妻である由香里が、貴子さんと神戸に旅行した日から二ヶ月程が経ちました。

約束した男性二人と京都で待ち合わせた彼女達は、市内観光の後、神戸での夜を「男と女」として過ごしたのです。

私自身が許した妻の「不倫旅行」…

寝取られに魅せられ、狂おしい魔性の嫉妬が与えてくれる恍惚の虜になった私にとっても、神戸から遠く離れた東京で、妻を想いながら独り夜を過ごす時間は長いものでした。

後日、由香里の心の整理を待ちながら、時間をかけた彼女自身の告白で、その時の出来事を知ることが出来ました。また、妻の了解を得た上で、貴子さんからも旅先での様子を教えてもらいました。

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傍らにいた貴子さんから聞く由香里の姿 妻と他人が愛し合う神戸の夜の出来事は、本人自身からの告白以上に私の胸を掻き毟ります。

最初にも書きましたが、神戸で過す相手の男性は二人です。一人は貴子さんの知り合いで、彼女は既にその方とセックスの経験があります。そのことは、夫である沢田さんも了解しています。

もう一人はその男性の知り合いで、貴子さんとも面識だけはありました。

二人とも30代半ばの独身で、会社を経営しているとのことです。
その方達には守るべき社会的な信用と地位があることが、由香里の身の安全を担保出来る証になるように思えました。
そして、信頼する貴子さんの知人であることも、私が由香里を彼らに預けることを決めた理由です。

ですが、私自身は男性二人の顔を知りません。写真すら見ていないのです。
もちろん、由香里は事前に貴子さんから何枚かの顔写真を見せてもらっています。
ですが、私は写真を見ることを断りました。

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初めて逢う男性と過ごす神戸の夜が、由香里をさらに美しくしてくれる…
由香里が「妻」から「女」へと変わる夜を、遠く離れた場所から想いたい…

そのためには、私は相手の顔を知らない方がいいのかも知れません。

他人に抱かれる愛おしい妻を想うには、相手の男性との面識すら無い方が、狂おしく生々しい現実感を和らげることもあると思えたのです。

愛する由香里を、顔も知らない男性二人に託す その間、私は胸が押し潰されそうな時間を独りで過ごします。

決して被虐の快楽を望んだわけではありません。むしろ、由香里の美しさを他の男にひけらかしたい…
由香里の虜にさせることで、彼女の夫であることの優越に浸りたい…

今思えば、身勝手な自己満足を味わうために、大切な妻を差し出してしまったのかも知れません。

何回かに分けて、自虐と優越の絡まる妖しい快楽に魅せられた私の想いを書いてみます。