EPSON directのNP11を買った。CPUにATOMを使った、いわゆるネットトップ。
 笑っちゃうくらいコンパクトでファンレスで、HDD160GBにメモリ1GB、Windows XP Home SP3が付いて、¥29,400。それが期間限定のクーポン(事実上は単なる値引き)で、¥23,625。ふざけてるのかと思うくらい安い。
 元々ファンレスの静音マシンに滅法弱いワタクシ、それでも今現在どうしても必要というわけでもないため数ヶ月間悩んだ末、結局のところは「こういうの好きだから」という理由で購入。つまりはもの凄く時間をかけた衝動買いだ。
 電源を入れてみると、予想していた以上に静か。HDDの回転音やシーク音は普通に聞こえるかと思っていたら、これが耳を近づけないと全く聞こえないくらい。入っていたのはSeagateの160GB HDDだったが、これはかなり優れものだ。
 動作としては、まあ普通にネットトップなんだけど、OSがWindows XPでメモリ1GBだと余裕の体感速度。メモリやCPUパワーの消費を抑えるチューンナップをすればいよいよ快適になるのは目に見えているけれど、今回はそもそもLinuxを入れて開発テストサーバにするつもりで買ったものなので、そこはグッと我慢。
 …しかし、Windowsがこれだけ快適にスイスイ動作する姿を目の当たりにしてしまうと、そいつを根こそぎ消し去ってLinuxマシンにするのがもったいないような気がして来る。一体何が「もったいない」のか自分でもよくわからないんだけど、ここはパーティションを切ってマルチブートにしようかなあ、などと考え始めたりして。

 で、まあ、それはそれとして、やはりメモリは2GBに増設して、ストレージはSSDに交換でしょ当然、というわけで(何がどう当然なのかは考えてはいけない)、いつものように分解に関する情報をWebで探してみることにした。…ところが、これがナイのだ。
 「分解したよ」という報告はいくつか見かけたし、「分解したいので情報ありませんか」という質問の投稿はもっと沢山見かけたのだけど、実際に分解した様子のレポートが一つも見つからない。これってむしろ珍しいことのような気がする。
 …ということは逆に、私が分解した時に撮った写真を掲載すれば、世の中の役に立ってしまうのかもしれないぞ、と思ったので、以下に掲載。

NP11-001 この写真はカバーを取り去ったところで、右が正面、左が背面。
 ネジは背面に2本、底面に2本、そして正面カバーの中に2本ある。外してみればわかるけど、底面の2本だけ種類が違うので注意。
 で、ネジを外してもカバーは容易に外れない。赤丸の7カ所にツメがあり、バッチリとカバーを固定しているからだ。このおかげで、「NP11の分解の難易度は高め」という情報もチラホラ見かけるし、実際に下手をするとツメを折ってしまう危険はあると思うが、ちゃんとツメの位置を把握して、無理な方向に力をかけないように丁寧に外してやれば、カバーを開けるのはそれほど難しくないと思う。よしんばツメを1つ2つ折ってしまったとしても、使う時にはまたちゃんとネジ留めするんだし、致命的ダメージということにはならないとも思うしね(元よりメーカー保証は諦める前提で)。
NP11-002 上の写真だと正面側のツメの位置がわかりにくいと思うので、それを確認しやすいアングルの写真をもう1枚。
 とくに写真向かって左側(HDDの手前)の2本は金属メッシュに隠れるように存在するので、ちょっと見えにくい。
 それでも慌てず頑張ってカバーを外してしまえば、あとはHDDにもメモリにも、何の苦もなくアクセスできる。メモリは普通にストッパーで留まってるだけだし、HDDはマウンタの固定ネジ4本を外せばマウンタごと外れる。

 というわけで、メモリ2GB、SSD64GBとなったNP11(メーカー保証なし)は、ますます軽快に、かつ静かに動作している。これからWindows & Linuxデュアルブートのテストサーバ環境を作ろうというところだが、その前にやらなければならない仕事が山積みになっていることを思い出してしまった(正確にはそれを忘れようとして現実逃避していた)ので、今は一旦「おあずけ」状態なのであった。
 …あ、すみません、仕事もちゃんとやってます。ほんとに。本当ですってば…。