広島東洋カープ秋山翔吾がこのほど、NHK BSの「球辞苑〜プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち〜」に出演し、プロ初打席を振り返った。
 埼玉西武ライオンズ時代の2011年4月12日に行われた対北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初打席に立ったが、ダルビッシュ有の初球を右ふくらはぎ付近に受けた。

 秋山には忘れられないプロ初打席となったが、ライオンズファンにとって記憶に残っている打席は2015年7月14日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦での第5打席だろう。
 この年、プロ野球記録となる216安打をマークする秋山だったが、この試合が始まるまで31試合連続で安打をマーク。第4打席まで無安打に終わっていたが、2対2の同点で迎えた延長10回の第5打席にファンの注目が集まった。
 はたして、秋山の第5打席は四球。「安打を打ちたい気持ちはあったが、打てないボールにバットを振っては駄目になる」「チームが連敗している中で、自分勝手な打撃をしていては状況が悪くなる」と、秋山は堂々と1塁に向かった。
 この四球で連続試合安打が31試合で途絶えることになったが、秋山の決断にチームは奮起。2死1、2塁にチャンスを広げると、中村剛也が左翼スタンドにサヨナラ3点本塁打を叩き込んだ。
 試合後、中村とともにお立ち台に立った秋山。「連続試合安打を期待して球場に来ていただいている方も多いと思います。でも、チームが勝っているので応援してください」と深々と頭を下げる姿は、今もファンの記憶に残っている。