大統領就任式を
今回はテレビジャパンで見ていた。
8年前の就任式とあまりに違って異様で不思議な光景だった。
就任演説も心に響くものがなくどのように捉えたらよいのだろう。
確かに大きな組織のトップは下のものにビジョンを与えるのが仕事なのだ。なので、「アメリカを再び#1にする」というスローガン自身は別に悪くないと思う。でも、なにが#1の根拠なのか、その目標をサポートする政策とはとなったときに、「ほんとにそれでいいの?」と。ジャイアン的な#1?
オバマ、就任時47歳。
トランプ、就任時70歳。
政策の基本が、四半世紀逆戻りという感がある。
私的にはいままで記憶がある中では、ブッシュジュニアの時代が最悪だった。文明に逆らうように諸国で戦争を続け911事件に発展し、その後あり得ないだろうと言われながらまさかの2期目当選。アメリカ人何考えてるんだ?とおもったが、その後不支持率70%以上となり衰退しながらも治めおえたあと、オバマの時代でようやく近代化され”世界の中のアメリカ”というポジションを築いて来てたと感じていたんだけど。
今の気分は、3歩歩いて5歩下がる?
これからのアメリカはまた大陸のうちへこもり壁を作り人種や性別に対する偏見をひとびとに持たせ軍事費を投じ2次産業を奨励し環境問題への取り組みをおいといて。。。またもや自分さえ良ければ全てよしの国となるんだろうか。
彼が「アメリカを1番にしよう!」と呼びかけを行っているのは、アメリカの市民権を持つ人たちだけであり、選挙権のない住民は関係がない。そこからすでにもう、区別化は始まっている。
この国は、どの方向にうごいてゆくのだろう。
ちなみに、私の周りには驚くほどトランプ派の人がいないので、その人たちの意見を聞くことができない(共和党派、じゃなくて、トランプ派ね)。なんか、ああなるほど、そういう考えもあるのね、と納得できる話を聞いて見たいもんだ。
関係ないが、クリントン夫人として就任式に出席していたヒラリーは、表情がやわらかくなっていた。それをみて、ああよかったとおもう反面、彼女もまた、女性大統領としての器じゃなかったんだなあと再認識。選挙戦時にメディアで見た彼女は醜かった。
残念だったなあ。
オバマの就任演説: http://www.ibcpub.co.jp/obama/index.html
トランプの就任演説:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170121/k10010847631000.html
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お子さんが二人ともアメリカ人だから、いろいろ考えることもありますよね>Mode-mさん
万一彼が2期やることになると、上のお子さんも国籍選ばなければなる歳になるのでは。
Mode-mさんが今現在日本にいること自体は、いいことだとおもいますよ。こどもたち、まだ英語覚えていますか?
わたしは「万事塞翁が馬」で、なるようになるとおもっています。個人的には現状は人類史上必要悪なのかなあ。過去の歴史の中の似たような人たちや、大地震や大津波のように。4年または8年の任期を終えた後に、なんであったのかがわかるのだろうなあと。この国の方針転換の影響を受けて各国各機関がいろいろ調整にでてたりしますが、この国の一方的な戦略に振り回されたり妥協したりすることなく、この機会に見えてなかったよりよい第3、第4の道を探り当ててほしいと思います。
ああしかし生理的にいやなひとの顔がどこにいても目につくところに出てくるのはほんとうにストレスだ〜。
脱出して一年以上がたち、向こうでの生活を懐かしく思い出しては「帰ってきて本当に良かったのか?」なんて考える日もあったりする一方、彼に関連するニュースを読んでいると、「今は近づかないほうがいいのか」と感じてしまう。。。
ベルリンの市長が、「孤立と排斥の象徴である壁を造るのはやめなさい」とコメントしたそうですね。あやまちを起こしたことがある国からの言葉は大きい意味を持つと思うのですが、きっとそれは聞きたくない言葉だろうから聞かないような気がします。(もっとひどく返すかもしれないですね。。。おまえらにいわれたくないわーって)
つぎつぎといろんな大統領令が出てますねー>Michikoさん
保険の件とかは私の知識が白紙の所なのでなんともコメントできないし、TPP脱退に関しても8:2の法則で他国が自分の頭で考えるようになるのでそれはいろいろ考え用があるよねーと思うのですが。。。
「雇用を守るために入ってくるメキシコからの不法移民の抑止のための物理的な壁」はどう考えてもつながらない。いろんなものを象徴するモニュメントは時には必要ですが、それにするにしても1兆円もの予算、あまりにももったいないかと。しかも「救おうとしている忘れ去られている人たち」は北部の白人中心なわけですよね。目的とやろうとしていることが乖離しているように思えて仕方がないのです。
ものを作るとメンテが必要になるしメンテしないと廃墟になって意味なくなるし。それを元手に他のいろんなことができそうなのになあ。
ほんとうに作っちゃうことになったら、彼が大統領じゃなくなって、ドイツの壁のように叩き壊そうなどという時になって、その壁の価値が出てくるのかしら。
ちょっといまから4年後または8年後が楽しみです。そのときにここ読み返してみようと思います。
今朝のビジネスなんたらで、識者が「彼は自分の知らない分野に関して人の意見を聞くことを恐れない。しかし、聞いた後の決断がどう出るかはまったく予見ができない。なぜかと言うと彼は自分の聞きたいことだけを聞き、聞きたくないことは聞いていないからだ。」といっていたのがとても印象的でした。
USAコーポレーションのワンマン社長に対して、各国&各ビジネスがどのように対処をするのかもみどころだとおもっています。
トランプ大統領を見ていると、長いマクロソフト時代に出会った、年数だけ長くて上司になった、とってもいいおじさんなんだけど Excel 以外何も使えなかった上司と、マイクロマネジメントで、みんなからちょっと煙たがられていたけれど、目に見える結果を出して行く上司の事を思い出します。イメージ的には前者は古いスタイルの政治家で、後者はトランプ大統領かな? と。自分は、トランプ大統領は幼稚な発言で自分の首を絞めなければ(早速絞めてるって噂もありますが^^;)案外歴史に残る業績を残すかも? と期待している一人です。共和党については何の知識もないのですが、ポール・ライアンがあまりにも素敵なので、彼が大統領の傍に立っている姿をテレビで見る度に目がハートです(笑)