暖かい地方からは”桜の開花”の便りが届きましが、気仙地方は行きつ戻りつの春です。晴れ間も見えた昨日の午後は、にわかに空が掻き曇り、パラパラと音を立ててひょうが降り注ぎ、冬に戻ったような底冷えでした。それでも、日増しに日脚が伸び、明るい光に春を感じる季節を迎え、土起こしを始めました。
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クワを振りかざし、土を掘り起こしていると冬眠中のイモリが姿を現しました。クワで傷をつけなかったのが幸い、薄目を開けて動き出しました。
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手のひらに乗せると、ひんやりと冷たい体、仮死状態で眠っていたようです。
水辺のイモリは、つやつやと黒光りして比較的スリムですが、冬眠中のイモリはしわしわで、ずんぐりとしていました。
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足元に下ろしてあげると、尾を丸めたままで赤いお腹を見せ、警戒している様子です。

ぬくぬくの布団を突然はがされ、さぞかしびっくりしたことでしょう。
「間もなくやってくるぽかぽかの春までお休みね!」と土に埋め戻してあげました。