辞書を作る、編集する人達の物語。
地味で地道な作業は、それこそ大海原に出て、ひとつひとつの小さな波を乗り超えていく感覚・・・

言葉に繊細で、言葉に愛をもって、言葉を敬うような
そんな心で作り出される辞書に、触れて読んで確かめてみたい。

これまで、辞書に対する気持ちや想いなんて考えたことも、もちろん皆無。
けど、何かが変わる。辞書に対して変わる。
ちょっと世界が変わる物語。

「舟を編む」
このタイトルが粋だと気付いたとき、私は静かに涙を流した。

(2015年4月11日読了)

舟を編む
三浦 しをん
光文社
2011-09-17