2005年04月07日

オペラと原作2

前に「オペラと原作」(2005年3月16日の日記)でカキコした「ドン・カルロ」のネタのパート2です。

前の時はこのヴェルディ作曲歌劇「ドン・カルロ」のベースとなったシラー(シルレル)の戯曲「ドン・カルロス」の本を途中までしか読んでない状態でカキコしましたが、ようやく読み終えました。(^_^;;)
まぁ、難しい言葉や感じのオンパレードだったので・・・チンタラ読んでいました。

全部読んだ感じでは人間関係がオペラに比べると複雑で登場人物もオペラでのキャラの倍くらいあるのでは・・・。
それでタイトル・ロールのスペイン王子ドン・カルロスはちょっと狂気じみた雰囲気の気性の激しい王子の様に描かれていました。
史実のカルロス王子は精神的に病んでいたという解説があちこちでされています。
この戯曲では、何となく王子の方が勝手にエリザベートに惚れ込んでるのか?って雰囲気にも思えなくも無いです。(^^;)
他では王子とロドリーゴの友情の経緯や、オペラでは殆ど会話が無かった王子とレルマ伯爵の会話等が重要ですねぇ。
それでオペラ(5幕版)での3幕1場のエボリと王子とロドリーゴのシーンでの冒頭の王子とエボリとの会話と似た様な話がレルマ伯爵と行われているんです。
ロドリーゴは完全に王子の味方ですが、レルマ伯爵は敵でも無いけどロドリーゴ程の親密さは無い。。。
だけど王子と国王の対立の仲介役的というのか、中立的な立場って感じです。
オペラでは出てこないキャラでアルバと言う人間が出てきますが、ロドリーゴが完全に王子にピッタリとくっついている様に、このアルバは完全に国王の味方で王子やロドリーゴと敵対している雰囲気です。
このアルバもオペラのエボリと似た感じの役割を担っているなぁ・・・って感じました。

続きはまた後日カキコ。(^^;)
(参考)
いつも読ませて頂いているなつさんの日記岩波文庫版「ドン・カルロス」でこの戯曲に関する事を掲載されています。

yuki-178 at 16:24│Comments(6)TrackBack(1) オペラ関連雑記 

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1. 「ドン・カルロ」:史実と戯曲とオペラ  [ FOOD FOR SOUL ]   2005年11月13日 10:36
さて、「ドン・カルロ」祭の第3弾です(笑)今回も長いです。お時間のあるときにどうぞ。 第1弾:オペラ「ドン・カルロス」第2弾:「ドン・カルロ」と「ドン・カルロス」 今回は宙ぶらりんで終わっていた「史実」と「戯曲・オペラ」の比較をもう少し突っ込んでしてみよう...

この記事へのコメント

1. Posted by ひさぎ   2005年04月07日 22:50
オペラと原作を見比べる(読み比べる)と色々な違いがあったりして面白いですね。
オペラ「ドン・カルロ」の元となった戯曲はまだ読んだことがないので、さっそく読んでみます。
ちょうど今月からエボリのアリア「むごい運命よ」を勉強しはじめたので、原作を読みつつオペラの背景も勉強したいと思います。
確かに昔の翻訳は難しい言い回しが多いですよね。
2. Posted by YUKI   2005年04月07日 23:01
オペラの場合はストーリーが音楽で流れているって感じでちょっと原作と比べると大雑把な面があるって感じたのですが、さすがに原作は細かくて複雑な感じなんです。(^^;)
エボリ公女はオペラより更に複雑な心情で愛情と嫉妬の間でもがいている雰囲気がありましたねぇ。(^^;)
この本、漢字も旧字体のオンパレードで言葉もちょっとNHKの大河ドラマを思わせるタイプの台詞でした。(^^;)

エボリの「惨い運命よ」を歌われるのですねぇ。(^o^)
ぜひ頑張って下さいね。(^_^)
あのアリア好きです。
歌った事が無いですが、メゾの割には最高音が高くて確か2点H(シ)だった様な。。。
3. Posted by なつ   2005年04月07日 23:22
YUKIさん、TBありがとうございます
ほんとうに文語体というか、美文調とというか…(なにしろ、大正末から昭和初期にかけて訳されたものですから)。
慣れないとちょっと読むのが大変ですが、美しい日本語訳だと思いました。

ほんとうにオペラに出てこない宮廷の家臣たちがくせ者ぞろいでしたね。
エボリ公女がエリザベッタの宝石箱を盗むのも、彼らに教唆されたからだと、原作を読んで初めて分かりました。

戯曲では長い台詞で表されていたエボリ公女の激しい性格を、「惨い運命よ」に凝縮させたヴェルディの音楽の素晴らしさをあらためて感じました。
ひさぎさん、がんばってくださいね!
4. Posted by YUKI   2005年04月08日 10:59
>なつさん、こちらこそいつもお世話になっています。m(__)m

>(なにしろ、大正末から昭和初期にかけて訳されたものですから)

そう言えば訳者の後書きで書いてありましたねぇ。
いかにも文学的って感じ。。。(^_^)
ちょっと難しい言葉ばかりでしたけど。。。(^^;)

エボリだけが敵ではなくアルバまでもが敵で教唆したって感じですよねぇ。
だけどエボリも可哀想な性格・・・って感じでそれがあのアリア「惨い運命」に現されていたんでしょうねぇ。
5. Posted by Sardanapalus   2005年11月13日 10:41
YUKIさんこんにちは!最近りょーさんと2人で「ドン・カルロ」で盛り上がっていて、戯曲とオペラについての記事を書いて、YUKIサンの記事をリンクさせていただいたのでTBさせていただきました。お時間があったら覗いてみてください。
6. Posted by YUKI   2005年11月13日 16:10
>Sardanapalusさん、トラバ&リンク有難うございます。m(__)m
「ドン・カルロ」に関しては戯曲ではオペラに無いストーリー展開や人間像が多く描かれていますねぇ。

また落ち着いてからSardanapalusさんの記事をゆっくり読ませて頂きますね。(^o^)

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