西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズの第19回戦は、3対2でライオンズが勝利した。


 ファイターズに同点に追いつかれた直後、8回のライオンズの攻撃。代打の栗山巧が、この回からマウンドに上がったファイターズ2番手、江尻慎太郎の5球目を強振。打球は右中間スタンドに飛び込み、ライオンズが勝ち越した。
 投げては、先発の涌井秀章が8回122球を投げ、被安打6本、与四死球2個、2失点で16勝目をあげた。
 前回、当ブログで「マネーボール」(マイケル・ルイス著、ランダムハウス講談社)で紹介されている、3球目の重要性について紹介した。
 「1ストライク2ボールと、2ストライク1ボールとでは、状況が異なる。前者はメジャーリーグの平均的な打者をオールスター級の打者に、後者は貧打者にする」という、名文句だ。
 昨夜の対ファイターズ戦第18回戦では、ライオンズの投手陣はこの「3球目理論」を守れず、ファイターズ打線に15安打、大量12失点を許した。


 そんな昨日のライオンズ投手陣とは対照的だったのが、ファイターズの今日の先発、八木智哉だ。
 6月30日の対福岡ソフトバンクホークス戦以来の先発登板ながら、7回を投げライオンズ打線を被安打5本、与死球1個、自責点2点に抑えられたのは、八木がこの「3球目理論」を徹底したからに他ならない。

 今日の八木が4球以上投げた打席は11打席だが、このうちボールカウントが先行したのは1打席、4回の片岡易之の第2打席だけ。残る10打席では、2ストライク1ボール、もしくは2ナッシングと、常に投手有利なカウントを作っていた。
 7回には2ストライク1ボールからカブレラに2ランホームランを被弾したが、これはカブレラの力勝ちといったところだろう。


 ライオンズファンのボクとしては厄介な投手だが、ファイターズには心強い昨年の新人王が戻ってきた。