2012年06月27日11:41どうしてたまごの黄身ってオレンジ色なの?
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さて、6月のイベント「どうしてたまごの黄身ってオレンジ色なの?」を開催しました。食べたもので体は作られます。医療を考える上で食は切っても切り離せないもの、そして食は農と切り離せないもの。しかし、私たちはスーパーに買い物に行き、買う物がどういう風に作られているのか知りません。私の感覚ではここ数年でますます生産者と消費者の間に溝ができ、食べ物は工場で作られ、その食の仕事に携わる人でさえ、その一部を任されているだけで、全体は把握できない、その一部といっても添加しているものが何なのかも知らないといった現状ではないかと思っています。

そこで今回、自然卵養鶏家、お米や野菜も作っていらっしゃる小野寺 睦さんにお越しいただきお話を伺いました。小野寺さんは大都会の東京生まれの東京育ち、慶応大学を卒業し、広告代理店勤務といったエリート生活を20代までは送っていました。むしろ都会にいたから、自然の大切さに早く気付かれたのかもしれません。それまでとは180度違う生活への転換。そこから大切なことを学ばせていただきました。



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今回のイベントにはFacebookで10年ぶりに再会した大学時代の先輩が長崎から参加してくださいました。参加してくださった方の視線からその雰囲気をお伝えできればと思い、Facebookから転載させていただきます。以下、山田睦美さんの日記より



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思いたったが吉日。

昨日、10年ぶりに近況をこのFBでつながって知った昔の仲間の今。タイムリーで、カモメに乗り佐賀まで行ってきました。去年、オープンした彼女の名前の、ゆきデンタルクリニック。 入った瞬間の空気感から、ゆきさんが何を大切にしてるか分かりました。命に優しい医療。未病。真の癒し。この足は、講演会にお母さんと参加していた女の子。 やっとつかまり立ちが出来るくらい。 2時間の講演会をご機嫌で過ごせる、その情緒。おかあさんの心が、どんだけ平安なのかを感じました〜。

あまりに感動したので、こういった感じで、写真と気持ちを細切れにアップしてみますね。



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短大の頃、私は長崎大学の医学部と歯学部の軽音学部に所属していまして。その頃、一つ下のゆきちゃんに本当にお世話になっていました。ゆきちゃんは歯学部。よく松山あたりで飲み会があり、潰れては、ゆきちゃんの一人暮らしのお部屋に倒れ込んでお泊りさせて頂いていました。

そのゆきちゃんが昨年、オープンしたのがカフェのような、大切なことを学べるSalonのようなん〜ん、最新の寺子屋みたいな歯医者さん。

私はこの記事を読んで、泣きました。なんて素晴らしいんだろう。難病治療に関わったからこそ、未病への取り組みがどれだけ大切か分かるのだそう。

この写真のコーナーは1階の診療エリアの窓辺にあるカフェコーナー。カップも選べて、コーヒー、紅茶、お茶がゆっくりといただけます。本棚にはゆきちゃんが感銘を受けた本が並んで。それが医療、健康だけでなくとても幅広く並んでいました。




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そしてクリニックの2階で開催の講演会。講師は小野寺睦 さん なんと同じ名前の方でした。タイトルは農業、生産者だから分かる「食」の大切さ。佐賀の冬には50センチもの積雪となる三瀬村在住。

だけど、♪神田の生まれで、お祭り騒ぎが大好きで〜♪広告代理店勤務を経て、佐賀の三瀬村へ 農業体験に。体験が、本業に。3年かけて地元のから田んぼを借りて米作り。そして、養鶏業へ。二人のお嬢さんは三瀬生まれ。たくさんの写真をスクリーンに写して、お話してくださった。

このお嬢さんの成長過程が、稲の成長や、村の祭りを通して感じられる。農作業の一つ、一つが、子供達には遊びになるんだそう。遊びになるのは、小野寺さんの声かけがそうだから。小野寺さんの基本的な思いは「楽しむ」なんだそう。

奥さんと二人で始めた、このお仕事の屋号「旅をする木」が映し出されたとき、あ〜ぁ、そうなんだなぁと嬉しさが増した。写真家星野道夫さんが大好きなんだそう。

この一枚は、小野寺さんご自身が作ってきて下さった「旅をする木」の卵で作ったプリンを切り分けているところ。そしてさっきの足の女の子。

人が食べても安全なものしか鶏に与えていないそう。それは、小野寺さんにとっては、誠実以前のあたりまえのことだそう。鶏の体温は人よりはるかに高いそうで、冬でも鶏舎はホカホカなんだそう。「旅をする木」の卵は常温でも3週間は平気。
「だって、命だから、本来なら、そんなにやわじゃない。早くイタムなんて変なんですよ〜。」発せられる言葉は、どれも響いた。そして真に強く、優しく、楽しかった。

誠実なものを作る人たちが増えていくといいですね。若い世代には増えていますよ。という明るい話が嬉しかった。



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たくさんの写真をとったし、たくさんのメモを取ったけれど最後の一枚はこれにしましょう〜。 院長のゆき先生。ゆきちゃん。小野寺さんのお話をまん前で聴いてメモして。そして、さっきの足の女の子も聴いてます。

ゆきちゃんの人生経験が形となった空間はいつまでも遊んでいたい感じの場所でした。 歯医者さんなのに〜!!あったんですね。こんな場所。また講演にお邪魔します。


・・・とこんな風に素敵に報告をしてくださって感無量の私です。最近、Facebookのお蔭でいろんな方と再会できるのが嬉しいです。まさにここ数日はタイムスリップしているかのような感覚ですが、みんなそれぞれの道を歩んでの再会というのもまた、素敵な感覚です。(Facebookをされている方 矢島由紀を見つけてください 皆さん、大歓迎です)

小野寺さんは都会の生活をしていたがゆえに自然の大切さに気づき、佐賀の三瀬村、三瀬村の中でも三瀬の人が三瀬のチベットと呼ぶその地へ移り住みました。小野寺家からは冬に「雪のため山を下りられませんので」とキャンセルの電話が時々ありますがこちらは快晴、雪などちらほらも降っていないので「 ? 」となるのですが、今回の写真でなるほどと思いました。その生活にはもちろん大変なこともたくさんあるでしょうが元来何でも楽しんでやりたいという小野寺さんの・・・いや本当はすべての人にとって必要な生活そのものを、生活に必須の仕事をすべて楽しみながらやろうとする昔から伝わる智慧を思い出させていただいた講演会でした。

小野寺さんは佐賀は恵まれた環境だと言われます。そして、厳しい冬がもっとも綺麗で皆さんに見に来て欲しいと言われていました。ぜひ今度、みんなでお邪魔しましょう。



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自然の方法で農業をやりたいという想いで手作業で田植え、除草、収穫、天日干し、脱穀などを丁寧にされています。初めは腰の曲がったお年寄りにも全くかなわない手つきだったそうで祭りなどに使う神社のしめ縄づくりが出来上がったのは祭りが終わった後・・・近所の人に「記念に持って帰んしゃい」なんて優しい言葉をかけてもらいながら今や三瀬村に無くてはならない人になられています。



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本業の養鶏は平飼い。市販のたまごの95%以上はゲージ飼いといって狭いゲージに一羽一羽が入っており、頭としっぽはゲージの外。頭を出してベルトコンベアで運ばれてくる餌をついばみ、ベルトコンベアの中に産み落とした卵はそれで運ばれていきます。効率は良いので何万羽というニワトリさんが飼われているそうですが、これでは弱り、死ぬ数も病気になる数も半端じゃないそうです。病気になるからあらかじめ餌には抗生剤などの薬が入れられています。ニワトリさんも例にもれず食べたもので体は作られ、そのたまごも食べたもので作られます。私たちの体も太陽のエネルギーをたくさん浴びたエネルギーいっぱいのお野菜、外をたくさん走り回って病気知らずのニワトリさんのたまごからはエネルギーを・・・命をいただけるわけです。

小野寺さんの飼い方では800羽が限界だそうです。それを超えるとニワトリさんたちと向き合えなくなると・・・



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実際にそのたまごを見せていただきました。

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黄身はこんな色。最近オレンジ色をしているたまごが多いですが・・・それは、オレンジ色の方が食欲をそそるという心理的な面を活用し、黄身をオレンジ色にしたらたくさんたまごを買うようになるのではということで意図的に餌にオレンジ色になるように操作をした結果だそうです。色素そのものはパプリカから抽出したものだそうですがそれを抽出するのにたくさんの化学薬品を使い、またお金がかかります。もちろんその化学薬品も混じっているでしょう。オレンジ色に慣れてきた消費者はその方が美味しそうに見えるとそれを買うようになり、負の連鎖が始まっていきます。見た目を気にする日本ではそのようなことはよくあって、形がそろったお野菜、長さがそろったアスパラやインゲン。それを作るために農薬を使い、スーパーにはそのようなものが並び、規格外のものは破棄となる・・・結局、誰にとっても良いことはありません。消費者の意識が変われば、この図式を変えることができるでしょう。




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なんと、小野寺さんがこの手塩にかけたたまごと牧草だけを食べて育った牛の牛乳と甜菜糖を使ったプリンを作ってきてくださいました。お話を聴かせてもらっただけでなく、実際にごちそうになることができました。



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昔ながらの味・・・子どもの頃、母が作ってくれたプリンを思い出しました。温かい気持ちになれる味でした。わざわざ講演のお話だけでなくプリンを作ってきてくださった小野寺さんのお気持ちに幸せな気持ちにさせていただきました。


アトピーなどを患ったお子さんを持つお母さんなどから、「どのたまごでもだめだったが小野寺さんのたまごでは症状が出ませんでした。餌はどんなものをあげているのですか」といった問い合わせが増えているそうです。小野寺さんの答えは「特別のことをしていないんです。自分の家族や友人たちに食べさせたいたまごを作っているのだ」と・・・

そう、特別なことをしないこと、色を付けたり、形をそろえたり、効率を求めたりしないこと。昔ながらの自然な方法、人が食べても大丈夫な餌でニワトリさんらしく育て、その命を感謝しながらいただくこと。そのような食材を口にすることができる人は本来の力がみなぎってくるのでしょう。

今回、たまごだけではなく、自然の中での暮らしを見せていただくことで、7月のイベント「歯並び・口呼吸や食の間違いが及ぼす影響・歯並びを悪くしないためにできること」で私がお伝えしようとしている究極の答えを見せてもらった気がしました。できるだけたくさんの方が、病気になる前に未病の状態で健康を維持できるようにこういったお話会を続けていきたいと思っています。

小野寺さんに「とても素晴らしいですね」とお話ししても「何も特別なことをしているわけではない、自分はあたりまえだと思っている」とおっしゃいました。う〜ん、こんな方たちがいる、そして今の若者にはそういうことを理解しようとする人たちが増えているそうです。何とも嬉しくなるお話でした。

小野寺さん、貴重なお話をありがとうございました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。FBにアップしてくださった睦美さん、ありがとうございました。睦美さんの写真に出てきたかわいい女の子・・・実は勉強熱心なんです。先月の宮崎先生の講演会ではものすご〜く身を乗り出して聴いていました。宮崎先生もたじたじ・・・



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そして、いつの間にか講師に・・・(笑)めちゃめちゃかわいい講師です。

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この記事へのコメント

1. Posted by 小野寺 睦   2012年07月02日 09:08
5 由紀先生、こんにちは。
真実で優しく温かなまなざしのようなブログのお言葉を本当にありがとうございます!睦美さんのFBにも感動しました。僕には過分なものでもあります。
さて、明後日4日の佐賀新聞に小さなコラム『みつせ通信』が掲載されますが、その写真に由紀先生の写真を使ってもよろしいでしょうか。お話会のいい雰囲気がでているので!どうぞよろしくお願いいたします。おのでら
2. Posted by ゆき   2012年07月03日 07:13
こちらこそお話しに感動しました。写真を通じて見せていただいた小野寺さんの生き方に感動しました。ありがとうございます!!!


もちろん、写真、どんどん使ってください!!

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