2012年11月24日08:43マクロビオティック ココロとカラダにきく暮らし
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11月21日 今年最後のゆきデンタルクリニック健康イベントを開催しました。講師を務めてくださったのは佐賀市にある「玄米食 おひさま」の店長 自然医食デザイン公認指導士の西村真人先生です。お隣に写っているのは奥様の幸子さん、おひさまでお母様と料理を担当されていて、お料理教室も主催されています。今年、お二人の間に生まれたかわいい赤ちゃんと一緒に来てくださいました。




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いつの間にかしっかりとした足でつかまり立ちをして愛嬌を振り舞いてくれていました。子どもは本当にみんなの宝物だと思うと同時にこの子たちのためにも私たち大人が少しでも良い社会になるように努力をしないといけないと思いました・・・



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今回の西村先生に教わった大切な内容をお伝えしたいと思います。


マクロビオティックとは日本の桜沢如一先生が創められ、海外で広まりジョン・レノンなどもやっていました。現在も多くのハリウッドの俳優さんたちや著名人が実践しています。日本には逆輸入という形で入ってきました。マクロとは大きいとか長いという意味、ビオとは生命という意味、ティックは術、長く幸せに生きるための術という意味です。マクロビオティックというと玄米菜食というイメージが独り歩きしている感がありまあすがそれは一側面に過ぎず、大きな視野で物事をとらえること、根本的なことに目を向けるといった価値観に基づく考え方のことを指します。


西村さんは幼少期、玄米食だった家庭に育ち、幼稚園のお弁当も玄米を持って行っていました。しかし、当時は今より玄米食に対する認識が薄い時代でしたので、混ぜご飯は持ってこないでくださいと注意されたりもしたそうです。


その後、成人して社会人になるとコンビニ食を食べてみたり、外食をしてみたり、これまでの食生活がどんなに重要だったのかということには気づかずに食生活が乱れた時期があったそうです。そうすると全身にアトピー性皮膚炎を発症し2年間ぐらい病院めぐりの辛い経験をされました。その後、マクロビオティックの話を聞く機会があり、こんなに食生活って大切だったんだと改めて知り、治りたい一心で食を改善していきました。症状の改善とともにこれは間違いないと手ごたえを感じたそうです。


食を変えて体の症状の改善にそう時間はかからなかったそうです。おそらく西村さんは成長期に正しい食生活を送っていたため、早く治癒に向かったのだと思います。間違った食生活を長く続ければ続けるほどそれを元に戻していくのは大変です。病気になって初めて日常生活を振り返る方が多いのですが、ぜひ健康な時からさまざまな知識を得て少しずつでも実践して欲しいなと思います。




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みなさん、熱心にメモを取っていらっしゃいました・・・


なぜ、玄米が良いのでしょう?そのメリットの一つに排泄力が高いことが挙げられます。白米の方が食べやすいのですが食物繊維も玄米の方が豊富に含まれ、排泄力に非常に優れています。私たちは体に取り込むことばかり考えがちですが、食べ物は口に入れて消化吸収して排泄するまでを考える必要があります。サプリ等は栄養を取り込むという一側面だけを見ている典型で排泄の力はありません。サプリの力に頼っているのも不自然な食生活ですね。私たち日本人は便秘か下痢に偏っている人が多いようです。

また、マクロビには一物全体という考え方があります。まるごと全てをいただきましょうという教えで玄米はそれにも理にかなっています。

この一物全体から考えると精製された食品には非常に問題があります。その一つ、白砂糖は栄養分を精製した食品です。これを摂取すると血糖値が急激に上がりますので体の反応として急激に下げようとします。このとき分泌されるのがインシュリンです。下がり過ぎて低血糖症の状態になったり、また体はこれを元に戻そうと血糖値を上げようとするホルモンを分泌します。このホルモンは別名怒りのホルモンと呼ばれるのですがイライラした状態になってしまいます。食べものは気分や精神状態にも大きく影響しています。

白砂糖をいっさい使わずに調理ができるところもマクロビオティックの良いところだと思います。お野菜を蒸し煮、もしくは重ね煮することで野菜本来の甘みを引き出します。白みそや玄米甘酒などの甘みを使うこともあります。短時間で美味しく仕上げようとすると砂糖など体に害のあるものに頼らなくてはいけなくなる。手間暇をかけることは本当に必要なことなんだと改めて考えさせられました。お店に売ってある添加物だらけのお惣菜などはさまざまな化学物質を理科の実験室さながら混ぜて、数時間煮込んだような味に似せるということが行われています。時間や経済を優先してきたつけが不健康という形で襲いかかっています。日常を大切にして丁寧に生活を送ることの大切さを考えなければなりません。

次に身土不二という言葉を考えてみましょう。体と土地は二つには切り離せない・・・その土地のその季節の伝統食には大切な意味があります。

秋はでんぷん質のものがたくさん収穫されます。寒い冬を乗り切るための準備です。

冬は細胞を引き締め脂肪を溜めて体を温めようとします。

春は溜めこんだ脂肪が血液中に溶け出します。えぐみが強い野菜や山菜に多くその働きがあります。冬に溜めこんだものをデトックスする時期ですが、冬に食べ過ぎるとデトックスが追いつかず、春に調子を崩す人も少なくありません。食べ過ぎは非常に体に負担をかけてしまいます。腹八分目医者いらずとはよく言ったものです。

夏は体を冷やしてくれる食べ物が収穫されます。夏に採れるものを寒い時期に食べることはあまり良いことではありません。ハウス栽培などで旬の時期以外にも収穫が可能になり、また遠距離でも輸送が可能になったことはメリットもあったでしょうがデメリットもあるのです。

そうは言っても日本は輸入物が多く、今現在は国産のものだけで過ごすことは難しい時代です。それでも消費者が国産の良いものを買って国産のものを応援していかないとますます日本の食料自給率は下がっていってしまいます。

それからマクロビには陽性 陰性 中庸という考え方があります。良い悪いではなくバランスをとって中庸に近づけようという発想です。玄米は中庸の食物です。野菜のほどんどが陰性に傾いています。それを煮炊きして塩で味を付けると中庸に近づきます。たとえば肉じゃがは陰性のじゃがいもと陽性の肉を一緒に摂ることで中庸に近づきます。

食べるものに関して良いとか悪いということは好きではないということを西村さんは強調されていました。マクロビオティックは食べることに関してストイックになって自分や家族を苦しめるものではないんだよ、もっと大きな視点でとらえて幸せに生きる術なんだよということを教えてくれました。長年実践してこられた方の重みのある言葉でした。何でも入門したてのころはまだ良い加減というものがわかりませんので、やり過ぎたり、足りなさ過ぎたりと難しいものです。西村さんのアドバイスは頭で考え過ぎたり、本に書いてあるからこうしないとと縛られるのではなく、自分の直感も研ぎ澄ましながら実践して欲しいと言われていました。また、おひさまでは料理教室を開催してくださっています。マクロビオティックの基礎を習うことができます。基礎を教えていただいて楽しんで前に進むのが私もお勧めの方法だと思います。


玄米食 おひさま玄米食おひさまのHPです。

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