スマコラ - WWE応援コラム

業界に鋭く切り込まない、まったり語るWWEコラム。隔週木曜更新。

Count.248 「九段下のサバイバー・シリーズ観戦記 後編」

コラム:Kenzy & 九段下 絵:Tamayo

Kenzy:いつもの筆者

九段下:ユークスの新人

 前編はこちら


実はRAWの前にハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに行って来たんですよ。

歩道に有名人のプレートが設置されてる観光名所だよな?

ええ、電車を降りていきなりお目当てのものを見つけられました!

真っ先にこれを撮る日本人もいないだろ。

みたいですねぇ。角度変えて何枚も撮ってたら日本人のカップルに声を掛けられちゃいましてね。「これ、有名な人なんですか?」って。

不審者に声を掛ける勇気。すげぇな、その観光客。

ファン的には自分の好きなものを質問されると嬉しいじゃないですか。嬉々として教えてあげました。

読めるぞ、「プロレス団体のオーナーです」と言ってきょとんとされたという展開が。

実際ピンときてない様子でした。でも、こっちは一人旅、カップルでロスに来る様なリア充に負けてなるものかとワタシのプロレス頭がフル稼働。

何でハンディ戦に臨む意気込みなんだよ。

「ドゥエイン・ジョンソンが試合してた団体なんです」って付け加えたら、「あー」って理解してくれました。女の子の方は「あの人プロレスラー?」って訊いてましたが。

思わぬトコでロック様に助けられたな。もっとも、何でわざわざオーナーの写真撮ってたんだろうという疑問は残ったままだろうが。

時間が許すなら全米展開からマンデーナイト・ウォー、シェインとの親子対決トカ余さず教えて、旅の思い出を作ってあげたかったですね。

危機一髪じゃねぇか、そのカップル……。で、肝心のRAWはどうだった?

ええ、この日はベイリーの試合があったんですが、前の席の女の子がずっと声援を送ってたんですよ。

はぁ。

あんまりにもカワイくって、ワタシも応援の応援で「ベイリー!」って叫んだんです。そしたらその女の子が振り返ってニコっと笑ってくれたんですよ。いやぁ、思わず連れて帰りそうになりました!

カモン、アメリカンポリース! 危うく国際犯罪になるレベルじゃん!

セスとアンブロさんの絡みロンダの試合があって助かりましたね。そっちに引き込まれたお陰で、後ろからハグしたい衝動をどうにか抑えられましたから。

初のRAW生観戦の感想がそれでいいのか? すげぇな、現地観戦してるハズなのに段々と羨ましくなくなってきてる……。

翌日のSmackDown LIVE、アリーナ席だったんですが入場するのはスタンドからだったんですよね。

ほう。

進むと会場内部が見えてきて。はい、このへんでフォネティックコードをドン!

ま、まさか、これは?

ええ、シールドの入場を疑似体験できたのです!

単にスタンド席の間を通ってるだけなのに、漂う謎のシールド感……。

デデッ、デデッ、デデッ、デッデッと脳内BGM鳴りまくりでしたね。

脳内どころか思わず口に出しちゃいそうだな。

実際、後ろの外国人2人組が口ずさんでて。ああ、みんな考える事は一緒だなーって。

いいじゃん、そういうエピソードくれよ。

正直向こうでワタシの英語ほとんど通じなかったんですが、「Believe in the Shield!」って言ってみたら2人とも拳を突き出してきてくれて……。

プロレスファンの温かさだな。

そうだ、温かさと言えば丁度ダニブラさんがNEWダニブラさん宣言した日で、ダークマッチで闘ったミズはベビーフェイス扱いだったんです。

そりゃレアだな。

だからなのか試合後にミズが「4日間ありがとうね」的な事を言ってくれて、もう超ほっこりしました!

ツンデレ効果だが実際に4日間見まくった人間的には堪らんだろうな。

とにかく楽しい4日間でした。印象に残ったのは会場のファンの楽しもうって姿勢でしたね。いい意味で場に慣れる事なく、目の前に出てきたものを純粋に受け止めてました。

って言うと?

例えばサバイバー・シリーズでストローマンが試合後コービンに襲撃されたんですが、それって流れからしたら普通にありそうじゃないですか。コービンだし。

コービンの印象よ。でもそうだな。

それが現地だと、「マジかよ、何てヒドい事するんだ!? アイツは最低だ!」って、反応だったんですよね。

裏切り行為自体を初めて目撃したのかよってカンジだな。

その反応を見て、日本公演を何回も観戦してる内に、自分の中で慣れが生まれちゃってたんだと気付かされました。目の前のものを素直に楽しむ尊さ。それに気付けたのは、旅の収穫でしたね。

そりゃ良かった。で、別の収穫があるんだろ? 前回言ってた、その、お土産的なものがさ?

人がいい話してるのに即物的な。はい、どうぞ。

こ、これはアレクサのTシャツっ!? オマエ、マジで天使じゃん! ありがとうクダンシタエル!

いいんですよ、さぁ早速着てみてください。

おうっ! っとアレ? い、意外と……くっ、このっ、えぇいっ。

ぷっ、あはははは! 何ですか、それ!? ア、アレクサの顔が横にっ、横に広がって!

……こ、こいつ、わざとSサイズを買ってきやがったな。

ピッチピチじゃないですか!? か、勘弁してくださいよ、プフーっ!

や、やっぱり天使でも何でもねぇ、オマエなんか堕天使だ! わぁぁぁんっ!

ちょっ、パイセーン! あ~あ、逃げ出さなくてもいいじゃないですか。目の前のものを素直に楽しんだだけなのに。それでは以上、九段下のサバイバー・シリーズ観戦記でしたー。また降臨するぞ、天使の街!




ビンス・マクマホンのプレート設置セレモニー

Count.247 「九段下のサバイバー・シリーズ観戦記 前編」

コラム:Kenzy & 九段下 絵:Tamayo

Kenzy:いつもの筆者

九段下:ユークスの新人


あけましておめでとう! 今年もスマコラをよろしくお願いしたい!

実際にはまだ2018年なんですけどね。

バラすなよ。まぁ、年始用に溜め録りしてる事を、番組中相方にバラされて焦るアニラジのパーソナリティ気分を味わえたから良しとしよう。

どんな気分ですか。バラしたのは年内中にどうしてもパイセンに伝えときたい事があったからでしてね。仕事が一段落して11月にお休み期間があったじゃないですか?

そうだな、中旬から下旬にかけてだったっけ? 家でゆっくりさせてもらったもんだ。

実はその時にですね、こんなトコ行って来ました。

一体何だよ……って、はいぃぃぃっ!?

そう、ロサンゼルスはステイプルズ・センター!

11月にロサンゼルスってまさかオマエ……。

会社のレッスルマニア観戦メンバーに漏れ続けて幾星霜。気付いたんです。「レッスルマニアが観れないならサバイバー・シリーズを観ればいいじゃない」と!

九段下アントワネット!?

ふっふっふ、天使の街に九段下降臨……初の現地観戦としてサバイバー・シリーズに行って来たのです!

な、何だってぇぇぇっ!?

正確にはNXT:TakeOver、RAW、SmackDown LIVEを含めた4大会にね!

うそぉぉぉんっ!? って言うか教えろよ、観に行ってたって!

狙ってたんですよ、パイセンを悔しがらせるタイミングを。さぁ、これからワタシの観戦記を前後編にてたっぷりと自慢、もとい紹介してあげます!

ぐぅぅぅっ、悔しいのに興味があってそれがまた悔しいっ。

んっん~、囀りが何とも心地良いです。ではまず初日のNXT TakeOver : War Games IIから。さっそく現地初観戦ならではの未知の体験がありましたよ。

と言うと?

チケットがデジチケ形式主流というのもさる事ながら、セキュリティチェックの厳重さですね。空港並に金属探知機でガッツリとチェックされました。

おや、おかしいな。セキュリティチェックがあるならオマエの様な人間が入れるハズないだろうに。

いいえ、来るべくして来た人間なのだとアリーナに入った瞬間に感じましたね。

あのリング、あの実況席、あの鉄柵をワタシは知っている。ようやく自分が完成した──そう、魂の半身を見つけた気分でした。

じゃあ俺は今まで誰と話してたんだよ……。

当然、第1試合からスーパースターの一挙手一投足に変な声出てたんですけど、ふと思ったんですよ。ひょっとしてワタシは現地初観戦の空気に酔っちゃってるのかなって。

あー、現地じゃないけど伝説の横アリ公演の空気みたいなもんか。

でも、この前スマコラで取り上げたベルベティーン・ドリームの入場の時にそれは間違いだと気付きました。初観戦の空気にではなく、モニター越しではない同じ空間にいるスーパースターのオーラに酔わされてたんだと。

俺も酔いたいーっ! 何なら2日酔いだって厭わないのに!

あと、これもいけないんですよ、これも。

何じゃこりゃ?

席に配布されてたリストバンドなのですがスーパースター入場時に自動制御で色が変わるんですよ。これのせいでワタシ達はイベントの一部なんだっていう一体感が出る出る

あ~、ワイアットの入場の時みたいに何か光るのが揺れてるなぁと思ったけどこいつかぁ。

ライブイベントでサイリウムの色が曲に合わせて勝手に変わるアレと同じですね。他のジャンルからも良いところを取り入れようって姿勢は正にNXTっぽかったです。

ブランド全体が改革、実験、進化の場ってワケか。

そんなワケでいきなり生のWWEに魅了されちゃいましたが、まだこんな日が3日も残ってるって事が嬉しくて嬉しくて。

くそ~、確か俺その日は単に家でゴロゴロしてただけだぞ……。

では追い討ちするかの様にサバイバー・シリーズについて語りましょう。会場は同じですがブランド対抗戦って事で空気がガラリと変わってたのが印象深いです。

具体的に言うと?

スマックダウン頑張れって空気ですね。思うにこれはスター性を増したベッキーの存在が理由かと。

欠場してたのに?

ええ、観に行った4日間一瞬たりとも登場しませんでしたが、チャントが起こったりして、いないハズなのに確かに存在を感じられるという不思議な感覚を味わいました。

RPGのエンディングで「泣かないで、私はずっとみんなと一緒だから」ヒロインが世界と同化する事で崩壊を阻止、主人公達を見守っていくみたいなノリだな。

そんな1人のスーパースターの誕生によってブランド人気のバランスが変わる端境期に立ち会った気分です。思わずTHE MANのTシャツ買っちゃいました

分かりやすいか!? しかしアメリカ人だらけの中あっさりと向こうの空気に馴染んだみたいだな?

会場の男女比に偏りがなく、家族ぐるみでの観戦が多かったからですかね。Tシャツ以外にも応援グッズを身に着けているお子さんもいっぱいいました。

安心して見れるエンターテインメントとして、誰でも受け入れる土壌ができ上がってるって事か。

そもそもアメリカ人だらけも何も、周囲はプロレスファンばかり。謂わば仲間に囲まれた超ホーム状態ですよ。プロレスはファンにとっても共通言語なんです。

ぐぅ、現地ならではのちょっといい話に羨ましさがラージ・ハドロン・コライダーで超加速っ

くっくっく、しかもまだRAWとSmackDown LIVEの話が残ってますよ?

次回も聞かなきゃいかんのか。嫉妬の炎で体が燃え尽きそうだ。

まぁまぁ、お土産を買ってきましたから最後まで付き合ってくださいよ。

マジで!? 何だ、そういう事なら先に言ってくれよ。一体何かな~?

それは勿論いいものに決まってますよ。そう、いいものにね(ニヤリ)。


後編に続く



NXT TakeOver : WarGames II

Count.246 「ストーンコールドが禁酒!?」

コラム:Kenzy & 九段下 絵:Tamayo

Kenzy:いつもの筆者

九段下:ユークスの新人


年の瀬だなぁ。寒いワケだ。

これからイベント事も多いですしパイセンの様な独り身には、より寒さが堪えるシーズンでしょう。

プロ独身舐めんな! そういうのはもう慣れたぜ。むしろ気温的な寒さの方が骨身に染みる。

純粋な肉体的衰えとかドン引き……。そんな事より知ってますか、パイセン! オースチンがポッドキャストで禁酒を宣言したって!

マジで!?  テイカーが猛ダッシュで入場してくる並の超絶違和感!

そんな下手な例えが吹っ飛ぶ位のパワーワードですよ、オースチンが禁酒って。当然ビールも飲まないワケです。

まさか健康的な何かが……?

そもそもオースチンの半分はビールでできているというのが通説。禁酒したらそれこそ健康を害しちゃいます!

どこの通説だよ!? 半分がビールって、痛風の間違いだろっ!?

それにオースチンに缶ビールを投げるスタッフも仕事がなくなっちゃいますよ。

別に缶ビール投げ専任ってワケじゃなかろう。逆にどんな面接内容なのか気になるわ。しかし何でまた禁酒を……? よし、会社の翻訳チームに問題のポッドキャストを日本語訳してもらうか。


(※翻訳依頼中)


ワタシが想像するにアレですよ、ズバリ「闘いに疲れた強キャラが剣を捨てて山小屋で隠居する」展開ですね。

は、何だそりゃ?

まぁ、聞いてください。その手のキャラは激化する闘いの折、主人公が力を借りに訪れても「何の用だ? 俺は既に剣を捨てた身。今はこうして草木らと語らうだけよ」トカ言って取り合わないんです。

何その、老犬(実は狼)と暮らしてそうなノリ。

しかしですね、自然を踏み躙られた事がキッカケで「お前達の様な悪がいる限り、花達が安心して咲き誇る事ができぬ」と再び立ち上がるものなんです。つまり、オースチンも何かのキッカケさえあれば、またお酒を飲み始めるハズ!

飲酒を再開するキッカケて……。いい話になる気配がしないんだが。

泣く子と地頭には勝てぬと言います。チビっ子ファンから「ボクはお酒を飲んでるオースチンが大好きです。チンカチンカのルービーをたくさん飲んで悪いヤツのケツをシバきまくって欲しいです」的な手紙が届けば考え直すんじゃないでしょうか。

絶対チビっ子からじゃないじゃん! そこまで心温まらない手紙も珍しいわ!

何ですか、文句ばっかり! ビールを飲んでスタナーを決めるオースチンが見たくないんですか!? 少しは建設的な意見を出してくださいよ、まったくもう。

ごっ、ごめんなさい。いや、何で謝らされてんの、俺?


(※翻訳完了)


っと、翻訳チームからメールが。仕事が早いですね、さてさて……え?

一体どしたい?

日本語訳読んでみたんですけど……。オースチン、単に何かのプロジェクトの為に禁酒ダイエットしてただけだそうで……。

はぁぁぁっ!?

しかも「26日間も飲んでないぞ! 終わったらまた飲むぜ!」トカ言ってるんですが……。

何その中2病的「昨日2時間しか寝てないわー」な自慢! それ位なら俺だってアニメ断ちできるわ! いや、できないかもしらんけど、とにかくほっとした様な脱力した様な……。

全ては「オースチンが禁酒」って言葉に破壊力あったって証拠ですかね。

今頃はまたビールをガブ飲みしてるかもしれないんだな? なら、とりあえず一安心だ。よしっ、目出度いし今夜は祝杯だ。奢ってやる、ついて来い!

やったー、タダ酒ならパイセンとでも我慢します! 高いトコ行きましょう、高いトコ!

バカめ、引っかかったな。見よ、我が財布を!

え……イヤーっ、それはマジックテープ式ーっ!?

フゥーハハハ、高いトコであればあるだけオマエへのダメージは増すってワケだ! お会計の時、思いっきりバリバリいわせてやんぜ!

プ、プロ独身、恐るべしっ!



RAW 2018年1月22日

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