コラム:Kenzy & 九段下 絵:Tamayo

Kenzy:いつもの筆者

九段下:ユークスの新人


エクストリーム・ルールズのケージマッチは面白かったですね。

ああ、オーエンズの落下シーンは戦慄ものだったぜ。

まんまエクストリームなシーンを挙げるとは脳直すぎ。そんな子に育てた覚えはありません。

オマエの様なヤツに育てられた記憶がない事に心から感謝。なら、九段下様はどこに注目なされたんだい?

もちろんコーナーポストです。

ん、んんっ?

この大会はお馴染みのLEDコーナーポストではなく、懐かしの円柱形コーナーポストだったんですよ。ケージをリングにハメる為ですね。

誰もそんなトコ気にしてねぇーっ!

会場入りしたオーエンズは思ったでしょう。「うーわ……コーナーポスト、円柱形やん。めっちゃケージマッチやる気やーん……」と。

何故関西弁?

あと、彼の着ていたTシャツも注目ポイントでした。

今度は何だよ?

FIGHT ANYONE。こんな勇猛な言葉が書かれたTシャツを着た人間が、試合開始早々逃げ出すギャップに驚かされました。いや、ひょっとしたら人間の持つ先入観の死角を突く作戦だったのかも。恐るべし、オーエンズ!

オマエの思い込みの方が恐ろしいわ。

恐ろしいと言えばストローマンです。まさかあんな事をするとは……。

だからオーエンズを落としたトコがだろ? あの勢い、テイカーがマンカインドを落下させた時より無慈悲に見えたぞ?

いえ、ストローマンの恐ろしさが集約されていたのはその後のシーンです。両手上げて勝ち名乗りしてたんです! 金網の上、ワイヤーを掴まずに約30秒も立っていられますか? パイセンには無理でしょう!

確かに無理だけど最初から断定するのはいかがなものか。

そんな異常性を見せるストローマンですが、実は優しい一面も覗かせてました。

どこがだよ。容赦ない暴れっぷりだったろうが。

入場時、ケージに入る前にブリーフケースをレフェリーに手渡すシーンです。ふつう目の前に鉄階段があるなら、そのまま昇りたいじゃないですか。

まぁ、人の気持ち的には?

でも、ブリーフケースを受け取るレフェリーが後ろに下がっちゃったので、自分から一歩踏み出すという優しさ! その後、改めて鉄階段を昇る背中が非常に大きく見えましたね!

それ、単なる不良が雨に打たれる子犬に傘あげる姿に思わず胸キュン、略してFKM理論

生まれてこの方、世の女子を胸キュンさせた事もないパイセンが、単なると切り捨てるとはえらくなりましたね。とかく落下シーンのみならず見どころとなるシーンがたくさんあった事がご理解いただけたでしょう?

いや、やっぱり実況席落下の方が凄いだろ?

であれば実況席落下の事実だけでなく、伏線を理解した上で凄いと言わないと。

伏線なんかあったか?

試合中、スタナーにSuck it、手錠アティテュード時代を思い起こさせるものが数多く登場しました。その事実こそが、アティテュード時代の象徴たるマンカインドの実況席落下をオマージュするという周到な伏線だったんです!

オマエが穿った見方してる事だけは理解できたよ。

失礼な、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変にという見方をしてるんですー。

あ、それなら理解できるぞ。俺も春はこのアニメの血の繋がらない妹、夏はあのアニメの過保護な管理人さん、とキャラのジャンル問わず嫁は増えてくからな。無論、放映中の推し変も辞さない! 正に高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変にだな!

金網の上から投げ捨てられればいいのに。