2007年11月07日
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」TOHOシネマズ梅田
2005年11月に公開され異例のロングランを記録、数々の賞を受賞した「AlWAYS 三丁目の夕日」の続編が完成しました。
あらすじ
昭和34年春、去っていったヒロミ(小雪)を思いながら淳之介と暮らしていた茶川(吉岡秀隆)の元に淳之介の父川渕が又連れ戻しにやってきます。人並みの暮らしをさせる事を条件にようやく引き下がる川渕ですが、もし人並みの暮らしをさせられなかったら連れ戻すと条件付です。茶川は”芥川賞”受賞に向け、執筆を始めます。一方鈴木オートでも、新しい家族が増えます。事業に失敗した鈴木大作の娘美加を預かる事になります。最初貧しい生活に悪態をつく美加ですが、段々とこの生活になじんでいきます。茶川の小説は”芥川賞”候補になり、茶川はヒロミに愛の告白に行きますが、彼女は大阪のお金持ちの男性と結婚するために、踊り子をやめていました。そして、芥川賞発表の日がやってきます。
今回は東京タワーは完成し、またまたCG映像が凄いのです。東京駅、羽田空港、日本橋、そして懐かしい「こだま」・・・・特に冒頭の部分のゴジラに思い切り笑いました。でも、前作での雰囲気をあまりに引継ぎすぎるし、この次はこう来るかな?と思ったとおりの展開に前作ほどの感動は得られませんでした。なんたって悪人が全くでてこない映画なので、素直に良かったと思いながら、少しツッコミをいれたくなります。
茶川の書いた小説の題を最後まで伏せているあたりの展開は上手いと感じました。最後の最後にあまりの幸せが訪れる場面にホロリとしながら、前作の余韻を残した、気をもたせた終わり方の方がやはり私は好きです。
今回は戦争の影を少し描いていますが、牛島の場面はグッときました。このあたりをもう少し深く入れて欲しかった気がします。これから高度成長期をむかえる日本の未来の不安定要素も盛り込んで欲しかったなあ。なんだか、最後まで人情劇に終始した感ありです。
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この記事へのコメント
最後の終わり方も前作の余韻がなかったし、やはり続編は前作を超えられませんね!
ただオープニングがすごく面白かっただけに、戦友の話や初恋の人の話はもう少し踏み込んで欲しかったですね。
前作の雰囲気と同じなので、それ以上の感動は難しかったですね。でも、なんだか懐かしい気分はしましたね。
映画に登場するカレーを再現したものだそうです。
映画を観ながら食べたら、より美味しくいただけるでしょうか。
今から食べるのを楽しみにしています。
冒頭のシーンは賛否分かれるところでしょうが、
個人的には遊び心満点で楽しめました。
この作品、思いっきりベタだけど憎めないんですよね〜
わかっちゃいるのに、泣かされます。
感動の涙とはちょっと違いますが、愛すべき映画かと。
冒頭シーンは私は好きですよ。
でも、1作目は超えられなかったですよね。
字幕モノなのに、ラスト近くはほぼ満員の会場の至る所からすすり泣きが聞こえてくるのには嬉しくなりました。