2013年07月
ブリュッセルからフランクフルトも電車で移動。3時間です。

イギリスの時と違って、荷物チェックもなく、国内移動のように電車に乗れました。

あー快適 、と思って寝ていたら、気づくと、皆ホームに降りているではありませんか!!
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何事かと思ったら、列車の故障があったということで、全員隣の電車に乗り換えなのでした。。



ドイツでは、フランクフルトから電車で30分ほどのWiesbadenに住んでいらっしゃる

弁護士の方のおうちにホームステイさせて頂いております。
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お母さまが日本人ということもあり、日本語がペラペラの先生が東京大学に留学なさって

いた時に、当事務所の弁護士らと交流があったということで、今回の訪問となりました。 

同世代ということもあって、法律の話だけではなく、いろぉんな話を毎日してます。

話題が尽きません

ヨーロッパは、今は夜の21時過ぎまで明るいので、

夕方から先生の趣味の合気道のレッスンに一緒に参加したり、

セグウェイで街の探索をしたりと、時間を有効活用しております。



Wiesbadenの裁判所はとても大きかったです。
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ここに地方裁判所、労働裁判所、行政裁判所、簡易裁判所、

社会裁判所(福祉関係の問題を扱うようです)がすべて入っています。

入り口で日本から来た弁護士だと日弁連発行の身分証明書を見せたところ、

荷物チェックもなく快く通してくださいました。

賃貸借契約に関する地裁事件を傍聴しました。

いろいろなタイプの法廷があるということですが、

私が傍聴した法廷は、普通の会議室のようで、

裁判官と原告被告の座り位置は日本と一緒ですが、同じ目線です。

弁護士も黒の法服を着用していました。

法服を着ていないと、たとえ弁護士本人が在廷していても欠席とみなされるんですって。

裁判官の黒の法服はビロードで、弁護士の法服は絹らしいです。

和解交渉中で、裁判官が積極的に議論をリードしていただけではなく、

本日決まったことを、裁判官がICレコーダー片手に録音しているのには驚きました。

日本では、裁判官が話を始めると、弁護士が必死にその内容をメモするのですが、

こちらでは、裁判官自ら、両当事者の目の前でレコーダーに内容を吹き込んでくれて、

それを書面化したものをくださるそうです。便利ですねぇ。


裁判所と言えば、Burusselsでは、ベルギーの最高裁判所の見学に行ってきました。

街の中でもひときわ目立つ大きな建物。
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ルーバン大学の先生に言わせると、『国の大きさに見合わないスケール』

美術館と思わせるほど、たくさんの彫像がありますし、天井もとっても高くて、荘厳な建物です。
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見学に行った日が建国記念日だったので、法廷は見学できなかったんですけどね。

サマースクールでベルギー人の弁護士の友人もできました。

もちろんブリュッセルで再会を果たし、ベルギービールで乾杯しました。

友人が、あんな荘厳な法廷で弁論をするところを、見てみたいなぁ





 

ルーバンは、ブリュッセルから電車で20分ほどです。
 

我がボスがかつて、ルーバン大学で教鞭をとっていた関係で、
 

大学の先生方にご挨拶をしてきました。
 

ルーバン大学は総勢4万人くらいの生徒が通っているということ。
 

私の母校の早稲田大学と同じくらいかしら?
 

ベルギーには大学入試がないので、1年生が一番多くて2万人くらいなんですって。

その後、進級できなかったり、自分で他の道が向いていると方向転換したりと、

4年生まで通う生徒は20%くらいみたいです。

 

ルーバン大学で最も有名な建物は図書館です。今は町の観光名所になっています。
 

第1次世界大戦の時に、ルーバン大学の図書館を真っ先にドイツ軍が攻撃し、

全焼させたことは、当時大問題になったそうです。

学び舎である大学、しかも図書館を攻撃するとは何事かと。
 

この図書館は、アメリカ、イギリス、日本など様々な国の寄付によって再建され、

本を寄贈してくれた大学の名前があちこちに刻まれています。

図書館の上には、各国の国章に描かれている生き物の彫刻が施されています。

アメリカはイーグル、ベルギーはライオン、イギリスもライオンだったかな、


日本は??と思って見上げたら、狛犬でした。
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Japanese Dragonと言われているそうですが、Dragonではないですよね…

 




図書館の中も面白いんですよ。

梁のギザギザはドイツ軍を表していて、

それを懲らしめるイーグル(アメリカ)とライオン(ベルギー)が、両端に施されています。
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午後は労働法の先生からEUの労働事情について、お話をお聞きしました。
 

ロンドンでも、ポルトガルやブルガリアからの移民が多数押し寄せ、

イギリス人の雇用の機会を圧迫しているという話を聞きましたが、

ベルギーも同じ現象があるそう。


確かにタクシーに乗ってもレストランに行っても、純粋ベルギー人という感じの人はいなくて、

トルコやアラブ系の人が多かったです。
 

また、移民の子供たちは幼稚園に行かないので、小学校に上がるまで、

ベルギーの公用語であるフランス語やオランダ語(フラマン語)を話す機会がなくて、

6-7歳になって初めて外国語のように母国語を学ぶ子供たちが増えている、

すなわちベルギー生まれの子供たちがベルギーの公用語を話せないということが

大問題だということでした。

このままだと移民の国になってしまうと。
 

街の看板はオランダ語とフランス語、飛び交う言葉は大体フランス語だったような。。
 

四方を大国に囲まれ占領されてきた歴史もあるからこそ、人的物的交流が盛んだからこそ、

自国の存在意義やベルギー人とは、ということについて、深く考えるのだろうなと思いました。

ブリュッセルから電車で1時間ちょっとのところに、ブルージュという町があります
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水の都なので、イタリアのヴェネチアのような感じですが、とってもかわいくてきれいな街並みで、

今回の旅で訪れた街の中で、一番のお気に入りになりました。
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ブルージュには、旧市街の街並み、ベギン修道会の建物、鐘楼と3つの世界遺産があります。
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修道院の前に川が流れているのですが、その両脇には芝生があって、

皆そこに自転車を停めて本を読んだり、ピクニックを楽しんだり。
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私も少し横になったら、あまりに気持ち良くて1時間以上お昼寝をしてしまいました

町の中心にある鐘楼から眺める景色はこんな感じ。
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15分おきに鐘が鳴るのですが、

こんなに鐘の音色が似合う町もなかなかありません。

馬車を曳く馬の足音も、石畳にとてもマッチしていました。

昔から、〇〇と煙は高いところが好き、と言いますが、わたくしも高いところが大好きです。

登れるところには、これまで、全部登ってきました。

今回も、当然鐘楼のてっぺんまで登りましたが、お昼のビールが効いたのか

はたまた年齢からくるものなのかわかりませんが。。。
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疲れた、疲れた。途中の休憩場で、ぜーぜー言いながら、息も絶え絶えで登って参りました。

こんなに美しい景色を見て、上った瞬間に鐘が鳴りだしたので、その音色を間近で聞いて

疲れも一気に飛びましたけど。


ベルギー人の友達に言わせると、ブルージュは観光地化されすぎている、

ゲントのほうが美しい!と言っておりましたが、

わたくし、観光客、ベルギー初心者なので、

単純にブリュージュの街並みに感動してしまいました(*゚∀゚)っ
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ロンドンからブリュッセルの移動は、ユーロスターを使いました。
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たったの2時間。

大学生のころ、ヨーロッパを電車で回っていたときは、国境付近に来ると、夜中に起こされて

そこでパスポートチェックがありましたが、今は電車に乗るときにパスポートコントロールがあって

問題なく簡単に入国ができました。

ブリュッセルと言えば、グランプラスに小便小僧
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食べ物はベルギービールにフリッツ、そしてムール貝です。
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週末はただの観光客ですから、全てガイドブックに従ってお決まりのコースを堪能

本日は、ベルギーの建国記念日でした。

国王の交代式があるというので、ホテルのそばの教会で、出待ちをしていたところ、

なんと!新国王と握手することができました
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私の隣にいたおじさんが、ものすごく声の大きい人で、

国旗を振りながら、ずーっと叫んでいたので、国王も気づいてくれたみたいです。

握手した後、その場にいたベルギー人の皆さんと、ハグをして、喜びを分かち合いました

こんな場面に遭遇できることも、一生に一回あるかないかですから、とても貴重な体験でした


 
先の大学の友人が、保険会社に勤めていて、

「Lloyd'sの見学してみる?」と誘ってくれたので、行って参りました。
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「えーっと、Lloyd'sってなんだっけ?」という私に、友人が詳しく説明してくれました。

もともとはロイズという名前のコーヒーハウスで、そこに貿易商や船乗りたちが集まって、

「どこそこの海に海賊が出たらしい、注意した方がいい」

などの情報交換が行われるようになって、そこで保険の取引が行われだしたということ。

現在もその名残で、1階ロビーにコーヒーショップがありました。

世界の保険市場の中心地です。

この鐘は、有事の時に鳴らされる鐘だそうです。
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かつて、タイタニック号が沈没した時にも鳴らされたとか。

いい知らせの時は2回、悪い知らせの時は1回、鳴らすんですって。

直近では、キャサリン妃のBABYが誕生すれば、この鐘が鳴らされるだろうとのこと。


現在は、ロイズ自体は場所を貸しているだけで、

そこに入っている会社にブローカー(保険契約仲介業者)が

「こういうビジネスがあるんですけど、保険を付けませんか?」と言って、

商談を持ちかけることで保険の売買がされています。
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会社の窓口の人はアンダーライターといって、その人たちが、ブローカーの話を聞いて、

保険を掛けるか否かを決定するそう。

大きな事業(たとえば大型客船の保険)などは、1社だけでは賄いきれないので、ブローカーも

複数のアンダーライターに話を持っていきます。

その時に、あのアンダーライターがサインしているんだから、この事業はうまく行くに違いない

と他のアンダーライターが自分が保険を掛けるか否かの時の指標にしているような人がいるんですって。

業界での有名アンダーライターさんです。

よく見ていると、人気のあるアンダーライターの前には、複数のブローカーが列をなして、

自分が持ち込んできた話に保険をかけてくれ、と交渉をしている様子が見られました。



木曜日の午後と金曜日の午後は、

Lloyd'sのそばのパブでビールを飲みながら情報交換が通常らしいです。

これも仕事のうち!ということで、夕方17時過ぎには、

オフィスはほとんどもぬけの殻状態で、パブはこんな感じ。
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世の中には、まだまだ知らないことがたくさんあって、とても勉強になりました。

そして、そんな世界の保険市場を相手に働いている同期を、本当に誇らしく思いました。

私も頑張ろう!!