2012年11月

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~~ 虚仮(こけ)の一念 ~~ 

 どれだけ我欲を棄て去ることが出来れば成し得たチャンスが多かったか。思い出せば歯をきしませ握る拳から汗が滲み出る。しかし、それこそ人間であり、そしていつか越えゆく時に道が開かれる。石の上にも三年。苔寺(西芳寺)の鎮まる生命に思いを馳せながら今歩む道を確かに踏み進む。 


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2012年11月16日より12月12日までの27日間、毎日一回掲載の合計27回、写真家石井友規が各地で受けた光と魂を石井友規の「プリズム」を通してみなさんへ写真とショートメッセージをお届けします。気に入った写真があれば自由にドロップアウトしてiPhoneのデスクトップなどに使ってください。また、よければシェアもお願いします。

P R I S M - 13 / 27 -

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~~ 森は海の恋人 ~~ 

 森と海。日本列島は豊富な水を育む森を広く持ち、豊かな幸溢れる海に囲まれている。 
最近、漁師さんは森の再生のために植樹に力を入れていると聞く。一見、海の漁師さんと森には関係性がないようにも見える。しかし、山を通して川へ流れ込む水にはたくさんの栄養が含まれ、それが海を豊かにすると改めて気づいたからだそうだ。 
美味しい牡蠣などの魚介類は広大な森のおかげと思うと、山の中を流れる川の水がとても愛おしく見える様になってくる。 


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~~ 屋久島のモンスター ~~

 屋久島を探検する中、僕は”そいつ”に出会った。”そいつ”は大きく手を広げ、指先から伸びる鋭い爪で大地を鷲掴みにし、そして殺気立っていた。
人間を恐れているのか・・・? 
突然動き出して襲ってくるのでは と、恐れてみるもののそんな話があるわけなく、そっと”そいつ”に触れてみた。すると何かものすごい緊張感というか、生きるための必死さが腕を通して伝わってきた。
一つだけ分かったことがある。それは、”そいつ”の敵は僕ら人間ではなく、”そいつ”と『同じ姿をした奴ら』であったことだった。岩の島【屋久島】では、”こいつら”は地中流れる少ない水を競って吸い上げ、そして空の光を奪い合っている。つまり、”やつら”にとってこの島は生死を賭けた<<戦場>>であったのだ。
 ・・・この島に現代社会の縮図を見たのは僕だけではあるまい。 


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~~ 赤い月 ~~ 

 2011年12月10日の皆既月食。人類が宇宙へ進出した現代では、この美しい天文ショーを正しく理解し楽しく観察できる様になった。 

この日ハワイで観察した僕は、せっかくハワイに滞在しているのだから、その太古ハワイの人々の心を想像し重ね合わせて【赤い月】を眺めみようとやってみた。 

この皆既月食が『謎の怪奇現象』であった大昔、人々はいったい何を想い、見つめていたのだろうか・・・。 
悲観や恐怖などを心に帯び、身を隠したのだろうか・・・。 
あるいはその姿を神様と感じて希望や願い事を唱えたのだろうか・・・。 
そしてもしかしたらこの神秘現象は伝説となり、『フラ』の一つとなってある時代までは踊り伝えられていたのだろうか・・・。 

そんな思いを馳せながら、僕はハワイ・ワイキキのビーチから心だけタイムスリップして月を眺め楽しんでみたのであった。 


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~~ グリーンサイド ~~ 

 人間生活圏の都市化が著しく進み、樹立するセメントの巨塔を影に消えてゆく自然。全ては「経済」と「合理化」の大義の下に躊躇無く掘り返される樹々たち。不便のない生活に大人たちは心休まるものの、もしかしたら子どもたちだけはその失われたたくさんの命の泣き悲しむ声が聴こえているかもしれない。今日も明日も山は削られてゆく。このまま止まること無く進み、いつか地球が丸坊主になってしまうのをジッと見てることしかできないかもしれない。 
それでも、ずっといつまでも人類が自然と身近に暮らせる世の中を目指し続けたい。 

よ、 
  ね。 




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プロフィール

地球写真家石井友規

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