2009年01月05日 21:04

「何もしない」と状況が好転する?!

年明けのイベントが終わり、通常モードに戻りつつありますが
いかがお過ごしでしょうか?
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。



毎年、この時期に悩ましいのが体重。
おせち料理、お雑煮、お寿司、お汁粉の連続は、完全にカロリーオーバーですね。
スーツのベルトが年末時まで戻るのは、いつのことやら(苦笑)



さて一昨年12月に出版させていただいた著書ですが、先月(12月)で1年をむかえました。
1年経過時点で部数が3,800冊、残り在庫が200冊となっています。
3,800冊というのは私の大学の生徒数と同じです。
1学部300人×1〜4年生×3学部=4,600人



そう考えると大学の生徒が全員読んだ計算になりますから
なんだか凄い数字ですね。
これも皆様のおかげで、書店の離婚本コーナーと言う、立ち寄りがたい場所で手にとっていただき
また中身も分からないのに、amazonや楽天ブックスで注文いただいたからです。
本当にありがとうございます。




残り200冊ですので、もうすぐ増刷(追加の印刷)されるはずですが
ちょうど年末年始をはさむため、少し時間がかかります。
出版社も印刷所もカレンダー通りのスケジュールだからです。




そうすると実際に印刷され、製本され、書店に並ぶまでは、1〜2ヶ月かかるかもしれません。
逆に言うと、今現在、書店に並んでいる本がなくなると
その後に入荷されるのは1〜2ヶ月待ちということになります。




離婚件数が増える月は、3月、7月、12月です。
3月は子供の学校の関係、7月は夏休みに腰をすえて話し合いをするため
12月は新しい戸籍で新年をむかえたい、という理由です。




もし3月に離婚を考えていて、あらかじめこの本で知識や情報を得たい方は
お早めに購入することをお勧めします。




amazonで購入する方はこちら
http://tinyurl.com/3xmtk3

e-bookで購入する方はこちら
http://tinyurl.com/7jxsbf


Yahoo!bookで購入する方はこちら
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAS84106/




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さてこの本について誤解される部分がありますので、あらかじめ正しておきたいと思います。
誤解される部分とは表紙で「圧倒的不利な状況で」とあります。



これは私が書いた言葉ではなく、出版社が勝手に追加した箇所です。
著者と出版社の関係はここでは詳しく話しませんが
表紙や帯、イラストなどは著者の希望が叶えられないこともあります。



出版社からすれば「圧倒的不利な状況でも解決できる」と書いた方が
絶望している人も読者対象になるので、望ましいという『大人の事情』があります。



では本を読むことで「圧倒的不利な状況」に追い込まれた人が
問題を解決することができるでしょうか?


魔法使いが魔法を使って、問題を消し去ってくれれば、こんな簡単なことはありません。
もちろん、本は魔法ではありませんので、夢の世界のように
あなたの悩みを一掃してくれることはありません。


では本ではなく、私が直接アドバイスした場合、どうでしょうか?
正直なところ「圧倒的不利な状況」では私がお手伝いしても、
そう簡単には解決できません。

解決策を考えるにも時間がかかりますし、それを実行に移し、成果をあげるまで
さらに時間がかかります。


例えば、ご自分で動いた場合、成功率が1%だとします。
一方、私がお手伝いした場合、5〜10%になります。
確かに5〜10倍の成功率になりますが、それでも100件のうち、上手くいくのは
5〜10件で、残り90〜95件は解決できません。


今日は何もあなたを絶望させるために、こんな話をしているわけではありません。
大事なのは「圧倒的不利な状況」で問題を解決することではありません。
「圧倒的不利な状況」になる前に、手を打つことが非常に大事です。
そのことをお伝えしたかったのです。



なおこの本には「圧倒的不利なケース」は2,3件しか書かれていません。
残り7〜10件はそうなる前に、どのような対処をすれば良いのかが書かれています。
参考までに「圧倒的不利なケース」ことは構いませんが
もっと大事なのは、そこまで追い込まれる前に、しかるべき対処をすることです。



本の活用法はこのように考えます。

「圧倒的不利な状況」になる手前でしたら、
本を読む必要がありますし、時間をかける価値があります。

実際のところ、全員が全員、私に相談して解決しているわけではありません。
本を読み、自分の力で取り組むというのも1つの方法です。



一方、「圧倒的不利な状況」になってしまったら、どうでしょうか?
上記のように本を読み、問題を解決することは相当難しいと認識することです。
参考程度に本を読むことは構いませんが、本にミラクルな解決法が書かれていて
奇跡的に解決できる、という認識は間違っています。



「圧倒的不利な状況」になってしまったら、まず現状を把握した上で
直接ご相談いただくか、何もしない方が得策です。




直接ご相談いただくことで上記のように、100%ではありませんが
成功率が上がります。
ただ、そもそも難易度が高い問題であることをご理解いただき、解決までに長期間かかることは
覚悟していただく必要があります。
その期間はケースバイケースですが、早くとも半年、長い場合は数年がかりになります。




一方、「何もしない」という消極的な方法もあります。
これは嵐が過ぎ去るのを待つということです。
嵐のなかで動こうとしても、雨や風が強すぎて前に進むことができません。
ジタバタするなら、嵐のなかではなく、嵐の後にすることです。




離婚の場合、時間が経過することで、勝手に事態が好転することがあります。
しかも自分の努力とは無関係に、です。
問題解決に向け、いつかは頑張らなければなりませんが、いつ頑張るのかで結果が大きく変わってきます。
その時期を見極めることも非常に重要です。




例えば、一番わかりやすいのは、自分は離婚したい、相手が離婚したくないと言う場合です。
基本的には相手がOKしない限り、いくら強く離婚を希望していても、離婚することはできません。
もし相手を説得することに失敗したら、離婚できませんが
多くの場合、一度目は失敗しますので、そこで絶望します。
これが「圧倒的に不利な状況」です。




しかし、時間が経過することで「その期間、何もしていないのに」事態が好転することがあります。
半年後、相手の気持ちが変わり、急に離婚に応じてくれます。
事態の好転にははっきりとした理由がある場合、ない場合があります。




理由というのは

・別居先のアパートが決まったから
・両親がOKしたから、子供がOKしたから
・交際相手が再婚を申し出たから
・正社員として就職できたから

といった明確なものですが、一方ではっきりしない理由もあります。




・気持ちの整理がついたから
・あきらめたから、愛想がつきたから




これらは「いつ気持ちの整理がつくのか」分からないため、時期が特定できません。
特定できないことは不安定で、待つ側は大きなストレスを受けますが
考え方によっては、案外早い時期に「気持ちの整理がつく」こともあるのです。




それが「あえて何もしないこと」という方法で、あまり期待をせずに待つことです。
「あんなに頑張ったのに上手くいかなかった」と落ち込むかもしれませんが
逆に言うと、何も頑張る(何もしなければ)勝手に事態が好転することもあるのです。
「あえて何もしないこと」が1つの有効な方法であることは覚えておいて損はありません。





「圧倒的不利な状況」ではない人は本を読み、ご自分で解決法を模索していただき
不本意ながら「圧倒的不利な状況」になってしまった人は、本は参考程度にしていただき
(今日はお話しませんが)強行手段をとるか、あえて何もしないことです。



露木幸彦を読み解くキーワード
1.「お客様の立場になってモノを言う」


 銀行マン時代のこと。住宅ローンの借換を営業していたところ、いろいろ質問してくるお客さんがいた。当時は本当の新人だったので、分からないことだらけ。もちろん、質問されたところで、8割方は答えられない。なので「調べてから、お電話しますよ」といって、一目散に逃げていき、営業店の書物をひっくり返した。
 質問される→調べる→電話する
を繰り返すうちに、その方とは仲良くなっていった。しかし、問題だったのが、借換をしてもほとんどメリットがなかったのだ。ふつうであったら、自分にとって都合の悪いことはお客様に話さないところだ。だが、本当に心の底から「何か役に立ってあげたい」気持ちがあったので、言ってしまったのである
 「今回のケースでは借換のメリットはわずかです。返済されている住宅ローンの現状がわかっただけでも良いじゃないですか」 
 結論的には住宅ローン借換の契約を結んでいただいた。後で聞いた話では、他の銀行マン3人も営業をかけていたとのこと。なぜうちを選んでもらえたのですか?
 「あんたの言っていることが一番信用できたからだよ」
今でもそのお客様とはプライベートでも親交があります。「お客様のためにならない契約はしない」これが信条です





2.「ウソをつかない、つけない」


 正直、あまり頭は良くない方です。法律系国家資格の中では一番易しいと言われる行政書士を5回も落ちているのだから、弁解の余地はありません。
 ですから、お客様から質問されたことには、ありのままお答えすることしかできません。もっと賢い方でしたら、「もっと契約に近くなる答えをしよう」とか「もっと高い報酬を得るために、わざと理解しにくい言葉を使おう」とかいうテクニックは持ち合わせていません。
 銀行マン時代。
 質問される→調べる→電話する の繰り返しで契約をとっていた私にとって印象的な言葉があります


「あんただから契約した。あまりにも正直すぎるから」


自分としては、ありのままを答えただけなんですが・・・・

露木幸彦主催セミナーのご案内

行政書士としてこれから開業する方、

又開業済で軌道に乗せようという方へのご案内です




同業者の友達の口から出た言葉に私は声を失いました。

「おまえは馬鹿か?この以上ライバルを増やしてどうするの?



余計なことしてる暇があったら、集客してりゃいいじゃん」



本当に余計なことでしょうか?

 私は開業以来、ダイレクトマーケティング、ブランド戦略など様々勉強し、

吸収してきました。これから進化していくことでしょう。



 セミナーで話すことは今現在のノウハウであって、

これを公開することでウチの事務所に影響があるとは考えていません。

むしろここでカミングアウトすることで、自分の進化スピードに拍車がかかると期待しています。



 開業初月から100万200万を売り上げるためのセミナーではありません。

その金額を初月から目指すのはリスクが大きくギャンブルに近いです。



今回は着実に60万円を売り上げ、この中から事務所の家賃、自分の給与、

温泉旅行代?を賄うノウハウです。個人の貯金から切り崩すなんて、

開業した意味がありませんから

 私も開業する前、開業直後はいろいろな本を読み、話を聞き、セミナーに顔を出しました。

すると頭ばっかり大きくなってきます。頭が大きくなると「自分でやったような気が」してくるんですね。

何もやっていないのに、やったような気が。



 現場ではその時その時でシチュエーションが変わります。いくら本を読み、

話を聞き、セミナーに顔を出したとしても残念ながらそれと全くお同じ場面は登場しません。

では、このセミナーも無駄か?



 そんなことはありません。セミナーは考え方を学ぶ場です。私がピンチになったとき、

何を考え、どう行動して解決したのかお話します。



 あなたがピンチに陥ったとき、きった役に立つ「考え方」だと思います。




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