2日間の万引対策強化国際会議が終わりました。

2年前にアメリカで行った会議でたくさんの刺激を受けた理事長が、ぜひ日本で開催を!
という熱い思いで実現に至った会議です。
私は3年前から全国万引犯罪防止機構の理事&広報委員長を務めさせて頂いており、
本会議もフル参加してまいりました。
今回の会議のキーワードは「relationship」です。
万引に苦しんでいる小売店と地域と警察と万引防止機構とが連携を取りながら、
万引きに立ち向かおうというものです。
たくさんの発見がありました。
日本では万引きの再犯率って高いのです。特に高齢者の万引。
万引は青少年の犯罪という認識の方が多いかもしれませんが、
日本では数年前に青少年の万引件数を高齢者の万引件数が抜いており、
現在も増加の一途をたどっています。
それほど高額の被害ではないため、小売店が警察に届け出ることをしない、また仮にしたとしても
送検まで至らないというケースが大半のようで、そういった高齢者が再犯を繰り返しています。
だからといって、微罪でも全て裁判を経て刑務所に入れよう、ということではありません。
再犯を防ぐプログラムを考える必要があるのではないかと思うのです。
アメリカでは、更生の可能性ありと判断された被告人が、
自分で受講料を払って再犯防止プログラムを受講することで、刑務所に入ることを回避できる
というシステムがあるそうです。
そして、このプログラムを受講した人の再犯率はとても低いとのこと。
万引犯罪は、刑事罰が抑止力にならない犯罪のようです。
日本でも、法務省や警察が連携して、こういうプログラムが作られるといいなと思いました。
また、万引問題でいま最も関心の高い、顔認証システム付きの防犯カメラ画像の共同利用についても、
かなり突っ込んだ議論が行われました。
今年の5月末に改正個人情報保護法が全面施行されます。
この法律ができてから、巷では、「個人情報」という言葉があたかも水戸黄門の印籠のように
絶対的な力を持ち、皆恐れおののき、尻込みしてしまうという状況が
続いてきたのではないでしょうか。
しかし、個人情報保護法は、もともとは「利用する」から「保護しよう」
という発想で作られた法律です。
今回の改正も、個人情報の積極的な利活用を推し進めるという目的があります。
ただ、今までは基準が示されていなかったので、危ないという気持ちが勝っていたんですよね。
今回は全面施行に合わせて、個人情報の利活用のガイドラインが公表される予定です。
防犯カメラ画像の共有は防犯目的という明確な目的がありますが、それでもどの情報を
どこの範囲まで共有できるのかという点は現段階では不明確ですから、
その点がクリアに示され、各業界や各地域で一定の情報共有が進めば、
万引対策は劇的に変化するのではないかと思います。

pepper君を使った万引防止策も披露されました。
ここ1-2年で、日本の万引対策は大きく変わっていくのではないかとの期待を持たせる会議でした。
アメリカのゲストの皆さんは、アメリカの万引対策の最前線で活躍しているスペシャリストです。
とってもフレンドリーで優しくて、私達機構と、アメリカの皆さんとのrelationshipは、
今回の会議でまた更に強固なものになったと思います。
数年後には、日本、アメリカだけではなく、ヨーロッパなど万引で苦しんでいる世界中の国から
関係者をお呼びして、真の国際会議を開催しようという話になりました。
日本で万引された物が海外で販売される時代です。万引犯罪は国内問題のみならず、
世界規模で考えなければならない問題なのだという認識も新たにしました。
会議の模様は、全国万引犯罪防止機構のHPで近日中に公開しますので、
興味をお持ちの方は是非ご覧ください!


2年前にアメリカで行った会議でたくさんの刺激を受けた理事長が、ぜひ日本で開催を!
という熱い思いで実現に至った会議です。
私は3年前から全国万引犯罪防止機構の理事&広報委員長を務めさせて頂いており、
本会議もフル参加してまいりました。
今回の会議のキーワードは「relationship」です。
万引に苦しんでいる小売店と地域と警察と万引防止機構とが連携を取りながら、
万引きに立ち向かおうというものです。
たくさんの発見がありました。
日本では万引きの再犯率って高いのです。特に高齢者の万引。
万引は青少年の犯罪という認識の方が多いかもしれませんが、
日本では数年前に青少年の万引件数を高齢者の万引件数が抜いており、
現在も増加の一途をたどっています。
それほど高額の被害ではないため、小売店が警察に届け出ることをしない、また仮にしたとしても
送検まで至らないというケースが大半のようで、そういった高齢者が再犯を繰り返しています。
だからといって、微罪でも全て裁判を経て刑務所に入れよう、ということではありません。
再犯を防ぐプログラムを考える必要があるのではないかと思うのです。
アメリカでは、更生の可能性ありと判断された被告人が、
自分で受講料を払って再犯防止プログラムを受講することで、刑務所に入ることを回避できる
というシステムがあるそうです。
そして、このプログラムを受講した人の再犯率はとても低いとのこと。
万引犯罪は、刑事罰が抑止力にならない犯罪のようです。
日本でも、法務省や警察が連携して、こういうプログラムが作られるといいなと思いました。
また、万引問題でいま最も関心の高い、顔認証システム付きの防犯カメラ画像の共同利用についても、
かなり突っ込んだ議論が行われました。
今年の5月末に改正個人情報保護法が全面施行されます。
この法律ができてから、巷では、「個人情報」という言葉があたかも水戸黄門の印籠のように
絶対的な力を持ち、皆恐れおののき、尻込みしてしまうという状況が
続いてきたのではないでしょうか。
しかし、個人情報保護法は、もともとは「利用する」から「保護しよう」
という発想で作られた法律です。
今回の改正も、個人情報の積極的な利活用を推し進めるという目的があります。
ただ、今までは基準が示されていなかったので、危ないという気持ちが勝っていたんですよね。
今回は全面施行に合わせて、個人情報の利活用のガイドラインが公表される予定です。
防犯カメラ画像の共有は防犯目的という明確な目的がありますが、それでもどの情報を
どこの範囲まで共有できるのかという点は現段階では不明確ですから、
その点がクリアに示され、各業界や各地域で一定の情報共有が進めば、
万引対策は劇的に変化するのではないかと思います。

pepper君を使った万引防止策も披露されました。
ここ1-2年で、日本の万引対策は大きく変わっていくのではないかとの期待を持たせる会議でした。
アメリカのゲストの皆さんは、アメリカの万引対策の最前線で活躍しているスペシャリストです。
とってもフレンドリーで優しくて、私達機構と、アメリカの皆さんとのrelationshipは、
今回の会議でまた更に強固なものになったと思います。
数年後には、日本、アメリカだけではなく、ヨーロッパなど万引で苦しんでいる世界中の国から
関係者をお呼びして、真の国際会議を開催しようという話になりました。
日本で万引された物が海外で販売される時代です。万引犯罪は国内問題のみならず、
世界規模で考えなければならない問題なのだという認識も新たにしました。
会議の模様は、全国万引犯罪防止機構のHPで近日中に公開しますので、
興味をお持ちの方は是非ご覧ください!

