2008年03月

2008年03月31日

長澤まさみのドラマから学ぶDV講座

桜の花もアッという間に散ってしまいましたね。
露木行政書士事務所・露木と申します。
毎年花見の予定は立てるのですが、あれやこれやで結局、
実践できずじまいに終わります。

幹事が一番忙しいというのも困ったものです。

 


さて今回はちょっと気になるドラマがありますのでメール差し上げました。
4月10日から始まるフジテレビのドラマ『ラストフレンズ』。

 

長澤まさみ主演ということで、それなりに注目を集めていますが
このドラマのポイントは主演女優ではありません。
一番気にしなければならないのはドラマの中身です。

 

このドラマのどのへんが凄いのかと言うと・・・

 

(以下、フジテレビの公式サイトからの転記です)

 

社会問題化しているDV(ドメスティックバイオレンス)やセックスレスなど、
現代人が抱えるさまざまな問題を真正面から捉え、
恋に臆病だった若者たちが自分らしく前向きに生きていく姿をリアルに描いていきます。
深い悩みを抱えた彼らが、ぬくもりを求めてシェアハウスに住むことによって、
友情や人と人との関わりの大切さを学んでゆくという青春ヒューマンストーリーです。

 

(転記終わり)


いや、びっくり仰天ですね。
何と天下のフジテレビが今が旬の女優・長澤まさみを起用して
DV問題に取り組もうというのです。
DVというのは社会的にみれば「影」の部分ですから
この話をすること自体、タブーなはずです。

 

それを全国ネットでやってしまおうと言うのだから驚きです。
木曜10時の視聴率は良く分かりませんが、視聴率を10%としても
1,000万人の日本国民が目にするわけです。

 

私は毎日のようにこの問題の相談を受けていますので、中身については重々知っています。
しかし、世間一般のこの問題への知名度が低いはずです。
今まで「DVって何ぞや」と思っていた人にも、この問題が知れ渡ることになります。

 

DV問題は確かに未然に防ぐことは難しいです。
ただ正しい知識を得ることで、トラブルを繰り返したり、エスカレートさせることを
防ぐことは可能です。
なぜならトラブルの事後対処は法律を使って出来るからです。

 

このドラマの影響でDV問題が社会的に認知され、被害者は減ったり
過激な暴力がなくなることを私は望みます。

長澤まさみ主演ドラマ『ラストフレンズ』を記念して
今日からDV問題について、ちょっと突っ込んだお話をしていきます。

 

さて、このドラマでは長澤まさみはどのような被害を受けるのでしょうか?


(以下、フジテレビの公式サイトからの転記です)

その頃、幸せな同棲生活を始めた美知留(=長澤まさみ)は、
瑠可(=上野樹里)からの携帯メールを男性からの携帯メールと勘違いした
宗佑(=錦戸亮)から激しい暴力(DV)を受けてしまう

(転記終わり)

 


DVを法律的に考える場合、2つの視点を持つ必要があります。
1つは「被害の再発を防ぐこと」と
もう1つは「相手から慰謝料をとること」です。

 

多くの人はこの2つがゴチャゴチャになってしまいます。
2つを同時に進めたり、または頭が混乱して
全く進め方が分からなくなります。


そうすると上手く解決できませんので
解決できないまま、暴力がエスカレートしたり、
自分自身が塞ぎこんでしまいます。

 

 

DV問題解決のコツは、この2つを同時進行するのではなく
1つ1つ順番に片付けていくことです。


つまり、この2つについて十分な知識を得て、実践する順番を決めることです。
後は事務的に進めていけば問題ありません。

 

進め方の順番としては
1.被害の再発を防ぐこと
2.相手から慰謝料をとること
となります。

 


なぜこの順番になるのかというと・・・
DV問題は解決までの早さが大事な要素になります。


早いうちに対処しないと、再度暴力を受けてしまうからです。
暴力をエスカレートさせないために「被害の再発を防ぐこと」を優先します。

 

その次に相手に対し慰謝料を請求します。
慰謝料というのは精神的苦痛の対価です。


身体的暴力でも精神的暴力でも、暴力を受けると心理的に傷つけられます。
その苦痛をお金に換算して相手に請求するものです。

 


慰謝料の時効は「暴力を受けてから3年」です。
何も暴力を受けた日にすぐ、慰謝料を請求する必要はありません。

 

先に慰謝料を請求して、再度暴力を受けてしまうのでは
何をやっているのか分かりません。
ですので慰謝料は後回しでも構いません。

 

 

では次回からどのような方法で「被害の再発を防ぐ」のか
というお話をしていきます。

 


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yukihiko55 at 17:03 

2008年03月25日

アマゾンのマル秘テクニックとは?

早いもので3月最終週、来週から新年度ですね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。


今日は本の販促活動とその注意点についてお話します。
これから本を出版したい!という人にも、きっと有益な情報です。


本を出版しても何もしなければ、読者に手に届かないのはご存知の通りです。
本を売りたい!と思いマーケティング戦略を仕掛ける場合
インターネットが1つ有効な手段です。

 

ただインターネットは情報の無法地帯です。
著者側が逐一、監視していなければ、大変なことになります。
面識もない人のせいで、思わぬ痛手を食らうことになります。
そのあたりの注意点について少しお話したいと思います。

 

実用書の販促にはamazonが大事なポジションを占めています。
実用書は何らかの悩みや問題を抱えている人が読む本です。


実店舗の書店では、お客様が実用書をレジに持っていくことは勇気がいるからです。
amazonでしたら、そうした心配をせず、気軽に購入することができます。

 


amazonのなかでユーザーが購買決定をする際、
重要な要素になるのはレビューです。

レビューとはその本を読んだ人が感想を書く欄ですが
日本人は過剰に他人の目を気にします。


レビューの内容が良ければ購入する
レビューの内容が悪ければ購入を見送る
という事例が多くあります。

 

レビューは基本的に誰でも書き込むことができます。
そのため、本の内容と全く関係ない、
著者の悪口や中傷が書き込まれることがあります。


一応、amazonでは画面に反映させる前に、
担当者がチェックしているようですが
かなりいい加減で、利用規約に抵触するような
レビューでも反映されてしまっています。

 

ですので本の内容と全く関係ない、
著者の悪口や中傷が書き込まれた場合
そのレビューを著者側で監視し、削除する必要があります。


amazonの悪質なレビューを削除する方法は以下になります。

 


1.amazonのレビュー欄を定期的に監視しておく

2.本の中身を関係ない悪口が書かれた場合は、amazonに削除依頼をする。
(削除依頼の方法は以下の通りです)


・amazonのトップページに入る
http://www.amazon.co.jp/

・右上の「ヘルプ」をクリック

・右中断の「カスタマーサービスに連絡」をクリック

・「アカント・注文内容の確認」「Eメール」「電話」のなかから
「Eメール」をクリック

・枠内に次のような削除申請の申し出を書きます。
「注文番号」の箇所は空欄でも構いません。


3.amazonから削除した旨の連絡がある。
(私の場合、申請から4時間後でした)

 

amazonのレビューが良くも悪くも売れ行きに
影響を与えるのは仕方がないことです。
たいがい著者は自分の本の売れ行きをチェックしているものです。

 

そのときに悪質なレビューを発見したら、上記の手続を行ってみてください。
一部の悪意をもった人間のせいで、本を読むことで知識を得られないとしたら
残念なことです。

 

すでに本を出されている方は自分のこととして参考にしていただき
本を出されていない方は、自分の好きな著者のレビューが
「荒らされていないかどうか」
親切に監視してあげるのが良いでしょう。

 

なお、この削除方法は「本の内容と全く関係ない、
著者の悪口や中傷」に限った話です。
本の内容についての批判は真摯に受け止める必要があります。

 


(以下、amazonへの削除依頼の参考文面)

 

アマゾン ジャパン株式会社 利用規約・管理担当者御中

平素は特別のお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。


さて今回は御社サイトに掲載されているレビューが
Amazon.co.jp 利用規約「レビュー、コメント、コミュニケーション、その他のコンテンツ」の3行目
『脅迫的なもの、名誉を毀損するもの』に該当するため削除願います。

この本に『・・・・(ここにはレビューの記載を転記します)・・・・』
との記述はありません。
おそらく他の本と間違われているものと思います。
またレビューの内容は著者の名誉を毀損するものです。

それでは、よろしくお願いいたします。



yukihiko55 at 16:25 

2008年03月19日

証拠がある場合の慰謝料請求<続編>

明日は祝日なので、今日はちょっとバタバタしますね。
露木行政書士事務所・露木と申します。


春分の日はお彼岸なので、墓参りに行ってきます。
ただ去年流行の歌によると、お墓の前にご先祖様はいないようですね。
「ワタクシのお墓の前で〜〜泣かないでくださ〜い〜〜♪」


さて前回は「裁判になっても有効な証拠」とは何なのかというお話をしました。
今回はその続きです。その証拠を使って、何をするのかというお話です。


なおバックナンバーは以下に保存していますので
見逃してしまった方も読むことができます。

http://ameblo.jp/yukihiko55/



このような証拠がある場合、
どのように浮気相手に慰謝料を請求するのか、というお話です。
基本的には証拠がある場合、ない場合の進め方は同じです。


証拠がないから、浮気が許されるということはないからです。
ただ証拠がある場合は、請求するにあたり、
かなり強気に進めることが許されます。
なぜ証拠を押さえていると、強い態度に出てしまっても良いのでしょうか?



まず慰謝料請求の流れですが、基本的には離婚の進め方と同じです。


・協議(示談)
・調停(家庭裁判所)
・裁判(訴訟)


上からお金がかからない、時間がかからない順になっています。
示談より調停の方が、調停より裁判の方がお金も時間もかかります。
ですので、証拠の有無に関係なく、まずは示談で解決するよう、作戦会議をします。


示談で解決する場合、具体的には何をすれば良いのでしょうか?
まずは相手方に内容証明を送ることから始まります。
証拠の有無に関係なく、内容証明の出だしは同じです。



「あなたは○○が既婚者だと知りながら、不貞関係にあった。
その行為は悪質で私は精神的苦痛を受けた。
いまだに謝罪も慰謝料支払いも受けていないので、
○日後までに慰謝料を支払うこと」


大雑把にいえば、内容証明の文面はこんな感じです。


「裁判になっても有効な証拠」を持っている場合、
内容証明の文面にもうひと工夫を施すことができます。


実際のやり取りでもそうですが、内容証明の文面1つとっても
相手方に対し、強い態度で臨むことができます。



強い態度というのは、内容証明のなかに、次の一文を盛り込むことです。
「裁判になっても、あなたに勝ち目はありませんからね」と書くことです。


上記でお話したように、「裁判になっても有効な証拠」とは名前の通り
相手方が示談に応じず、裁判所を使うことになっても、
必ず慰謝料をもらえるという意味です。
このような証拠を持っていれば、この1文を入れても問題はありません。



内容証明の目的は相手に心理的圧力をかけることです。
より大きな心理的圧力をかけるために1文1文工夫しなければなりません。
「裁判になっても、あなたに勝ち目はありませんからね」
という文面を入れるのは
その目的を達成するためのテクニックです。



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浮気相手に慰謝料を請求する場合、問題になることがあります。
それはどこの段階で慰謝料がもらえるのか
です。


これは「裁判になっても有効な証拠」があるのかどうかで変わってきます。


「どこの段階で慰謝料がもらえるのか」については証拠の有無と連動して
次のようになります。


証拠がない場合→示談で解決できないと、調停、裁判になっても慰謝料はもらえない。
証拠がある場合→どの段階でもOKだが、お金と時間がかかるからできれば示談が良い。


また浮気相手に慰謝料を請求した場合、こちらが希望する金額を払えないから
金額を下げて欲しいと相手方が泣きついてくることがあります。


そのような場合、証拠の有無によって対応が変わってきます。
対応の仕方は次のようになります。


証拠がない場合→希望する金額に届かなくても、示談で解決しなければならない。
証拠がある場合→希望する金額に届かなければ、調停や裁判を起こしても良い



このように証拠の有無が
請求する側の態度や心の持ちようを左右します。


もし請求通り、思い通りにならなくても「裁判を起こせば同じ結果になるから」と
安心して進めることができます。



専門家による慰謝料請求サービス

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yukihiko55 at 15:22 

2008年03月17日

証拠がある場合の慰謝料請求

まだ3月だと言うのに、
ポカポカ陽気でウトウトしてしまいますね。
露木行政書士事務所・露木と申します。


今日は事務所近くで、湘南国際マラソンが行われました。
去年はQちゃん(高橋尚子さん)、今年は欽ちゃん(萩本欽一さん)が
ゲストランナーで参加している、結構大きな大会です。


この時期に毎年思うのは、花粉症の人はマラソンを走って大丈夫なのかな?と。
私は学生時代、花粉症なのに走っってみたら、完走後、
悲惨(飛散)なことになりました。
いや、距離は5キロですが・・・(苦笑)


さてここ最近ですが、次のような相談が増えています。
浮気が発覚した、浮気相手に責任をとってもらうため、慰謝料を請求したい。
ここまでは、よくある慰謝料請求のお話です。


ただ最近は気発覚の段階が違う事例が増えています。
「何となく怪しい」
「帰りが遅い」
「こそこそしている」
という次元の話ではありません。

すでにガッチリ証拠を掴んでいるケースが増えているのです。


ここ数年、テレビや雑誌でも離婚特集が組まれていますし
離婚関連の本やホームページも増えました。
その影響で一般の方も、離婚、浮気、慰謝料に関する知識を持っています。
事前知識があれば、解決方法は効率的になります。


知識があれば、「まずは証拠をおさえなければ」となるのは当然ですね。
そして証拠を押さえたら、具体的にどのように進めていくのか、ということを
私のところに相談しに来ます。


今まで証拠を持っている場合の慰謝料請求について
あまり、おおっぴらにお話してきませんでした。
相談事例が増えていることもあり、ここで一度まとめてみたいと思います。


・浮気の兆候がある
・証拠を掴んだ
・相手に慰謝料を請求したい


この段階を踏んできたとして、いざ、
どのように行動すれば良いのでしょうか?
そのあたりの対応についてお話します。



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まず「証拠が何なのか」というお話です。
証拠には2つあります。
1.裁判になったら有効でないもの
2.裁判になっても有効なもの


「裁判になったら有効でないもの」というのは、
浮気相手に慰謝料を請求するとして
裁判所を使うことになった場合、その証拠は証拠として
取り扱ってもらえないということです。


証拠はないものとして話し合いが進んでいきます。
つまり、その証拠を持っていれば、必ず慰謝料がもらえるという保証はありません。


「裁判になったら有効でないもの」というのは、具体的には
・浮気相手と食事をしている現場の写真
・浮気相手の車につけたGPSの探知記録
・2人が仲良く話している現場を録音したテープやCD
などを言います。


このような証拠でも、いろいろテクニックを使えば、
慰謝料を請求することは可能です。

ただ今回は字数の関係で、そこまで話を広げることはできません。
今回は「裁判になっても有効なもの」を持っている前提でお話をします。


では「裁判になっても有効な証拠」とは何なのかと言うと・・・


「裁判になっても有効な証拠」とは次のようなものを言います。


■ ラブホテルに出入りする写真


通常、ラブホテルには車で出入りします。
ホテルの入るところ、出てくるところの写真を押さえます。

これは車のナンバーと、車の運転席と助手席に乗っている
人間が分かるように撮影することが大事です。


■ 浮気相手宅に入り、長期間出てこないことを証明するもの


浮気相手の家に入るところ、出てくるところの写真です。
これは浮気相手の家の駐車場に長時間停めているか、玄関先に入るところ、
出てくるところの写真を押さえます。


なお家に入ってから、出てくるまで1日が経過していれば
仮にたまたま、その日に不貞行為がなくても、「不貞行為があった」とみなされます。
そういった意味で、家のなかで何が行われていたのか、ではなく
出入りするところの証拠が大事になります。
毎週、決まった曜日に通っているケースは証拠を押さえやすいです。


また単に出入りではなく、浮気相手の家に住み込んで
しまっているケースもあります。


これは自宅に帰らず、長期別居している場合です。
長期別居は、自分えアパートを借りていることもありますが
多くは浮気相手の家に上がりこんでしまっています。


このようなケースでは、浮気相手の家に住民票を
移しているかどうかが重要です。
住民票を移している場合は、その住民票が証拠になります。


住民票が浮気相手と同一ということは、その書類が
「2人が同じ家に住んでいること」を証明しています。

住民票があれば、上記のような証拠がなくても、
「裁判になっても有効な証拠」になります。



■ 浮気相手が妊娠した、子供を出産した

これは浮気相手が女性の場合に限定されます。
女性が不貞行為の結果、妊娠したケースと、そのまま中絶せず出産したケースです。


妊娠した場合の証拠は非常に簡単です。
妊娠すれば、お腹が大きくなりますから、
その姿形を写真におさめておけば問題ありません。


もちろん、上記のホテル、家の出入りを押さえておいても良いですが
妊娠している場合はこの方法の方が楽チンです。


妊娠から一定期間が経過し、出産した場合は写真ではなく
公的書類で証明することができます。
公的書類とは出生証明書、出生届、戸籍謄本、住民票などです。



出生証明書、出生届は本人を問い詰めて、提出させる必要があります。
出生証明書は病院、出生届は役所ですが
赤の他人のあなたが病院や役所に申し出てても、発行してくれません。
本人が病院や役所で発行してもらい、
それを受け取るという流れになります。


一方、戸籍謄本、住民票は本人の承諾なく
取得することができます。
戸籍謄本、住民票も発行するのは役所ですが、
1つテクニックを使うことで、赤の他人でも取得することができます。


テクニックとは裁判所で『受理証明書』をもらうことです。
受理証明書とは、必要書類が揃っていない段階で、調停や裁判を申し立てると
裁判所が発行するものです。



受理証明書とは裁判所のお墨付きのようなもので、
これを役所の窓口で提示すると相手方の戸籍謄本、住民票を
取得することができます。

簡単にいえば、役所より裁判所の方が権力が上だからです。


■ 本人が認めている


あなたの配偶者でも浮気相手でも良いのですが、
本人が認めているという事実も大きな証拠になります。


基本的に浮気は1人では出来ません。必ず相手方がいます。
ですので片一方が認めていれば、それはそれで有効です。
もう片一方は「浮気なんてしていない」と
言い逃れをすることができません。


ただ証拠のとり方には注意が必要です。
例えば、配偶者があなたの目の前で本人が
自分の口で浮気を認めたをします。


「職場の同僚と過ちを犯した。反省しているし、二度としない」


この言葉を信じて浮気相手の慰謝料を請求した場合、
少し困った事態が予想されます。

浮気相手が「そんな人は知らない。人違いじゃないか」と言い出したとします。
そして配偶者に尋ねてみると「そんなことは言っていない。
何かも間違いじゃないか」と覆ります。
つまり言っていることが二転三転する場合です。


これは笑い話で言っているのではなく、過去に何度も起こったケースです。
このような事態になると、一度振り上げたコブシを、下げなければなりません。

これは非常にフラストレーションがたまりますし、悔しい思いをします。
この事態は避けなければなりません。



唯一の証拠が「本人が認めている証言」の場合、口頭ではなく、
きちんと書面にしておくのが1つテクニックになります。


書面の名前は念書、示談書、誓約書などありますが、大事なのは内容です。
内容には最低限、「浮気をしたこと」「相手の住所、名前」を
盛り込む必要があります。
この情報が後々、慰謝料請求をする際の証拠になります。



では、このような証拠を使って、どのように慰謝料を請求すれば良いのでしょうか?
(次回に続きます)



yukihiko55 at 08:57 

2008年03月10日

著書に掲載できなかった、もう1つの秘話(5)

さて前回からお送りしています
「著書に掲載できなかった、もう1つの秘話」ついに最終回となります。


これは昨年12月5日に発売した新刊
「5,800人の相談者が驚愕した!最強の離婚交渉術」に
盛り込むことができなかった内容を
このメールで公開してしまおう、という企画です。


なおバックナンバーは以下に保存していますので
見逃してしまった方も読むことができます。

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簡単な感想文にご協力いただけないでしょうか? ◆◇

詳細はこちら http://www.tuyuki-office.jp/rikon9012.html


さて前回の原稿からの続きです。


■ 誠意ある行動は気持ちを持っている人間しかできない


そしてもう1つ、将来にわたるお金の問題があります。
例えば、夫婦に子供がいる場合、妻が親権を持てば
夫は養育費を支払わなければなりません。


しかし今回の場合、会社は倒産してしまい、稼ぎ先はなくなってしまいました。


上記のように自己破産したから、
再就職できないということはありません。

金融関係、公務員など一部の職種を除けば、
採用されるかどうかが別として
採用対象になります。


破産していても、いなくても採用の現場では差別的な扱いはされません。
特に高望みをしなければ、働き口を見つけることは可能です。
まずは再就職先を見つけることです。


または就職ではなく、自分で商売を始めるという選択肢もあります。
借り入れはできないので、法人成りはできませんが、
個人事業主として開業することは特に制限はありません。


私は破産、離婚後、絵本作家になられた人を知っています。
どちらにしても、決め手になるのは、妻そして娘に
迷惑料を払いたいという気持ちの強さです。


実際問題、会社が倒産し、仕事がなければ、いかに娘のために
責任をとりたいと言っても
お金の原資がありません。


一方、望むような仕事ではなくても、懸命に働き、収入を得ていれば
十分な金額でなくても養育費を支払うことはできます。


子供がいない夫婦でも、やむを得ずでも妻を自己破産に
追い込んだわけですから
その精神的苦痛の対価は保証しなければなりません。
このような場合は妻に慰謝料を支払います。


■ 離婚後、何を大事に生きてくのか?


できることなら、再就職し、収入の目処が立った時点で離婚することです。
やはり離婚前にお金の取り決めをする方が、
妻の心理的な不安を軽減できるからです。


ただ現実問題として、妻は一目散に逃げ出し、
想定外の早さで離婚は成立します。


あなたは自分の罪悪感から、離婚を1日2日、
延期してもらうことすら、頼みにくい状況です。
自分が望む時期に離婚できないことは仕方がありません。



だからといって離婚後も悶々として、何も行動できないのでは・・・


いくら頭が重く、足が地面に張り付いてしまっても、
強い気持ちを持つことです。
自己破産し、離婚することで、酷く落ち込み、
自暴自棄になることは仕方がありません。


どんな人生にも落ち目の時期はあって、その人間の価値は、
そこから上昇するときに計られます。


妻、娘に対し、罪悪感はもちろん、「何かしてあげたい」気持ちがあれば
時間はかかっても再生できるはずです。
前述の彼だって、絵本作家という道を切り開いたのだから。



yukihiko55 at 08:14 

2008年03月07日

著書に掲載できなかった、もう1つの秘話(4)

早いもので3月に突入してしまいましたね。
露木行政書士事務所・露木と申します。


花粉症は2年前にめでたく卒業したのですが
今年は飛散量が多いようなので「再入学」しないように気をつけます(苦笑)



さて前回からお送りしています
「著書に掲載できなかった、もう1つの秘話」その続編第4弾です。


これは昨年12月5日に発売した新刊
「5,800人の相談者が驚愕した!最強の離婚交渉術」に
盛り込むことができなかった内容を
このメールで公開してしまおう、という企画です。


なおバックナンバーは以下に保存していますので
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さて前回の原稿からの続きです。


■ すべてを失っても、してあげられること


私はある男性から話を聞いたことがあります。
その方は自分が経営していた建設業の会社が倒産し、
会社を手放すことになりました。


彼はまだ中学生の娘がいるのに、こんな事態を招いた自分に、
強い憤りを感じていました。


ただ15年間連れ添った妻に、謝罪や反省の言葉を口にすることができず
その葛藤のなか、過剰なストレスを溜め込んできました。


そのストレスを晴らす手段がなく、酒に逃げるしかありませんでした。
そんななか、妻は夫の再生をあきらめ、離婚を切り出しました。


彼は一連の行為に罪悪感を持っていたので、
離婚することで、少しでも妻、娘が楽になるのならと思い
何ら抵抗することなく、離婚届に判子を押しました。


翌日、妻は離婚届を提出し、夫婦の離婚は成立しました。
妻は夫の暴力から逃げるため、遠くのアパートを契約してきました。
引越しを明日に控えたある日、事件は起こりました。


毎日、浴びるように酒を飲んだ彼の体には、相当な無理がたたっていました。
動脈瘤という病気を発症し救急車で病院に運ばれていきました。



約1ヵ月半の入院が必要とされ、仕方なく妻が
看病にあたることになりました。


彼が倒れるのが1日でも遅かったらどうなったか?
1人自宅で命を落としていたかもしれません。


彼が退院する日、医療費の清算、自宅へ見送りをした後
「元妻」は引越し先へ転居していきました。

妻は彼に転居先を告げなかったため、彼は母子の居場所が分かりません。


一連の騒動を終え、彼に話を聞くことができました。
彼は病気の影響で身体がアルコールを受け付けなくなっていました。


だからといって、不平不満、ストレスは蓄積する一方で、
廃人のようになっていました。
そんな状態で彼はいったい、何を考えているのでしょうか?



彼の気持ちとしては、こういうことです。


「自分の引き起こした事件だから、離婚するのは仕方がない。
でも、何もしてやれず、いなくなってしまったのは寂しい。
妻は実家の遺産を多少もらったが、ずっと専業主婦だったし、
ろくな働き口もないだろう。
自分の破産も来年1月だし、もう少し何かできなかったのか」


言葉にならない言葉を要約すると、おおよそこのような内容でした。


彼は全体からすれば、一部の変わった例外者でしょうか?
自分で会社を潰し、嫁に逃げられた人間は皆、極悪非道なのでしょうか?


確かに自己破産したことで、もう怖い者なし、あちこちに当り散らし
嫌がらせストーカーをし、どうしても救いようのない人もいます。
そういった人に私も相当、苦しめられてきました。



しかし、多数の破産者、離婚経験者の話を聞くなかで、極悪非道な人間の方が
「変わった例外者」であることが、ようやく分かってきました。


だからこそ、全体の大半である、離婚時の対応に後悔している人たちに
きちんと正しい情報を伝えたいのです。



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■ 自己破産しても養育費を支払う方法とは?


自己破産という言葉を聞くと、もう人間失格だ、
世俗から追放されるというイメージを持つ方が多いかもしれません。


確かに自己破産するまで、借金が増えるのを放置したり
会社組織にメスを入れなかったことについて、
申立をする人間にも一定の責任はあります。



ただ自己破産という制度がなぜ、法律上に存在するのか、
少し考えてみる必要があります。


自己破産することで、その人がやり直せるように、この制度が存在します。
もし破産手続をすることで、何かとんでもない
重石を背負うようなら、何のための制度か分かりません。



自己破産の一歩手前を「民事再生」といいます。
この言葉が示すように、自己破産は当事者を救済し、
早期に再生させるための制度です。



破産したからといって、一般社会から抹消され、
どこかに隠れて生きていかなければならない、ということはありません。


一部の職種を除けば就職できますし、貯めたお金は銀行に預けることができます。
一方で一定期間、クレジットカードが作れなかったり、ちょっとしたお金でも
借り入れできないというデメリットはあります。


それ以外は基本的に自己破産していても、いなくても生活振りは同じです。
表札や戸籍に破産者だと書かれるわけではありません。



「会社が倒産し、自分が自己破産するから、妻と娘には何もしてやれない」というのは
正しくありません。もちろん、出来ることには限度はあります。


すべて望む通りの保証をしてあげることはできませんが、
誠意を示すということは可能です。



まず破産に対する先入観として、「全財産が没収される」というものがあります。
お金の換算できるものは、一切合財、持って行かれるということです。
実際には、そんなことはありません。



現状の法律では、ケースによりますが、99万円までなら
破産しても、手元に残しておくことができます。(破産法第34条3項1号)


手持ち資金をすべて借金返済などに充ててしまい、
1円も残っていないのでしたら仕方がありません。


ただ多くの場合、善悪は別として、こっそりお金を隠しているものです。
手元に残っているお金で99万円までの部分は、
破産後も所有し続けることができます。



離婚する場合、結婚する場合と同じで何かとお金がかかります。
引越し代、敷金礼金、家財購入費などで、離婚費用を言われています。


この費用はおおよそ30〜70万円かかりますが、上記のことを知っていれば
破産後であっても、母子にお金を渡してあげることは可能です。



債権者の方には申し訳ありませんが、裁判所により差押をかけられ、
没収されてしまうお金なら、せめて弱者救済にあててもらいたいのです。
やり方次第では、これは適うものです。



yukihiko55 at 06:11 

2008年03月04日

著書に掲載できなかった、もう1つの秘話(3)

今さらながら、今年はうるう年であることに気がつきました。
露木行政書士事務所・露木と申します。


本当なら29日は豪勢にステーキでも食べたいところですが
最近はメタボ気味なので、豆腐ハンバーグで我慢しておきます。(苦笑)


さて前回からお送りしています
「著書に掲載できなかった、もう1つの秘話」その続編第3弾です。

これは昨年12月5日に発売した新刊
「5,800人の相談者が驚愕した!最強の離婚交渉術」に
盛り込むことができなかった内容を
このメールで公開してしまおう、という企画です。


なおバックナンバーは以下に保存していますので
見逃してしまった方も読むことができます。

http://ameblo.jp/yukihiko55/


露木幸彦の著書ラインナップはこちら

↓  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
http://tinyurl.com/29qlor



さて前回の原稿からの続きです。


■ 夫婦揃って自己破産するという結末


会社が倒産する理由は、お金の面でいえば
多額の借金を抱えている、仕入先に支払いができない、などです。


自分でお金の工面ができない以上、
倒産という事実は避けることができません。


「もっと前に手を打っておけば」「リストラ策を講じていれば」と
後悔しても、土俵際まで追い詰められては、もう仕方がありません。


あなたの技量や経営手腕について、
本書でどうこう言うつもりはありません。



会社が倒産、夫婦揃って自己破産という事態は、もう改善のしようがありません。
この問題を解決するなら、解決方法はお金を用意することですが
それは適わないからです。



夫が自己破産する事態、私は、もううんざりするほど見てきました。


今回のように夫が自営業で会社経営が息詰まるケースもあれば
ギャンブルにはまり身を滅ぼすケース、
多重債務で自己破産するケースもあります。


夫が自己破産せざる得ない状況で妻が離婚を望んでいる場合
離婚を回避できた事例は1つもありません。


妻が離婚を望まず、今回の件は見なかったことにして
再度、やり直すという夫婦はあります。
借金でいえば、妻が自分の実家からお金を借り、
夫の借金を完済するような場合です。


会社倒産でいえば、妻も一緒に自己破産するけれど、
もう1度、ゼロから会社をやり直そうと
奮い立つような場合です。



しかし妻が離婚することを自分のなかで決意してしまった場合
離婚しないで済むよう、話し合いをし、
妻を説得できたケースがないということです。


テレビドラマでは「何度でもやり直しはきくよ」と復縁するような映像が流れます。
ただこれはフィクションではなく、現実社会のノンフィクションです。
夫側の一方的な妄想は、現実のものにはなりません。



夫が自己破産し、妻が夫を見捨てた場合、離婚成立は不可避です。



◆◇ 露木幸彦の著書をお読みいただいた方にお願いがあります。
簡単な感想文にご協力いただけないでしょうか? ◆◇

詳細はこちら http://www.tuyuki-office.jp/rikon9012.html


(ここから続き)


■ 自己破産するとなぜ離婚を回避できないのか?


なぜ自己破産する場合、離婚を回避できないのでしょうか?
理屈の上では妻が離婚を決断しなければ、
もう1度、やり直しがきくはずです。


どうして妻が離婚の決断をするに至ったのでしょうか?



妻がどうしても離婚しなければならない、と強く決意するのは
会社が倒産するまでの間、いろいろな事件が発生するからです。


倒産と一口で言っても、会社の破産手続をしてから
個人の自己破産手続をします。どちらにも裁判所が絡みます。


実際に倒産を決定してから、
一切の手続が終わるまで2年はかかります。
その間に妻にとっては耐え難い出来事が多発します。



私が知っているなかでも、聞くに堪えない出来事があります。



夫が自暴自棄になり、昼間から酒を飲み、家族に当り散らす
覚せい剤に走り、道行く女性を襲い、強姦罪で逮捕される
アルコール依存症になってしまい、治療施設に入院する


など。相談を受けたこちらも、
ただただ合い槌を打つことしかできませんでした。



会社の倒産、夫の自己破産が決定的な離婚原因に
なるのかというと、それは少し違います。


夫の経営能力、才覚の部分に嫌気が差したというより
自己破産にすることで分かった、今まで知らなかった
夫の狂気の部分に触れてしまい
恐怖を感じ、一緒にやっていくことを断念するのです。


婚姻期間中は存在した、夫婦間の信頼関係は
各種の裏切り行為が原因で、消滅してしまいました。


本書では繰り返しお話していますが、
離婚とは「信頼関係の崩壊」と位置付けることができます。
それが今回の場合も現実のものになりました。


離婚に関連する手続は、当事者は過去を清算するという意味で大変ですが
簡略化して済ませるなら、それほど手間はかかりません。


離婚届に相手からサインをもらい、それを役所に提出すれば
離婚という行為は成立します。


子供がいても養育費をもらわず、離婚原因が相手にあっても
慰謝料をもらわなければ、これだけです。
よく言われることですが、紙切れ一枚の関係です。


今回の場合でいうと「自己破産した夫からお金はとれないんだから
早く離婚して逃げた方が得策でしょう」と妻が考え、
実行に移せば、簡単なことかもしれません。


ただ逃げていく妻をそのままにしておくことが
本当に良いのかどうかという問題は
置き去りにされます。



その自問自答は何度となく、夫のなかで行われました。



(追伸)


私が2年前から勧めていますが
低減型生命保険がようやく最近になって、
いろいろな場所でも取り上げられているようですね。


低減型生命保険とは
毎年保険料が下がる代わりに、死亡保険金も下がるという種類の保険です。
通常の生命保険は全期間、保険料も死亡保険金も同じです。


この保険は離婚する際、養育費の担保として加入するという方法もあり
あまり声高に話していませんが、こちらでお手伝いする方の7割は
この保険に加入していただいています。


なお、こちらは保険代理店ではありませんので保険会社は斡旋していません。


以前紹介した勝間和代の本にも、低減型生命保険の記述がありました。
この保険は保険会社としては、あまり儲からないようです。


保険会社としては、表現は良くありませんが、余計な保険を掛けさせて
儲かっている面が大きいですから。
まぁ、加入する側としては保険会社の事情は関係ありませんので
うまく生命保険を使い倒せば、それで良いと思います。



お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践・勝間和代(光文社)

↓  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
http://tinyurl.com/25znxb



yukihiko55 at 17:26 

著書に掲載できなかった、もう1つの秘話(3)

今さらながら、今年はうるう年であることに気がつきました。
露木行政書士事務所・露木と申します。


本当なら29日は豪勢にステーキでも食べたいところですが
最近はメタボ気味なので、豆腐ハンバーグで我慢しておきます。(苦笑)


さて前回からお送りしています
「著書に掲載できなかった、もう1つの秘話」その続編第3弾です。

これは昨年12月5日に発売した新刊
「5,800人の相談者が驚愕した!最強の離婚交渉術」に
盛り込むことができなかった内容を
このメールで公開してしまおう、という企画です。


なおバックナンバーは以下に保存していますので
見逃してしまった方も読むことができます。

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露木幸彦の著書ラインナップはこちら

↓  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
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さて前回の原稿からの続きです。


■ 夫婦揃って自己破産するという結末


会社が倒産する理由は、お金の面でいえば
多額の借金を抱えている、仕入先に支払いができない、などです。


自分でお金の工面ができない以上、
倒産という事実は避けることができません。


「もっと前に手を打っておけば」「リストラ策を講じていれば」と
後悔しても、土俵際まで追い詰められては、もう仕方がありません。


あなたの技量や経営手腕について、
本書でどうこう言うつもりはありません。



会社が倒産、夫婦揃って自己破産という事態は、もう改善のしようがありません。
この問題を解決するなら、解決方法はお金を用意することですが
それは適わないからです。



夫が自己破産する事態、私は、もううんざりするほど見てきました。


今回のように夫が自営業で会社経営が息詰まるケースもあれば
ギャンブルにはまり身を滅ぼすケース、
多重債務で自己破産するケースもあります。


夫が自己破産せざる得ない状況で妻が離婚を望んでいる場合
離婚を回避できた事例は1つもありません。


妻が離婚を望まず、今回の件は見なかったことにして
再度、やり直すという夫婦はあります。
借金でいえば、妻が自分の実家からお金を借り、
夫の借金を完済するような場合です。


会社倒産でいえば、妻も一緒に自己破産するけれど、
もう1度、ゼロから会社をやり直そうと
奮い立つような場合です。



しかし妻が離婚することを自分のなかで決意してしまった場合
離婚しないで済むよう、話し合いをし、
妻を説得できたケースがないということです。


テレビドラマでは「何度でもやり直しはきくよ」と復縁するような映像が流れます。
ただこれはフィクションではなく、現実社会のノンフィクションです。
夫側の一方的な妄想は、現実のものにはなりません。



夫が自己破産し、妻が夫を見捨てた場合、離婚成立は不可避です。



◆◇ 露木幸彦の著書をお読みいただいた方にお願いがあります。
簡単な感想文にご協力いただけないでしょうか? ◆◇

詳細はこちら http://www.tuyuki-office.jp/rikon9012.html


(ここから続き)


■ 自己破産するとなぜ離婚を回避できないのか?


なぜ自己破産する場合、離婚を回避できないのでしょうか?
理屈の上では妻が離婚を決断しなければ、
もう1度、やり直しがきくはずです。


どうして妻が離婚の決断をするに至ったのでしょうか?



妻がどうしても離婚しなければならない、と強く決意するのは
会社が倒産するまでの間、いろいろな事件が発生するからです。


倒産と一口で言っても、会社の破産手続をしてから
個人の自己破産手続をします。どちらにも裁判所が絡みます。


実際に倒産を決定してから、
一切の手続が終わるまで2年はかかります。
その間に妻にとっては耐え難い出来事が多発します。



私が知っているなかでも、聞くに堪えない出来事があります。



夫が自暴自棄になり、昼間から酒を飲み、家族に当り散らす
覚せい剤に走り、道行く女性を襲い、強姦罪で逮捕される
アルコール依存症になってしまい、治療施設に入院する


など。相談を受けたこちらも、
ただただ合い槌を打つことしかできませんでした。



会社の倒産、夫の自己破産が決定的な離婚原因に
なるのかというと、それは少し違います。


夫の経営能力、才覚の部分に嫌気が差したというより
自己破産にすることで分かった、今まで知らなかった
夫の狂気の部分に触れてしまい
恐怖を感じ、一緒にやっていくことを断念するのです。


婚姻期間中は存在した、夫婦間の信頼関係は
各種の裏切り行為が原因で、消滅してしまいました。


本書では繰り返しお話していますが、
離婚とは「信頼関係の崩壊」と位置付けることができます。
それが今回の場合も現実のものになりました。


離婚に関連する手続は、当事者は過去を清算するという意味で大変ですが
簡略化して済ませるなら、それほど手間はかかりません。


離婚届に相手からサインをもらい、それを役所に提出すれば
離婚という行為は成立します。


子供がいても養育費をもらわず、離婚原因が相手にあっても
慰謝料をもらわなければ、これだけです。
よく言われることですが、紙切れ一枚の関係です。


今回の場合でいうと「自己破産した夫からお金はとれないんだから
早く離婚して逃げた方が得策でしょう」と妻が考え、
実行に移せば、簡単なことかもしれません。


ただ逃げていく妻をそのままにしておくことが
本当に良いのかどうかという問題は
置き去りにされます。



その自問自答は何度となく、夫のなかで行われました。



(追伸)


私が2年前から勧めていますが
低減型生命保険がようやく最近になって、
いろいろな場所でも取り上げられているようですね。


低減型生命保険とは
毎年保険料が下がる代わりに、死亡保険金も下がるという種類の保険です。
通常の生命保険は全期間、保険料も死亡保険金も同じです。


この保険は離婚する際、養育費の担保として加入するという方法もあり
あまり声高に話していませんが、こちらでお手伝いする方の7割は
この保険に加入していただいています。


なお、こちらは保険代理店ではありませんので保険会社は斡旋していません。


以前紹介した勝間和代の本にも、低減型生命保険の記述がありました。
この保険は保険会社としては、あまり儲からないようです。


保険会社としては、表現は良くありませんが、余計な保険を掛けさせて
儲かっている面が大きいですから。
まぁ、加入する側としては保険会社の事情は関係ありませんので
うまく生命保険を使い倒せば、それで良いと思います。



お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践・勝間和代(光文社)

↓  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
http://tinyurl.com/25znxb



yukihiko55 at 17:22 
Profile
行政書士・露木幸彦と申します

平成11年4月  国学院大学法学部法律学科 入学
(3年時に早くもオリジナル名刺を作成。インターンシップで人事部長に手渡し、強烈なイメージを植えつける。大手の分業制に価値観の違いを感じ、地元金融機関へ)

平成15年4月 某金融機関に入社
(融資係へ配属。わずか3ヶ月で住宅ローンの契約5件1億円を達成し、脚光を浴びる。しかし、当時の支店長より「儲からない商品を売るんじゃない!」との言葉に激怒。確かに10年固定10%は採算ラインぎりぎりであった。17年1月、行政書士 同3月にFP試験に合格する

平成17年4月 露木行政書士事務所を開業
主に離婚問題に特化し、業務を遂行。「離婚サポート.net」を立ち上げ、日本初!養育費見積もりサービスを開始。日々、メール電話鳴り止まず
露木幸彦を読み解くキーワード
1.「お客様の立場になってモノを言う」


 銀行マン時代のこと。住宅ローンの借換を営業していたところ、いろいろ質問してくるお客さんがいた。当時は本当の新人だったので、分からないことだらけ。もちろん、質問されたところで、8割方は答えられない。なので「調べてから、お電話しますよ」といって、一目散に逃げていき、営業店の書物をひっくり返した。
 質問される→調べる→電話する
を繰り返すうちに、その方とは仲良くなっていった。しかし、問題だったのが、借換をしてもほとんどメリットがなかったのだ。ふつうであったら、自分にとって都合の悪いことはお客様に話さないところだ。だが、本当に心の底から「何か役に立ってあげたい」気持ちがあったので、言ってしまったのである
 「今回のケースでは借換のメリットはわずかです。返済されている住宅ローンの現状がわかっただけでも良いじゃないですか」 
 結論的には住宅ローン借換の契約を結んでいただいた。後で聞いた話では、他の銀行マン3人も営業をかけていたとのこと。なぜうちを選んでもらえたのですか?
 「あんたの言っていることが一番信用できたからだよ」
今でもそのお客様とはプライベートでも親交があります。「お客様のためにならない契約はしない」これが信条です





2.「ウソをつかない、つけない」


 正直、あまり頭は良くない方です。法律系国家資格の中では一番易しいと言われる行政書士を5回も落ちているのだから、弁解の余地はありません。
 ですから、お客様から質問されたことには、ありのままお答えすることしかできません。もっと賢い方でしたら、「もっと契約に近くなる答えをしよう」とか「もっと高い報酬を得るために、わざと理解しにくい言葉を使おう」とかいうテクニックは持ち合わせていません。
 銀行マン時代。
 質問される→調べる→電話する の繰り返しで契約をとっていた私にとって印象的な言葉があります


「あんただから契約した。あまりにも正直すぎるから」


自分としては、ありのままを答えただけなんですが・・・・

露木幸彦主催セミナーのご案内

行政書士としてこれから開業する方、

又開業済で軌道に乗せようという方へのご案内です




同業者の友達の口から出た言葉に私は声を失いました。

「おまえは馬鹿か?この以上ライバルを増やしてどうするの?



余計なことしてる暇があったら、集客してりゃいいじゃん」



本当に余計なことでしょうか?

 私は開業以来、ダイレクトマーケティング、ブランド戦略など様々勉強し、

吸収してきました。これから進化していくことでしょう。



 セミナーで話すことは今現在のノウハウであって、

これを公開することでウチの事務所に影響があるとは考えていません。

むしろここでカミングアウトすることで、自分の進化スピードに拍車がかかると期待しています。



 開業初月から100万200万を売り上げるためのセミナーではありません。

その金額を初月から目指すのはリスクが大きくギャンブルに近いです。



今回は着実に60万円を売り上げ、この中から事務所の家賃、自分の給与、

温泉旅行代?を賄うノウハウです。個人の貯金から切り崩すなんて、

開業した意味がありませんから

 私も開業する前、開業直後はいろいろな本を読み、話を聞き、セミナーに顔を出しました。

すると頭ばっかり大きくなってきます。頭が大きくなると「自分でやったような気が」してくるんですね。

何もやっていないのに、やったような気が。



 現場ではその時その時でシチュエーションが変わります。いくら本を読み、

話を聞き、セミナーに顔を出したとしても残念ながらそれと全くお同じ場面は登場しません。

では、このセミナーも無駄か?



 そんなことはありません。セミナーは考え方を学ぶ場です。私がピンチになったとき、

何を考え、どう行動して解決したのかお話します。



 あなたがピンチに陥ったとき、きった役に立つ「考え方」だと思います。




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