1991年、北野武監督作。

砂浜に二人で三角座りして、海を眺めてる。
ただ・・真っ直ぐに海を視界にとらえながら・・。
二人だけの世界で静かに波の寄せる音が優しく響く・・。

そんな・・ちょっとそんな感じの詩的な叙情的作品だった。
役者のセリフをこのような設定で奪ってしまっても、でもそれ以上に表現が感情的なのは、不思議だけどすごく曖昧で微妙な良さがあった。
防波堤に沿って歩いてみたり、時にはその上に座ってみたり、恋人同士の心の語り合いがとても羨ましかった。
セリフのない絵本を眺めているかのような気分になれたし、先の展開を催促してしまうくらいに、その映像をじっと・・ずっと・・眺めていられた。
今の季節にぴったりな邦画!

あの夏、いちばん静かな海。