Count.61 「会場ではクソとかケツとか」

スカパーとかでWWEを観ていると
現地のお客さんが「クソ野郎! クソ野郎!」とか叫んでるのを良く見る。

レッスルマニア観戦ツアーに参加したことがあるような、よく訓練されたベテランのファンならば
ビール片手に一緒に叫んでいることと思う。

しかし最近WWEを観始めたビギナーの諸君や、まだ学校で英語を習う年齢になっていないボク達は
彼らがなんて叫んでいるか、よく知らないのではないかな?
観客が叫んでいるのは単なる野次ではなく「チャント」と呼ばれる呪文のようなもので、
ベテランの観戦者は幾つもマスターしているぞ。

OK,みなまで言うな! キミもこれを覚えて日本公演で叫びたいんだろ?
テレビの音声では良くわからないし、だからといって質問できるマニアな仲間がいない……
そんな悩める少年少女のために、今回は代表的なチャントをレクチャーするぞ!

※よいこのみんなへ (おとうさん おかあさんと いっしょによんでね)
こんかいのコラムには、ぞくにいう 「きたないことば」のかいせつが ふくまれます。
おもしろがって つかいまくると きけんです。 わるい いみで イカれてると おもわれます。
WWEの かいじょう いがいでは、つかわないようにしようね!

・レッツゴー○○(チャッ、チャッ、チャチャチャ♪)
スーパースターを名指しで応援する、スタンダードなチャントだ!
○○の部分にはスーパースターの名前が入るぞ!
意味: ○○がんばれ!
字幕での表記: 表記されないことが多い
使用例: レッツ!・ゴー!・シー!・ナー!(チャッ、チャッ、チャチャチャ♪)
叫ぶときのリズムを活字で説明するのは難しいんだけど、
日本だと救急車のサイレンに近い感じ。
チャッ・チャッ・チャチャチャの部分は口で言うんじゃなくて手拍子。
これで応援すると、絶体絶命のピンチも切り抜けてくれる(かも)!?

・○○サック
意味: ○○は酷い
字幕での表記: ○○最低!
使用例: シー!・ナー!・サック! シー!・ナー!・サック!
こっちは逆に嫌いなスーパースターをディスる攻撃呪文だ。
前述したレッツゴー○○とは逆に、卑怯なプレーを繰り返すヒールを非難したい時に使うチャントだ。
リズムは割りとシンプルで「イーノーキ! イーノーキ!」とか「かーえーれ! かーえーれ!」とかと
同じだ。

・ウィー・ウォント・テーブル(チャッ、チャッ、チャチャチャ♪)
意味:早くテーブルを出しやがれ!
字幕での表記: テーブル! テーブル!
使用例: ウィー!・ウォン!・テー!・ボー!(チャッ、チャッ、チャチャチャ♪)
これはいわゆる召喚魔法だ。リング周辺にテーブルを出現させることができるぞ!
リズムはレッツゴー○○と同じ“救急車タイプ”だ。
こいつは強力な呪文なのでいつでも使えるというわけではないぞ。
テーブルマッチの時や、テーブル好きなスターが出ているときなどが狙い目だ。
ヒャア! がまんできねえ! 早くテーブル葬するところを見たくてたまらねえぜ!」
……っていう気持ちになった時だけ使うこと。

・ホーリーシット
意味:聖なるウンコ
字幕での表記: 超スゲー! 超スゲー!
使用例: ホー!・リー!・シット! ホー!・リー!・シット!
最上級のリスペクトを示す神のチャント。
Holy Shitは訳すと「聖なるウンコ」という意味。
神が現世に産み落としたそれは、煎じて飲めば万病に効き、ペストに苦しむ村を丸ごと救った
という伝説が残されている。
リズムは「○○サック」と同じカエレ型。 
観客席ダイブなど、凄すぎるプレーを目の当たりにし、リング上に神を見たときは迷わずこのチャントだ!

・アスホール
意味:ケツの穴
字幕での表記: クソ野郎! クソ野郎!
使用例: アーース ホーール! アーース ホーール!
こちらは最上級のディスりチャントだ。
いってしまえば「肛門、肛門」と連呼していることに他ならないのだが
賢明な読者諸君なら英和辞典を引いたことがあるだろうから、
Assholeには「いやな奴」とか「くそばか野郎」といった意味もあることはご存知だろう。
もしまだ引いたことのない人がいたら調べてみよう。そして蛍光ペンでライン引いとけ
主な使い道はリング上で偉そうにしているヒールの権力者に退場してほしいときなど。
リズムは救急車型に似ているが、もっとゆっくりの(倍くらいの)スローテンポ。
玄関の呼び鈴で「ピーンポーン (ピーンポーン)」とゆっくり2回鳴るタイプがあるが
そのリズムに近いぞ。

肛門を意味する言葉っていうと、アスホールよりも
アから始まるカタカナ3文字の単語(ラテン語のあれとか)のほうが有名かもしれない。
けどそっちはチャントでは使わないので間違っても会場で叫んだりしないように!