2017年08月21日

北アルプス、縦走!【3日目 上高地へ下山】

 最終日、この日は下山だけなので少しゆっくりめの4時起床。
北穂高岳で御来光を見てから下山しようと思ったのですが、外は生憎の雨。
カッパを着て雨準備して、5時北穂高小屋を出発。
北穂高小屋は小さいけど、とても綺麗でアットホームな山小屋でした。
ご飯も美味しいし、トイレなんて全然臭くないんだから!

で、小屋の裏手にある北穂高岳山頂へ。[画像:251558e7-s.jpg]
まわり、ガッスガッス
なので写真だけちゃっちゃっと撮って下山。
北穂高岳は2回目だけど、この南陵ルートを下るのは初めて。
なかなかの岩場に少々手こずりました。[画像:b7ec077c-s.jpg]
岩が濡れて滑りそうで。
この北穂高岳が北アルプスでは初級だっていうんだから、ホント、北アルプスってのは手強い。

小雨が降ったりやんだりしてましたが、お花に癒されました。[画像:1e68fe83-s.jpg]

二時間ほど下ると涸沢に到着。
今年は残雪が多いですねー。
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涸沢で朝食を取り、上高地を目指してさらに下山。
しかし、やはり私の左膝は思うように動いてくれず。

「おんぶして」

と、主人にお願いしましたが丁重にお断りされ、仕方ないので痛み止めの薬を飲みながらなんとか横尾まで下りました。
横尾からは平坦なので、さっきまでが嘘のようにスピードアップ!

徳沢で定番のソフトクリームを食べ、観光客でごった返す上高地に着きました。

沢渡行きの増発バスに乗り、前回も行った日帰り温泉へ。[画像:a09e89fe-s.jpg]
ここのお風呂、小さいけどゆっくりできていいんですよ〜って、あまりゆっくりしている時間もなく、お風呂からあがったら即帰宅。

毎度の中央道の渋滞も思ったほどではなく、20時前には家に着きました。
やはり、山の日ができたことでお盆の混雑が分散されていますね。

そういえば、山の日にNHKで今回私たちが歩いた大キレットをドローンで撮影した番組をやっていたのですが、こんなところ歩いたのか‼と、改めて思っちゃいました。
私が歩いたときはちょうどガスがかかっていて、あまり下が見えなかったんですね。[画像:6d2b324e-s.jpg]
こんな感じに。
だから逆に見えなくて良かったんだけど、あれ晴れてたらもっと怖かったんだろうな。

翌日、かかりつけの整骨院で膝を診てもらったら、内側靭帯の炎症で「鵞足炎(がそくえん)」だと診断されました。
かわいそうな私の左膝は全治2、3週間だそうです。
痛み止めを飲んで歩いたのがさらに症状を悪化させてしまったらしいのですが、そんなこと言ったって歩かなきゃ帰れないし!
主人、おんぶしてくれないし!

でも、数々の私の不具合を治してくれている先生なので信頼してお願いしてます。

さて、長々とやまぷらーざ日記にお付き合いくださいましてありがとうございました。
今回の山行でまた少しはレベルアップしたかなと思っています。

まだまだ登りたい山がたくさんあります。
これからもワシワシ登っていきたいと思っています。
でもとりあえず、膝、治します





2017年08月20日

北アルプス、縦走!【2日目 大キレットへ】

槍ヶ岳を無事下山し、槍ヶ岳山荘を後にします。
いよいよこの山行のハイライト、北穂高岳への縦走の開始です。

テント場を下ると新穂高温泉への分岐、<飛騨乗越>。
大半の登山者がここを下って行っていました。
私たちはここから少し登り返して、大喰岳(おおばみだけ)へ向かいます。

振り返ると槍ヶ岳が。
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大喰岳山頂。
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ハイ、槍ヶ岳ー♪
この時はまだまだ元気!

ケルンがたくさんある広い山頂。
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次は中岳へ向かいます。
登山道の脇にはお花もたくさん咲いていました。
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中岳手前の二段はしご。
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なんか私、階段よりハシゴの方が好きかも。

中岳山頂。
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うっ、逆光。

槍ヶ岳山荘を出発してから一時間。
ちょっとこの辺りから私の足に異変が。
昨日槍ヶ岳への登りでつりそうになった左足がだんだんと痛み始めたんです。
ちょうど膝の内側。
おかしいな?と思いつつ、時々立ち止まってはストレッチしながら歩きました。

綺麗な雲海!
そして遠くには富士山が‼
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一番左端です。
他の登山者の方々とも歓喜の声をあげちゃいました。

天狗原への分岐を通過し・・・。この天狗原への登山道もかなりの下りで、男性の登山者の方が躊躇していました

南岳山頂。
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赤い屋根が南岳小屋。
ここで最初の休憩を予定していました。
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南岳小屋への下り。
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私の後ろにいる男性は昨日も一緒で、お互いにバテバテの中、キツいっすね〜とか言いながら登った方でした。
お話ししたら行程が私たちとまるっきり一緒だったので、一緒に行こう!と思ってたら、あっという間に置いてかれました

8:30 南岳小屋到着。
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ここで大キレット前の最後の休憩。
ここから北穂高岳までは山小屋もないし休憩できる場所はほとんどありません。
朝食を取り、少しゆっくりと休みました。
残念ながら私の左足はどんどんと痛みを増し、不安だったのでテーピングをしました。

9:30 南岳小屋出発。
この尾根を歩いていきます。
左が今日の目的地、北穂高岳。
さあ、ここからが核心部大キレット!
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大キレットは年々整備が進んでいますが、今だ北アルプスの最難関ルート。
天候、技術、経験、体力。
全てにおいてある程度クリアしていないと歩くのは難しいとされています。

ここからの写真はほとんどありません。
私はもちろん、主人でさえ写真を撮る余裕はありませんでした。

連続するクサリ場、ハシゴ。
まだ人工物があるところは良いのですが、わずかな手がかり足がかりを頼りに下るところなんて、ホント生きた心地しなかった!

もう一つ怖かったのは、北穂高岳から来る登山者とのすれ違い。
ただでさえ狭く、一人が貼り付いているのが精一杯の登山道でどうやってすれ違うのか。
遠くに見えていれば対処のしようもあるけれど、岩壁ばかりの場所では突然対向者が現れるのも珍しくありません。

慎重に
確実に
ゆっくりと

いつもの三文言を呪文のように唱えながら、ひたすら歩きました。
緊張のあまり口はカラカラ、左足の痛みも感じませんでした。

私が最大に怖いと感じたのは、急な下りを降りているとき、男性の叫び声が聞こえたときのことでした。

誰か落ちたの?何かあったの?
もぅ、怖くて怖くて。

この日、大キレットで滑落などの事故の報告がなかったので、きっと落石のときの「ラーク!」っていう叫び声だったと思うのですが、いゃマジで怖かったわww

必死に登ってます。
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A沢のコル。[画像:bbf32f29-s.jpg]
ここでほっと一息。
A沢のコルの手前に有名な<長谷川ピーク>という場所があるのですが、なぜか気付かずに通り過ぎてしまって
長谷川ピークで写真を撮りたかったのに、あぁ、残念
え?じゃあもう1回行けばって?
二度と行くかっあんな所!(笑)

でも、怖いことばかりあったわけじゃありません。
途中、雷鳥に会いました!
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私たちの行く先を歩いていて、そりゃもうかわいいし、夏毛の雷鳥は初めてだし、テンション上がりまくりました!
癒されたわ〜

さ、A沢のコルを過ぎれば怖い下りは一段落。
あとは<飛騨泣き>と呼ばれる最後の登り。
登りは下りほど怖くはありませんが、浮き石に気を付けて登っていきます。

南岳小屋を出発してから3時間半。
無事北穂高小屋に到着〜。[画像:58a5eefc-s.jpg]
着いた途端、安堵と達成感で、私、泣いてしまいました。
怖かった。辛かった。
でもやっぱり、北アルプス最難関を制覇した!っていう達成感にはかないません。

思わず、あぁ〜!やったー‼って大声出ちゃいました。
大キレットから上がってくると、涸沢の方からとは逆から上がってくることになるんですね。
だから、北穂高小屋のテラスにいても大キレットから上がって来た人はすぐわかるんです。
テラスにいた登山者の人たちが口々に「お疲れさま〜」と言ってくれて、胸一杯になりました。

この日は北穂高小屋に一泊。[画像:5931085a-s.jpg]
ここでも一人1枚の布団でゆっくりすることができてラッキーでした

テラスで一杯やりながら今日の山行の話に花が咲きます。[画像:5d519bf8-s.jpg]
トマト味のオイルサーディーン。
少し温めて、二日間担ぎ歩いたバケットと共に頂きます。

夕食は北穂高小屋の名物豚の生姜焼き。[画像:3cc41d63-s.jpg]
サラダも付いていて。
山の中で生野菜。ありがたいです

この日は夕食の後も食堂でお酒を飲みながら、他の登山者の方々とお話しをし、劇的に痛みだした左膝と、心地よい疲れを感じながら眠りにつきました。

南岳からのコースタイム三時間半。
私たちが誰かを抜くことはなく抜かれてばっかりだったけど、私たちが遅い訳じゃなく、まわりの登山者が早すぎるのだ!ということがとても良くわかった二日目でした(笑)。



2017年08月18日

北アルプス、縦走!【2日目 槍ヶ岳登頂】

2日目の朝、3時起床。
山の朝は早く、もうすでに支度を始めている人もいます。

良く眠れたおかげで昨日の疲れはほとんど感じませんでした。

支度を済ませ外に出るとまだ夜明け前。
槍ヶ岳の穂先を見上げると、真っ暗な中ヘッドライトの明かりがいくつか見えました。
でもさすがにこの暗闇の中登る勇気はなく、少し明るくなるのを待つことにしました。

槍ヶ岳の取り付きは槍ヶ岳山荘からすぐなので、ほとんどの登山者がザックをデポジットして登っていました。

槍の裏手。
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岩山をガシガシ登っていきます。
御来光目的の登山者が多いですが、皆さん熟練の登山者ばかりでそれほど渋滞せずにすみました。

槍ヶ岳山荘が小さく見えます。
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ハシゴやクサリをいくつか越え、最後、山頂直下のはしごを登ります。
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無理かなーと思ってましたが、なんとか日の出に間に合いました。[画像:b1c2d177-s.jpg]
少し雲が多めでしたが、昨日辛い思いをした分、感動はひとしおでした。

槍ヶ岳の山頂では写真撮影の行列と下山の行列が入り乱れていて、狭い山頂が大変なことになっていました。
私たちもなんとか記念撮影を。
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山頂から見た小槍と西鎌尾根。[画像:09fb5ae4-s.jpg]
なるほど、アルペン踊り踊れるスペースあるな。

槍ヶ岳山荘のテラスから見た槍。
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人が登っているのが見えるかなー。

タイミングが良かったのか、登りも下りもあまり渋滞せずに戻ってこれました。
時間にして一時間くらいかしら。
前日の昼頃アタックした人は二時間半くらいかかったそうです

今回の山行の1つ目の目標はクリア。
さぁ、次は2つ目の目標です!