2008年05月28日 13:45
決断を間違えない、浮気のパターン化方法とは?(2回目)
さて前回までは浮気が発覚したとして、何を基準にして
離婚の決断をするのかというお話をしてきました。
バックナンバーは以下でご覧いただくことができます。
今回はその続きからになります。
「浮気」が発覚した場合の「離婚の決断の方法」はある程度、パターン化しています。
AならA´ BならB´という具合にほぼ確立した方程式があります。
その方程式を参考に「じゃぁ、離婚するのかどうか」のボタンを押せば
ボタンを押し間違えることはありません。
このパターンを決断する前に、事前に知識として仕入れておくことです。
何も知らずに決断するのと、知った上で決断するのとでは
正解にたどり着けるまでの確率が変わってきます。
もちろん何も知らずにたどり着くこともできるかもしれませんが
それは本当に「アミダくじ」を引くような感覚です。
ほとんどの人の場合、離婚する前より離婚した後の人生の方が長いので
神頼みにあなたの人生を任せるようなことをしてはいけません。
きちんとパターンを頭のなかに入れておき、
その上で「じゃぁ、離婚するのかどうか」の答えを出すことです。
そうすれば後々になって「やっぱり○○するんじゃなかった」と
苦渋をなめることはありません。
では浮気が発覚した場合、離婚する、しないの『パターン』とは
どのようなものなのでしょうか?
どんなところを判断材料にして離婚するかどうか決めるのか
もう少し掘り下げてお話したいと思います。
露木幸彦の著書ラインナップはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://tinyurl.com/29qlor
今回は離婚原因のうち、浮気に焦点を当ててお話してきますが
浮気が発覚したとして、離婚する場合もあれば、離婚しない場合もあります。
浮気が分かったら離婚する、という考え方を分かりやすく「浮気=離婚」とします。
仮にあなたが浮気=離婚だと思っているとして
では、浮気が分かれば自動的に離婚するのかを考えていく必要があります。
離婚しないという選択肢もあるのに、なぜ「離婚する」と
いう選択肢を選ぶのかということです。
ありきたりな表現ですが「離婚は結婚の7倍の労力が必要」と言われています。
結婚はプラスのイメージで物事が進むので進展が早い
離婚はマイナスのイメージをもって嫌々進めるので進展が遅い
そのプラスとマイナスの開きが7倍という数字です。
あくまでイメージでしかありませんが、これはあながち間違ってはいません。
そうすると、なぜ7倍の労力をかけてまで離婚に
踏み切るのかを突き詰めていく必要があります。
単純計算なら7倍の苦労をしてまで、離婚するのは、7倍以上のメリットがないと
いざ行動には移ることはできないはずです。
何が引き金となって浮気=離婚となるのでしょうか?
浮気が発覚としたとして、何について一番許せなくて
「一刻も早く別れたい」と思うのか
そこまでに至る気持ちの変化について、理解しておく必要があります。
簡単にいえば「何が一番シャクに触るのか」と
いうところを突き詰めていく必要があります。
それが「離婚する、しない」の判断をする最も大きなポイントになります。
運が良いことに、この気持ちの変化は今までの事例でパターン化されていますから
あなたはそのパターンを知った上で「じゃぁ、どうするのか」を決めることができます。
「浮気=離婚」の方程式が成り立つかどうかは、離婚を決断する材料が
『浮気そのもの』にあるのかを考えていくと分かりやすいです。
浮気そのものというのは例えば
・夫または妻が自分以外の異性と楽しく話をする
・既婚者なのに食事に誘う
・エスカレートすると恋愛感情を持ち、性交渉に至る
という行為を指します。
これは法律の話を持ち出すまでもなく、許されることではありません。
法律的には不貞行為という扱いになり離婚原因や慰謝料の対象になりますが
そこまで難しい話をしなくても「やって良いこと、いけないこと」という判断は簡単です。
もちろん、一連の行為は「やってはいけないこと」です。
この一連の行為が発覚したとして、相手に対して
強い怒りや嫌悪感を抱くことは当然のことです。
「私という存在がありながら、とんでもない」
相手に対して強い言葉を投げつけ、大きなを声を出し、
思わず手が出てしまうことがあります。
この修羅場で感情的になることは特に問題ありません。
相手に怒りをぶつけることは、いたって自然な流れです。
ここで1つ、考えたいのはこの怒りや嫌悪感がそのまま
「離婚したい」という心情に向かわせるのかどうかです。
上記の表現では浮気=離婚となるのかどうかです。
これが非常に重要です。
これが初めての浮気であれば、いきなり離婚するということにはなりません。
初めての浮気が発覚しても、その場で即、離婚を切り出すという行為を誘発しません。
なぜ1回目の浮気なら浮気=離婚とならないのでしょうか?
私は「離婚」を次のように定義しています。
次のように定義し、それに当てはめれば離婚する、当てはまらなければ離婚しないと
割り振っていくと、非常に分かりやすくなります。
離婚の定義とは「相手を更正させるのをあきらめること」です。
更正とは言葉のとおり、相手を立ち直らせることです。
今までの過ちを認め許し、もう1度信頼関係を作っていくことをいいます。
浮気の場合、更正というのは浮気という行為があったことを相手が認め
それをいったんは許し、今後二度と浮気をしないようにもう1度、
信頼関係を作っていくことです。
浮気をされた方が「浮気をさせないように努力する」というのはおかしな話かもしれません。
悪いことをした方が一方的に努力をすればいいじゃないか、と思われるかもしれません。
ただ浮気をされた側が何もせずに放置しておくと
相手が一時的に反省しても、
また同じことが繰り返されるという場面と何度も見ています。
信頼関係を再度、構築するためには双方の努力、つまり浮気された側の努力も含まれてます。
以下で詳しくお話しますが、努力というのは浮気があったことを早い段階で忘れ
浮気前と同じような状況と意識して作り出すことです。
この話をすると、次のような心配をされる方がいます。
「どうしても怒りがおさまらず、夜も十分に寝られず、困っている」
浮気が発覚したことで相手に対して抱いた怒りや嫌悪感がおさまらないということです。
この感情を持ったまま、今後生活していくのは無理なことだ、
という気持ちはよく分かります。
しかし現実問題として怒りの感情が『永遠に』続ことはありません。
なぜなら人間は良くも悪くも「忘れる動物」だからです。
過去の記憶は時間の経過とともに忘れてしまいます。
一度抱いた怒りや嫌悪感も
時間が経過するうちに、記憶が薄まっていきます。
ですので「夜も眠れない嫌悪感」を背負って今後生きていくということはありません。
完全に忘れることはないとしても
「そういえば、そんなこともあった」という具合になります。
いつまでも感情の最前線に嫌悪感が立ちふさがることはありません。
では話は戻って1回目の浮気の場合、相手を更正させることができるのでしょうか?
今までの過ちを認め許し、もう1度信頼関係を作っていくことができるのか、ということです。
(次回に続く)
<浮気発覚時に離婚する、しないのパターン化(対処法のまとめ図)>
浮気が発覚しても離婚しなくても良い場合
■ はじめの浮気
■ 更正の余地がある
浮気が発覚したら離婚しなければならない場合
■ 浮気が常習になっている
■ 配偶者より浮気相手を選んだ(浮気相手を再婚したい)
→今回はこのケースについて詳しくお話していませんが
これも更正の余地がありませんので、離婚することになります。