コラム:Kenzy & 九段下 絵:Tamayo

Kenzy:いつもの筆者

九段下:ユークスの新人




NXT 2018年11月7日



ベルベティーン・ドリームっていいよな。あの若さであの雰囲気。

テイクオーバー:ウォー・ゲームスの試合も良かったです。

そういやベルベティーンってタフ・イナフ出身なんだっけ?

考えるだにキツい話ですね。

何がよ?

だってタフ・イナフ出身という事は、周囲の人間が過去の自分を知っている環境に彼はいるワケです。

まぁ、そうだわな。

そんな場所で、何事もなかったかの様にある日突然キャラ変してみせる勇気たるや! 並のハートじゃできない事ですよ!

ん~、そんな大層な話か?

想像してみてください。何かのキッカケで中2病を卒業したとしても、周囲の友達は「最近あの『破ァッ!』ってヤツしてねぇじゃん?」とイジってくるものでしょう?

や、やめろ、オカンに学校行く時「あら、もう包帯は巻いてかないの?」と悪意なく訊かれたのを思い出すっ……。

それこそが急なキャラ変の危険性です。WWEデビューとは高校、大学デビューとは比較にならない恐ろしさがあるのです。しかも会社そのものが当時の映像をアーカイブとして残してますから、いつでも掘り返される危険性を孕んでいます。

「ママ、大好きー」と無邪気に笑ってる子供の頃のホームビデオを、20歳過ぎてもオカンが親戚の前で延々と再生する様な絶望感っ!

ベルベティーンに限らず、今勢いのある彼女にもこういう映像が残ってますからね。



ベッキー・リンチのNXTデビュー



あああ、ベッキーがアイルランドの踊り子キャラーっ!? 俺の中の共感性羞恥が呼び覚まされる!

ベルトを掲げて「アタシがスマックダウンのクイーンさ!」と誇っていたとしても、シャーロットに「村祭りの踊り子コンテストクイーンかしら?」とばかりにこの映像を流されたら顔真っ赤は不可避。

鬼か!? 逆説的に、そんな事をしなかったシャーロットはぐう聖とも言える。

ベッキーだけでなく、多かれ少なかれスーパースターはいつ何時であっても過去をイジられる可能性を抱えているのです。

俺も会社に指ぬきグローブしてチャリで通勤してた時期あるけど、今それをイジられたらと思うと不安で眠れなくなる。

パイセンと比べるのは何ですが、そういった危険性があるにもかかわらず、それでもWWEで日々戦い続けているスーパースターの凄さ! 決して外見のカッコよさだけではなく、心の強さとも言うべき生き様にも注目して欲しいという事なのです。

待てよ? という事はキャラ変前を知っていれば、「ぐふふ、昔はあんなだったじゃないか? そう、ボクはキミの過去を知っているのだよ」と精神的優位に立って応援できるというワケか!

ゲスの極み。そんな事言う人は、まだ一人語りだった頃のコラムのリンクを貼るの刑に処します。



スマコラ 第1回(2009年7月2日公開)



ギャースっ、ウチもアーカイブ残してたーっ! 過去に書いた自分の文章程恐ろしいものはない! ベルベティーン達の抱える恐怖が「言葉」でなく「心」で理解できた!

パイセンの根本的なキャラが変わってない、と言うか成長してない事の方がよっぽど恐怖だと思いますけど?

ハァ!? めっちゃ変わってるっちゅうねん! 上のコラムで言ってる日曜朝の特撮番組に加え、その後の変身ヒロインものも観る様になったし、あの大きさのハンバーガーだって楽々食える様になったデブ~!

パイセンのダメ人間成長曲線は他の追随を許しませんね。