アメリカの金融危機からはじまって、アメリカへの輸出に大きく依存している大手企業では、トヨタ自動車はじめ、ソニー、キャノンなどそうそうたる世界的大企業が派遣労働者の首切りをはじめた。
もうすぐ10万人達するというから驚く。この10年間に溜め込んだ金が30兆円をこえる超優良会社が、少し赤字か、まだ黒字のところまで首切りのオンパレードだ。
先ほどのテレビでは社民党の党首が官房長官にくび切られた労働者を救済するため「基金」をつくり、とりわけ大企業の責任を明らかにし、大企業が基金へ金を出すべきと申しいれしていた。
まことにもっともなことである。トヨタ自動車は本体だけで10兆円くらい溜め込んでいるという。今回の1500億円程度の赤字でびくともしない企業だ。
そこで働いている非正規労働者を寒い年末に首きりはじめ、いまも首切りし続けている。
国と自治体も餓死や凍死がでてはこまるので、わずかながらの短期の住宅や融資などにも乗り出し始めている。
だが改めて強調したいが、「いつでも、どこでも働きに出かけ」「いつでも首切りが出来る」「賃金は最低生活が出来るぎりぎりで、貯金が出来ない」「貯金が出来ないので派遣会社の寮にはいるしかない」
というカラクリだ。派遣労働者は、最低生活が出来る程度の賃金であり、アパートを借りるほど貯金できる賃金は払われないという、巧妙な現代版、たこ部屋なのだ。
今月は群馬、来月は宮崎と、ながれながれの労働者なのだ。まさにジプシー労働者なのだ。
そして、国も企業も。彼らには単純労働者しかさせない。何年はたらいても技術はみにつかない。
一方、ハローワークの職員は、専門職ならいくらでも仕事はあるという。
まさに政府は、単純労働者を消耗品のように使い、いらなくなればポイ捨ての雇用政策をやめ、専門技術を教える職業訓練を大々的に勧めることが、労働者を守ることではないか。
もうすぐ10万人達するというから驚く。この10年間に溜め込んだ金が30兆円をこえる超優良会社が、少し赤字か、まだ黒字のところまで首切りのオンパレードだ。
先ほどのテレビでは社民党の党首が官房長官にくび切られた労働者を救済するため「基金」をつくり、とりわけ大企業の責任を明らかにし、大企業が基金へ金を出すべきと申しいれしていた。
まことにもっともなことである。トヨタ自動車は本体だけで10兆円くらい溜め込んでいるという。今回の1500億円程度の赤字でびくともしない企業だ。
そこで働いている非正規労働者を寒い年末に首きりはじめ、いまも首切りし続けている。
国と自治体も餓死や凍死がでてはこまるので、わずかながらの短期の住宅や融資などにも乗り出し始めている。
だが改めて強調したいが、「いつでも、どこでも働きに出かけ」「いつでも首切りが出来る」「賃金は最低生活が出来るぎりぎりで、貯金が出来ない」「貯金が出来ないので派遣会社の寮にはいるしかない」
というカラクリだ。派遣労働者は、最低生活が出来る程度の賃金であり、アパートを借りるほど貯金できる賃金は払われないという、巧妙な現代版、たこ部屋なのだ。
今月は群馬、来月は宮崎と、ながれながれの労働者なのだ。まさにジプシー労働者なのだ。
そして、国も企業も。彼らには単純労働者しかさせない。何年はたらいても技術はみにつかない。
一方、ハローワークの職員は、専門職ならいくらでも仕事はあるという。
まさに政府は、単純労働者を消耗品のように使い、いらなくなればポイ捨ての雇用政策をやめ、専門技術を教える職業訓練を大々的に勧めることが、労働者を守ることではないか。