2009年3月に予定されている、第2回WBC(World Baseball Classic)の参加国・地域が正式に決定した。
前回の優勝国である日本を含むベスト8に進んだ国に加え、中国などが参加。第1回大会に出場したのと同じ16カ国で、再び世界一の座を争うことになった。
WBCを主催するメジャーリーグ(MLB)機構のポール・アーチー副会長は、「野球の世界的普及に向けて、WBCに参加する機会を多くの国に与えることは必要不可欠」とコメント。2013年に行われる予定の第3回大会では、参加国を24に増やす意向を示唆した。
なお第2回大会に参加が決まったのは、日本、キューバ、韓国、ドミニカ共和国、アメリカ、カナダ、メキシコ、ベネズエラ、プエルトリコの前回ベスト8と、中国、台湾、オーストラリア、カナダ、パナマ、イタリア、オランダ、南アフリカ。開催地や日程などは現時点では未定となっている。(MAJOR.JPより)
前回の優勝国である日本を含むベスト8に進んだ国に加え、中国などが参加。第1回大会に出場したのと同じ16カ国で、再び世界一の座を争うことになった。
WBCを主催するメジャーリーグ(MLB)機構のポール・アーチー副会長は、「野球の世界的普及に向けて、WBCに参加する機会を多くの国に与えることは必要不可欠」とコメント。2013年に行われる予定の第3回大会では、参加国を24に増やす意向を示唆した。
なお第2回大会に参加が決まったのは、日本、キューバ、韓国、ドミニカ共和国、アメリカ、カナダ、メキシコ、ベネズエラ、プエルトリコの前回ベスト8と、中国、台湾、オーストラリア、カナダ、パナマ、イタリア、オランダ、南アフリカ。開催地や日程などは現時点では未定となっている。(MAJOR.JPより)

今年8月の北京五輪もまだだというのに、第2回WBCの参加国の決定はいささか早い気がしないでもないが、やはり1野球ファンとしては心躍る発表だ。
代表監督が誰になるかはわからないにしても、日本には大会連覇を期待したい。
だが、参加国以上に気になる点がある。はたして、日本は前回王者として、主催者であるMLBに意見できるか、否かだ。
第1回WBCは、わが国では盛り上がりを見せたものの、MLBによる運営面では幾つも問題が浮き彫りになった。
その最たるものが、「世紀の誤審」とも言われる審判問題だろう。
2次リーグAブロック初戦での日本対アメリカ戦。3対3の同点で迎えた8回表に、それは起こった。
1死満塁から、3塁走者の西岡剛(千葉ロッテマリーンズ)がタッチアップで本塁に生還。日本が1点勝ち越したはずだった。
だが、これを「西岡のスタートのタイミングが、外野手の捕球より早かった」として、ボブ・デービッドソン球審がセーフの判定を覆しアウトに。日本の勝ち越しは認められず、その後、日本は9回裏にサヨナラタイムリーヒットを許し、3対4ででアメリカに敗れた。
これに関しては、デービットソン審判員自身の性格の問題、3塁ベースを巡る判定で球審が判定を下したことなどが指摘されている。
だがそれ以前に、国際大会で審判が第三国人ではなく、いずれかのチームの国籍を持つ者であること自体が問題ではなかろうか。
この他にも、投手の球数制限、キューバの参加問題、台湾の国名・国旗問題、開催時期問題と、第1回WBCでは主催者のMLBの管理能力不足が世界中に露呈される形となった。
第1回大会ということで、種々の問題が明らかになるのは仕方がないだろう。だが、これらの問題を改善していくためにも、MLBは第2回大会の詳細を決定する上で、参加国から広く意見を集めるべきではないのか。
そして、日本は第1回大会の優勝国である以上、最も意見できる立場ではないのか。
主催者や代表者に牛耳られたルールを押し付けられるのは、悪夢以外の何物でもない。
最近では、2007年9月に行われたハンドボールの北京五輪のアジア予選で、アラブ諸国よりの判定が次々に下された。いわゆる「中東の笛」だ。
これは、予選を主催したアジアハンドボール連盟の要職の多くが、シェイク・アーマド・アル=ファハド・アル=サバーハ会長をはじめ、クウェート王族に占めているからに他ならない。
仮に連盟の要職に日本人・韓国人が一人でもついていたのなら、今回のような問題は未然に防げたことだろう。
「中東の笛」問題は世論を味方につけ、国際ハンドボール連盟が後押ししてくれたから、解決の方向に向かっている。
悲惨なのは、スキーのジャンプ競技だ。かつては冬季オリンピックなどの国際大会で日本が得意としていた競技だったが、1998年の長野冬季オリンピックを機にスキー板の長さに関するルールが見直された。
これを境に、日本人選手は大きく失速することになった。もちろん、これがすべての元凶とは言えないが、ルール改定が日本の失速に大きく関係していることは、完全には否定できないだろう。
WBCでも、同様の可能性が考えられなくもない。第1回WBCでは、野球の本場であり、国内のチャンピオンシップを「ワールドシリーズ(世界一決定戦)」と言ってはばからないアメリカが、2次リーグで姿を消した。
決勝戦は、自ら野球を教えてやった日本と、政治的な関係からWBCへの参加でひと悶着があったキューバ。まさに、野球大国アメリカの面目丸つぶれだ。
史上空前の好景気に沸くMLBだが、水面下では問題が蓄積している。「ミッチェルリポート」で白日にされされた禁止薬物の使用問題など、その最たるものだ。このため、いつMLBのバブルが弾けてもおかしくはない。
次回のWBCでアメリカが不甲斐ない成績に終わろうものなら、いよいよ膨らんだ泡に針が刺されることになる。
このため、MLBはなりふりかまわず優勝に固執してくるだろう。グラウンド内での真剣勝負なら大歓迎だが、グラウンド外での陰謀、場外乱闘はごめんだ。
繰り返しになるが、WBCを野球のワールドカップとして定着させるためにも、第1回WBC王者である日本はMLBに意見しなくてはならない。
代表監督が誰になるかはわからないにしても、日本には大会連覇を期待したい。
だが、参加国以上に気になる点がある。はたして、日本は前回王者として、主催者であるMLBに意見できるか、否かだ。
第1回WBCは、わが国では盛り上がりを見せたものの、MLBによる運営面では幾つも問題が浮き彫りになった。
その最たるものが、「世紀の誤審」とも言われる審判問題だろう。
2次リーグAブロック初戦での日本対アメリカ戦。3対3の同点で迎えた8回表に、それは起こった。
1死満塁から、3塁走者の西岡剛(千葉ロッテマリーンズ)がタッチアップで本塁に生還。日本が1点勝ち越したはずだった。
だが、これを「西岡のスタートのタイミングが、外野手の捕球より早かった」として、ボブ・デービッドソン球審がセーフの判定を覆しアウトに。日本の勝ち越しは認められず、その後、日本は9回裏にサヨナラタイムリーヒットを許し、3対4ででアメリカに敗れた。
これに関しては、デービットソン審判員自身の性格の問題、3塁ベースを巡る判定で球審が判定を下したことなどが指摘されている。
だがそれ以前に、国際大会で審判が第三国人ではなく、いずれかのチームの国籍を持つ者であること自体が問題ではなかろうか。
この他にも、投手の球数制限、キューバの参加問題、台湾の国名・国旗問題、開催時期問題と、第1回WBCでは主催者のMLBの管理能力不足が世界中に露呈される形となった。
第1回大会ということで、種々の問題が明らかになるのは仕方がないだろう。だが、これらの問題を改善していくためにも、MLBは第2回大会の詳細を決定する上で、参加国から広く意見を集めるべきではないのか。
そして、日本は第1回大会の優勝国である以上、最も意見できる立場ではないのか。
主催者や代表者に牛耳られたルールを押し付けられるのは、悪夢以外の何物でもない。
最近では、2007年9月に行われたハンドボールの北京五輪のアジア予選で、アラブ諸国よりの判定が次々に下された。いわゆる「中東の笛」だ。
これは、予選を主催したアジアハンドボール連盟の要職の多くが、シェイク・アーマド・アル=ファハド・アル=サバーハ会長をはじめ、クウェート王族に占めているからに他ならない。
仮に連盟の要職に日本人・韓国人が一人でもついていたのなら、今回のような問題は未然に防げたことだろう。
「中東の笛」問題は世論を味方につけ、国際ハンドボール連盟が後押ししてくれたから、解決の方向に向かっている。
悲惨なのは、スキーのジャンプ競技だ。かつては冬季オリンピックなどの国際大会で日本が得意としていた競技だったが、1998年の長野冬季オリンピックを機にスキー板の長さに関するルールが見直された。
これを境に、日本人選手は大きく失速することになった。もちろん、これがすべての元凶とは言えないが、ルール改定が日本の失速に大きく関係していることは、完全には否定できないだろう。
WBCでも、同様の可能性が考えられなくもない。第1回WBCでは、野球の本場であり、国内のチャンピオンシップを「ワールドシリーズ(世界一決定戦)」と言ってはばからないアメリカが、2次リーグで姿を消した。
決勝戦は、自ら野球を教えてやった日本と、政治的な関係からWBCへの参加でひと悶着があったキューバ。まさに、野球大国アメリカの面目丸つぶれだ。
史上空前の好景気に沸くMLBだが、水面下では問題が蓄積している。「ミッチェルリポート」で白日にされされた禁止薬物の使用問題など、その最たるものだ。このため、いつMLBのバブルが弾けてもおかしくはない。
次回のWBCでアメリカが不甲斐ない成績に終わろうものなら、いよいよ膨らんだ泡に針が刺されることになる。
このため、MLBはなりふりかまわず優勝に固執してくるだろう。グラウンド内での真剣勝負なら大歓迎だが、グラウンド外での陰謀、場外乱闘はごめんだ。
繰り返しになるが、WBCを野球のワールドカップとして定着させるためにも、第1回WBC王者である日本はMLBに意見しなくてはならない。
