8e4367cf.jpg伊坂幸太郎作品の大ファンで、しかも「陽気なギャング〜」はその中でも格別な位置にあるため、映像化を鑑賞してすぐに感想は述べられないで、丸1日悶々とした。ホントにモンモン・・・・モン・・。

成瀬・響野・久遠・雪子の4人のギャングを演じたキャストは、ホントに自分のイメージぴったりだったし、佐藤浩市氏演じる響野役の薀蓄演説もウンザリするくらい良かったし、鈴木京香さんの雪子はファッションもとてもカッコ可愛く素敵だった。
チームリーダーの成瀬を演じた大沢たかお氏も、公務員とリーダーの雰囲気は出てた。生き物好きな久遠は、スリさせたら一流でいつのときでもとにかくカワイイ若手。
雪子の息子は原作ならば中学生で、もう少し大人だし将来有望なギャング一味になるに違いないほど知的で社会に対して物わかりも良く母親想いなんだけど、映画の慎一は幼かった、けどそれなりに母親想いであった。
田中商店店主が、またとてもイイ!怪しくも非合法な商店の珍商品はこれまた役立つから面白い!

ただ・・全体的には映像に無理があって、あり得ないカーチェイスも、冷蔵庫とゾウとキリンもやりすぎ。チープさに気分が萎える。
衣装もアシッドでジャジーな音楽もキャストも良かった。成瀬と雪子も近づき過ぎだ。本格ラブロマンスはいらない。響野がいくらロマンを探しても・・・。
原作の面白さには、伊坂語録の登場や人物の洒落た会話と話の転がりにあると思うが、映画としての作品はそこそこ楽しめた気がする。

映画には登場しなかった1番のお気に入りのセリフ【死体を埋める経験なんてなかなかできるものじゃない!by響野】ロマンを求めなくても現実を知る響野は最高だ!