキシーによる酔いのせいで瞬時に爆睡。ここ毎日お酒を飲んで、そのまますぐに寝ている。素晴らしい生活。
ノリさん自家製のロキシー。アルコール15%。
カレー。具として入っている卵が美味しい。
■9/26(金)
『雲海』
この日は日の出を見るために朝5時頃に早起き。恐ろしいほど寒い。持ってきていたポータブルダウンジャケットを即座に取り出すほど。テラスに出ると、そこには壮大な雲海が広がっていた。それだけで感動。これで日の出の光も拝めたら最高だったのだが、完全な日の出を見ることは叶わなかった。まだ乾期に入っていないから仕方ないといえる。しかし、壮大な山々と雲海を肌で感じることができて非常に満足。
朝起きてすぐにテラスへ。しかし、まだ外は暗い。
目の前には壮大な雲海が広がる。
雲があるというのも趣があって良いと思う。
雲の向こう側には朝日が。今回は断念。
『あらゆる人達との別れ』
朝食も憲武カフェへ。これで三度目。ノリさんの過去話で多いに盛り上がる。ネパールの人達は本当に自分語りが大好きだなと感じた。しかし、今日でナガルコットを離れるため、そんなノリさんともお別れ。最後に握手を交わし、ノリさんと別れを告げた。宿で出会った旅人とも最後に握手。彼も旅立っていった。
朝食後、宿へと戻り旅の支度をすすめる。ナガルコットを離れタメル地区へと戻るためである。バス発着所への道中で様々な人達と挨拶を交わす。ここの人達はみんな温かい。バスを乗り継ぎ、ナガルコット→バクタプル→カトマンドゥと来た道を一気に戻る。総額70Rsと驚きの金額だが、長時間のバス移動は流石にちょっと疲れた。タメル地区に戻ったところでBossともお別れ。自分は夜にネパールを発ち、Bossはまだネパールに滞在する。したがって、ここで現地解散である。Bossとも最後に握手を交わし別れを告げた。
霧の山道。すごい雰囲気を醸し出している。
ホットチョコレート。バクタプルでいただいたものよりも濃厚だった。
ガーリックオニオンサンド。玉ねぎ満載でこんなに玉ねぎを食べたのは久しぶり。
かなり良い天気になってきた。
テラスから見える景色も抜群。
名残惜しみながらもバス発着所へ。
また騒がしい場所へ帰ってきた。
『お土産タイム』
Bossと別れた後はタメル地区を散策。客引きを適当にやり過ごしつつ、日本食レストランで腹ごしらえ。その後、タメル地区の様々なお土産スポットを回っていく。
東京居酒屋という店。
親子丼。若干高めだが美味。
アムリタクラフトショップ。ここは値札があるのでぼったくりされる心配はない(ついてない商品もある)。
アムリタクラフトショップの店内。
特に何も買ってないが、ガイドブックに載っている本屋。
すごい細い通路を抜けた先にTシャツ屋を発見。
『夢の庭園』
少し時間が余ったので、ガーデン・オブ・ドリームズというスポットを訪れる。200Rsの入場料はかかるが、タメルの喧騒を忘れられるほどの別世界で、すごく癒やされた。しばらく横になってボーっとしていた。野生のリスも生息しており、リスの姿を確認することもできた。どこかへ行ってしまったので写真には収められなかったが。
タメル地区を適当に放浪していたが、あまりにも空気が濁っている場所に来てしまったため引き返す。
ガーデン・オブ・ドリームズ。各人好き勝手にくつろいでいる。
空を眺めてボーっとしていた。
『さよならネパール』
タメル地区からタクシーでトリブヴァン国際空港へ戻る。1000Rs渡したら何故かお釣りをUSDで返された。最後まで意味の分からない国であった。チェックインを済まし、これでネパールともお別れ。クアラルンプールへと向かった。
いざ飛行機へと乗り込む。何か感慨深い。
■9/27(土)
『暇』
朝4時頃にクアラルンプール国際空港に到着。こんなに早朝に到着されても明らかに暇にしかならない。仕方なく空港内の適当な飲食店で軽食をいただきつつ、旅のレポートをまとめていた。
『予約瞬殺』
今日は土曜日なのでペトロナスツインタワーを登れるはず、そう信じて満を持してペトロナスツインタワーへ。と思いきや、まさかのリベンジならず・・・。朝9時に行っても13時以降の時間帯しかチケットが残っていなかったのだ。これでは飛行機に間に合わないため断念。午前中に登るためには本当に早い時間からチケット売り場に並ばないとダメらしい。次こそは絶対に登ると決意しながらタワーを後にした。
チケット購入用紙。これで買えると思いきや・・・。
『中華街』
気を取り直してパサール・セニ駅近辺の中華街を散策。チキンライスが美味しいらしいので有名店に行ってみた。店のおばちゃんは、すぐに「チキンライスね」と確認してくるし、会計も日本語でやってくるしでかなり手馴れている様子。
中華街の門。
チキンライスをいただいた店。
チキンライス。濃厚な味の米にあっさりめな味付けの鶏肉が絶妙にマッチしている。
『帰国』
昼食後、KLIAエクスプレスで空港へと戻りチェックイン。長かった旅もこれで終わり。旅の思い出に浸りながら日本へと帰国した。
■総評
海外での現地集合・現地解散スタイルは思い切った試みだったが、やってみると意外と何とかなった。今後のLEAVES旅行でも積極的に取り入れていきたいところ。一人旅の力も身につくためオススメである。
ネパールは最初は何があるのかすら分からない国だったが、実際に行ってみると凄く良い国であった。リピートしたい国と言える。次行くとすれば、今回は行っていないポカラで大自然に触れたり、ドゥリケルやパナウティといった田舎町で現地住人との交流を行いたい。そして、何よりナガルコットで日の出を拝み、そこからチャングナラヤンへとトレッキングも行いたい。まだやりたいことが満載なネパール。インドも行きたいため、インドから西ネパールへ入るルートの旅も計画している。