2009年02月

2009年02月28日

タダでもらえるお金が増えるって本当?!

カレンダーが2月から3月に変わっても、「冬」という括りは変わらないようですね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
まさか2月の終わりに東京で雪を見ることになるとは思いませんでした(苦笑)




さて最近のニュースでは「中川大臣の酔っ払い会見」にばかり目が行きますね。
私も風邪薬とアルコールは一緒に飲まないよう、心に誓いました。
まぁ、人生のなかで記者会見をすることはないでしょうが。


そんな微笑ましい失態が報じられるなか、
「ちゃっかり」今年の予算案が国会を通過しました。


特に面白くもないニュースですので、あまり注目されませんが
実はあなたにも関係のある話です。



もしも、ちゃっかり税金が増えていると大問題ですが、中身は景気対策ですので
そんなことはありません。

実はちゃっかり「手当」の金額が増えているのです。
よくよく予算の中身を見なければ、誰もが素通りするところです。



実際にお金をもらってから、
「知らない間に手当が増えていた」と初めて知る人が多いはずです。

もちろん、それでも構いませんが、先々のことを前もって知るのは大事なことです。
せっかくなので今回、「何がいくら増えるのか」ご紹介します。





以下は2月28日、日経新聞より一部抜粋です。



少子化対策では08年度二次補正に盛り込んだ幅広い支援措置が実現する。
妊婦の無料検診を今より9回多い14回分とする。

第2子以降で3〜5歳(昨年3月時点の年齢)の幼児がいる世帯には
対象となる幼児1人につき、36,000円を支給する。

(中略)

09年度当初予算では、出産一時金を4万円引き上げて42万円にする措置も打ち出した。


(抜粋終わり)




ご覧になってお分かりのように、
これは少子化対策で「離婚対策」ではありません。
離婚時にもらえる手当(児童扶養手当)が増えるわけではありません。


少子化対策ですので、離婚する、しないに関係なく、子供がいる家庭には共通の支援制度です。
またが子供がこれから生まれる家庭が対象です。



では、今回の対策で具体的にいくら、お金がもらえるのでしょうか?

上記の記事には書かれていませんが、何かと話題になっている「定額給付金」も
今回の予算に盛り込まれています。



年内に支給できるかどうかは市町村によって異なりますが、
金額は正式に決定しています。


大人子供に関係なく、原則1人、12,000円です。
子供の場合、8,000円追加され、1人20,000円になります。
このように考えると、かなりまとまった金額です。
このあたりも踏まえて、「どのくらいお得なのか」計算してみましょう。




例えば子供を2人連れて離婚した場合、1年間の手当の総額は次のようになります。

・児童手当 24万円(子1人あたり月10,000円×2人×12ヶ月)

・児童扶養手当 60万円(子2人で月50,000円×12ヶ月)

・特別手当 36,000円(第2子に対し年36,000円)

・定額給付金 52,000円(子1人あたり20,000円×2人+親に対し12,000円)

合計 928,000円

注)養育費は子の親からもらうもので、国から支給される手当ではありませんので
今回は考慮していません。




特別手当というのが今回の予算で上乗せされた部分です。
新聞記事では年間なのか、毎月なのか分かりませんが
厚生労働省に直接確認したところ「年間」ということでした。



これはあくまで少子化対策ですので、第1子にこの手当は支給されません。
子供が2人以上いる家庭なら、
2人目以降に対して、1人あたり年36,000円が支給されます。
逆に一人っ子の場合、何も支給されません。



一方、定額給付金は少子化対策ではなく「景気対策」ですので
第1子に対しても支給されます。

第1子、第2子という区別はなく、子供がいれば、その人数分だけ
年20,000円が支給されます。



特別手当と定額給付金が今年に限り、もらえる手当です。
予算はあくまで「今年の予算」ですから、
来年以降も同じ金額をもらえる保証はありません。


仮に今年離婚する場合、去年や来年離婚する場合より
88,000円を余分に手当もらえる計算になります。



ただ、だからと言って焦って年内に離婚しなければならない、
ということではありません。

「手当が多いなら、今年離婚した方が有利」というのは間違いです。



なぜなら今回お話した特別手当も定額給付金も
離婚する、しないに関係なく支給されるお金ですからです。



今年手当を受け取り、それを貯金しておき、来年離婚するという順番でも
今すぐ離婚する場合と、手元に残るお金は変わりません。


1つだけ心配するのは家計の管理の問題です。
これは家計をどちらが管理しているのかということです。


例えば、相手が通帳やカードを管理していた場合、
せっかくもらった手当をギャンブルや浪費に使われてしまう危険があります。
入金された手当をどこかに隠されてしまうかもしれません。



相手がギャンブル癖、浪費癖があり、
さらに虚言癖もあった場合は少し事情が異なります。

手当をあなたが管理し、貯金できないとしてたら、
手当をもらう前に離婚するのも1つの方法です。

離婚後でしたら、特別手当も定額給付金も、あなただけに支給されるからです。




そうでなければ離婚の時期が手当の有無によって
大きく変わることはありません。
離婚時期を早めたり、遅めたりするほどの問題ではないからです。

手当のことはいったん別にして、自分のなかで今離婚すべきか
自問自答することが、まずは先決です。



yukihiko55 at 21:11 

2009年02月18日

仮差押をスムーズに行う丸秘テクニック

さて前回まで財産隠しを防ぐ方法として「仮差押」という制度が有効だという話をしてきました。
仮差押は離婚の場合でも使えるという結論でした。

最後に「仮差押を実際、どのようにやるのか」、手続の部分について少しお話します。


すでにお話しているように、仮差押は裁判所の力を借りますので
まずは裁判所に出向きます。
この場合、裁判所は離婚調停などを行う家庭裁判所ではなく「地方裁判所」です。



地方裁判所に仮差押の申立書をもらいます。
この申立書に記入をし、双方の戸籍謄本、住民票を添付し、提出します。
書類等に不備がなければ、裁判所がその申し立てにOKをし、仮差押命令を出してくれます。


命令を出すというのは、具体的には裁判所が、お金を預けている銀行に手紙を送ります。
この手紙は特別送達と言い、分かりやすくイメージするのなら、内容証明のようなものです。


銀行の預金担当者がその手紙を受け取り、
「これは大変なことだ」と慌てます。


なぜなら、仮差押という制度はほとんど使われておらず、
よほどベテランの担当者でない限り
対処の仕方が分からないからです。


担当者が自分で処理できるか、上司や専門の部署に確認するのかは分かりませんが
以下のような作業を行います。


担当者は今回問題になっている預金口座に「凍結」という注意コードを設定します。
銀行は預金に限らず、一切の情報をオンライン上でを管理してしています。


「担当者と責任者がOKするまで、口座から引き出すことができない」と
いうオンライン上の指示が注意コードです。
いわゆる「オペ」というものです。



預金口座に注意コードを設定すると、
その情報は一瞬で全国のATMや支店に伝わります。

注意コード設定後にATMでカードを挿入し、暗証番号を入力しても、すでに時遅し
お金を引き出すことはできません。


同じく、通帳を印鑑を持って銀行の支店に出向いても、
窓口でお金を下ろすことはできません。

「仮差押命令が出ているから」という理由で門前払いになります。

さて、ここまで仮差押をするための手続についてお話してきました。


裁判所を使うだけあって、強力な方法で、
「お金を無断で引き出される」ことを防ぐことができます。
財産隠しを防ぐのに有効な対処法です。


この話を聞いて、仮差押をやってみようと思われた方もいると思いますが
いざ裁判所に行くまでに、1つやっておかなければならないことがあります。
それは預金情報を調べておくことです。



「どこの銀行の、何という支店に」「口座番号は何番なのか」という情報を
あらかじめ仕入れておくことです。
この情報があるのと、ないのとでは仮差押をする手間と時間が大きく変わってきます。



今まで預金の財産分与について時間を使ってお話してきましたが
預金は預金で厄介な問題があります。


それは1人の人間が、銀行を1つに決めて、使っているこては、まずないからです。
もちろん「メインバンク」という頻繁に利用する銀行はありますが
それでも1つの銀行の口座しか持っていない、ということはありません。


実際に私はY銀行がメインバンクですが、信用金庫にも口座を持っていますし
定期預金や積み立てはM銀行を利用しています。


今までお話してきた方法は、預金口座が「1つしかない」前提の話であり
口座が4つ、5つと複数あった場合、どうするのかという問題があります。


口座が複数あるのなら、
その前提のもとに手続を工夫しなければ、膨大な時間がかかってしまいます。


もし、「どこの銀行に口座があるのか」分からないまま、仮差押を実行するのは大変なことです。
あなたの住所周辺には銀行がいくつあるでしょうか?



もちろん、1つや2つではなく、少なくとも10つ、大都会でしたら20〜30つもあるかもしれません。
そうすると闇雲に仮差押をしようものなら、10、20の銀行にアプローチをしなければなりません。
それはあなたにとっても相当な手間ですし、これを頼まれた裁判所の職員も
たまったものではありません。



逆に相手が使っている口座が「A銀行のB支店」に
あることが分かっていれば、たいした手間ではありません。
仮差押の申し立ては1回で済むからです。


ですので、相手の預金口座について銀行名、支店名、口座番号を事前に調べておくことが
仮差押をするためのコツです。



ただ、そうは言っても、相手が直接聞いても、
簡単には教えてくれないでしょう。


突然「お金をどこに預けているんだ」と聞くようなことがあれば
「離婚の準備をしているのではないか」と不信に思われ、
かえって財産隠しを促す結果になります。



相手の預金情報を知る方法としては、こっそり机やかばん、財布のなかを見て
カードや通帳を探し、そこに書かれている銀行名、支店名、口座番号などをメモすることです。
もちろん「相手の秘密を盗み見る」ことの善悪の問題はあります。


この行為自体が何かの法律に違反しているだけではありませんが
非常識な行動ですし、信頼関係を失うことになりかねません。



実際、これを行動に移すかどうかは、あなたの判断ですが、これは比較の問題です。
もし相手が財産分与で「自分だけ得をしよう」と考えていて、近いうちに財産を隠してしまおうと
考えていたとします。

今までお話したように、財産隠しに成功すると、すでに手の施しようはなく、ゲームオーバーです。


一方、事前に預金情報を調べ、仮差押をかけておけば、財産を隠すことができず
あなたが財産分与で、一方的に損をすることはありません。



勝手に通帳を見てしまうことの後ろめたさや恥ずかしさ、を優先するのか
財産分与で自分だけ損を被るのを避けることを優先するのか、その比較の問題です。


どちらが良いのか、望ましいのかは価値観や倫理観によりますので、一概には言えませんが
このような対処法があることを、「いざと言うときのために」知っておくのは
プラスになることはあっても、マイナスになることはありません。


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◆◇ ここだけ読めば分かる!「今日のまとめ」 ◆◇



■ 仮差押の管轄は地方裁判所


■ 注意コード設定後にATMでカードを挿入し、暗証番号を入力しても
お金を引き出すことはできません。


■ 「どこの銀行の、何という支店に」「口座番号は何番なのか」という情報を
あらかじめ仕入れておくことです。


■ 財産分与で自分だけ損を被るのを避けることを何より優先すれば
仮差押は有効な方法





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yukihiko55 at 23:00 

2009年02月16日

預金口座を凍結する方法(誰も知らないうちに)

銀行を動かし、財産隠しの「予防策」とは一体何なのでしょうか?
先に結論を申し上げますと「仮差押」という制度があります。


この方法を「財産を隠される前」に実行することで、財産隠しを未然に防ぐことができます。
仮差押はあまり知られていない言葉ですが、それほど難しい内容ではありません。


仮差押は預金以外の車や不動産、株式や投資信託にも適用可能ですが
ここでも預金だけに絞ってお話します。


仮差押とは
相手の預金口座を凍結し、離婚が成立するまで、裁判所が管理する制度です。


凍結というのは「引き出し禁止」という意味で、仮差押が解除されるまで
その預金口座からお金を引き出すことができません。


その結果、
・預金の存在を秘密にしておき、誰にも話さない
・お金を下ろし、現金として隠しておくこと
ということが出来なくなります。


仮差押は裁判所が絡んでいるというのがミソです。
銀行は裁判所や役所(国、都道府県、市役所など)が出した命令に弱いです。


権威にひれ伏すというイメージがぴったりです。
顧客の要望には応えませんが、「おかみ」の要望には、あっさり応えるのです。



仮差押は裁判所が銀行に対し、命令を出し、
銀行がその命令に従うという流れになります。


銀行は裁判所が出した命令に対して「本当に正しい命令なのか」
疑うことはありませんから
そのまま横流しにし、あっさり協力してくれるのです。


なお余談ですが、裁判所の近年の不祥事を見ると、
「裁判所だから100%安心」と言えない傾向です。


裁判所内部の人間が、自分の私服を肥やすために、
書類を偽造し、差押命令を出した悪例があるからです。



偽造判決文:元書記官を再逮捕偽 6500万円詐取の疑い
(2009年1月9日 毎日新聞より)
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2009/01/09/20090109dde041040003000c.html


念のため、補足をさせていただくと
仮差押は裁判所の命令だから銀行が従うだけではなく、きちんと法律で認められた制度です。
(=民事執行法)

民事執行法に書かれている制度だから、裁判所が命令を出すとも言えます。



ここまでのお話で「仮差押」という制度が非常に強力で有効なことは分かりましたが
ここで1つ問題があります。


離婚の場合、財産隠しの場合に、「仮差押」を使えるのかどうかです。
客観的に見ると、「離婚が成立するまで」「お金が引き出さない」「裁判所が管理する」ことは
相当におかしなことで、こんな異常な状況を本当に裁判所が認めて
銀行が対応してくれるのか、疑問に思われるかもしれません。


そもそも仮差押という制度は次のような場合と想定して作られました。
例えば、ある人が数社から借金をしていたとして
A社に100万円、B社に100万円、C社に100万円という内訳だったとします。


この人は貯金を100万円持っていて、この100万円を使って借金を返済した後
自己破産しようと考えていました。


貸金業者としては自己破産されると、融資金額をまるまる損してしまいます。
これでは困るため、何としても「100万円を自分の会社に返済に充てて欲しい」と考えます。
そのため、貸金業者はこの人にお願い行脚をするか、場合によっては脅迫まがいことを
するかもしれません。


このような場合、話を丸くおさめる方法は、
100万円を3つの貸金業者に平等に返済することです。

100万円を3で割ると端数が出ますが、それぞれ33万円ずつ受け取り
その後に自己破産してもらうことです。



ただ上記のように「一刻も早く返済して欲しい」と業者が本人に脅しをかけて
100万円を奪ってしまう危険があります。
その危険を未然に防ぐのが「仮差押」です。


仮差押は預金口座を凍結し、問題が解決するまで、裁判所が管理する制度です。
今回の場合、100万円を銀行に預けていれば、この口座が対象になります。


具体的には貸金業者が自主的に話し合うか、裁判所が強制的に決めるか
いずれかの方法で、100万円をどのように分けるのかを決定します。
その決定が正式なものになるまで、仮差押命令を出し、裁判所が預金を凍結します。



その結果、貸金業者は「出し抜け」を食らって、損をすることはありませんし
本人は業者から脅迫を受ける危険がなくなります。
このように両者を保護するための制度が「仮差押」です。



さて話は戻りまして財産隠しですが、「離婚」財産分与で、お金を分ける場合
仮差押が使えるかどうかです。


先ほどの話と、離婚の問題が異なるのは、当事者が少ないことです。
借金のケースでは、貸金業者が3人いましたが、離婚の場合、当事者は夫婦2人だけです。
基本的にお金をもらう人間は夫婦どちらかですから、当事者は1人です。



借金の場合、競合する人間が複数いて、下手をすれば「出し抜け」を食らう危険がありますが
離婚の場合、日本は一夫多妻制ではありませんから、競合する相手はいません。
そのような状況で「仮差押」ができるのか、ということです。


「相手が財産を隠すかもしれないから」という理由で、
裁判所は命令を出してくれるのでしょうか?
口座を凍結できるのでしょうか?



離婚の場合、仮差押が出来るのかという質問に対する答えは「出来る」です。
法律に「離婚の場合、仮差押の命令を出さない」という条文がないからです。


法律というのは民事執行法ですが、1条から207条まですべて読んでも「離婚の場合は禁止」という
内容は書かれていません。
そもそも仮差押を「どんな場面で使えるのか」法律に盛り込まれていません。


ですので積極的に「離婚の場合も使える」と声高に言うことはできませんが
「禁止されてないから使える」という消去法的な考え方です。


もう1つ、根拠になるのは、実際の現場の話です。
私が知っている限りでは、仮差押の申し立てをした場合
ほぼ100%、裁判所が許可を出しています。


裁判所が「離婚の案件だから」という理由で断ったケースは知りませんし
裁判所内でも、そのような内部規定はないはずです。


つまり、声高に言えるのは
「今までOKだったのだから、これからもOKだろう」と言うことです。


前例がある、というのは非常に大きなことで
「前例があるのなら、今回に限り、ダメとは言われないだろう」と
強気に構えることができます。



ですので仮差押は借金の場合限定ではなく、離婚の場合、財産隠しの場合にも
そのまま応用し、適用することができます。


(次回に続く)


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◆◇ ここだけ読めば分かる!「今日のまとめ」 ◆◇



■ 仮差押とは
相手の預金口座を凍結し、離婚が成立するまで、裁判所が管理する制度。


■ 「相手が財産を隠すかもしれないから」という理由で、
裁判所は命令を出してくれる


■ 仮差押の申し立てをした場合
ほぼ100%、裁判所が許可を出しています。


■ 仮差押は借金の場合限定ではなく、離婚の場合、財産隠しの場合にも
そのまま応用し、適用することができます。



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yukihiko55 at 16:57 

2009年02月12日

隠された財産をどうやって見つけるのか?

さて、ここまで隠された財産を見つける方法についてお話してきました。
おおまかに分類するなら、以下の2つになります。
1.本人に聞く
2.銀行に聞く


この2つについて突き詰めてお話し、
その結果として1も2も実現できないことが分かりました。


本人に口を割らせる方法は、自主的に応じてくれれば別ですが
「どうしても話したくない相手」に話させるテクニックはありません。


また本人に頼らず、銀行に財産の在り処を教えてもらおうとしても
法律の壁にぶち当たり、銀行を動かすこともできません。



では上記の1、2以外に財産を見つける方法があるのでしょうか?
残念ですが、その答えは「ない」のです。


本人または銀行の協力を取り付けられなければ、財産を発見することは不可能です。
預金情報を知っている人間は本人と銀行の担当者しかいないからです。



そう考えると、相手に財産を隠されてしまうと、もう打つ手がありません。
一回でも隠されてしまうと、もう「それっきり」なのです。


財産隠しを許してしまうことは、あなたにとってデメリットが大きいのですが
いざ、「やられてしまう」と、その時点でゲームオーバーです。
だからこそ、そうなる前に手を打つことが非常に大事なのです。


さてここまで財産隠しの方法と、隠された財産を探し出し方法についてお話しました。
財産を隠すのは簡単、探し出すのは相当に難しいと
いうことをお分かりいただけたと思います。


相手は簡単、自分が困難というのは何とも理不尽な話ですが、これが現実です。


理不尽だから、あきらめるのは簡単ですが、まずは現実を受け入れ
「最悪のパターン」にならないように、手足を動かすことです。



大事なのは「財産を隠された後、どうするのか」ではなく
「財産を隠される前に、どうするのか」です。
事後策ではなく、予防策を講じておくことが重要です。




さて財産隠しの予防策ですが、
数ある財産のなかで前回に引き続き、預金を例に話を進めていきます。

預金の場合、「預けているお金」ですから、預かり手である銀行が必ず銀行が登場します。
お金を持っているのは本人でも、預かっているのは銀行です。


本人に融通がきかなくても、赤の他人である銀行なら融通がきくかもしれません。
銀行に対し、どのようなアプローチができるのか、そのあたりのお話です。
動かす相手は本人ではなく、銀行です。



銀行に対し「財産開示請求ができない」ことはすでにお話しました。
これは相手が財産を隠しているかどうかに関係ありません。
平常時でも緊急時でも基本的に銀行の対応は同じです。


厳密には銀行に対し「財産開示請求ができない」わけではありません。
いざ請求しても、銀行が開示に応じないということです。


銀行に対し、一切のアプローチが禁止されているわけではありません。
財産開示請求が無意味だとしても、では銀行に対し、
どのようなアプローチが有効なのでしょうか?



財産隠しの問題について銀行は全く、何も対応してくれないのか、
無視を決め込んでいるのか、と言うとそんなことはありません。


銀行は基本的に「信用の商売」ですから、胡散臭いことに関わりたくない性分ですが
それでも仕方なく、協力してくれるケースがあります。



銀行は出来ること、出来ないことがあります。
出来る、出来ないの線引きは大雑把にいえば法律です。
法律で禁止されていることは出来ない、そうでなければ出来るという具合です。


当たり前と言えば当たり前ですが、銀行は「法律で認められたことなら、協力してくれる」と
いう考え方を念頭に置いておくと、話は分かりやすいです。



前回お話した財産開示請求ですが、なぜ銀行が不誠実な対応をしたのでしょうか?


「夫に妻の預金情報を教える」「妻に夫の預金情報を教える」ということが
個人情報保護法という法律に違反するからです。


担当者にいくら「可愛そう」「あんまりだ」と同情する気持ちがあっても
法律という壁があって、それ以上、協力することは不可能ということでした。


では、法律に違反しない、または法律で認められている方法はないのでしょうか?
銀行を動かし、財産隠しの「予防策」とは一体何なのでしょうか?



(次回に続く)


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◆◇ ここだけ読めば分かる!「今日のまとめ」 ◆◇



■ 「どうしても話したくない相手」に話させるテクニックはありません。


■ 大事なのは「財産を隠された後、どうするのか」ではなく
「財産を隠される前に、どうするのか」です。


■ 銀行に対し「財産開示請求ができない」わけではありません。
いざ請求しても、銀行が開示に応じないということです。



■ 銀行を動かし、財産隠しの「予防策」となる方法がある



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yukihiko55 at 10:27 

2009年02月09日

銀行さんに相手の財産を教えてもらう方法

さて前回は仮に悪人の立場になって、財産を隠す方法についてお話してきました。
今回は隠された財産をどうするのか、というところから続けます。



ここで問題なのは、財産を隠された後、どうするのか、です。
隠された財産を見つめることができるかどうか?


ここまで事態が悪化して、本人が自主的に教えてくれることはありませんから
本人の知らないところで動くことになりますが、本人の承諾なしに
財産の在り処を探すことができるのでしょうか?


もし財産を探すことができれば、
財産隠しをされても痛くも痒くもありません。


一方、探すことが不可能なら、財産を隠された時点でゲームオーバー
あなたが離婚時、大きな損をすることが確定します。
相手の『財産隠し』を見破ることができるのでしょうか?



引き続き、預金を例に話を進めていきますが
預金の場合、大事な情報(銀行名、支店名、口座番号など)は通帳やカードに
書かれているというお話をしました。


あなたが通帳やカードを手に取ることができるかどうかで、
対処法は変わってきます。


通帳やカードを見ることができるケースについてが後日お話するとして
ここでは通帳もカードも相手が管理し、手の届かない場所にあるという前提でお話します。
分かりやすくイメージするのなら、別居中の場合を想像するのが良いでしょう。



本人が何も動いてくれない状況で、預金の隠し場所を探す方法です。
これを財産開示請求といいます。


財産開示請求は本人ではなく、銀行に対して行います。

銀行に対し「今度離婚することになったが
相手があなたの銀行に財産を隠しているかもしれない
このままじゃ困るから、預金の有無、残高を教えて欲しい」と願い出ることです。



銀行は預金情報を管理しており、今はオンラインで情報を管理していますので
やろうと思えば、ボタン1つで、預金情報を調べることができます。
もし銀行の担当者が協力してくれるのなら、隠された財産を見つけることができます。



ただ夫が妻の、妻が夫の財産開示請求をして、
銀行がすんなり開示してくれるかどうかが問題です。


上記の方法はあくまで銀行がOKしてくれることが前提で
そのOKを引き出すことかできるかどうかです。


私は4年前まで、金融機関に勤務していましたが、
配属された支店でも夫婦間のお金のトラブルが多くありました。


4年前というのは個人情報保護法が施行される前の話です。

例えば浪費癖のある妻が、委任状を偽造して夫の預金を無断で引き出してしまった、など。
夫婦間のトラブルについて、どのように対処するのか、
特別にマニュアルがあったくらいです。



特にトラブルが多いのは委任状で、
委任状を使って無断でお金を引き出すケースが多発した時期がありました。


なぜなら役所に行けば、妻が夫の、夫が妻の印鑑証明を発行してもらうことが可能です。
印鑑証明の陰影をスキャナして読み取れば、
もう1本、実印を作ることができるからです。

後は筆跡を変えて署名すれば、委任状を偽造することができます。



偽造した委任状で、いつの間にか預金を解約される、という手口です。
そのため、夫婦間で夫が妻の、妻が夫のお金を引き出そうと窓口に来た場合
委任状が正式なものであっても、まずは本人に電話をします。



本人が解約や引き出しについてOKしている場合のみ、払い戻しに応じます。
なぜなら、上記のようなトラブル案件ではなく、本当に本人が入院して
お金の用立てを委任するケースもあるからです。



当時も本人確認法という法律がありましたが、これは200万円以上の引き出しが対象です。
200万円以上の場合、この法律を根拠に引き出しを断ることができましたが
200万円以下の場合、特別マニュアルを使って、トラブルを未然に防いでいました。


さて話は戻りまして、夫婦間の財産開示請求に銀行が応じるかどうかです。
結論から申し上げると、ここでは個人情報保護法を根拠に、開示請求を断ります。



個人情報保護法は、本人確認法をさらにグレードアップしたものです。
本人確認法は預金口座を作る場合、引き出す場合、お金を貸し出す場合など適用されます。
一方、個人情報保護法は名前の通り「個人情報を教える場合」に使います。



この法律には「本人に無断で個人を特定できる情報を教えてはならない」と書かれています。
ポイントは「本人に無断で」と「個人が特定できる情報」です。
仮に銀行が預金情報を開示するとしたら、「本人に無断で」「個人が特定できる情報」を
教えることになり、完全に法律違反です。



そう考えていくと、相手の預金情報を銀行が教えることはありません。
今までの一切の事情を話し、担当者が「そうですか。大変ですね」と言ったとしても
それは社交辞令です。


内心では同情し、力になってあげたいと思っているかもしれませんが
「情報を開示する」という最後の一線を超えることはできません。


仮に銀行が
「あなたの夫は、うちに500万円預けていて、口座番号は*****だよ」と話した場合
逆に銀行の方が法律を犯すことになってしまいます。


銀行は特にクレームに敏感な場所です。
銀行の預金業務は信用で成り立っており、顧客は信用できるから「お金を預ける」のです。
逆に言うと信用できなければ、怖くてお金を預ける気にはなりません。


信用できない、という気持ちが過剰反応するのが、いわゆる取り付け騒ぎで
「A銀行が潰れるかもしれない」という噂です。



この噂が一気に広まり、顧客がいっせいにお金を引き出し、その結果
「噂が嘘であった(潰れるような経営状況ではなかった」のに
巨額のお金が一気に出て行った結果、本当に潰れてしまうケースが稀にあります。



もし夫婦間の財産開示請求に銀行が応じた場合、どうなるでしょうか?



例えば夫からの請求に銀行が応じ、妻の預金情報を教えたとします。

今度の話し合いでは、財産隠しのことが話題になりますが
おかしいと思った妻が、このように切り出すかもしれません。
「どこで預金のことを知ったのか?」と。



ここで仮に夫が「銀行に入ったら教えてくれた」と答えた場合、
妻がクレーマーになる可能性が高いです。


そうすると妻がもし、友達、親戚全員に「A銀行が潰れるかもしれない」と噂を立てたら・・・
そういった小さなきっかけで「取り付け騒ぎ」は起きるものです。


つまり銀行としては、開示請求に応じることは「わが社の存亡」に関わることなのです。
そう考えると、いくら頼み込んでも、土下座をしても、
銀行が預金情報を教えてくれることはありません。


1人の顧客のために、銀行の命運を賭けるわけにはいかないからです。



(次回に続く)



yukihiko55 at 16:38 

2009年02月04日

財産隠しの成功例とは?!(悪人のパターン)

さて前回から財産隠しのお話をしていますが
まず始めに、あえて失敗例からお話していきます。


もちろん成功例から先にお話しても良いのですが、あえて最初に失敗例を持ってきます。
なぜなら、隠された財産を発見することが、
どれだけ難しいのか知ってもらう必要があるからです。


その難易度の高さを知ることで、「財産を隠されたら、もう発見できないんだ」と
強く危機感を持ってもらおう、ということです。


これは脅しで言っているのではなく、本当に発見するのが難しいのです。
このことが分かれば余計に「財産を隠されないように注意しよう」と
気を引き締めることでしょう。



さて財産隠しを防ぐ方法ですが、それをお話する前に非常に簡単ですが
「財産とは何ぞや」というお話をしたいと思います。


このメールを読んでいる人には、たくさん勉強している人、そうでない人がいます。
基本的には、あまり勉強していない人、
これから問題に取り組む人を対象にしているため
初歩的なところもカバーしながら、進めていきます。



たくさん勉強している人にとっては「そんなの知っている」という情報もありますが
それは読み飛ばしても良いですし、再確認の意味で、サラっと読んでいただいても構いません。


まずは「財産とは何ぞや」というお話です。

財産には、いくつか種類があり、その種類によって対応が変わってきます。

・預金

・株式、国債、社債

・車

・不動産(自宅、別荘、貸し出している物件など)

・保険(生命保険、学資保険、年金保険など)



ここでは預金に絞って話を進めていきます。
預金が一番わかりやすく、他の財産にも応用しやすいからです。


他の財産は一癖も二癖もあり、時間的にすべてお話することはできませんし
預金だけ分かっていれば、ほとんどの方の場合、自分の問題を解決することができます。


まず預金の定義ですが、預金は銀行や郵便局に預けているお金のことを言います。

世間一般では預金という言葉を使わず、「貯金」という言葉を使っていますが
正確には預金が正しい用語です。
「預」けている、お「金」の2文字をとって預金です。



なぜ預金を取り上げるのかと言えば、価値が変動しないからです。
たとえば郵便局に100万円のお金を預けているとして、
あなたは100万円の財産を持っていることになります。


預けている100万円の価値は、100万円以下でも以上でもありません。



こんな話をすると
「そんなに当たり前だ」と怒られてしまうかもしれませんが
離婚し財産を分ける場面では、案外、当たり前ではありません。


「100万円は100万円である」という常識が通用しないからです。
預金以外の財産は、100万円という値札がついていても、
100万円の価値があるかどうか分かりません。

「本当はいくらの価値があるのか」自分で計算するなり、人に聞くなりして
確認しなければなりません。



例えば、株式の場合、どうなるでしょうか?
あなたがトヨタの株を100万円で購入したとしても、購入したその日から
100万円の価値があるかどうか疑問です。


株式は株価によって価値が変動しますが、変動は1日のなかで、何十回も起こります。
午前中は98万円だったのに、午後には110万円になっているかもしれません。


また家や車の場合、売却しなければ、現金化することはできません。
現金化というのは、1万円札や千円札に換金することです。


売却するには、必ず買い手が存在しますが、
売却価格は買い手の影響を受けます。


Aさんの場合、50万円で買いたいと言っています。
一方でBさんは70万円で買いたいと言っています。

あなたがAさんに売るのか、Bさんで売るのかで、
同じ車でも、その価値は変わってきます。



価値が変動する財産の場合、
「いつの時点の価値をもとにするのか」が問題になります。


財産分与は金額の計算をしますが、
同じ株式や車、家でも、その時々で価値が変わってしまうと
夫婦共有財産の合計も変わってきますし、
あなたの取り分、相手の取り分も変わってきます。

そうすると財産の価値を確定させるまで、分与はできないということになります。



そのような理由で預金以外の財産の場合、少し面倒なことになります。
今日は財産の計算方法ではなく「財産隠しを防ぐ方法」がメインですから
そこまで厳密なところまで話を膨らませることはありません。


今日のところは、価値が変動しない、「預金」についてお話し、ご理解いただければ
それで十分です。


さて預金の財産分与ですが、まず悪人の立場になって、「どのように財産を隠すのか」
考えていきましょう。



預金は基本的に通帳とカードで管理しています。
通帳とカードには銀行名、支店名、口座番号などが書かれており
通帳にはさらに残高や取引履歴(いつお金を引き出したか、など)が書かれています。


「財産隠しを予防したい人間」としては、この情報は喉から手が出るほど欲しいものです。
これらの情報を知っていれば、相手が無視を決め込んだとしても
「A銀行のB支店に預金があるじゃないか」と詰め寄ることができるからです。



銀行に通帳と印鑑を持参すれば、お金を下ろすことができます。
銀行のATMにカードを持参し、暗礁番号を入力すれば
お金を引き出すことができます。


通帳とカードは預金名義人(銀行にお金を預けている人)が管理していますから
いつでもお金を引き出して、財布に入れ、隠すということが可能です。


「財産隠しを予防したい人間」としては、相手がこれをやらないうちに
手を打たなければならない、ということです。
財産隠しを予防するために、通帳やカードは重要な証拠です。



財産隠しのポイントは「相手に見つからないところに隠すこと」です。
離婚するときに、自分だけ損をしたくて、財産隠しを実行をしたとしても
隠した財産を相手に発見されてしまうと、元も子もありません。


隠した財産を見つけられた場合、かえって不利な立場に追い込まれます。
「財産を隠して、どういうつもり?」と追求されてしまうからです。



預金の場合、通帳とカードが大事な証拠だというお話をしましたが
これらを相手に見つからないように保管しておくことです。
そうすれば銀行名、支店名、口座番号という重要情報を知られることがありません。



例えば、いざ離婚し、財産を分ける話になった場合、
このようなやり取りがあります。

・口座にいくら入っているんだ
・定期の満期はいつなんだ
・ちゃんと教えないとタダじゃおかないから



相手に対し、持っている財産を明らかにするよう、求めていきます。
このやり取りは交渉事の難しいところで
相手に対し、財産開示を求めたとしても、では自分はどうなのかと言うと
財産を隠しているかもしれません。


つまり、自分が何とか得をしようとして、相手には誠実な対応を求め
一方で自分は誠実な対応をしないのです。


性悪説を元にすると、このような「腹の探りあい」をすることになり
お互い胃の痛い重いをすることになります。

そうは言っても相手を信用できなければ、仕方がありません。



話し合いの場で「預金を持っていない」と言い張り、
それ以上、何を聞かれても答えません。その程度を最後まで貫くというのが
財産隠しの常套手段です。


その結果、嘘をつき続けることになりますが、嘘をつくことの「気まずさ」より
1円でも多くお金をもらいたいという気持ちが働けば、このような結果になります。


これは家庭内の話し合いでも、家庭裁判所での調停や裁判でも同じことです。
財産隠しをして、心の底から「ざまぁみろ」とほくそ笑んでいる人はいません。
内心では「バレないだろうか」とドキドキし、バレた場合のことを案じています。



相手が嘘を突き通し、財産の在り処を聞いても、何を聞いても答えなかったとします。
明らかに預金を持っているのに、それを自白させることができない。


口を割るかどうかは本人次第ですから、実際問題、嘘発見器をつけるわけにもいきません。
相手が自主的に応じなければ、それ以上、追求することはできません。



そうなると、相手からすれば、『財産隠し成功』ですが、
あなたにすれば、非常に困ったことになります。

財産隠しはイコール、あなたが財産分与で損することも確定してしまうからです。



(次回に続く)



yukihiko55 at 10:39 

2009年02月03日

なぜ地球環境がそんなに大事なのか?

2007〜2009年にかけて「100年に1度の大不況」がありました。
いろいろな説がありますが、私が考えているのは『環境不況』です。



環境問題を大雑把に言うのなら、CO2(二酸化炭素)の排出により、地球が温暖化することです。
地球が温暖化することで、次のような悪循環が発生します。



・温度が上昇する


・クーラーなど冷房を多く使う


・電力が必要になる


・発電をするため、石油が必要になる


・石油の需要が増えると、石油の値段が上昇する


・石油の値段が上がると、石油を使った商品(ビニール、プラスチックなど)の値段が上昇する


・消費者物価指数(物価を示す指標)が上昇し、インフレになる。


・石油の先物取引にお金を使っていた人が、
他の先物(小麦や大豆、とうもろこし、など)に投資をする。


・小麦やとうもろこしを使った商品(パン、スパゲティなど)が値上がりする。


・さらにインフレが悪化する。




この悪循環の元を辿っていくと、諸悪の根源は「温度の上昇」だと言うことが分かります。
逆に言えば、温度が上昇しなければ、次々に事態が悪化することはありません。



このように考えていくと、温暖化を防ぐことで、物価上昇、不況も同時に防ぐことができ
一石二鳥どころか、三鳥四鳥になります。




その結果、地球環境も守ることができるのですから、地球を「使わせてもらっている1人」としては
何としでも取り組まなければなりません。



では具体的に、温暖化を防ぐために何をしなければならないのか、考えていきます。
私が現状、実行が可能で、効果があると考えているのは次の3つです。



地球環境の悪循環を食い止める、3つ行動プラン




1.「チームマイナス6%」「もったいない精神」を広めていく



→環境問題は自分1人で解決できる問題ではありません。
なぜなら、1人の人間が削減できるCO2排出量は非常に限られているからです。



もちろん自分が率先して、行動を起こすことは大事ですが
1人で達成できるCO2排出量は、ほんのわずかです。



地球に住む全員がCO2を排出しており、
大人数が取り組まなければ「総量」が大きくなりません。



そう考えると、温暖化防止に効果的なのは、自分1人でこっそりやることではなく
他人を巻き込み、影響を与え、一緒に行動してもらうことです。
一緒に取り組んでもらえる人を増やすことが重要です。



温暖化防止に取り組む人を増やす方法としては、相手に分かりやすく情報を伝えることです。
私は平成20年8月にケニアの前環境大臣、ワンガリ・マータイさん
(ノーベル平和賞受賞者)が主催する
「MOTTAINAI運動」(もったいない運動)公式スポンサーになっています。




また平成21年1月、環境省に公認され、環境省主催の「チームマイナス6%」に公式参加しています。
「チームマイナス6%」とは京都議定書で決められた2012年までに
CO2排出量を6%削減するという、日本国内の目標値です。



公式スポンサー、参加団体のメリットは、これらの活動のロゴを無償で使用できることです。
どちらの活動も、それなりの知名度がありますので、ロゴを見れば
環境に対する意識付けを行う効果があります。



私の場合、情報発信方法はホームページ、名刺、メール、小冊子などですが
これらの媒体に「チームマイナス6%」「もったいない精神」のロゴを計算し
環境への取り組みを周知していきます。




2.団体に経済的援助をする。



→上記と少し重複しますが、露木行政書士事務所は
ケニアの前環境大臣、ワンガリ・マータイさん(ノーベル平和賞受賞者)が主催する
「MOTTAINAI運動」(もったいない運動)公式スポンサーになっています。



具体的には平成20年8月、書籍の著者印税の一部を、「MOTTAINAI運動」に無償寄付しています。

1は環境問題への考え方、姿勢の周知徹底ですが、2は具体的な行動です。



「MOTTAINAI運動」の主な活動は植林活動で、CO2を吸収してくれる木々を植えることです。
現実問題として私がケニアに出向き、この活動を行うことは時間的に難しいですし
理学的な専門知識がないため、植林活動を自分の手で行うことはできません。


そのため、経済的な面で支援をし、実際の行動は「その道の専門家」にお任せしています。




3.環境ビジネスに参加『しない』



→これは環境ビジネスに『参加する』ではなく、『参加しない』というのが大きなポイントです。
環境ビジネスというのは、環境をお題目にして、環境を守るためではなく
「環境でお金を儲けるために」温暖化対策に取り組むビジネスのことを言います。

一番分かりやすいのはエコバックです。




あなたがエコバックを購入すると、どうなるでしょうか?



エコバックを製造、販売している企業は利益を得ることができます。

例えばスーパーでビニール袋の代わりにエコバックを使い、ビニールを節約すれば
ビニールを製造するときに発生するCO2は削減されます。



しかし、エコバックを製造するにはCO2が発生します。
このことをすっかり、忘れてしまっている人が多数派です。




ではエコバックにかかるCO2、ビニールにかかるCO2、どちらが多いのでしょうか?

その答えは「エコバック」です。



このあたりの詳細は次の本に書かれています。
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書) 武田 邦彦 (著)



つまり、エコバックを買えば買うほど、地球環境を破壊していることになります。
一番良いのは、自宅に余っている手頃な大きさの袋を「新しく買わずに」
エコバックのように使うことです。



このような「環境対策のように見えるけれど、本当はお金儲けが目的」である活動を
環境ビジネスと言います。


環境ビジネスに参加『しない』と言うのは、こういった情報をあらかじめ仕入れておき
一例を挙げるなら、エコバックをあえて買わないことです。




環境ビジネスこれ以外にも排出権取引、カーボンオフセット、バイオ燃料などがあります。
私はこれから将来的にも、環境ビジネスに誘われても参加せず、手をつけないことを約束します。



yukihiko55 at 17:36 
Profile
行政書士・露木幸彦と申します

平成11年4月  国学院大学法学部法律学科 入学
(3年時に早くもオリジナル名刺を作成。インターンシップで人事部長に手渡し、強烈なイメージを植えつける。大手の分業制に価値観の違いを感じ、地元金融機関へ)

平成15年4月 某金融機関に入社
(融資係へ配属。わずか3ヶ月で住宅ローンの契約5件1億円を達成し、脚光を浴びる。しかし、当時の支店長より「儲からない商品を売るんじゃない!」との言葉に激怒。確かに10年固定10%は採算ラインぎりぎりであった。17年1月、行政書士 同3月にFP試験に合格する

平成17年4月 露木行政書士事務所を開業
主に離婚問題に特化し、業務を遂行。「離婚サポート.net」を立ち上げ、日本初!養育費見積もりサービスを開始。日々、メール電話鳴り止まず
露木幸彦を読み解くキーワード
1.「お客様の立場になってモノを言う」


 銀行マン時代のこと。住宅ローンの借換を営業していたところ、いろいろ質問してくるお客さんがいた。当時は本当の新人だったので、分からないことだらけ。もちろん、質問されたところで、8割方は答えられない。なので「調べてから、お電話しますよ」といって、一目散に逃げていき、営業店の書物をひっくり返した。
 質問される→調べる→電話する
を繰り返すうちに、その方とは仲良くなっていった。しかし、問題だったのが、借換をしてもほとんどメリットがなかったのだ。ふつうであったら、自分にとって都合の悪いことはお客様に話さないところだ。だが、本当に心の底から「何か役に立ってあげたい」気持ちがあったので、言ってしまったのである
 「今回のケースでは借換のメリットはわずかです。返済されている住宅ローンの現状がわかっただけでも良いじゃないですか」 
 結論的には住宅ローン借換の契約を結んでいただいた。後で聞いた話では、他の銀行マン3人も営業をかけていたとのこと。なぜうちを選んでもらえたのですか?
 「あんたの言っていることが一番信用できたからだよ」
今でもそのお客様とはプライベートでも親交があります。「お客様のためにならない契約はしない」これが信条です





2.「ウソをつかない、つけない」


 正直、あまり頭は良くない方です。法律系国家資格の中では一番易しいと言われる行政書士を5回も落ちているのだから、弁解の余地はありません。
 ですから、お客様から質問されたことには、ありのままお答えすることしかできません。もっと賢い方でしたら、「もっと契約に近くなる答えをしよう」とか「もっと高い報酬を得るために、わざと理解しにくい言葉を使おう」とかいうテクニックは持ち合わせていません。
 銀行マン時代。
 質問される→調べる→電話する の繰り返しで契約をとっていた私にとって印象的な言葉があります


「あんただから契約した。あまりにも正直すぎるから」


自分としては、ありのままを答えただけなんですが・・・・

露木幸彦主催セミナーのご案内

行政書士としてこれから開業する方、

又開業済で軌道に乗せようという方へのご案内です




同業者の友達の口から出た言葉に私は声を失いました。

「おまえは馬鹿か?この以上ライバルを増やしてどうするの?



余計なことしてる暇があったら、集客してりゃいいじゃん」



本当に余計なことでしょうか?

 私は開業以来、ダイレクトマーケティング、ブランド戦略など様々勉強し、

吸収してきました。これから進化していくことでしょう。



 セミナーで話すことは今現在のノウハウであって、

これを公開することでウチの事務所に影響があるとは考えていません。

むしろここでカミングアウトすることで、自分の進化スピードに拍車がかかると期待しています。



 開業初月から100万200万を売り上げるためのセミナーではありません。

その金額を初月から目指すのはリスクが大きくギャンブルに近いです。



今回は着実に60万円を売り上げ、この中から事務所の家賃、自分の給与、

温泉旅行代?を賄うノウハウです。個人の貯金から切り崩すなんて、

開業した意味がありませんから

 私も開業する前、開業直後はいろいろな本を読み、話を聞き、セミナーに顔を出しました。

すると頭ばっかり大きくなってきます。頭が大きくなると「自分でやったような気が」してくるんですね。

何もやっていないのに、やったような気が。



 現場ではその時その時でシチュエーションが変わります。いくら本を読み、

話を聞き、セミナーに顔を出したとしても残念ながらそれと全くお同じ場面は登場しません。

では、このセミナーも無駄か?



 そんなことはありません。セミナーは考え方を学ぶ場です。私がピンチになったとき、

何を考え、どう行動して解決したのかお話します。



 あなたがピンチに陥ったとき、きった役に立つ「考え方」だと思います。




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