滲みだした涙は止まらず、ウィリアムの唇にキスをしながら懇願する。

「ああ、なんて可愛いんだ……もう、我慢も限界だよ」

 かなり苦しそうな顔をするウィリアム。これまでずっと欲しいソフィアを抱けなくて我慢してきた。
 欲しくて欲しくて何度夢の中でソフィアを襲ったことか。
 それがやっとこの手に入るかと思うと、ウィリアムも胸がドキドキして鼓動が早まり手が震えそうになる。

「お兄様、早く、お願い」

 ソフィアに催促されウィリアムが腰を深く沈める。

「ああああっ!」

 鋼の様なウィリアムの躰がソフィアの中へと貫いていく。
 生まれて初めて受け入れる、鋼の一物が引き締まった肉壁を押し広げながら奥へと進んでいく。
 その硬くて大きな鋼が緩やかに抽出を始めると、処女膜を破られたその痛みが消されていった。

「お兄様、……っああ、お兄様!」

 これまでの甘い快感とは違う、とても
切なくて愛しい感覚にウィリアムの首に抱き着く。
 がっしりと首に手を廻し、漂うウィリアムの首筋の匂いに、自分が今、中からも外からもウィリアムに包みこまれ、ウィリアムでいっぱいになる悦びに頭がくらくらしそうになる。

「ソフィ、大丈夫か?」

 最初に痛みはあったが、それよりも甘美なウィリアムに包まれた事がとても幸せに感じる。

「おにい……さまが……いっぱい……なの…………うれしい」

 閉じる瞼から涙が頬を伝って流れ落ちる。
 ソフィアはウィリアムと一つになれた悦びに胸のときめきが大きくなっていく。
 甘い余韻に浸っていると、ウィリアムが腕に力を込めて頭を上げる。

「動くよ?」

 少し切なさそうな表情をするウィリアムの頬へと手を廻し、頭を持ちあげてウィリアムの唇へキスをする。
 チュッと可愛らしいキスをすると、

「ウィリアム、愛してるわ」

 ウィリアムが一番欲しかった言葉をソフィアが言う。
 その一言でウィリアムの顔が深紅の薔薇の様に赤く染まり、ソフィアの中へ挿入した一物もグンと突出する。
 ソフィアの潤む瞳を見つめるだけで、(なか)でソレがムクムクと蠢いていく。

「ああウィリアム、……ウィリアム」

 ウィリアムの熱い瞳を見つめながらソフィアは名前を呼び続ける。
 愛しいソフィアの呼びかけに、ウィリアムの動きが早まっていく。

「っあ……あ……っや……ひゃ……ん…………だめ……あんっ」

 さっきまでの痛みなど吹き飛ばしてしまう甘い疼きが突如沸き起こる。
 下腹部から滲み出るとてつもなく甘くて蕩けてしまう感覚に、頭の中まで蕩けてしまいそうで何も考えられなくなる。
 躰が砂糖菓子の様に溶けてしまってウィリアムと一つに溶け合っていく様だ。

「ソフィ……あ、ソフィ、好きだよ」

 まるで媚薬の様なウィリアムの言葉にソフィアはもっと深く溶け合いたくなり、いつの間にかウィリアムの腰を挟む脚にギュッと力を入れている。

「ソフィ、……力を抜いて……っあ」
「だって……あんっ……あ……きもち……いいの」

 激しく貫かれるその一突き毎に、ソフィアの躰中の血が煮えたぎる様で逆巻いていく。

「っあ……好き……おにいさ……ま……すき」

 ウィリアムの額から滴り落ちる汗が、ソフィアの胸元にポタポタと落ちていく。
 その微かな感触さえも愛しいと思えるソフィアは、薄っすらと瞼を開けて、瞳を潤ませては至極の笑みを浮かべウィリアムに告げる。

「ウィリアム、愛してるわ」
「ソフィア」

 ソフィアの言葉が幸せすぎて、ウィリアムの動きももっと激しさを増し、ソフィアの躰が大きく揺れる。
 そして、躰が裂けてしまいそうな程の深みまで貫いたウィリアムの動きがピタリと止まった。
 それまでの激しい動きが嘘の様に。ウィリアムに身体をギュッと抱き締められながら、完全に動きは止まってしまった。
 そして、それと同時にお腹の中から躰中に満ち足りた幸せにも似た感覚が拡がっていく。

「お兄様……」
「大丈夫かい、ソフィア」

 処女だったソフィアを相手に加減など出来なかったと、少し困った顔をするウィリアムにソフィアも困惑した顔をする。

「お兄様、後悔してるの? 義理でも妹を抱いたから」