【TPP参加表明】挙党一致のための一日先送り【雑感】呆れる状況(TPPを政争に利用するな)

2011年11月11日

【駄文】野党の作法を~


「戦う気ないなら辞めろ」=谷垣総裁に党内から不満-自民

(時事ドットコムより)

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する自民党議員が10日に開いた会合で、谷垣禎一総裁への不満が相次いだ。党として明確な方向性を打ち出さないためだ。党内には、早期の衆院解散に向けた執行部の戦略が見えないことへのいら立ちもあり、出席者からは総裁辞任を求める声も上がった。(略)

 「~~の作法」というタイトルの本が一時期流行った。それに倣って「「野党の作法」という本を誰か出してくれないかしら・・・」と当時思ってた。何せ当時は、民主党が何でも難癖野党として、衆参のねじれ状態を良いことに好き勝手やってましたから・・・。



「野党がより良くならなきゃ日本の政治は三流のまま」

「野党が良くなれば、次の選挙で与党が変わる」

「野党期間は、将来のより良い政治のための生まれ変わり期間であるべき」

と思ってます。


つうことで、現在野党の自民党への残り少ない期待を込めて、思うところをつらつらと雑多に・・・。



野党としての姿勢がおかしいのは、野党時代の民主党だけでなく現在の自民党も同様のようです。口を開けば「じに~ん、じに~ん」「かいさ~ん、かいさ~ん」って、衆議院で安定多数与党が解散するわけないじゃない。寝言は寝てから言えと言いたい。



野党の間に次の選挙を睨んだ党内立て直し勧める「民主政における政権交代の作法」という本も誰か書いてくれないかしらと思って見てる。



政党の目標は「1)政策の実現、2)得票の極大化、3)議会・政治制度内での影響力の拡大(二大政党制批判論、p52より)」です。


この定義を基にすれば、与党とは「政党の目標を達成しうる最短距離に居る政党」となる。

「政党の目標を達成する」ために、衆議院選挙から次の衆議院選挙までの4年間の政権運営を有権者から任されたのが与党です。



「だから現政権の政治を正すため解散を求めるのだ!」と野党は主張してるのでしょう。



しかし、野党の都合に合わせて解散できるわけじゃないし、そもそも有権者から与党として選ばれなかったから野党なのですから、何故与党として選ばれなかったかを野党は総括し、現与党よりも有権者に支持される政党として生まれ変わる必要がある。生まれ変わった姿を有権者に判断してもらう必要がある。



そのための準備期間が4年間であり、その期間を縮めろというからにはそれなりの根拠が必要です。その根拠とは政権交代への世論からの支持であり、その支持の無い中での度重なる解散要求は単なるガキの我侭です。



世論調査を見てると、今のところ民主党よりも支持されてる政党は無い。世論調査の結果が絶対などとは言わないが、多くの世論調査で与党より支持率が低い間に野党が解散を求め、万が一実現しても与党交代が生じる可能性は低い。



また、交代が生じる可能性の低い野党主導の解散など、もしかしたら今度は当選するかもしれないというギャンブルであり、落選議員の雇用対策でしかない。民主党野党時代でも、改革逆行を明確にした麻生政権が誕生し、自民党は従前のままだと判断されなければ、民主党が与党に就けたかといえば疑問です。



民主党が与党を担えた理由は、

■ 時事世論調査から見る政権交代(中央調査社)」

の図4自民党支持理由・図5民主党支持理由を見れば「民主党以外の他の政党がダメだから」という判断が有権者に多かったことだろう。小泉首相を除くと「党首幹部が良いから」支持する人は少ないことも判る。政権交代時の民主党ですら、政策への評価も党首への評価も低い。



カリスマ性の高い代表が出現しない限り、谷垣氏が代表だろうと他の誰かが代表であろうと、有権者の多くにとっては大した問題ではないのだろう。



麻生政権末期までは民主党政党支持率が上がらない状況を見ると、民主党がやってたような「民意を問え!」「解散しろ!」という解散要求戦術も支持率アップには有効ではないと判る。冒頭の記事にあるような「野党の戦う気」など有権者は評価しないのです。コアな支持者は盛り上がるでしょうが、そんなものは内輪の自己満足です。得票の極大化に繋がらない。



では、野党はどうあるべきなのか?「野党の作法」とは?を考えると、答えをデリダ風に言えば「脱構築案を出せ」ということと思います。既存の状況を見直し、新たな展望を示し、次は与党を任せてもいいと思われるような政策や政治姿勢を打ち出すことです。現在の状況がダメだから前に戻せという方向を支持しないのが有権者だと思います。



まぁ・・・今がダメだからと過去の失敗例に戻るなんて考えないのは健全だと思います。



与党を狙う野党の作法とは、現与党を貶めることではなく、次の総選挙までに民主党政権よりも良いと思われる政党に、自己満足ではなく有権者の多くから評価されるような政党になることです。自民党で言えば、過去の自民党政権が作ってきた構造を脱構築して初めて、野党に堕ちた成果を為したと言えると思いますし、与党の資格なしと下された評価を覆すものだと思います。



小泉進次郎氏「参加遅すぎる」 TPP反対の自民批判asahi.comより)」の中で書かれているような「自民党ならば・・・・」というものを主張し、有権者から期待される必要があるのだと思います。



「戦う気」だか何だかしらんけど、政府案より良い政策を掲げて、政府案の修正するのではなく、反対のための反対としか思われないような主張によるくだらない政争には、多くの有権者が飽き飽きしてる。



与野党から批判された菅政権下ですら、菅首相はすぐ辞めろという声は、世論調査を見るかぎりは少なかった。より正確に言えば、菅首相が辞任宣言するまでは少なかった。辞めると言ってからは、いつ辞めるのかも不明瞭でしたし、辞める予定の首相がずるずると居座るのも国益に資することはないと「辞めるなら遠くない時期に辞めるべき」という声が増えました。



冷静な有権者は短命政権を嫌ってる。短命政権を生み出そうという自民党内の解散要求派が声を大きくすればするほど彼らに嫌われる。既得権クラスタとそこの声を多く聞く族議員にはそれが判らないか、既得権を手放すことへの怖れから焦って解散要求するのだろう。



しかし、有権者の多くはそれらを理解してるので野党の解散要求を支持しないし、「ああ、またか」と関心を持たない。



過去に何度も書いたことですが、有権者は民主党を積極的に支持して与党に就けたわけじゃない。与党が自民党のままでは日本は好転しないと判断し、民主党への多くの不安や疑問を抱えつつも変化を望んだのです。



自民を筆頭とする野党は、元の自民党政治よりマシな政治が行われる期待を有権者から持たれる必要があり、その期待が無いうちは、民主党の政治も自民党の政治もどちらもさして変わらないと有権者から思われる。



野党は、自らが否定された選挙結果を重んじ、脱構築案を出し、有権者に周知させ、支持を集める作業を4年間行う必要がある。この作業が為されないうちに解散要求しても、国会審議の弊害でしかないし、有権者から支持されないのだということを過去から学ぶ必要がある。



野党の質が高まらないと日本の政治は改善されない!


と再度書いて、駄文おしまいにします。



yukemuriippai at 17:09│Comments(0)TrackBack(0) 日記 | 政治

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