今日6月19日は、ベースボール記念日だ。銀行家のアレキサンダー・カートライトによって制定されたルール「ニッカーボッカー・ルール」に則った試合が1846年の今日、米ニューヨークで行われたことに由来している。「ニッカーボッカー・ルール」はその後、細部に修正を加えながら現在に至っている。カートライトは、まさに近代野球の父と言えるだろう。
なお、カートライトは1842年、野球の元となったタウンボールを楽しむ社交クラブとして「ニッカーボッカー・ベースボール・クラブ」を設立。クラブは会員制で、プレーの際にはユニフォームも着用し、試合後は対戦したチーム同士が食事を取るなどもしていたようであった。
さて、気になるのがカートライトが定めた「ニッカーボッカー・ルール」の中身だろう。インターネットで検索した結果、以下のようなルールだということがわかった。
1. メンバーは、決められた試合時間での参加を、厳格に守らねばならない。
2. メンバーが集合すれば、会長(会長が欠席のときは副会長)が、アンパイアを指名する。アンパイアは、試合の記録、試合時間中の内規、ルール違反のすべてを書き留める。
3. 主宰者は、メンバー2人をキャプテンとして選出する。キャプテンは試合をリタイアし、双方の選手がほぼ平等にそろっているかを確認し、試合がスムーズに進行するよう準備する。その後、コイン・トスで両軍のベンチと先攻件を決める。
4. 本塁から2塁まで42歩、1塁から3塁まで42歩、等距離であること。
5. 正規の試合日には、スタンプ試合はしない。
6. 予定の試合開始合になっても、メンバーが充分揃っていない場合は、埋め合わせのため、メンバーではない人が選ばれる。そして、メンバーが後から現われても、入れ替わるために試合が中止されることはない。しかし、試合中に現われたとき、いかなる場合においても、メンバーに優先権がある。
7. ゲーム開始後にメンバーが現われたら、双方の同意を得た上で、選手としてプレーできることもある。
8. ゲームは、どちらかが21点取れば終わる。しかし、最終的には同人数の選手がプレーするべきである。(一方のチームが30人で21点取れば、他方のチームも30人目が来るまでプレーする)
9. ボールは、バットに向かってピッチされるべきで、スローされるべきではない。
10. フィールドから外へ打ち出されたり、1塁と3塁の範囲からはずれたボールはファールである。 (現在の本塁打も含む)
11. 空振りや、見逃してスリー・ストライク目のボールがキャッチされれば、その選手はアウトになる。もしキャッチされなければフェアとみなされ、打者は走りださなくてはならない。
12. 打たれたり、チップされたボールがフライか第1バウンドのいずれかで捕られたら、アウトである。
13. ボールをベース上の敵が持っていたり(封殺)、ベースを踏む前にボールがタッチされると、走塁中の選手はアウトになる。しかし、いかなる場合でも、走者に向かってボールを投げてはならない。
14. 走塁中の選手が塁に入るまでに、敵の送球を妨害すれば、この選手はアウトになる。
15. スリー・アウトでその回は終了となる。
16. 打撃は一定の順番で行なう。
17. ゲームにかかわる全ての争い、意見のくい違いは、アピールがなければ、アンパ
イアが判定を下す。
18. 打球がファールになった場合は、得点も出塁もできない。
19. 投手がボーク(反則的牽制動作)した時、進塁中の走者は、アウトにされない。
20. 打球がフィールドの外にバウンドして越えたとき、塁が与えられる。
現在でも通じるものもあるが、今では信じられないルールもある。例えば、「4. 本塁から2塁まで42歩、1塁から3塁まで42歩、等距離であること」。測定者の体格を、どう考慮しているのだろうか。
他にも、打球を1バウンドまでで捕球すればアウトになったり、本塁打もファールと判定されたりと、グローブやボールといった道具が満足に揃っていなかった当時の様相を繁栄している。「8. ゲームは、どちらかが21点取れば終わる」というのも、それだけ当時は乱打戦が多かったのだろうか。
また、執拗にメンバーについて触れている点も非常に興味深い。
野球のルールはその後、時代に合わせ変遷を続けている。1939年に殿堂入りしたウィリー・キラーは、1894年から1901年にかけて8年連続200本安打を記録していたが、ルールの改正で、打棒が下降した。1901年にファールボールが2ストライク以下であればストライクと認識されるようになり、1902年には2ストライクでのバントによるファールはアウトとされるようになった。
わが国のプロ野球界では2005年、投手の投球時に足をいったん上げてから下げ、また上げて投球動作、いわゆる「2段モーション」が原則禁止になったことは記憶に新しい。
これは国際化への対応を目的としたものだが、三浦大輔・高橋建・岩隈久志など、2段モーションを武器としていた投手は対応に追われることになった。
おそらく、今後も時代に合わせルールは見直されていくことだろう。国際化、試合時間の短縮などがキーになるに違いない。(そういうえば、投手の15秒ルールなんてものもあったような・・・)
そんなとき、過去のルールを紐解くと、新たな発見が待っているかもしれない。
1. メンバーは、決められた試合時間での参加を、厳格に守らねばならない。
2. メンバーが集合すれば、会長(会長が欠席のときは副会長)が、アンパイアを指名する。アンパイアは、試合の記録、試合時間中の内規、ルール違反のすべてを書き留める。
3. 主宰者は、メンバー2人をキャプテンとして選出する。キャプテンは試合をリタイアし、双方の選手がほぼ平等にそろっているかを確認し、試合がスムーズに進行するよう準備する。その後、コイン・トスで両軍のベンチと先攻件を決める。
4. 本塁から2塁まで42歩、1塁から3塁まで42歩、等距離であること。
5. 正規の試合日には、スタンプ試合はしない。
6. 予定の試合開始合になっても、メンバーが充分揃っていない場合は、埋め合わせのため、メンバーではない人が選ばれる。そして、メンバーが後から現われても、入れ替わるために試合が中止されることはない。しかし、試合中に現われたとき、いかなる場合においても、メンバーに優先権がある。
7. ゲーム開始後にメンバーが現われたら、双方の同意を得た上で、選手としてプレーできることもある。
8. ゲームは、どちらかが21点取れば終わる。しかし、最終的には同人数の選手がプレーするべきである。(一方のチームが30人で21点取れば、他方のチームも30人目が来るまでプレーする)
9. ボールは、バットに向かってピッチされるべきで、スローされるべきではない。
10. フィールドから外へ打ち出されたり、1塁と3塁の範囲からはずれたボールはファールである。 (現在の本塁打も含む)
11. 空振りや、見逃してスリー・ストライク目のボールがキャッチされれば、その選手はアウトになる。もしキャッチされなければフェアとみなされ、打者は走りださなくてはならない。
12. 打たれたり、チップされたボールがフライか第1バウンドのいずれかで捕られたら、アウトである。
13. ボールをベース上の敵が持っていたり(封殺)、ベースを踏む前にボールがタッチされると、走塁中の選手はアウトになる。しかし、いかなる場合でも、走者に向かってボールを投げてはならない。
14. 走塁中の選手が塁に入るまでに、敵の送球を妨害すれば、この選手はアウトになる。
15. スリー・アウトでその回は終了となる。
16. 打撃は一定の順番で行なう。
17. ゲームにかかわる全ての争い、意見のくい違いは、アピールがなければ、アンパ
イアが判定を下す。
18. 打球がファールになった場合は、得点も出塁もできない。
19. 投手がボーク(反則的牽制動作)した時、進塁中の走者は、アウトにされない。
20. 打球がフィールドの外にバウンドして越えたとき、塁が与えられる。
現在でも通じるものもあるが、今では信じられないルールもある。例えば、「4. 本塁から2塁まで42歩、1塁から3塁まで42歩、等距離であること」。測定者の体格を、どう考慮しているのだろうか。
他にも、打球を1バウンドまでで捕球すればアウトになったり、本塁打もファールと判定されたりと、グローブやボールといった道具が満足に揃っていなかった当時の様相を繁栄している。「8. ゲームは、どちらかが21点取れば終わる」というのも、それだけ当時は乱打戦が多かったのだろうか。
また、執拗にメンバーについて触れている点も非常に興味深い。
野球のルールはその後、時代に合わせ変遷を続けている。1939年に殿堂入りしたウィリー・キラーは、1894年から1901年にかけて8年連続200本安打を記録していたが、ルールの改正で、打棒が下降した。1901年にファールボールが2ストライク以下であればストライクと認識されるようになり、1902年には2ストライクでのバントによるファールはアウトとされるようになった。
わが国のプロ野球界では2005年、投手の投球時に足をいったん上げてから下げ、また上げて投球動作、いわゆる「2段モーション」が原則禁止になったことは記憶に新しい。
これは国際化への対応を目的としたものだが、三浦大輔・高橋建・岩隈久志など、2段モーションを武器としていた投手は対応に追われることになった。
おそらく、今後も時代に合わせルールは見直されていくことだろう。国際化、試合時間の短縮などがキーになるに違いない。(そういうえば、投手の15秒ルールなんてものもあったような・・・)
そんなとき、過去のルールを紐解くと、新たな発見が待っているかもしれない。
