メールマガジンを編集して掲載しております.
メルマガをお読みになりたい方はコチラからお申し込みください.
すがすがしい天気のTOKIOより
全世界32カ国に向けてBCCで発信しております.
スタジオ*からごだコロのコンラッドです.
ワクワクする一日になりそうです.
さて,今週は趣向を変えて,生徒さんの声を聞いてみました.
クラスに3ヶ月通われているTakaさんです.
Takaさんは,YouTubeの動画にも何度も登場してもらっていますので,
ご覧になった方も多いと思います.Takaさんはどんなことを考えて,
レッスンに参加していて,どんなことを感じているのか,
参考になると思います.僕らも普段なかなか改めて伺うことがないので,
楽しみです.ドキドキドキドキ.
Takaさんが出演しているYouTubeの動画は以下です。
・『フェルデンクライスのうけ方』
http://jp.youtube.com/watch?v=MOtBdR3uTlE
・『ニューストレッチプログラムその7〜足を180度開けるかい?』
http://jp.youtube.com/watch?v=J_f2iQjozoA
●からだごころ通信────────────────────────
第34号 【からごだコロっと】 2008年6月30日
〈トピック〉フェルデンクライス体験記(Takaさんの記録)
発行部数:295(まぐまぐ発行分含む)
発行:からごだコロ(編集:コンラッド)
───────────────────────────からだごころ●
【今週のコンテンツ】
1.レッスン案内
2.フェルデンクライス体験記(Takaさんの記録)
3.からごだメンバーからのメッセージ
4.フェルデンクライスとは?
5.編集後記
┌─────────┐
│1・レッスンのご案内 ├──────────────────────────
└─────────┘
全てのお申し込みは↓のフォームからお願いします。
申し込みフォーム
【日時】
○昼クラス 毎週 金 13:00〜15:30
○夜クラス 毎週 火〜金 19:00〜21:00
*火金は曙橋なつかしルーム 水木は沼袋つつじ会館
○7月の特別クラス(予定)
14・28日(すべて月曜日)
14:00〜16:00 曙橋懐かしくってすいませんルームにて
料金は2,000円
*講師は春田亜希子→ http://harufeldenkrais.blog22.fc2.com/
【場所】
○火・金−『懐かしくってすいませんルーム(河田町集会室)』
(都営新宿線の曙橋A2より5分)
○水・木−『沼袋つつじ会館』(西武新宿線沼袋駅より2分)
地図はコチラ
【料金】2000円(1回2時間) 詳しくは→コチラ
*1ヶ月料金や学生・シルバー等、各種割引制度もあります。
【準備】動きやすい格好とハンドタオル1枚(顔の下に敷けるように)
【定員】10名
【申込】 スタジオ・からごだコロまで
↓申し込みフォームからどうぞ↓
申し込みフォーム
レッスン当日にお申し込みされた場合、
メールの返答が間に合わないことがあります。
直接会場にいらしてください。
┌───────────────――─――┐
│2・フェルデンクライス体験記〜Takaさんの場合 ├──────────────
└────────────────―─――┘
フェルデンクライス体験記
みなさま、こんにちは。曙橋クラスに通っているtaka(タカ)といいます。ビデオでご挨拶が
すんでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、6月の27日をもちまして、わたくし、曙橋クラス入会、満3ヶ月となりました。
パチパチ、パチパチ〜。3月に入会するとき、とりあえず3ヶ月続けてみようと思ったのが
思い出されます。いちおう達成ですね。うれしいです。なんだか感慨深いものがあります。
ということで、今回は、3ヶ月続けてみての感想と、いろいろフェルデンクライスについて思
うところを書いてみたいと思います。
<なぜ通い始めたか>
そもそもフェルデンクライスを始めたきっかけは、背中の痛みを治したかったからです。
習いたてのダンスの練習中に、なぜか背中を痛めてしまい、別に病院にいくほどでもな
いし、どうしよう?そうだ、フェルデンクライスというものがあったな、あれで治せるかも!
ということで曙橋クラスのドアを叩いたのでした。
<やってみての変化>
当初の背中の痛みは2週間ぐらいで消えていきました。これは自然に消えたという感じか
もしれません。ところが、背中の痛み、というものが僕の前にひとつのテーマとしてせり上
がってきたのです。
どういうことかといいますと、つまり、寝返りを打つような背中を動かすようなレッスンがあ
ると、どうも背中に軽い痛みが走る。いたた、となる。まだ治ってなかったのかな。という
よりもこれは、あれじゃないのか。ダンスで痛めた痛みがまだ残っているというよりは、
レッスンで要求されている動き自体がそもそも背中を痛くしないではできない動きなんじゃ
ないのか。そもそもこんなに背中をひねったら痛いに決まってるじゃないか!レッスンが
悪いんだよ、これは。と内心ジクジたる思いでいるときもしばしばでした。その一方で、一
緒にレッスンを受けている他の人たちは、背中が痛くないらしい。痛くなくても動けている。
おかしい。。なぜだ。。
<やや!こういうことか>
この疑問が解けるのは、実に2ヵ月半が過ぎたころでした。(つまりごく最近です。。)
ほかの参加者とペアを組んでレッスンの動きを検証しているときでした。
組んだ人のサジェスチョンに導かれて、痛みがでないように動ける方向をさぐっていきまし
た。そして、格闘すること数分間、ふと気がつくと背中がまったく痛くないのに、目的の動
きを達成していたのでした。
「あ、これでいいのか?(ほんとにいいのかな。。?)」これがそのときの第一感想でした。
どういうことかといいますと、そのときのぼくの動きは、背中をひねらなかったのです。そ
れでも目的に叶う動きになっていました。ああ、ぼくは、このレッスンの動きは背中をひね
らなければいけないと勝手に思い込んでいたんだな。。感無量の達成感とともに、あっけ
ないなあという気持ちとがありました。あんなに大変に思っていたのに。
つまりまとめると、いかに背中を痛めないように背中をひねるか、という命題に必死に取
り組んできたところが、そもそも背中をひねれなんて誰も言ってないよ、ひねらなくてもで
きるよ。ということがわかっちゃった。ということなのです。
発見です。これが、いわゆる非常に「フェルデンクライス的な瞬間」というものではなかっ
たか、と僕なりに思っています。
<フェルデンクライスへの期待>
当初、背中の痛みをとりたい、ダンスをうまくなりたい、という直接的動機ではじめたフェ
ルデンクライスですが、実はそういったこと以外にも期待することがあるのです。
それは、フェルデンクライスに取り組んでいくことで、生き方も変えられないだろうか。もっ
と自由に、もっと自信をもって生きられるようにならないか、ということです。
詳しいことはここでは申し上げませんが、僕自身、自分の生き方というんのはどうも窮屈
で、頭が固くて、自分自分を縛り上げているところがある、と思っており、そのことが僕に
そこはなかとなく生きづらさをもたらしているのだろう、と感じているのです。
そういう自分のあり方をなんとかしたい。著作などを読むに、どうも創始者のフェルデンク
ライスさん自身もしばしばそういうことに言及しているらしい、ということもあるのです。
フェルデンクライスでなんとかならないか。
このテーマに関しましては目下、検証中といったところです。続けていくうちに何かが変
わってくるかもしれない。期待しているのです。
えー、ぼくがフェルデンクライスのどういったところに可能性を見ているのか、もう少し詳し
く書いてみます。
先ほどの、背中の痛みの件で、僕が背中をひねらないと始まらないと思い込んでジタバタ
して自暴自棄になったりしていたのと同じように、もしかしたら、人生とか社会的行動、と
いう広い領域においても、なにか勝手に思い込んで勝手に苦しんでいることがあるので
はないか、むしろ、多くのつまづきとはそんなところに端を発しているのではないか、とい
う推測といいましょうか、感覚、勘のようなものが僕の中に昨今あるのです。そしてそれ
は、背中の一件と同じように、ふと、あることに気づけばあっけなく抜け道が見出せるよう
なことなのではないか、と思ったりするのです。
そのあることとは、端的にいえば、現在の自分のありようといったものでしょうか、自分で
自分をどのように邪魔しているのか、そうしたことを見極められれば、ああ!なんだこっち
でもいいじゃんか!みたいな気づきとともに、もっと人生をスムーズに渡っていけるように
なるんじゃないか、漠然とそう思っているのです。
そして、フェルデンクライスの動きのレッスンの中で、自分で自分の動きを邪魔していると
いう気づきを数多くしていけば、自然と、実人生の中で自分がどのように自分の邪魔をし
ているのかを見抜けるようになってくるのではないか、と思っているのです。
そこのところは、本などにはそのように書いてありますが、自分的には未知数だと思って
いて、自己実験としてやってみよう、という感じです。
もっともフェルデンクライスをやっていくと、少なくとも体を動かすことに関しては、そういっ
た気づきが得られる。そして実際に動きはスムーズになる。できなかった動きができるよ
うになる。それはクラスの中で既にいくらか実体験をしているのです。
あとは、体の動きについての気づきの体験を重ねていくことによって、実人生における自
分の思考のパターンや、社会的行動が変わってくるのかどうか。体の動きへの意識が高
まっていくことによって、人生の中で自分が無意識的にやってしまっていることへの気づ
きも高まっていくのかどうか。そしてそれをよりスムーズに生きられるように調整できるよ
うになっていけるのだろうか。
でもぼくは、たぶんいけるだろう、ちゃんとしっかり注意を払ってやっていけば、人生的こ
ころ的なことにも応用されていくだろう、と踏んでいるのです。ここのところは返す返すも、
目下実験中なのです。推測が当たることを祈ってやっています。
<難しさ>
僕にとってのフェルデンクライスの難しさは、そうですね、やはり時間がかかるところです。
背中の痛みについて気づきがあるまで2ヶ月以上かかっていますし、もちろんケースバイ
ケースには違いないのですが、数回やって、はい効果あり!ということではないような気
がします。(あくまでATM*の場合です)
ですから、テーマを抱えていればいるほど、気がせいて早く効果をだしたいと思いがちな
のですが、そこは少し我慢が必要かもしれません。
そこがすこし難しさといえることろでしょうか。
あと、レッスンでの動きがゆっくりすぎるので、気が緩むととたんに寝てしまう、という事実
もあります。そんなところです。
それから、余談になりますが、ただいま、コンラッド君たちと一緒に、フェルデンクライスの
著書『The Potent Self』を鋭意翻訳中です。タイトルの邦訳は、『たくましく生きる』みたい
な感じでしょうか。
まだ序盤を訳している段階ですが、この本は相当面白いです。そして少々センセーショナ
ルなものとなるでしょう。ちょうど現在訳している部分から抜粋要約してみますと、こんなこ
とを言っています。
ひとは、幼いころに両親や周りの大人からの愛情や承認を得るために、大人たちの気に
入るようなある行動パターンを身に着けた。そして、大人になって、もはやその必要がな
いにもかかわらず、他者(とくに異性)とのコミュニケーションにおいて、その行動パターン
をとりつづけているのだ。それが決して有効でない場合でも。(意識してないから自分では
止められないよね)
どうでしょうか?いやな気持ちがしませんか?それともぜんぜんピンときませんか?
という感じで翻訳がんばっております。ご期待ください!
では、クラスか、ビデオか、世界のどこかでお会いしましょう!
taka
+
takaさんどうもありがとうございました.
*ATM・・・グループレッスンのこと
Takaさんが出演しているYouTubeの動画は以下です(再掲)。
・『フェルデンクライスのうけ方』
http://jp.youtube.com/watch?v=MOtBdR3uTlE
・『ニューストレッチプログラムその7〜足を180度開けるかい?』
http://jp.youtube.com/watch?v=J_f2iQjozoA
(Konrad)
┌────────────────┐
│3・からごだメンバーからのメッセージ ├───────────────────
└────────────────┘
・北洞誠一
沼袋つつじクラス今週のレッスン案内
7/3(水)ころころ気持ち良く「転がる」1:横に転がる
7/4(木)チャレンジクラス:脚を伸ばして円を描く
※木曜日の後半15〜30分はニューストレッチプログラムの中から、
リクエストにお答えしてレッスンを行います。
・すずきいくこ
みなさま、こんにちは〜
先週に引き続き、今週もレッスン始めに、
ニューストレッチプログラムを取り入れます。
ニューストレッチでやわらくなったカラダから動きに入ると、
本レッスンの動き自体も楽になり、
カラダを使った部分に意識が行きやすくなりますね。
自分の動きをたどりながら、ゆったりやわらかく行きましょう。
・コンラッド・ユーキ・フッテル
先週は2人組になり、寝ている相手の体が快適になるようにクッションやタオルを使って
相手の体をサポートするというレッスンをしました.腰痛を持っている方は分かると思いま
すけど仰向けで快適な姿勢というのは,けっこう難しいんですよね.
これはコミュニケーションスキルの基礎になるレッスンです.我々は,情熱と愛情と意思
の強さで、相手を理解できるというような期待を抱いていますが、このレッスンをやるとそ
れが錯覚に終わりやすいということがよく分かります。
寝ている相手のからだのどこが辛くなりやすいかということは、情熱と愛情があったって
分からないです.実際に相手が寝ている格好をしてみたり、辛そうな場所に座布団を入
れてみたり、高さを変えてみたり、という相手の状況を知るための具体的な技術とアクショ
ンとが必要です。
その技術を練習していくうちに,相手の状況に対して理解ができてきます。参加された
方はその難しさと面白さとが感じられたのではないでしょうか.
今週もそんなことの続きをやってみまーしょう!
┌───────────────┐
│4・フェルデンクライスメソッドとは? ├────────────────────
└───────────────┘
【1】世界一やさしい体操だよ。
床に寝っ転がってゆっくりやさしく気持ちよく動きます。
見てくれはピラティスやヨガに似ていますが、もっと繊細で丁寧に動きます。
【2】ゆっくりしたスピードで、やさしく動いちゃうよ。
レッスンでは意図していない筋肉が勝手に緊張していないか、反射を起こしていないか、
ということを感じられるように、ゆっくりとしたスピードと柔らかさで動いていきます。
【3】リラックスして自分の生かし方が分かってきちゃうよ。
レッスンを受けるにつれ、からだがほぐれてしなやかになり、深くリラックスして、
体の動きを通して、自分の持っているパターンに気づいていきましょう。
自分自身との付き合い方がうまくなりますよ。
詳しくはコチラカラ
フェルデンクライスメソッドの受け方はコチラ
┌──────┐
│5・編集後記 ├─────────────────────────────
└──────┘
三谷幸喜の『マジックアワー』を観てきました.かなりおもしろかったですよー.映画館で
大笑いしたのなんて久しぶり.オチが分からない程度に紹介しましょう.
+
マフィアの親分の愛人に手を出したことがばれたチンピラ君.親分から「殺されたくなけれ
ば,5日以内にある殺し屋を連れて来ること」という条件を出されます.その殺し屋とは,
数日前に親分の命を狙った男.ところが謎の殺し屋だから誰もその姿を知らない.期日ま
でに探しだせそうにないチンピラ君は,一計を案じます.
「役者を雇って殺し屋を演じてもらおう!」
(だって誰も見たことないんだし.本物かどうか分からないもん)
その命がけの役を(そうとは知らずに)演じることになったのが,佐藤浩市.今は売れてい
ないけど,ハードボイルドの主役を演じるのが夢だから,殺し屋の役に大喜び.
+
嬉々として殺し屋を演じる佐藤浩市 と,彼を本物の殺し屋だと信じているマフィアの親分
と,2人にばれないように振舞うチンピラ君のやりとりが,微妙にずれ合い絡み合って最高
に面白いです.ひとしきり笑った後で,いやいや実は,実際のコミュニケーションもこんなも
んかもしれないなと思いました.相手がどんな状況にいるのかを理解していない,親分と
佐藤浩市とは,一見噛み合っているようで,実のところ全く理解しあっていないのです.
これはおもしろいぞ.もう1回観に行っちゃうぞ.
(Konrad)
*本メール転載・引用はご自由にガンガンどうぞ。
(その際「からごだコロっとによれば」とつけてくださいね。
http://www.karagoda.com にリンクをはってもらえたら尚嬉し)
*本メールの配信を取り消し希望の方は、
大変お手数ですがメールにてお申し付けください。
切ないですけど、手続きをとらせていただきます。
メールマガジンお読みになりたい方は,こちらからお願いします.
│1・レッスンのご案内 ├──────────────────────────
└─────────┘
全てのお申し込みは↓のフォームからお願いします。
申し込みフォーム
【日時】
○昼クラス 毎週 金 13:00〜15:30
○夜クラス 毎週 火〜金 19:00〜21:00
*火金は曙橋なつかしルーム 水木は沼袋つつじ会館
○7月の特別クラス(予定)
14・28日(すべて月曜日)
14:00〜16:00 曙橋懐かしくってすいませんルームにて
料金は2,000円
*講師は春田亜希子→ http://harufeldenkrais.blog22.fc2.com/
【場所】
○火・金−『懐かしくってすいませんルーム(河田町集会室)』
(都営新宿線の曙橋A2より5分)
○水・木−『沼袋つつじ会館』(西武新宿線沼袋駅より2分)
地図はコチラ
【料金】2000円(1回2時間) 詳しくは→コチラ
*1ヶ月料金や学生・シルバー等、各種割引制度もあります。
【準備】動きやすい格好とハンドタオル1枚(顔の下に敷けるように)
【定員】10名
【申込】 スタジオ・からごだコロまで
↓申し込みフォームからどうぞ↓
申し込みフォーム
レッスン当日にお申し込みされた場合、
メールの返答が間に合わないことがあります。
直接会場にいらしてください。
┌───────────────――─――┐
│2・フェルデンクライス体験記〜Takaさんの場合 ├──────────────
└────────────────―─――┘
フェルデンクライス体験記
みなさま、こんにちは。曙橋クラスに通っているtaka(タカ)といいます。ビデオでご挨拶が
すんでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、6月の27日をもちまして、わたくし、曙橋クラス入会、満3ヶ月となりました。
パチパチ、パチパチ〜。3月に入会するとき、とりあえず3ヶ月続けてみようと思ったのが
思い出されます。いちおう達成ですね。うれしいです。なんだか感慨深いものがあります。
ということで、今回は、3ヶ月続けてみての感想と、いろいろフェルデンクライスについて思
うところを書いてみたいと思います。
<なぜ通い始めたか>
そもそもフェルデンクライスを始めたきっかけは、背中の痛みを治したかったからです。
習いたてのダンスの練習中に、なぜか背中を痛めてしまい、別に病院にいくほどでもな
いし、どうしよう?そうだ、フェルデンクライスというものがあったな、あれで治せるかも!
ということで曙橋クラスのドアを叩いたのでした。
<やってみての変化>
当初の背中の痛みは2週間ぐらいで消えていきました。これは自然に消えたという感じか
もしれません。ところが、背中の痛み、というものが僕の前にひとつのテーマとしてせり上
がってきたのです。
どういうことかといいますと、つまり、寝返りを打つような背中を動かすようなレッスンがあ
ると、どうも背中に軽い痛みが走る。いたた、となる。まだ治ってなかったのかな。という
よりもこれは、あれじゃないのか。ダンスで痛めた痛みがまだ残っているというよりは、
レッスンで要求されている動き自体がそもそも背中を痛くしないではできない動きなんじゃ
ないのか。そもそもこんなに背中をひねったら痛いに決まってるじゃないか!レッスンが
悪いんだよ、これは。と内心ジクジたる思いでいるときもしばしばでした。その一方で、一
緒にレッスンを受けている他の人たちは、背中が痛くないらしい。痛くなくても動けている。
おかしい。。なぜだ。。
<やや!こういうことか>
この疑問が解けるのは、実に2ヵ月半が過ぎたころでした。(つまりごく最近です。。)
ほかの参加者とペアを組んでレッスンの動きを検証しているときでした。
組んだ人のサジェスチョンに導かれて、痛みがでないように動ける方向をさぐっていきまし
た。そして、格闘すること数分間、ふと気がつくと背中がまったく痛くないのに、目的の動
きを達成していたのでした。
「あ、これでいいのか?(ほんとにいいのかな。。?)」これがそのときの第一感想でした。
どういうことかといいますと、そのときのぼくの動きは、背中をひねらなかったのです。そ
れでも目的に叶う動きになっていました。ああ、ぼくは、このレッスンの動きは背中をひね
らなければいけないと勝手に思い込んでいたんだな。。感無量の達成感とともに、あっけ
ないなあという気持ちとがありました。あんなに大変に思っていたのに。
つまりまとめると、いかに背中を痛めないように背中をひねるか、という命題に必死に取
り組んできたところが、そもそも背中をひねれなんて誰も言ってないよ、ひねらなくてもで
きるよ。ということがわかっちゃった。ということなのです。
発見です。これが、いわゆる非常に「フェルデンクライス的な瞬間」というものではなかっ
たか、と僕なりに思っています。
<フェルデンクライスへの期待>
当初、背中の痛みをとりたい、ダンスをうまくなりたい、という直接的動機ではじめたフェ
ルデンクライスですが、実はそういったこと以外にも期待することがあるのです。
それは、フェルデンクライスに取り組んでいくことで、生き方も変えられないだろうか。もっ
と自由に、もっと自信をもって生きられるようにならないか、ということです。
詳しいことはここでは申し上げませんが、僕自身、自分の生き方というんのはどうも窮屈
で、頭が固くて、自分自分を縛り上げているところがある、と思っており、そのことが僕に
そこはなかとなく生きづらさをもたらしているのだろう、と感じているのです。
そういう自分のあり方をなんとかしたい。著作などを読むに、どうも創始者のフェルデンク
ライスさん自身もしばしばそういうことに言及しているらしい、ということもあるのです。
フェルデンクライスでなんとかならないか。
このテーマに関しましては目下、検証中といったところです。続けていくうちに何かが変
わってくるかもしれない。期待しているのです。
えー、ぼくがフェルデンクライスのどういったところに可能性を見ているのか、もう少し詳し
く書いてみます。
先ほどの、背中の痛みの件で、僕が背中をひねらないと始まらないと思い込んでジタバタ
して自暴自棄になったりしていたのと同じように、もしかしたら、人生とか社会的行動、と
いう広い領域においても、なにか勝手に思い込んで勝手に苦しんでいることがあるので
はないか、むしろ、多くのつまづきとはそんなところに端を発しているのではないか、とい
う推測といいましょうか、感覚、勘のようなものが僕の中に昨今あるのです。そしてそれ
は、背中の一件と同じように、ふと、あることに気づけばあっけなく抜け道が見出せるよう
なことなのではないか、と思ったりするのです。
そのあることとは、端的にいえば、現在の自分のありようといったものでしょうか、自分で
自分をどのように邪魔しているのか、そうしたことを見極められれば、ああ!なんだこっち
でもいいじゃんか!みたいな気づきとともに、もっと人生をスムーズに渡っていけるように
なるんじゃないか、漠然とそう思っているのです。
そして、フェルデンクライスの動きのレッスンの中で、自分で自分の動きを邪魔していると
いう気づきを数多くしていけば、自然と、実人生の中で自分がどのように自分の邪魔をし
ているのかを見抜けるようになってくるのではないか、と思っているのです。
そこのところは、本などにはそのように書いてありますが、自分的には未知数だと思って
いて、自己実験としてやってみよう、という感じです。
もっともフェルデンクライスをやっていくと、少なくとも体を動かすことに関しては、そういっ
た気づきが得られる。そして実際に動きはスムーズになる。できなかった動きができるよ
うになる。それはクラスの中で既にいくらか実体験をしているのです。
あとは、体の動きについての気づきの体験を重ねていくことによって、実人生における自
分の思考のパターンや、社会的行動が変わってくるのかどうか。体の動きへの意識が高
まっていくことによって、人生の中で自分が無意識的にやってしまっていることへの気づ
きも高まっていくのかどうか。そしてそれをよりスムーズに生きられるように調整できるよ
うになっていけるのだろうか。
でもぼくは、たぶんいけるだろう、ちゃんとしっかり注意を払ってやっていけば、人生的こ
ころ的なことにも応用されていくだろう、と踏んでいるのです。ここのところは返す返すも、
目下実験中なのです。推測が当たることを祈ってやっています。
<難しさ>
僕にとってのフェルデンクライスの難しさは、そうですね、やはり時間がかかるところです。
背中の痛みについて気づきがあるまで2ヶ月以上かかっていますし、もちろんケースバイ
ケースには違いないのですが、数回やって、はい効果あり!ということではないような気
がします。(あくまでATM*の場合です)
ですから、テーマを抱えていればいるほど、気がせいて早く効果をだしたいと思いがちな
のですが、そこは少し我慢が必要かもしれません。
そこがすこし難しさといえることろでしょうか。
あと、レッスンでの動きがゆっくりすぎるので、気が緩むととたんに寝てしまう、という事実
もあります。そんなところです。
それから、余談になりますが、ただいま、コンラッド君たちと一緒に、フェルデンクライスの
著書『The Potent Self』を鋭意翻訳中です。タイトルの邦訳は、『たくましく生きる』みたい
な感じでしょうか。
まだ序盤を訳している段階ですが、この本は相当面白いです。そして少々センセーショナ
ルなものとなるでしょう。ちょうど現在訳している部分から抜粋要約してみますと、こんなこ
とを言っています。
ひとは、幼いころに両親や周りの大人からの愛情や承認を得るために、大人たちの気に
入るようなある行動パターンを身に着けた。そして、大人になって、もはやその必要がな
いにもかかわらず、他者(とくに異性)とのコミュニケーションにおいて、その行動パターン
をとりつづけているのだ。それが決して有効でない場合でも。(意識してないから自分では
止められないよね)
どうでしょうか?いやな気持ちがしませんか?それともぜんぜんピンときませんか?
という感じで翻訳がんばっております。ご期待ください!
では、クラスか、ビデオか、世界のどこかでお会いしましょう!
taka
+
takaさんどうもありがとうございました.
*ATM・・・グループレッスンのこと
Takaさんが出演しているYouTubeの動画は以下です(再掲)。
・『フェルデンクライスのうけ方』
http://jp.youtube.com/watch?v=MOtBdR3uTlE
・『ニューストレッチプログラムその7〜足を180度開けるかい?』
http://jp.youtube.com/watch?v=J_f2iQjozoA
(Konrad)
┌────────────────┐
│3・からごだメンバーからのメッセージ ├───────────────────
└────────────────┘
・北洞誠一
沼袋つつじクラス今週のレッスン案内
7/3(水)ころころ気持ち良く「転がる」1:横に転がる
7/4(木)チャレンジクラス:脚を伸ばして円を描く
※木曜日の後半15〜30分はニューストレッチプログラムの中から、
リクエストにお答えしてレッスンを行います。
・すずきいくこ
みなさま、こんにちは〜
先週に引き続き、今週もレッスン始めに、
ニューストレッチプログラムを取り入れます。
ニューストレッチでやわらくなったカラダから動きに入ると、
本レッスンの動き自体も楽になり、
カラダを使った部分に意識が行きやすくなりますね。
自分の動きをたどりながら、ゆったりやわらかく行きましょう。
・コンラッド・ユーキ・フッテル
先週は2人組になり、寝ている相手の体が快適になるようにクッションやタオルを使って
相手の体をサポートするというレッスンをしました.腰痛を持っている方は分かると思いま
すけど仰向けで快適な姿勢というのは,けっこう難しいんですよね.
これはコミュニケーションスキルの基礎になるレッスンです.我々は,情熱と愛情と意思
の強さで、相手を理解できるというような期待を抱いていますが、このレッスンをやるとそ
れが錯覚に終わりやすいということがよく分かります。
寝ている相手のからだのどこが辛くなりやすいかということは、情熱と愛情があったって
分からないです.実際に相手が寝ている格好をしてみたり、辛そうな場所に座布団を入
れてみたり、高さを変えてみたり、という相手の状況を知るための具体的な技術とアクショ
ンとが必要です。
その技術を練習していくうちに,相手の状況に対して理解ができてきます。参加された
方はその難しさと面白さとが感じられたのではないでしょうか.
今週もそんなことの続きをやってみまーしょう!
┌───────────────┐
│4・フェルデンクライスメソッドとは? ├────────────────────
└───────────────┘
【1】世界一やさしい体操だよ。
床に寝っ転がってゆっくりやさしく気持ちよく動きます。
見てくれはピラティスやヨガに似ていますが、もっと繊細で丁寧に動きます。
【2】ゆっくりしたスピードで、やさしく動いちゃうよ。
レッスンでは意図していない筋肉が勝手に緊張していないか、反射を起こしていないか、
ということを感じられるように、ゆっくりとしたスピードと柔らかさで動いていきます。
【3】リラックスして自分の生かし方が分かってきちゃうよ。
レッスンを受けるにつれ、からだがほぐれてしなやかになり、深くリラックスして、
体の動きを通して、自分の持っているパターンに気づいていきましょう。
自分自身との付き合い方がうまくなりますよ。
詳しくはコチラカラ
フェルデンクライスメソッドの受け方はコチラ
┌──────┐
│5・編集後記 ├─────────────────────────────
└──────┘
三谷幸喜の『マジックアワー』を観てきました.かなりおもしろかったですよー.映画館で
大笑いしたのなんて久しぶり.オチが分からない程度に紹介しましょう.
+
マフィアの親分の愛人に手を出したことがばれたチンピラ君.親分から「殺されたくなけれ
ば,5日以内にある殺し屋を連れて来ること」という条件を出されます.その殺し屋とは,
数日前に親分の命を狙った男.ところが謎の殺し屋だから誰もその姿を知らない.期日ま
でに探しだせそうにないチンピラ君は,一計を案じます.
「役者を雇って殺し屋を演じてもらおう!」
(だって誰も見たことないんだし.本物かどうか分からないもん)
その命がけの役を(そうとは知らずに)演じることになったのが,佐藤浩市.今は売れてい
ないけど,ハードボイルドの主役を演じるのが夢だから,殺し屋の役に大喜び.
+
嬉々として殺し屋を演じる佐藤浩市 と,彼を本物の殺し屋だと信じているマフィアの親分
と,2人にばれないように振舞うチンピラ君のやりとりが,微妙にずれ合い絡み合って最高
に面白いです.ひとしきり笑った後で,いやいや実は,実際のコミュニケーションもこんなも
んかもしれないなと思いました.相手がどんな状況にいるのかを理解していない,親分と
佐藤浩市とは,一見噛み合っているようで,実のところ全く理解しあっていないのです.
これはおもしろいぞ.もう1回観に行っちゃうぞ.
(Konrad)
*本メール転載・引用はご自由にガンガンどうぞ。
(その際「からごだコロっとによれば」とつけてくださいね。
http://www.karagoda.com にリンクをはってもらえたら尚嬉し)
*本メールの配信を取り消し希望の方は、
大変お手数ですがメールにてお申し付けください。
切ないですけど、手続きをとらせていただきます。
メールマガジンお読みになりたい方は,こちらからお願いします.
初めまして。曙橋に通っているひろみんの友達のOlivia(ニックネームですよ〜^^)です。
先日は、カードのメッセージ、Merci beaucoup〜♪
ありがとうございます。
Takaさん、すばらしい3ヶ月体験レポートですね。
そのまま、今、翻訳しているフェルデンクライスさんの本と一緒に体験談載せちゃったりして。
どうですか?
もとい、私もコンラッドさまに、FIを受けて3月26日からスタートして3ヶ月が経ちました。
今一度Takaさんのレポートを読んでこんな風に表現できるなんて、すごいな〜。と、思いました。
ビデオでも、お会いしていますが、これから、レポート是非アップしてください。楽しみにしています。
ありがとうございます。
良い一日を〜