9月10日、今日はゼルキンのピアノリサイタル。11時時点演奏終了の室内楽のメンバー空港へ向けて送り出す。毎朝8時30分時点ホテル2階の朝食コーナーでビッフェ形式で朝食を食べるが全部円形テーブルなので思い思いのメンバーが隣り合わせになり歓談しながらの食事となる。いろいろの食素材があるので毎日変わったものが食べれて結構楽しい。北京より洗練されている。北京は田舎料理という感じでこれも良かったがこちらの方が都会的の感じ。特に玉子が昔の日本の鶏卵の味でうまい。我々定例のミーティングのない時はここが小ミーティングの場になる。
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 私はこの辺で同行の医師森田先生に感謝の昼食をと12時30分予め聞いておいた蟹王府いう有名な蟹専門店にお連れする。今上海蟹は時期が来ないので生のものは無理だったが冷凍されていたものを湯でて食べる。それでもさすがの味であった。森田先生には親身になってメンバーの健康管理をしてもらっている。幸い重病人は出ていないので安心。サイトウ・キネンの四方山話をする。先生は8月20日ころからお世話になっいるのですでに20日になる。14時20分ホテルへ。

 部屋で雑務をして17時30分に劇院へ。ステージではゼルキン練習中。18時15分受付準備。18時45分開場。中国は空前のピアノけいこブームでゼルキンクラスのリサイタルなのに子供連れの人が多い。さながら親と子供のためのコンサートのようだ。富裕層かもし知れないが日本では考えられない。これではランランとか優れたピアニストが出るわけだ。

 19時15分開演、武満徹、ベートーヴェンの曲が休憩挟んで21時15分ころまで続く。子供たちの騒ぎはなく名演奏に聴き入っている感じだ。曲は比較的難解の曲ばかり。終演後1200人の聴衆の割れるような拍手。ピーター・ゼルキンは往年の名ピアニストルト、ルドルフ・ピゼルキンの息子であるが親子揃ってこんな凄いピアニストとは。そして多くの子供たちが親と一緒に聴き入っている不思議。こんなことは松本では見られない風景だ。
親や大人だけが聴き入っている日本のコンサートに考え込んでしまう。

 楽屋でゼルキンと感謝の握手をして、22時時点、ステージ作りなど裏方スタッフの労に報いるために市内の焼肉屋へ、医師の森田先生、カメラの大窪さんも同行してもらう。焼肉屋は日本語が通ずることで安心、SKF松本中国出前コンサートの最終公演を明日に控えて、苦労の多かったみなさんに実行委員会としてくつろいでもらう。
ホテルに着いたのは零時。明日はいよいよ最終日だ。